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azuki

現役看護師

azuki

( 看護師 )

ママ看護師が小児科勤務で働くメリットと配慮するべきこと

公開:、更新:2018年03月25日
小児科看護師子育て仕事で成長

生後間もない乳児から、小学生、中学生の子たちが受診したり入院する小児科は、子育て中のママにとってとても働きやすい診療科です。看護師は医療の進歩や変化に合わせて、常に学習していく必要があり、仕事以外でも自己学習のために時間を使うことも少なくありません。

しかし、子育てと仕事を両立しているとなかなか自己学習にまで手をつけることが難しいです。ですが小児科であれば仕事が子育てに、子育てが仕事に活かせます。

ここではそんな小児科看護師の役割について

1.ママ看護師が小児科で働くメリット

子育て小児科働くメリット

私は子育てと仕事の両立ができるように異動することを決め、異動先として選んだのが小児科でした。なぜ、小児科なのかというと、私の病院では小児科救急がなく緊急入院が少ないことと、子育て中のナースが多いことが理由のひとつでした。

 

先輩看護師は子育ての先輩にもなってくれる

小児科いる先輩看護師は、看護師の先輩というだけでなく子育ての先輩として、子供のことを相談したりアドバイスをもらこともたくさんあります。時には、洋服やおもちゃなどのお古を交換することもありました。

そして何より、子育ての経験を活かすことができ、さらに小児科の仕事そのものが自分の子育てに活かせるということが私にとって大きな利点でした。

 

患児の親とも共感しやすくスムーズな治療にもつながる

小児科は患児との関わりに加え、パパやママと関わることが難しいのですが、自分も同じように子育てをしてきたからこそ病気の子供を心配する親の気持ちや不安を共感しやすいのです。

治療について説明するときにも、ただ説明するのではなく他の兄弟姉妹のことや保育園、学校、家庭のことなど、親だからこそ気になることに気づき、説明をしたり一緒に考える細やかな配慮もしやすいです。

 

ポイント!

ポイント

子供に多い病気や薬、予防接種などに関する知識は自分自身にも役立ちます。

 

子どもの異常に素早く対応できるようになる

病院だけでなく自分の子供を通して多くの子供たちを見てきたことで、小さな異常や変化にも敏感になり、素早く対処することができるのです。

 

自分の子供との時間が仕事に活かせる

子供との時間が自己学習に

小児科で私が唯一難しいと感じたのは、1歳から小学校くらいまでの子とのコミュニケーションです。

このくらいの子供は言葉であらわせない感情を泣いたり反発することで伝えてきます。体調が悪い上に、泣いて体力を消耗してしまうとさらに身体が辛くなってしまったり、治療を嫌がって反発する子もいます。

そこで、活用できるのが自分の子供との遊びです。

 

子どもの流行を取り入れると治療もしやすくなる

年齢によって、見ているアニメや好きなキャラクター、流行っているものが違います。

それぞれの年齢に合うものを取り入れた遊びを通して話しかけたり、これから行う治療について説明することにより興味を示してくれたり、自然と笑顔を見せてくれるなど患児との距離が近づきやすくなります。

 

寝る前の少しの時間に子供と遊ぶことで自己学習になる

家では自分の子供ともアニメや流行っている遊びを通してコミュニケーションを図ることができます。

帰ってからもバタバタと忙しい生活をしていると子供と過ごす時間も限られてしまいがちです。まったく別の自己学習しなくてはならないときは、まとまった時間を確保するためにお風呂もささっと上がって、早く寝かしつけようとするため、子供も遊び足りず、なかなか寝てくれないこともありました。

しかし、寝る前の少しの時間だけでも子供と一緒に遊ぶことが「自己学習」につながるのは小児科で働くメリットです。

 

ポイント!

ポイント

一緒にお風呂に入っているときに子供にアニメやキャラクターのことを聞くと、自分の好きな話題であるため嬉しそうに説明をしてくれることもありました。

 

子供と関わる全ての時間が糧になる!

仕事と家庭での生活が全く違うものだったときには、ただ慌しい日々だったのが、小児科で働くことにより子供との時間も自己学習の時間として有効に使うことができるようになったことで、以前よりも子供の気持ちを理解できたり、可愛いと感じる瞬間や大切な存在だと気づく機会が多くなりました。

 

小児科なら幅広い分野の疾患の看護ができる!

小児科多くの疾患を経験できる

成人はそれぞれの疾患によって受診する診療科が分かれていますが、小児の場合はほとんどすべての疾患を小児科が担当します。

そのため、小児独特の疾患だけでなく、成人と同じ疾患など幅広い知識や技術を学ぶことができ、それまでの経験を活かすこともできます。

私の場合は、脳神経外科・眼科の混合病棟からの異動だったため、髄膜炎や外傷、眼科疾患の手術入院に関しては他のスタッフよりも経験が多く、既に学んできた知識や技術を活かすことができました。

 

小児科の患者は小さな子供だけではない

ベッドに空きがあると小児に限らずいろんな疾患の患者さんが入院してくることがありますが、あらゆる疾患を経験できる小児科だからこそ、どうしたらいいのかわからないなども困ることもなく適切に対応することができます。

 

ポイント!

ポイント

小児科は病気だけでなく新生児や乳児と関わる機会も多く、疲れが溜まっていても、しぐさや笑顔など可愛さに癒されることもたくさんあります

 

2.ママ看護師が小児科勤務で配慮するべきこと

小児科意識すること

小児科で働いていて注意しなければならないことは、菌やウイルスを間接的に自分の子供に感染させたり、自分の子供の菌を病院に持ち込まないことです。

 

自分が感染源とならないよう出勤と退勤時の手洗いうがいを徹底する

病院にはあらゆる疾患の患児が来院しますが、その中でもおたふくかぜ、水疱瘡、RSウイルスなど私たちは既に抗体を持っていたり、感染しても軽症で済むような病気でも、まだ抗体を持っておらず抵抗力の弱い小さな子供や患児には感染してしまう可能性がある病原体もあります。

そのため、自分が感染源とならないよう、出勤、退勤時の手洗いうがいを特に意識することが大切です。

 

ポイント!

ポイント

私の場合は、感染予防として職場で身につけているものはすべて病院に保管するように徹底していました。

 

来院する患児やその家族の様子にも目を配る

入園前や入学前の子供たちは、親が外に連れ出す機会が少ない場合がありますが、予防接種や健診などで病院を訪れる機会は何度かあります。

そのときの、子供や親の様子から異変に気付くことが大切です。

たくさんの子供やパパ、ママと関わっていると何か違うという雰囲気に気付くことがあります。その場合、少し意識して声をかけ、話を聞いてみると、子育てに悩んでいて誰にも相談できなかったり、頼るあてがなくほとんどひとりで子育てをしていてつらいなどと打ち明けてくれ、その場で泣いてしまうママもいました。

 

子育ての悩みを聞くことで育児放棄も防げる

子育てに感じる負担や悩みは人それぞれで違うため、楽しく子育てができている家庭もあれば、ストレスが溜まって子供に手をあげてしまったり育児放棄してしまう家庭もあります。

自分も子育てをして同じように悩んだ経験や、そのときの対処法などを話したり、困ったり悩んだときには病院に電話をしてもいいし、直接来てくれてもいいと声をかけるだけでも、ママは安心して自宅に帰ることができます。

 

まとめ

病院勤務時は仕事が終わってから子供を迎えに行き、一緒に家に帰ると子供の宿題を横目で見ながら急いで夕飯の支度をし、ごはんを食べたらすぐにお風呂。夜のうちに洗濯をして、翌日の準備をします。

やっとひと息つける頃にはもう22時、23時という慌しい毎日でした。それに加え、緊急入院の多い病棟で残業せざるを得ないことも多く、残業や夜勤によって生活の流れが変わってしまい、自己学習をするためには睡眠時間を削るしかありませんでした。

小児科であれば患児だけでなく、その子の兄弟姉妹や親の異変にいち早く気付き、話を聞いたりアドバイスをしたり、時には保健所の支援を依頼するなど病気だけを診るのではなく、患児とその家族に必要なケアを行うことも小児科の大切な役割なのです。

その異変に気付けるのも、常に自分の子供と生活しているからこそできる配慮なのです。

また、小児科の詳しい仕事内容などは小児科看護師転職|求人を探す前に確認したい8つの事にも記載していますので、興味のある方は一読ください。

高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。

看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しています。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・東京都/30代前半
職務経験 ・総合病院 ・療養型病院 ・歯科医院(クリニック) ・デイサービス
診療科経験 ・小児科 ・脳神経外科 ・眼科 ・救急外来


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