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看護師が給与明細で支給、控除、勤怠の3項目をチェックせよ!

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看護師が給与明細で必ず確認しておきたいポイント

毎月のお給料と一緒に、または別途渡される給与明細。きちんと確認していますか?通常、月給と天引きされる保険や年金、税金の額だけが記載されていることが一般的です。しかし、看護師の場合は少し違います。ここでは、看護師の給与明細の見方について、詳細にご説明していきたいと思います。

 

1.看護師の給与明細は支給、控除、勤怠の3項目をチェックせよ!

看護師給与明細チェック
看護師の給与明細には、支給、控除、勤怠の3つの項目に注目して欲しいと思います。ここではまず、支給の詳細について説明していきますので、自分の給与明細表と照らし合わせながら確認してみてください。

支給の項目に記載されている内容とは

支給の項目には基本給や諸手当などの金額が記載されています。役職手当や家族手当、通勤手当などがある職場は、ここに相当する金額が記載されているはずです。

基本給は、何も天引きされていない金額が記載されています。昇給などがあった場合には、この基本給の欄に書かれる金額がアップすることになります。

看護師の場合は、超過勤務手当や深夜手当、夜勤手当や休日勤務割増、交替勤務手当など、手当の種類が多いのも特徴です。職場によって独自の手当などがある場合は、この支給項目に記載されているはずです。

 

ポイント!

ポイント

空欄になっている手当欄については、該当しないことを示します。そのため、「夜勤をしたのに夜勤手当の欄に何も記載がない」ということがあれば、一度職場の上司や、経理担当者などに尋ねてみるといいでしょう。

 

所定外給与とは

基本給が給与額の多くを占めることが一般的ですが、看護師の場合は、基本給以外の給与「所定外給与」が大きく給与額に反映されます。

急患などが入り、退勤できないケースなどを経験する看護師も多いですが、残業が多かった場合には超過勤務手当が支払われたり、契約の労働時間外に勤務した場合には、時間外手当が支払われます。

 

日々の残業時間を自分でもメモしておくこと

これらは、法定労働時間を超えて就労した場合に、給与の25%割増で支給するよう、労働基準法で決められています。自分のひと月の残業時間×25%増しの給与ということになりますので、日々の残業時間をメモしておけば、正しく支給されているかどうかを確かめることもできます。

 

法定割増賃金率の規定について

法定割増賃金率については、以下の様な規定がありますので、一度確認してみることをおすすめします。

<時間外勤務給>
・1ヶ月45時間まで 25%割増
・1ヶ月45〜60時間未満、及び年360時間を超える 25%を上回る割増(ただし、努力義務)
・1ヶ月60時間を超える 50%割増
<休日勤務割増給>
・35%割増
<深夜勤務割増給>
・25%以上の割増(ただし、22時〜翌5時の勤務に対して)
<時間外勤務+深夜勤務の割増給>
・25%+25%で、50%以上の割増
<休日出勤+深夜労働の割増給>
・35%+25%で、60%以上の割増

上記を見て、「私は手当が支払われているだろうか」と不安になった看護師の方もいらっしゃるかもしれません。深夜手当などの割増は、一部をのぞいて労働基準法で定められているものですので、一度きちんと確かめてみてください。

 

主な諸手当の種類について

ここでは、主な諸手当の種類について解説します。どの手当がどういう意味を持った手当なのか、わからない人は、参考にしてみてください。

 

<役職手当>
・管理職やリーダーなどに抜擢されている看護師の方は、役職手当が付く場合があります。別の名称では、管理職手当や職責手当という呼称でも知られる手当です。この手当は、役職の責任の重さに対して支給されるという意味ありがあります。
<家族手当>
家族を扶養している人に支給される手当のことです。家族が多い場合、それだけ生活費がかかりますが、その負担を軽減する目的で支給されています。
<資格手当>
看護師という資格に対して支給される手当です。正看護師や准看護師、認定看護師など、さまざまな資格を取得することで手当をつける病院も少なくありません。また、資格手当という名目を作らず、資格によって基本給を決定している病院もあります。
<交代勤務手当>
・看護師の多くは、日勤や夜勤の両方をこなしている人がほとんどです。過酷な勤務条件になりますので、その労いとして、支給されることがあります。
<通勤手当>
・通勤の費用を病院側が負担する意味で支払われます。病院によって、全額支給、一部支給など、仕組みが違います。また、マイカーの場合は距離に応じて支払われる事が多く、1ヶ月10万円までは非課税で支給されます。

 

2.控除の意味と記載されている項目の詳細

看護師控除の意味

控除の項目には金額が記載されていますが、この金額は給与額から差し引かれる金額を示します。どんな目的で差し引かれているのか、各控除項目を知っていきましょう。

 

健康保険料控除

看護師が加入する健康保険制度には、主に2つの種類があります。1つは組合健康保険で、もう一つが全国健康保険協会健康保険という名称です。加入している健康保険については、施設や病院によっても違います。一度、自分が持っている健康保険証などに書かれている名称を確かめてみるといいでしょう。

健康保険料は、4月、5月、6月の給与の平均額(標準報酬月額)を参考に、保険料率を掛けて算出します。算出した保険料は、すべて看護師が負担するものではありません。基本的には、病院や施設がその半分の額を負担し、働く看護師が支払う保険料は、全保険料の半額となることがほとんどです。

 

介護保険料控除

40歳を超えると、介護保険料を負担しなければいけません。この保険料を支払うと、介護認定がおりた際に、費用の一部を支払うだけで、介護サービスが利用できるようになります。この保険料も病院や施設が、半額を負担してくれます。

 

厚生年金保険料

看護師の場合、年金制度の基本となる国民年金と、上乗せ制度と呼ばれる厚生年金の2つの年金制度に加入することになります。厚生年金の保険料は、標準報酬月額に15.704%をかけて算出しており、このパーセンテージは引き上げられることもあります。この厚生年金保険料も、病院や施設、看護師が半額ずつを負担することになります。

 

ポイント!

ポイント

給与明細には、厚生年金保険料という明細で記載されていますので、一度毎月の控除額を調べてみましょう。

 

企業年金・厚生年金基金

厚生年金の一部を病院側が上乗せしてくれる制度が企業年金制度です。この制度があれば、年金は国民年金、厚生年金、企業年金がもらえることになり、さらに手厚い補償が受けられます。

 

雇用保険料

失業した際に失業保険を受け取れるのが、雇用保険の制度です。3年以上納めていれば、教育訓練給付制度も利用でき、保険料は、給与額の1.55%と定められており、一般的には雇用者が0.95%を負担し、雇用されている看護師側が0.6%を負担することになっています。

社会保険料合計

社会保険とは、健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険などのことを指します。これらの保険の保険料は、所得控除になり、所得税や住民税の課税対象として捉えます。保険料が全部でいくらなのかを知りたいときには、社会保険料合計の項目を確認してください。

 

課税対象額

支給される給与の合計額から、社会保険料などの控除される金額を差し引いた額になります。

所得税

所得税は、個人の所得に対して納める義務のある税金です。一般的には、所得税は毎月源泉徴収されており、年末調整によって、トータルで納める税額の精算を行います。

 

住民税

都道府県民税や、市区町村住民税などのことを指します。基本的には、前年度の所得に応じて税額が徴収されることになっています。

財形貯蓄

財形貯蓄とは、毎月の給与から決まった額を貯蓄できる制度です。財形年金貯蓄や財形住宅貯蓄などの種類がありますが、どちらも非課税になっています。この制度は、病院や施設によって違いますので、一度、総務や経理担当者などに尋ねてみましょう。

 

3.給与の根拠ともなる勤怠項目の内容

看護師給与勤怠

看護師には諸手当などがつくことが多く、深夜労働手当などが支給されることも多いです。そのため、給与計算の根拠となる勤怠の項目も、きちんと確認しておきましょう。この項目に身に覚えのない記載があれば、給与額が間違っている可能性もあります。勤怠の項目には、出勤日数、欠勤日数、夜勤日数などが書かれたおり、超過時間なども記載されています。

欠勤日数は要チェック!

ここでまず確認したいのは、欠勤日数についてです。よくあるのが、年次有給休暇を利用したにも関わらず、欠勤扱いになっているというケースです。有給であれば給与は差し引かれませんが、欠勤扱いになってしまうと給与が減額されてしまいます。勤怠項目については、労働時間や労働日数を把握するためにも役立ちます。給与明細を受け取ったら、勤怠の項目についてもきちんと確認するようにしてください。

 

まとめ

給与明細に記載してある項目を簡単に言うと、与えられる額と差し引かれる額であり、最終的に口座などに振り込まれるのは、差し引かれたあとの金額になります。そのため、給与明細には、差引支給額の欄が用意され、この欄に記載されている金額が、手取りの給与ということになります。毎日を慌ただしく過ごす看護師の場合、じっくりと給与明細を見る人は少ないかもしれませんが、一度、どんな根拠で毎月の給与が支払われているのか、確認してみることをおすすめします。


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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。


カテゴリー:看護師の実情

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年07月26日)

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