看護師がパートを掛け持ちするには?ポイント4つ

看護師がパートを掛けもちするには

近年では、パートを掛けもちしている看護師は結構多いです。

その理由として、パートは正社員のような責任や残業なども少なく手軽に看護師として働くことができ、さらに1か所で働くよりも収入が増加することが挙げられます。

今回は、パートを掛けもちすることのコツや注意点など、実際に看護師のパートを掛けもちしている看護師の視点からご紹介します。

1.掛けもちが可能な看護師のパート求人とは

健診センターで掛けもちする看護師

看護師のパート求人は、全て掛けもちできるとは限らず、また掛けもちすることは難しいものです。

ここでは、掛けもちが可能・掛けもちしやすい看護師パートの求人をご紹介します。

 

健診センター

健診センターは、「週1日からの勤務が可能」「午前・午後どちらかのみの時間で働くことが可能」等、時間の融通が利くことから、看護師のパートを掛けもちする上でお勧めです。

 

補足説明!

ポイント

健診センターでは、基本的に立ったままあるいは座ったままの業務で、1回3時間前後の健診時間と短めであることから1日で2か所の仕事を掛けもつことも可能です。

 

クリニック

クリニックでは、週2~3日以上仕事をすることが基本ですが、午前のみ・午後のみと1日の中で仕事をする時間を決めることができるため、掛けもちがしやすい看護師の職場となります。

 

クリニック同士を掛けもちするケースが多い

休日診療のクリニックも増えてきていることから、「平日は1つのクリニックで午前中のみ勤務して、休日はもう1つのクリニックで1日勤務する」等、クリニック同士を掛けもちするケースを多く見受けます。

 

デイサービス

デイサービスでは、トイレ介助など多くは介護士がやってくれるため、身体的な負担が軽く看護師は薬の予約など医療行為に専念できることや利用者が帰宅する15~16時以降は特に仕事が無く、残業が無いというのも魅力の1つです。

 

デイサービスと看護技術を行える職場の掛けもち

デイサービスは、介護の分野であることから長く従事していると看護師としての技術が落ちるのではないかと不安を感じる看護師もおり、「デイサービスで週3日働き、看護技術を行える他の職場で週2日働いて合計週5日のパート勤務をする」という看護師もいます。

 

少ない日数で従事可能なそのほかの看護師パート

看護師が少ない日数でパートとして働ける職場として、

  • 企業の医務室
  • 看護学校や介護福祉士養成学校の講師
  • 訪問介護ステーションでの講師活動
  • 一般企業での看護師職
  • 健康相談員

等があります。

 

企業の医務室

企業の医務室では、正社員しか採用していない場合もありますが、パートとして週数日の採用をしているところもあります。

 

一般企業の看護師職

一般企業の看護師職は医務室と異なり、例えば医療者向けの参考書などを販売する出版社において看護の知識を活用し、本の内容があっているかの確認作業や資料集め、転職斡旋会社で看護師としての立場からの転職サポートをする等があります。

 

健康相談員

近年では、企業などからの委託により会社や自宅に伺い、依頼者からの健康相談に乗る健康相談員という仕事もあります。

 

補足説明!

ポイント

少ない日数で働ける看護師の仕事の共通点は、自分でスケジュールが組み働く時間を自分で決めることができるため、掛けもちがしやすい職場ということです。

 

2.看護師がパートを掛けもちする時のコツ

パートの掛けもち先を選ぶ看護師

看護師がパートを掛けもちするためのコツには、どのようなものがあるのでしょうか。

以下で詳しく紹介していきます。

 

週1~2日で勤務可能な職場を必ず入れる

看護師がパートの掛けもちをする場合、職場が両方とも週3~4日の勤務必須となると休みが無くなるため、週1~2日で勤務可能な職場を必ず入れることは掛けもちが長続きするコツです。

自分自身の体力のためにも休みが確保できる環境を整えましょう。

私の場合は、掛けもちの職場を両方とも週1~2日で勤務可能というところでパートを掛けもちしました。

そうすると1か所で3~4日働くだけで、感謝されるため「もっと働けないの?」と言われることも無く、精神的な負担も軽かったです。

 

両方ともやりたいことができる職場で働く

パートのかけもちをする看護師が両方とも「やりたいことができる職場」を選ぶと両方ともバランスよくシフトを組み、どちらか一方に偏ることも少なくなるため、長く続けることができるでしょう。

 

注意点!

ポイント

看護師としてパートをする際に、「すごくやりたい職場」「正直どうでもいい職場」を掛けもちすると1か所にシフトが集中して、気が付けば1か所はほとんど行っていないということになりかねません。

 

2か所目は1か所目が落ち着いてから

看護師がパートの掛けもちを2か所同時に始めると、それぞれ覚えることがあり混乱してミスを起こしやすくなります。

そのため、掛けもちを開始する場合はまず1か所目の職場で落ち着いてから始めるようにしましょう。

私の経験上、1か所で3か月くらい働いてからもう1か所を開始すると、混乱することなく仕事を進めることができます。

 

3.看護師がパートを掛けもちする際の注意点

職場同士を離れたところにするパートを掛けもちする看護師

看護師がパートを掛けもちする上では、注意しておきたいことがいくつかあります。

それでは、以下で詳しく見ていきましょう。

 

職場同士はなるべく離れたところにする

患者が気軽に来られるクリニック等で掛けもちをすると、「掛けもち先で思わぬ患者に遭遇」「掛けもち先のスタッフに遭遇」ということもあるため、看護師のパートを掛けもちする場合は、職場同士をなるべく離れたところにしましょう。

患者にとっては、「Aクリニックにいた看護師がBクリニックにいる」ということは、「自分の情報が漏らされているのではないか」という不信感につながるらしく私は、実際にそのようなクレームを過去に聞いたことがあります。

 

補足説明!

ポイント

電車で数分離れるだけでも遭遇する可能性がかなり減るため、同じ地域ではなく少し離れたところで掛けもちをすることをお勧めします。

 

働ける日を職場に明示して日数を安易に増やさない

掛けもちをしていると、1か所で働ける日数が短いこともあり職場によっては「もっと働けないのか?」「週2日を週3日に増やせないのか?」等と言われることがよくあります。

しかし、掛けもちをしている場合は1日増やすだけでも負担がかかるため、「説得に負ける」「情に流される」等で日数を増やしてしまわず、「この日しか働けない」ということを職場に明示しましょう。

 

限られた人にのみ掛けもちしていることを伝える

シフトを管理する職場の上司や管理職等、限られた人にのみ掛けもちしていることを伝えて、配慮してもらうことも安易に仕事日数を増やされないようにする方法の1つです。

 

最も稼ぐ職場を1か所決める

扶養内で掛けもちパートをする場合は、前述の通りバランスよくシフトを組むと良いですが、扶養外で掛けもちパートをする場合には、どちらかの職場で規定の日数働くことで社会保障を完備にしてくれるところが多くあるため、もっとも稼ぐ場所を1か所決めてそこに重点を置きながら働くことがポイントです。

 

社会保障が完備された状態で働く

国民健康保険を払い、市民税などその他諸々払い続けては出費がかさみ、自分で手続きをするのも大変であるため、社会保障が完備された状態で働くことが賢い掛けもち方法でしょう。

 

ポイント!

ポイント

掛けもちの職場どちらか一方で社会保障を完備してもらえる条件をクリアする日数働き、もう1か所はその日数を加味した上で自分が問題なく働ける状態でスケジュールを組むようにしましょう。

 

4.パートを掛けもちする看護師の苦労(体験談)

苦労するパートを掛けもちする看護師

パートを掛けもちする看護師には、楽しいことばかりではなくそれなりに苦労もあります。

どのような苦労があるのか、実際に体験談をいくつかご紹介します。

 

「もっと働け」という言葉が苦痛

前述したように2か所で働いていると、1か所に充てる比重が他のパート看護師よりも少なくなるため「もっと働けないのか」という言葉を上司から言われることがよくあります。

掛けもちをしていることを伝えても、尚のこと働かせようとする理解のない上司もいたため、働けという言葉をトラブルなく回避して希望のシフトへもっていくことが大変でした。

 

スケジュール管理をミスして10連勤

健診センターやクリニックなどには繁忙期というものがあり、通常よりも忙しい期間が存在します。

普段は暇で「あまりシフトを入れてもらえないから」と繁忙期にこれでもかというくらいにシフトを詰め込んだら、結果的に9連勤・10連勤というシフトが出来上がり、正社員よりも働き詰めになったことがあります。

シフトは無理せずに組まなければならないと学びました。

 

1日のうちに2か所入れて休憩時間が無くなった

「掛けもちで働きたいが休みも確保したい」と考え、1日のうちに2か所で働くという方法を選択してシフトを組みましたが、忙しい時期には午前の診療がかなりの時間まで食い込み、移動に時間を使ってしまうためお昼休憩なしで仕事をし続けたことがあります。

看護の仕事は、パートに残業が少ないとはいえ必ずこの時間に終わるという確証はないため、1日で2か所の仕事をすることは考え直そうと思いました。

 

5.パートを掛けもちしたい看護師求人の探し方

求人を探すパートを掛けもちしたい看護師

パートを掛けもちしたい看護師が求人を探す際に、経験者として伝えたいのは自分自身の力で探すということです。

他の方法も含めて詳しくは、以下をご覧ください。

 

自分でHP等を活用して週1で働ける職場を探す

自分でホームページなどを活用しながら週1で働ける職場を探すというのが最も掛けもちしやすい職場を探すことができるでしょう。

 

転職エージェントや転職斡旋会社を利用する

自分で職場を調べるのが億劫という場合は、転職エージェントや転職斡旋会社に掛けもちをするということは伏せて、「家庭の事情により週1~2日程度しか働けない」と伝えて職場を探してもらうようにすることをお勧めします。

 

注意点!

ポイント

転職エージェントや斡旋会社を利用するとどうしても1か所でしっかりと働く方向で話をされることがほとんどです。

 

まとめ

看護師がパートを掛けもちする際のポイントについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

自分のペースでスケジュールを組めるパートは、休みたいときに休んで働きたいときに働けるその手軽さも魅力の1つとなるでしょう。

掛けもちパートに興味のある看護師は、まずは1か所目の仕事を見つけ、落ち着いてからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

齋藤

【神奈川県/20代後半・資格:看護師】

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

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