現役の精神科看護師が語る!患者の特徴と看護師の実情

看護師が語る精神科病院1日仕事内容特徴

精神科に勤めると言うと、「特殊だし精神科の看護ってどんなのかわからない。」「どんな患者さんがいるのか想像しかできない。」など想像するとちょっと不安があると思う方が多いとおもいますが実際はイメージと異なる職場です。そして離職していた看護師の職場復帰に向いている職場です。実際に勤務していた時に感じたことをこれからお話します。

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1.精神科には実際どんな患者がいるのか

精神科にはどんな患者がいる

最初に入院病棟についてですが精神科には急性期、慢性期とあります。それぞれで入院ケースが異なるため2つを分けて説明します。

 

急性期の患者の特徴

急性期の患者さんは10代~60代くらいの患者さんが入院しています。

  • 発作等によって救急車にて運ばれて入院するケ-ス
  • 慢性期の患者さんで内服コントロ-ルがうまくいかず状態が悪化して急性期病棟に転棟するケ-ス
  • 患者さん自身が自分の様態に不安があるから入院したいというケ-ス

いずれにせよ、状態が落ち着かない患者さんです。ここでみなさんが思うのが状態が落ち着かないと言うことは暴れたり急になにか発作が起こるのではないかということだと思います。病棟には常時医師がおり、何か患者さんの様態がおかしいなと思うときはすぐに相談できる環境にあります。

 

精神科の医者は急変時に迅速な対応をしてくれる

精神科の医師はとても優しく看護師の味方をしてくれます。診察にて様態が変化しそうな患者さんがいると先手を打って指示を出してくれるので不安がなく急な様態変化時にも迅速に対応できるようになっています。

 

慢性期の患者の特徴

慢性期の患者さんは40~80代くらいの患者さんが入院しています。

  • 急性期から落ち着いた患者さんが転棟してくるケ-ス
  • 長期入院が必要な患者さんで状態が落ち着いているケ-ス

慢性期では状態が落ち着いていても、社会復帰をするまでに時間がかかるケ-スが多く社会復帰できるように訓練をします。訓練とは作業療法や試験外泊等で退院したあとに自立して生活ができるようにする事です。

 

ポイント!

ポイント

入院が長い患者さんでは20年入院している方もいます。

 

2.精神科の看護師の1日の仕事内容

精神科看護師1日の仕事内容

では実際に精神科で働いている看護師の仕事の流れを病床を50床と仮定して、日勤と夜勤に分けて紹介します。イレギュラーなこともありますが大体の精神科でも同じような流れになります。

 

日勤帯の1日の流れ

精神科の日勤は病院ごとで多少の違いはあるかもしれませんが大体は8:45~が一般的になります。まずは日勤の流れを時間を追ってみていきましょう。

時間業務内容
8:45申し送り
9:00ラジオ体操(看護師も一緒に参加)洗面介助・オムツ交換(必要な方のみ)
9:30バイタル測定、※処置、※点滴
10:00作業療法士によるレクリエ-ション
11:30昼食みまもり、昼食介助、与薬
12:30看護師休憩
13:30休憩終了、オムツ交換
14:00※診察介助
16:00オムツ交換
17:00勤務終了

 

処置・点滴について

処置とは転倒などでできた傷の処置のことで、1か月に処置の必要な人は1人~5人程度です。点滴というのは食事摂取困難、脱水による栄養補給目的や病状による治療のための点滴です。1か月に5人程度必要になります。

 

診察介助について

医師の診察の付き添いです。付き添うだけで実際何かすると言うことはほとんどありません。あとは時間の空いた時に記録をしたり、患者さんとお話しをします。

 

ポイント!

ポイント

残業はほとんどなく、17時になったら「さあみなさん時間です。帰りましょう」という体制です。

 

夜勤帯の流れ

日勤が終わった後の夜勤ですが、私が勤めていた病院では17時から始業でした。今度は夜勤の業務の流れを説明します。

17:00申し送り
18:00夕飯見守り、介助
19:00洗面介助も必要な人のみ介助
20:00与薬、オムツ交換
21:00消灯
23:00オムツ交換
3:00オムツ交換
6:00オムツ交換
8:45申し送り
9:00勤務終了

(※空いた時間は休憩できる時間です。)夜勤帯の患者さんの様子は、20時に睡眠薬を内服する患者さんが多い為、眠っており、静かな環境です。

 

3.精神科と一般病棟の違い

精神科一般病棟と違う所

精神科の場合は一言でいうと、ゆったりしています。処置も点滴もほとんどいないので急いで行わなければいけない事がありません。特別に難しいスキルが求められることがありません。そのため、一般病棟と比べると帰宅後の疲労度が少ないです。

 

敬語や丁寧後をきちんと話せることが必要

一つ上げるなら敬語や丁寧後をきちんと話せるようにしないと、患者さんから指摘をされる事があります。内科疾患ではなく、精神的疾患のため体は元気だし自分の考えをもっている患者さんが多いので傾聴の姿勢が大切です。

 

4.精神科で働いている看護師の特徴

精神科働いている看護師について

精神科の看護師は年齢層が高いです。40~60代がほとんどです。育児もひと段落したし、働きたいけど長く働いていなかったため仕事に戻るのが不安と言う方が勤め始めて、長く定年まで勤めるといった方が多くです。

 

20代・30代の看護師は比較的少ない

20代から30代の看護師も少数ですが働いています。なぜ少数なのかは、それぞれの方の精神科のイメージがあって働きにくそうといった理由から精神科を選ばないということです。しかし20代から30代の方は実際働いてみて精神科の働きやすさから長く勤めている。長く勤めたいという方が多いです。

 

実は育児をしながらでも働きやすい職場

病院側としても若い看護師を募集したいのが実際です。そのため働き方を相談しやすい環境です。産後、育児をしながら働きたいから何時から何時までの勤務がよいと相談すると、希望が叶いやすいです。

 

子どもの急な病気でも早退がしやすい

急に子供が熱を出した時等、早退しやすいです。看護師の年齢層が高いことから育児の大変さをわかってくれるし、年齢層の高い看護師は子供も大きい為急な早退が少ないです。なので早退しても人員不足となりません。日勤だけの常勤募集もあります。

 

ポイント!

ポイント

自分の時間を大切にしたいという方も残業がほとんどないのでアフタ-5を楽しめます

 

5.精神科で働いていて良かったと感じたこと

精神科働いてよかったこと

当時わたしは育児をしながら精神科に勤務していました。持ちろん、育児も家庭も両立しやすくとても良い環境だったとおまいます。ここではそれ以外に、実際に精神科に勤務していて良かったと感じたことをいくつか紹介します。

  • 精神科の勉強ができる
  • アフタ-5が楽しめる
  • 疲労度が少ない
  • 子供関係の急な早退が何回でもしやすい
  • 心が疲れた時や相談事を精神科医にできる
  • 精神科の医師が優しい
  • スタッフ同士仲が良い
  • お給料が高い
  • 高年齢層の看護師が多い為育児の悩みや年金、税金等の知識が身につく

以上です。精神科はなぜかお給料が高いところが多いです。仕事内容からすると「えっ、こんなにもらっていいの?一般病棟より全然体力使ってないよ。」という感想でした。大変だと思われがちですが、特に子供のいるママさん看護師にはおすすめできる科だと思います。

 

6.精神科で働いて不満に感じたこと

精神科働いて不満に感じたこと

不満に感じたことは思い当たりませんでした。しいて言うなら、精神的疾患については学べるけど内科的疾患を学ぶチャンスがないため、内科的疾患を学びたいという方には不向きかと思います。精神科疾患は教科書では不十分な所が多く状態も一人一人異なるため、今どのような状態なのかアセスメントする必要があります。しかし、それも働きながら経験からだんだんアセスメントできるようになってくるので心配いらず。先輩看護師や医師が優しく教えてくれます。
 

まとめ

精神科はみなさんがイメージしているより、大変な職場ではありません。ゆっくり仕事がしたい、育児と両立したい、自分の時間を大事にしたいという方は一度働いてみる事をお勧めします。この記事では精神科の1日の業務の流れについて紹介していますが、精神科について更に詳しく知りたい方はこちらのページを参考にしてください「精神科での看護師の仕事内容と平均年収について

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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