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( 看護師 )

看護師と保健師の違いとは?マイペースに仕事したい人はどっち?

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看護師と保健師の違いについて

看護師の仕事を続けていると体力の限界を感じ、いつまで続けることができるだろうかと不安になるときもあります。

看護師と保健師の両方の資格を持つ方は保健師の働き方に魅力を感じることも多く、このページでは看護師と保健師の仕事内容・給与・待遇の違いについて説明していきます。

1.保健師と看護師の仕事内容の違いについて

問診をする女性看護師

看護師の仕事は、病気や怪我をした人に行う身体的・精神的・社会的ケアです。保健師助産師看護師法の第5条によると看護師とは、「傷病者あたあもしくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とするものをいう。」とあります。

次に保健師の仕事は地域で生活する人が健康である期間を長く保てるように支援することです。「(注意)ここでは行政保健師としています。」

看護師の仕事 行政保健師の仕事
病気の人、怪我をした人や
出産後の人の世話
感染症や生活習慣病等の病気に罹らないように
予防すること
採血、注射や医師が行う処置や診察の介助 集団に対して行う健康教育

行政保健師は、ある集団に対して保健指導を行った結果がどのぐらい改善しているかについて統計を基に評価し改善策を考えます。

近年では、地域に潜在している重篤な状態の成人に対して電話や訪問による保健指導を行い、医療機関を受診するように促すことで重症化を予防する活動が重要視されてます。更に、子どもの虐待、DV、認知症や精神的問題を抱えているケースの対応もあります。

 

看護師と保健師の仕事の特徴について

看護師と保健師の仕事についてどのような特徴があるか考えてみましょう。

看護師は外来・病棟などの所属部署によって小児・成人・高齢者と看護の対象者がまとまる傾向があります。そして、患者と向き合い、患者に触れるケアが多い特徴があります。

一方、保健師は新生児から高齢者まで多岐に渡る対象者を1人で担当します。例えば、医療機関を受診する必要のある生活習慣病の成人、DVのため保護が必要な妊婦、措置入院や医療保護入院の必要なケースなど複雑な社会的問題のある世帯を担当することもあります。

 

2.保健師と看護師の給料の違いについて

お金を持つ女性

地方公務員看護師の給与は夜勤を含めた常勤の場合、所属部署や診療科目によって変わりますが、以下が目安となります。

  • 看護師:臨床経験年数5年程度で年収500~600万円
  • 行政保健師:400万円前後

看護師は、保健師よりも給与が年収にすると100万円程高くなります。看護師から保健師に転職する場合、月給10万円程、給与が下がる可能性は高いです。

 

看護師の給与事情

看護師の給与が高い理由は、夜勤・残業などの各種手当てがつくからです。特に、緊急入院や手術後患者の看護など想定外の患者対応が多い科では、残業代によって給与が高額になります。

基本的に残業代は支給されますが、所属部署における研究・教育関係の係の仕事では、勤務時間外でも正直な話、ほぼ超過勤務手当がつきません。

 

保健師の給与事情

保健師も残業した場合には超過勤務手当がきますが、勤務時間が日勤のみであるため夜勤手当てがつかず、特別勤務などの手当てもつかないため、どうしても看護師より給与が下がってしまいます。

事業によって休日に出勤する場合もありますがごく稀でしょう。

 

ポイント!

ポイント

地方公務員看護師の場合、地域・扶養・住居・通勤・特別勤務(深夜勤のこと)・管理職・超過勤務・休日勤務・夜勤の手当が付きますが、行政保健師には特別勤務と夜勤の手当が付きません。他の手当に関しては地方公務員とほぼ同じです。

 

3.保健師と看護師の待遇の違いについて

比べる女性

看護師は病院内で勉強を効率よく行うことができる待遇を受けることができます。

例えば、医師や専門・認定看護師などが講師となり、疾患・治療・看護・ME機器・リハビリテーションに関する知識や技術を習得することができたり、リーダーシップや管理職研修では、各所属部署の取り組みに関するグループワークやプレゼンテーションを行うことができたりします。

保健師も厚生労働省の健康保持・増進に関する計画や疾患・運動・栄養に関する知識を含む勉強会に参加することができますが、研修は各都道府県が主催しているため職場とは別の場所に移動して行われることが多いです。

よって勉強会については、保健師より看護師の方が良い待遇を受けることができます

 

保健師は各種休暇を取得しやすい

休暇については看護師よりも保健師の方が有給休暇や産前産後・育児休暇を取得しやすいです。

なぜなら、上司や同僚が妊娠期の身体的変化や特徴を理解していることや、産前休暇に入ると代替保健師の人員を確保するためです。行政保健師の場合、子育ての大変さを管理職が理解し、同じチームの保健師達もサポートする雰囲気があります。

また、有給休暇は半日単位または時間単位で使用できることや、子どもの体調不良などで利用できる「子の看護」という休暇が年間10日あります。

休暇を取得しずらい雰囲気の看護師と比べ、保健師はプライベートも大切にしやすいです。

 

ポイント!

ポイント

同じ看護師でも地方公務員看護師の場合、各種休暇を取得しやすいです。また、妊娠中の看護師に関して、身体的負荷がかかる業務を免除する等、業務量を軽減する雰囲気があります。

 

4.まとめ:看護師・保健師に向いている人比較

以下が看護師・保健師に向いている人の特徴です。

看護師に向いている人 保健師に向いている人
・緊急時も冷静に判断できる人
・疾患・治療・看護を学ぶことが好きな人
・看護技術が上手な人
・体力に自信がある人
・行動計画を立てて時間管理しながら行動できる人
・保健指導に興味・関心がある人
・集団に対する健康教育が上手な人
・統計が得意な人
・疫学や公衆衛生に興味・関心がある人
・多職種との連携できる人
・幅広い世代の人と関わることに抵抗がない人

看護師は病棟のスケジュールに沿って1日の行動計画が決まります。決められた仕事を繰り返し行う方が仕事しやすい方は看護師に向いているでしょう。

一方、行政保健師は1年間の事業が前年度の3月に決まるため、定められた事業の日以外は訪問や面接のスケジュールを対象者と一緒に決めます。そのため、行政保健師の方が仕事のスケジュールを調整しやすく、マイペースに仕事したい看護師は行政保健師の方が向いているでしょう。

長期的に仕事しやすい職場環境であるのは看護師と保健師のどちらの道なのかを考え、後悔しない転職活動を行いましょう。


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この記事を書いた人

総合総合病院で7年、病棟に勤務した経験と保健師として勤務した経験もあります。結婚を機に退職し、現在は、派遣の仕事と今までの経験を活かして看護師ライターとして活動してます。
仕事を続けながら働こうとしている現役看護師や子育てがひと段落したら働こうと考えてる潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

保有資格 ・正看護師 ・保健師
出身/年齢 ・埼玉県/33歳
職務経験 ・総合病院 ・市役所 ・海外旅行添乗看護師 ・海外医療ボランティア(手術室) ・夜勤専従看護師
診療科経験 ・一般内科 ・循環器内科 ・呼吸器内科 ・心臓血管外科


カテゴリー:保健師への転職

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(公開日:)(編集日::2017年11月09日)
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