産後の看護師におすすめの仕事は?復帰する際の注意点

産後の看護師におすすめの仕事

産後の看護師へ
相談したくても、妊娠したくてもできない人が周囲にいたり、経験者が側にいなかったりで、というケースからなかなか周囲へ相談できないのが、産後の復職についてではないでしょうか。

今回は、実際に2児の母でもある私が、産後の看護師におすすめの仕事や復帰のタイミングについて、解説します。

産前に仕事を退職し、産後の働き方や仕事について悩んでいる看護師の方は必見です。

1.産後の看護師の仕事復帰のタイミングはいつが良い?

産後の看護師
まず、産後の看護師はどのタイミングで仕事復帰するのが一番良いのでしょうか。

フルタイムとパートタイム、それぞれの場合を考えていきます。

(1)フルタイムの場合 0歳児で保育園へ入園できるタイミングがおすすめ
(2)パートタイムの場合 育休が取得できる1歳が過ぎてからのタイミングがおすすめ

 

(1)産後に「フルタイム」で復帰する場合

フルタイムの看護師として復職する場合、0歳児で保育園へ入園できるタイミングでの復職がおすすめです。

始めてのお子さんの場合、お子さんが1歳を過ぎるまでは育休を取得し、子どもの成長を見守りたいという気持ちはよく分かります。

しかし昨今の待機児童問題により、たとえ看護師としてフルタイムとして働いていても、確実に保育園へ入園できるとは限りません。

 

0歳児枠で申し込んだ方がスムーズに入園できる

一番入れたいと思える保育園へ確実に入園するためには、多くの方が申し込む1歳児枠ではなく、0歳児枠で申し込んだ方が倍率は低いので、スムーズに入園できる可能性が高くなるのです。

より条件のあう保育園へ確実に入園できるようにするためにも、0歳児で保育園へ入園できるタイミングでの復職をおすすめします。

 

(2)産後に「パートタイム」で復帰する場合

パートタイムの看護師として復職する場合、育休が取得できる1歳が過ぎてからの復職がおすすめです。
 

パートタイムは認可保育園へ入園させることは難しいのが現状

フルタイムとは違い、パートタイムでは就業時間が少ないことから、お子さんを認可保育園へ入園させることは難しいのが現状です。

そのため、最初の1年間はお子さんと一緒に過ごし、子どもが1歳を過ぎたタイミングで入園できる、認可外の保育園や、併設されている院内託児所を利用しながら復職されることがおすすめです。

 

2.産後の看護師におすすめの仕事とは

産後の看護師の仕事はどうする
それでは、現在乳幼児の育児真最中である私が、産後の看護師におすすめの仕事をご紹介します。

 

精神的・体力的負担が少ない仕事がおすすめ

大前提として、産後の看護師の場合、精神的・体力的負担が少ない仕事を選ぶことです。

産後に復職して家に帰ると、仕事で疲れている中、家事以外にも、お子さんの食事や歯磨き、お風呂から寝かしつけまでこなさなくてはいけません。

 

家事に加えて子育ても両立させるのは大変なこと

料理や洗濯、掃除など、仕事と家事を両立させるだけでも十分大変なのに、それに加えて乳幼児のお世話が待っているのですから、体力的、精神的な負担はかなり大きなものです。

実際に私も毎日、子どもたちの寝かしつけが終わるとぐったりしてしまい、そのまま一緒に寝てしまっていることも珍しくありません。

このように、産前とは違い、家事に加えて子育ても両立させなくてはいけないため、産後の看護師はできるだけ精神的・体力的負担が少ない仕事がおすすめです。

 

私のおすすめ(1)保育園

保育園
保育園は日曜日や祝日、年末年始など、カレンダー通りの勤務ができ、夜勤や残業もありません。

また、保育園は、看護師としての経験の他に、自分の育児経験を活かせる他、そして保育士さんたちの保育を間近で学ぶことができるため、産後の看護師に自信をもっておすすめできる仕事です。

保育園の仕事について詳しく知りたい場合は、「元保育園看護師が教える役割と仕事内容!転職前にチェック」の記事もチェックしてみてください。

 

補足説明!

ポイント

保育園の中には、職員の子どもを優先的に入園させてくれる保育園もあります。

そのため、子どもの預け先がないために働くことを迷っている方にも、おすすめの仕事といえます。

 

 

私のおすすめ(2)デイサービス

デイサービス
デイサービスはパート採用が多い代わりに、勤務時間や勤務日について融通が利きやすいことが多い、という点でおすすめの仕事です。

デイサービスは認知症や持病があったとしても、症状は比較的落ち着いている方がほとんどであり、看護師としての仕事は、内服管理やバイタルサイン測定が主なので、精神的にも体力的にも余裕をもって働くことができます。

 

フルタイム雇用の場合は融通が効きづらくなってしまうかも

デイサービスでフルタイム雇用となると、看護師であっても送迎や終業後の清掃等も任せられるケースが多く、デイサービスの「勤務時間や勤務日について融通が利きやすい」というメリットがなくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

詳しくは、「デイサービスへの看護師転職8つの注意点、メリット・デメリット」の記事も参考にしてみてください。

 

3.産後の看護師の仕事選びのポイント

パソコンを見る看護師
産後の看護師が復職に向けて仕事を選ぶにあたってお伝えしたいポイントは、以下の2つです。
 

(1)子育てに対する支援体制をチェックする

育児に対する支援として、

  • 院内託児所や病児保育がある
  • 子の看護休暇がある

など、具体的な支援を掲載しているかどうかは、ぜひチェックしていただきたいポイントです。

 

「子育てに対して理解があります」という一文を信用しないこと

求人広告に書いてあった「子育てに対して理解があります」という一文を信用して就職してみたら、同僚はおろか師長も子どもの病気での欠勤に対して文句を言ってきた、というケースは、残念ながら少なくありません。

こういった文章だけに惑わされず、自分で事前にしっかりと具体的な支援内容まで、確認することを、おすすめします。

 

(2)様々な年代の方がバランスよく所属している職場を選ぶ

20代の若い看護師から50代のベテランの看護師まで、様々な年代の方がバランスよく所属している職場は、「育児等ライフスタイルが変化しても長く働ける職場である」ことを表しているため、産後の復職先としておすすめできる職場です。

よく、子どもの急な看病休みについて「お互いさま」という考えがありますが、これは「自分がしてもらった分、相手にも還元する」という関係性があってこそ、初めて成り立ちます。
 

双方が気持ちよく配慮し合いながら仕事ができる

長く働ける職場であれば、若い方も「私もいずれ、お世話になる時がくる」と思えますし、ベテランの方々は「私も以前、お世話になった」と思えるため、双方が気持ちよく配慮し合いながら仕事ができます。

 

4.産後の看護師は夜勤をどうするべきか

悩む看護師
例えば、フルタイムで病棟に復職した場合、「すぐに、最低でも月2回は入ってほしい」など、職場から要望を出されるケースも多くなっています。

しかし、産後の看護師が復職するにあたり、夜勤再開は復職のタイミングとはずらすことをおすすめします。

 

(1)夜勤再開は、最低でも3か月以上は期間置いてから

まずはご自身とお子さん、それぞれが新しい環境に慣れることに専念し、夜勤への復帰は最低でも3か月以上は期間をおかれることをおすすめします。

 

子どもは新しい環境に慣れようと必死

復職によってお子さんは保育園という新たな環境に慣れようと、毎日必死です。

新しい環境に慣れないうちは、日中は機嫌よく過ごしていても、夜間は一時的に夜泣きがひどくなってしまったり、すでに卒乳しているのにおっぱいを欲しがったりすることもあります。

こうした時、一番お子さんが安心できるのは、やはりお母さんが側にいてあげることです。

 

(2)夜勤再開直前には、夜にお母さんがいない練習をしておく

夜勤を再開する前に何回か、夜にお母さんがいない練習をしておくことをおすすめします。

例えば、お母さんが夜勤の時はおばあちゃんが代わりに面倒をみることになっていたとします。

練習時、お母さんは基本的にお手伝いをせず、他の部屋で待機します。

そして、おばあちゃんが夜間や翌朝の保育園送迎まで面倒をみられるかどうか、確認します。

 

ポイント!

ポイント

お子さんも実際にお母さんがいない状況を経験しておくことで、当日になっての戸惑いが少なくなります。また、おばあちゃんも事前に一通り体験しておくことで、一日の流れをつかみやすくなるのでお勧めです。

 

5.産後の看護師が仕事復帰する際の注意点

考える母親
産後の看護師が仕事復帰するにあたり、事前に把握していただきたい注意点は、以下の3つです。

 

(1)保育園の入園から本格的な復職までは1ヶ月ほど猶予をもつこと

お子さんにゆとりをもって保育園へ慣れてもらうためにも、保育園の入園から本格的な復職までは1カ月ほど猶予をもたれることを、おすすめします。

認可、認可外に関わらず、ほとんどの保育園では入園してしばらくは、慣らし保育があります。

 

希望保育時間いっぱいまで預かってもらうには時間がかかる

入園して始めの1週間程度は1~2時間のみの短縮保育となり、希望保育時間いっぱいまで預かってもらうには、長いと1ヶ月ほどかかってしまいます。

復職先で気まずい思いをしないためにも、保育園入園から復職までの期間は、少し余裕を持ちましょう。
 

(2)子どもがゆっくり休める日を作ること

保育園へ毎日通うことは、大人が毎日仕事を行くのと同じくらい、体力的にも大変なことなので、仕事復帰にあたり、意識して子どもがゆっくり休める日を作ることが大切です。

私も平日は保育所に0歳と2歳の子どもを預けて働いていますが、週末にどちらもお出かけしてしまうと、子どもたちが疲れてしまい、翌週体調を崩しやすい傾向にあります。なので土日のうち1日は基本的にお家でゆっくり過ごす日、もう1日はお出かけする日と決めています。

子どもたちは大人と違い、自分が疲れていると相手に伝えることができないので、親が意識して子どもが休める日を作ってあげてください。

 

(3)家事はとことん手を抜くこと

看護師という仕事に加え、家事、そして育児を全て完璧にこなそうと考えず、家事はとことん手を抜くことも大切です。

例えば、

  • お掃除ロボット
  • 全自動食洗器
  • 乾燥機付きの洗濯機

などの電化製品に頼り、また食事も宅配やネットサービスを上手に使うことで、大幅に家事時間を短縮することができます。

私は乾燥機や食材宅配サービスを利用することで、「家事ができない」「今日のご飯は何にしよう」というストレスから解放されました。

 

空いた時間を子どもとの時間に使う

家事の時間をあ短縮することでできた時間を子どもとの時間に使うことで、子どものストレスも減らすことができます。

そのため、「使えるのは使う」意識で、家事の時間はとことん短縮していきましょう。

 

まとめ

私は上の子が生後7か月、下の子は生後3か月の時から保育所へ子どもたちを預け、働いています。

子どもたちは小さい頃から保育所に行っているおかげで、保育所の先生たちを第二の親のように慕っており、人見知りや後追いの時期に入っても毎日楽しそうに通園しています。

このように、子どもを幼い頃から預けて働いていても、「良かった」と思える場面はたくさんあります。

皆さんどうか子どもに対して「申しない」と負の感情を持たずに明るい気持ちで、ここにある内容を参考していただきながら、看護師として復職への第一歩を踏んでいただけたらと思います。

山村真子

【東京都/33歳・資格:看護師、糖尿病療養指導士】

看護師だった祖母の影響で、気が付いたら看護師を志していました。看護短大にて看護師資格を取得後、大学病院に1年、2か所の総合病院に7年勤務し、看護師として経験を積んだ他、派遣看護師としてツアーナース、介護施設、訪問入浴、イベントナースなど、様々な仕事を経験しています。専門は糖尿病で、糖尿病療養指導士の資格も所持しています。看護師の仕事は大好きですが、今は家庭の事情にて、現場での仕事ではなく、看護師ライターとして活動しています。勤務した診療科や転職時の経験、派遣看護師として行った仕事など、自分の経験を元に、現場で働く看護師さんへより具体的で、役に立つ情報をお届けします!

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