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あゆたか

現役看護師

あゆたか

( 看護師 )

看護師が働きながら介護する4つポイント!家族で行うには限界がある

あゆたか
現役看護師 あゆたか
看護師が家族を介護する際のポイント4つ

ある程度の年代になると、自分の親や家族の病気・介護について考えなければならない機会が増えます。看護師は一般の人より介護になじみがあり、知識がある分簡単に出来るのではないかと思われがちですが、一概にそうとは言えません。

自分が看護師だからこそ起きてしまう、介護をめぐるトラブルや悩みというものが残念ながら存在します。自分の家族の介護とは、想像以上にうまく行かないことが多いものです。

しかし、前もってイメージしておくことや、知識をいれておくことで変えられることもあります。今回、自分自身の経験を踏まえ、看護師が家族の介護をする時起きやすい、介護のお悩みをご紹介します。今後の介護に少しでも参考になればと思います。

1.介護について理解のある職場に勤めること

医者と話す女性看護師

看護師が家族の介護を行うことになった場合、1番初めにしなくてはいけないことは「介護できる環境を作ること」です。

介護する事が難しい環境に身をおいていると、介護のストレスや疲労が職場での判断に影響しミスにつながる可能性があります。

介護が看護師の仕事に悪影響を与えないために、現在の職場のスタッフや上司に前もって報告し、いざという時に協力してくれるか確認しておきます。場合によっては勤務時間や配属先、雇用形態などを変更しておくのも1つの手です。

もし、現在の職場が介護に理解がなければ、転職も考えなければなりません

 

介護に理解のない職場では治療方針が把握できない

介護に理解のない職場に勤めていては、仕事を休むことが出来ず、親の受診や治療時に自分がついていくのが難しいです。

定期的な受診でしたらついていかなくても問題ありませんが、調子を崩した時や大きな検査の時に本人や他の家族に任せてしまうと、医者から受けた処置や説明をしっかり伝えてくれません

介護は情報が命です。具体的な内容を把握するためには、自分がついていき、治療方針などを把握しなくてはなりません。

 

ポイント!

ポイント

本人や家族に任せてしまうと、具体的な内容を知るため帰ってから質問攻めにしてしまいます。「なんでしっかり伝えてくれないの!」とストレスが溜まってしまいます。

 

2.家族みんなで責任を分散し、介護をすること

ケンカする夫婦を嫌がる子ども

基本的に、病状について最も詳しく理解できるのは看護師である自分となります。しかし、自分が何もかも調べ、様々な手配や指示を出すことを繰り返していれば、いつの間にかすべての責任と仕事を背負い込むことになります。

全てを任されると心身ともに疲弊してしまうため、看護師であっても自分が万能ではないことや、できない事・分からない事があることを伝え、家族みんなで介護をする形を整えていくことが必要です。

 

責任分散は最初に行うことが必要

責任分散は、最初が肝心です。全てを任され疲弊した後に家族に協力を求め、責任分散することはかなり難しくなります

今は医療者でなくても、インターネットなどから情報を簡単に得ることが出来ます。責任の所在を明らかにすることで、責任者は必死になって調べて対応しようとします。

 

ポイント!

ポイント

分からないと助けを求められた場合は、看護師としての知識はあるが専門でない事など詳しくないこともあるため一緒に確認してほしいと話し、自分1人で引き受けることはやめましょう。そうしないと、後で無理やり責任者に担ぎ上げられることがあります。

 

3.家族の理解が追い付くまで待つこと

止める女性

看護師は全体像を掴むことができるため、「重要なこと」・「やらなくてはいけないこと」を理解し、答えを導き出すことが出来ますが、本人や家族はそうではありません。いくら説明しても気持ちが追い付かず、全く理解してもらえない事もざらにあります。

看護師的には本人や家族にきちんと病状に対して理解してもらい、模範的な行動をさせたいという気持ちもあるでしょう。

しかし、受容の過程と時間は人によって様々です。自分と同じ速度で理解や受け止めが出来るわけではないことを覚えておかないと無駄にイライラしてしまうだけです。やるべきことをやったら、あとは家族の反応を見守りましょう。

 

むやみに感情的にならない事が受容の近道

看護師にとっては当たり前の知識でも、家族にとってはそうでない場合が多くあります。医療者からすれば明らかに突飛で非常識な考え方や行動も、何もしらない家族は無意識にしてしまう場合があるのです。

また、介護に慣れていない家族は遠慮なく愚痴を行ってきます。身内なので、つい感情的になってしまいそうになりますが、そこは我慢して仕事のように冷静に流して説明することが必要です。

冷静に対処するとヒートアップすることがないので、自然と家族は介護というものを受け入れる気持ちになってくるでしょう。

 

4.自分の家族の介護は難しいと知ること

オーケーサインを出す女性

看護師は疾患に対する医療知識や介護内容など様々な知識があるので、先行きのことまで理解できてしまいます。現段階でそこまで心配する必要はないのに、あらゆる可能性を調べ、考えずにはいられないなど完璧にアセスメントせずにはいられません。

悪いケースも知っているため考えすぎて不安になってしまうなど、介護する相手が家族だと自分の感情をコントロールできる場合と出来ない場合があり、家族の介護はなかなか思い通りにいかないことが多いものです。

そんな時は「家族の介護は難しいものなのだ」と、出来る範囲で改善を図り、完璧主義にならずにあるがまま受け入れる必要があります。

 

看護師としての自分は忘れたほうが上手くいく

「看護師である自分が何とかしなくては!」と専門分野以外のことも色々調べて予想を立てることで選択肢が無数に広がってしまい、かえって迷ってしまうことになります。

また、調べたことも専門的すぎて家族には説明するのが難しいことが多く、取捨選択してわかりやすく伝えるにはどうすべきか工夫が求められます。

勝手に自分1人で抱え込むことになってしまうため、看護師の自分は忘れ、ただの家族になって良いことだけを意識し、考えることも大切です。

 

まとめ

いかがでしたか。親の介護は、意外にも注意しなくてはいけないことが色々あるため、看護師でも簡単ではありません。

介護に悩んだ際は職場の親しい先生や先輩にアドバイスをもらって治療や介護についての詳しい知識を情報収集しましょう。やはり家族より医療職同士の方がうまく情報を集められます。

また、家族だけで行う介護には限界があります。身内同士の余計なトラブルを避けるため、より良いケアを継続するため、プロにお願いした方が良い結果を生む場合があります。自分でも出来るはずと無理をせず、プロにお任せ出来るところは上手に分担していきましょう。

自分にしろ、家族にしろ、介護というものからは決して逃れることができません。身近にそれが迫った時、どんな対応をするか今回の話が少しでも参考になればと思っています。


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この記事を書いた人

内科混合病棟で7年、ICUや心臓外科で1年勤務しました。出産してからはグループホーム、老健など介護畑でパート、派遣をしています。

子連れでデイサービスに短時間勤務をしたりと、家庭や介護と両立のため色々な働き方を模索してきました。

記事の執筆を通じて情報交換して、皆さんと自分にあった働き方を一緒に探していきたいです。


カテゴリー:看護師の実情

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(公開日:)(編集日::2018年02月09日)
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