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( 看護師 )

看護師がリハビリの分野で活かせる資格6選

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現役看護師 まりも
看護師がリハビリの分野で活かせる資格

リハビリ看護は、チーム医療であり他職種とコミュニケーションや連携を図る機会が多いことから、良い刺激が受けられ、成長できる機会に恵まれていると言えます。

それでは、看護師がリハビリの分野で働く場合、活かせる資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、看護師がリハビリの分野で活かせる資格について6つ紹介していきます。

1.脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格

脳卒中リハビリテーション認定看護の資格を取得する看護師

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格は、レベル保持のため5年更新が必要であり、必然的に自己研鑽や看護実践能力を磨いて、日々成長していける環境に身を置くことができます。

以下では、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の目的や資格取得条件、現場で活かせるポイントについて紹介していきます。

 

目的・概要・資格取得条件とは

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師とは、平成21年度に脳卒中患者及び家族に対しQOL向上を目指し、高水準の看護実践能力育成や他の看護職者の脳卒中リハビリテーション看護技術の指導能力の育成を目標に、認定看護師の新たな分野として日本看護協会により開設されました。

2017年7月現在、全国で679名の認定看護師が活躍しています。

 

資格取得条件とは

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格取得条件としては、

  • 日本国の看護師免許を有すること
  • 看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上ある事(うち3年以上は、認定看護分野の実務研修)
    通算3年以上、脳血管障害患者の多い部署での看護実績を有すること
    急性期にある脳血管障害患者の看護を5例以上担当した実績を有すること
    現在、脳血管障害患者の多い施設等で勤務していることが望ましい

が挙げられます。

詳しくは「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格条件とポイント5つ」を確認してください。

 

リハビリ看護の現場で活かせるポイント

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師では、認定看護師教育機関にて6.7ヶ月間の660時間に渡り、

  • 脳卒中リハビリテーション専門科目
  • 看護管理やリーダーシップなどの必須科目
  • 臨地実習

等を行い、これらは脳卒中急性期に脳組織への影響を的確にアセスメントする能力や重篤化を予防するための専門性の高いケアの実践に活かすことができます。

さらに、急性期から回復期において患者が生活の再構築をし、セルフケア能力を高めるために個別性に合わせた計画的な回復支援に関しても実践できるでしょう。

 

専門的な技術・知識を発揮できる

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格を取ることで、他の看護師への指導や相談役となり、病院全体の看護技術の向上に向けて病院内外で勉強会や研修を開催するなど、認定看護師として専門的な技術・知識を発揮できる機会が多くあります。

 

臨床現場全体でステップアップできる

高齢化が進み、寝たきり要因疾患である脳卒中の患者のADLとQOLの向上を目指すと共に回復期リハビリテーション看護の分野において、自身のみならず関わっている臨床現場全体で、ステップアップを目指すことができるため、大きなやりがいにつながります。

 

2.摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格

摂食・嚥下障害認定看護の資格を持つ看護師

超高齢化が進む現在では、リハビリ看護に留まらず他病棟や老健、特養などでも摂食嚥下障害認定看護師の需要はあると言えるでしょう。

 

目的・概要・資格取得条件とは

摂食・嚥下リハビリテーション看護認定看護師とは、平成18年に摂食嚥下障害のある患者に対し、熟練した看護技術を用いて高水準の看護実践能力育成や、他の看護職者に対して指導・相談能力を育成する事を目標に、日本看護協会により開設されました。

2017年7月現在、733名の認定看護師が活躍しています。

 

資格取得条件とは

摂食・嚥下リハビリテーション看護認定看護師の資格取得条件は、

  • 日本国の看護師免許を有すること
  • 看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上ある事(うち3年以上は、認定看護分野の実務研修)
    通算3年以上、摂食嚥下障害患者が多い保健医療福祉施設、または在宅ケア領域での看護実績を有すること
    摂食嚥下障害患者を5例以上担当した実績を有すること
    現在、摂食嚥下障害患者の看護に携わっていることが望ましい

が挙げられます。

さらに詳しくは「摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格取得条件とポイント5つ」を確認してください。

 

リハビリ看護の現場で活かせるポイント

摂食・嚥下リハビリテーション看護認定看護師では、認定看護師教育機関にて6.7ヶ月間660時間に渡り、リハビリテーションから、摂食・嚥下障害の病態・嚥下機能評価・実習に至るまで学ぶ機会があります

資格取得後は、摂食・嚥下障害の原因疾患、治療、病態について理解し、摂食・嚥下機能、訓練法を適切に評価、実践できる能力を臨床現場で活かすことができます。

摂食・嚥下リハビリテーション看護認定看護師は、5年更新制の資格であるため、目標に向けて日々努力し成長できる資格のひとつです。

 

チーム全体のステップアップが目指せる

摂食・嚥下リハビリテーション看護認定看護師では、摂食嚥下機能、障害の増悪を予防するリスク管理や他看護師やチーム医療(医師、歯科医師、PT.OT.ST.栄養士などの専門職)との中で連携を図る役割が求められ、チーム全体のステップアップを目指すことができます。

 

確実な知識や技術を習得、実践できる

摂食・嚥下障害の原因疾患の約40%が脳卒中であると共に、重度の嚥下障害が残存している患者も多く、誤嚥性肺炎のリスクや、胃瘻の選択を余儀なくされる場合など「食べる」というQOLに関わる問題であるため、ADL援助の場面が多いリハビリ看護師にとっては、確実な知識や技術を習得でき実践できます。

 

3.心臓リハビリテーション指導士の資格

心臓リハビリテーション指導士として働く看護師

指導士として資格を取得しているのは、医師・看護師・理学療法士・作業療法士などのリハビリチームが多く、心臓リハビリテーションを行うにあたりチームが円滑に機能する役割を担います。

ここでは、心臓リハビリテーション指導士について紹介していきます。

 

目的・概要・資格取得条件とは

心臓リハビリテーション指導士は、急性心筋梗塞などの循環器疾患の治療、ならびに再発予防とQOL向上を目指して心臓リハビリの知識や技術を習得し、チーム医療の中で発揮することを目的に平成12年に日本心臓リハビリテーション学会により開設されました。

2017年1月現在、全国で4246名の心臓リハビリテーション指導士が活躍しており、5年以内に規定の単位取得が必要な更新制の資格です。

 

資格取得条件とは

心臓リハビリテーション指導士の資格取得条件としては、

  • 日本心臓リハビリテーション学会に2年以上継続している会員
  • 同学会主催の当該年度講習会に受講している
  • 心臓リハビリ指導の実施経験が、1年以上

などが挙げられます。

詳しくは「日本心臓リハビリテーション学会」のホームページを確認してください。

 

リハビリ看護の現場で活かせるポイント

心臓リハビリテーション指導士は、心臓リハビリの知識・技術のみならず、あらゆる動脈硬化性疾患の発症予防・治療・再発予防に関して生活指導や安全かつ効果的な運動指導を行う能力を看護に活かすことができます。

心臓リハビリテーション指導士の資格を得るためのカリキュラムには、病態生理や運動生理学また診断治療学と幅広く学ぶことができます。

 

患者1人1人に合わせたケアはやりがいに繋がる

心疾患の再発予防のための心臓リハビリテーションが主流である現在、指導士として患者1人1人に合わせて運動療法・食事療法・生活指導・教育・心理的なケアまで包括的な心臓リハビリテーションを目指して、チームの一員として能力を発揮できる点は、やりがいにつながるでしょう。

 

4.運動器リハビリテーションセラピストの資格

運動器リハビリテーションセラピストの資格を取得して働く看護師

看護師がリハビリの分野で活かせる資格として、運動期リハビリテーションセラピストがあり、目的や資格取得条件、現場で活かせるおすすめポイントについて述べていきます。

 

目的・概要・資格取得条件とは

運動器リハビリテーションセラピストの資格は、脳血管疾患や整形外科疾患などにより運動機能障害のある患者に対し、専門性の高い知識や技術の質的向上を目的に、日本運動器科学会により平成18年より研修認定制度が開始されました。

診療報酬加算対象となる運動器リハビリテーションセラピストの資格は、資格継続のために5年ごとに単位取得が義務づけられています。

 

注意点!

ポイント

運動器リハビリテーションセラピストの資格の合格率は高いですが、転職の場合は、資格喪失となる場合があるため、注意が必要です。

 

資格取得条件とは

運動器リハビリテーションセラピストの資格の取得条件は、

  • 日本運動器科学会指定のセラピスト研修受講証明書を有する
  • 勤務先の医療機関における日本整形外科専門医の指導下で常勤勤務する
  • 運動器領域で3年以上の実務経験がある

等が挙げられます。

詳しくは「日本運動器学会」ホームページを確認してください。

 

リハビリ看護の現場で活かせるポイント

運動器リハビリテーションセラピストの資格を持つことは、運動器リハビリテーションに励む患者の生活の再構築に向けた支援、ケアの実践が期待されます。

運動器リハビリテーション科Ⅱ診療報酬加算対象資格であるため、職場に貢献できる点と、日本運動器学会が主催するセラピスト講習会を1日受講するだけで資格取できます。

 

補足説明!

ポイント

病院側から運動器リハビリテーションセラピストの資格取得を打診された場合には手当なども期待できます。

 

5.日本運動器看護学会認定運動器看護師の資格

日本運動器看護学会認定看護師として働く

日本運動器看護学会認定運動器看護師(略称:学会認定運動器看護師)は、看護師がリハビリ分野で活かせる資格の1つです。

それでは、以下で詳しく見ていきましょう。

 

目的・概要・資格取得条件とは

日本運動器看護学会認定運動器看護師では、運動器看護の分野で熟練した看護知識・技術を実践できる能力育成、看護の質の向上を目的に日本運動器看護学会が認定制度を開始し、2017年6月現在で123名が活躍しています。

 

資格取得条件とは

日本運動器看護学会認定運動器看護師の資格取得条件には、

  • 日本運動器看護学会員であること
  • 看護師実践経験が5年以上かつ、運動器領域で3年以上の経験があること
  • 同学会育成講座を全講座受講したもの

が挙げられます。

詳しくは「JSMN日本運動器看護学会」を確認してください。

 

リハビリ看護の現場で活かせるポイント

日本運動器看護学会認定運動器看護師は、受験資格である全16の育成講座は、運動器看護の基礎から実践まで学ぶことができ、更に受講期間は5年以内であるため、多忙な業務の中でもチャレンジできる点がおすすめです。

 

補足説明!

ポイント

学会には、2017年6月現在500名の看護師が在籍しており、患者のADLとQOL向上に向けた看護を実践し、運動器看護の充実を図る役割を担っています。

 

6.在宅支援専門員(ケアマネジャー)の資格

在宅支援専門員として働く看護師

在宅支援専門員の資格を取得すると勤務先によっては、訪問リハビリや訪問看護を併設しているところもあり、退院してからも継続的な看護を実践できるでしょう。

 

目的・概要・資格取得条件とは

在宅支援専門員(ケアマネジャー)は、介護保険制度に基づき、介護・支援を必要とする人や家族の相談やサービス利用に関するケアプランを作成し、他事業所との連携、調整を図る役割を育成する目的で、平成12年に介護保険制度開始とともに開設された資格です。

在宅支援専門員のH28年度合格者の職種別で、看護師は介護福祉士・社会福祉士に次いで3番目に多く、同年合格率は16.5%と年々難しくなっています。

 

資格取得条件とは

在宅支援専門員の資格取得条件としては、看護師国家資格に基づく業務に5年以上従事していること(当該業務に900日以上従事していること)があります。

 

リハビリ看護の現場で活かせるポイント

ケアマネジャーは、介護福祉・保険・サービスなど幅広い分野を学ぶことが出来るため、患者1人1人に沿ってケアプランを提案やアドバイスできるなど、患者や家族にとって1番身近な相談者になります。

 

ポイント!

ポイント

在宅支援専門員になるためのカリキュラムには、介護福祉士に関するものもあり、介護と医療に関わる他職種の仕事内容を理解する事は、チーム医療を実践する上で欠かせないことです。

 

まとめ

看護師がリハビリの分野で活かせる資格を取得することにより、専門性の高い看護の実践を目指し、自己研鑽してステップアップをする事で、自分自身や患者だけでなく同僚や他職種にも良い影響を与えることができ、全体のステップアップへとつながります。

日々進歩していく医療の中で、キャリアやスキルアップのために、リハビリの分野での新たな資格にぜひチャレンジしてみてください。


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この記事を書いた人

埼玉県内の看護学校を卒業後、同県内のリハビリ病院に3年勤務。

その後、都内の総合病院で3年勤務後、結婚出産などを経て都内のリハビリ病院へ管理職として2年半勤務。現在は子育て中心の生活を送りながら、今までの経験を生かして看護師ライターとしてデビューし、新たな挑戦にドキドキしながらも微力ながら同じ志を持った方々の役に立てればと思う日々。

看護師の仕事にやりがいを感じており、またいつか臨床現場で働ける日を心待ちにしている。


カテゴリー:看護師の資格取得

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この記事を書いた人:まりも
(公開日:)(編集日::2017年11月28日)

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