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メイサ

現役看護師

メイサ

( 看護師 保健師 )

看護師が休職する場合の必要な手続きと給与とは

メイサ
現役看護師 メイサ
看護師が休職する場合の必要な手続きと給与とは

看護師は、外来病棟に関わらず体力的・精神的な負担が大きい職業であり、効果的な休息やリフレッシュがとりにくいため、休職を考える看護師もいるでしょう。

休職することによって業務を中断することに対して責任を感じますが、自分が心身ともに健康でなければ、他人を思いやる看護師の仕事は務まらないため、休む必要のあるときは休むことが大切です。

今回は、看護師が休職する場合の必要な手続きと給与について、記載していきます。

1.医師の診察を受けて診断書をもらう

医師の診察を受ける看護師

看護師が休職する際は、上司に報告する前に医師の診断書が必要です。

診断書には、

  • 患者名
  • 受診日・診断日
  • 病名
  • 身体所見・症状の経過
  • 休職期間の日付
  • 病院情報と医師のサイン

等の記載があります。

休職期間は、看護師の希望を聞く医師もいますが基本は医師の指示になります。

ここでは、「まず医師の診察を受けて診断書をもらう」ということについて述べていきます。

 

定期入院・怪我の入院で休職する場合

入院の場合、事実確認がとりやすいため、職場には書類なしの事前連絡でも承諾を得られることが多いです。

診断書には、担当の医師に入院期間の他に退院後の自宅安静の期間を合わせて確認し、記載してもらうようにしましょう。

 

精神的な休息で休職する場合

精神関係で休職する場合は、精神科・心療内科を受診して診断を受けます。

精神疾患の自宅安静は、初め1週間~10日程度の期間を設けて、次回受診した際に身体や精神の状況をみて、期間を延長することが多いです。

 

子供の入院等の付き添いで休職する場合

子どもの入院のために休職する場合は、診断書は必要ではありませんが上司によっては、事実確認で請求される場合があるため確認が必要です。

自身の「入院や怪我での休職」という扱いが受けられないため、有給使用もしくは欠勤扱いとなり欠勤となれば当然無給となります。

 

子の看護休暇制度を設けている場合もある

職場によって、5日程度の「子の看護休暇」という制度を設けているところもありますが「給与は欠勤扱いと同様」「ボーナスや退職金の換算の際に欠勤としない」等、独自のルールを設けていることもあるため、職場に確認しましょう。

 

2.師長(上司)へ診断書を提出し休職希望を伝える

師長へ診断書を提出して休職希望を伝える看護師

医師の診察を受けて診断書をもらうことができたら、師長へ診断書を提出して「休職する理由」「どのくらい休職したいか」等の休職希望を伝えることが必要です。

それでは、以下で詳しく説明していきます。

 

休職する理由を伝える

師長に診断書を提出し、「病名」に至った経緯を簡単に説明します。

診断を受けた日から期間が空かないように、診断書を受け取ったら迅速に上司へ連絡して報告するための日付・時間を確認します。

 

休職の期間について相談する

休職する場合それぞれの師長に伝える内容については、以下の通りです。

定期入院や怪我の場合 ・入院期間
・自宅安静の期間
(診断書に記載されている期間の中で)
子の看護や精神的な休息の場合 ・現時点での休職期間
・延長の可能性の有無
・延長期間
(仮の見通ししか立たないことが多いため)

 

3.休職期間中の給与について確認する

休職期間中の給与について確認する看護師

看護師が休職する場合、休職期間中の給与について確認することが必要です。

休職期間中の看護師の給与について、以下に見ていきましょう。

 

休職中の給与は病院に規定によって異なる

休職時の給与の支払いについて法的な規制はなく、職場での休職時の規定によって「給与が出る職場」「出ない職場」があるため、職場に確認が必要です。

 

注意点!

ポイント

休職期間中、社会保険料や住民税等今まで給与から差し引かれていたものが、病院から請求されることもあるため、注意しましょう。

 

傷病手当金が出る場合もある

給与とは異なりますが、

  • 病気や怪我で連続する3日間を含み4日以上続けて仕事を休んでいる。
  • 給与をもらっていない。

上記の条件を満たしている場合、健康保険から「傷病手当金」が出ます。

傷病手当金は、支給期間や支給額等の条件等があるため、詳細は自分の加入する社会保険に問い合わせて確認してみましょう。

 

4.休職期間前にスタッフへ業務を引き継ぐ

休職期間前にスタッフへ業務を引き継ぐ看護師

看護師が休職する場合それぞれの、休職期間前にスタッフへ業務を引き継ぐことについては、以下の通りです。

入院や安静で休職する場合 ・段取りを組み進めると引き継ぎがスムーズ。
(事前に予定が決まっていることが多いため)
精神的な休息での休職の場合 ・リーダーやメンバーへの直接の引き継ぎは難しい可能性がある。
(診断の翌日から休むことが多いため)
・自分しか分からない残った仕事は引き継ぐことが必要。

 

補足説明!

ポイント

「病棟での受け持ち患者の評価」「退院に向けての書類」等がある場合は、上司を通して伝えてもらうようにします。

 

5.看護師が休職する場合の注意点

休職する場合の注意点を見る看護師

休職する看護師が注意すべき点については、どのようなことがあるのでしょうか。

以下に詳しく見ていきましょう。

 

病欠扱いの場合は無給になること

休職を上司へ伝えた際、傷病による「病欠」として扱うと無給となりますが、有給として休めば給与支給となり、ボーナスも勤務時と同様の額が支給となります。

上司としても有給は限られているため、復帰時期の見通しが立ちやすくなりますが、有給を使い切ってしまうと「復帰後に突発的な疾患にかかった際に欠勤扱いとなる」「次の有給支給まで休み希望を出せない」等の事態になってしまいます。

 

注意点!

ポイント

年度末に有給の残りを給与に加算して支給する職場もあるため、「自身の残りの有給数」「有給支給月の確認」「職場の制度」等を確認することが必要です。

 

就職先が決まっていない場合の退職は避ける

身体・精神共に疲労困憊していると、休職せずにすぐ退職する看護師もいますが、やりたいことや次の就職先を決めていないうちは、すぐに退職することを避けましょう。

次の就職先を決めていないうちに退職することを避ける理由については、以下の通りです。

 

金銭問題があるため

無給であっても健康保険の切り替えと支払い、住民税等の支払いは継続しなければなりません。

失業手当金は、条件と準備が必要であり支給までに時間がかかるため、無給の間の生活費は自身でなんとかしなければなりません。

 

履歴書が不利になるため

今の職場をすぐに退職してしまうと次の就職先を探す際に履歴書で空白の期間ができてしまい、不利になる場合があります。

 

6.まとめ

退職する場合は、体力を消耗しますが休職することで冷静になり考える時間をつくることにもつながるでしょう。

休職までの準備期間は、

  • やり残した業務はきちんと引き継ぐ。
  • 休職中の自分の仕事をこなしてくれる同僚に、感謝の気持ちを忘れない。

等をふまえて行動しましょう。

休職を考えている看護師は、是非参考にしてみて下さい。


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この記事を書いた人

北海道の道内の大手総合病院で2年、地域がん診療拠点病院で4年、現在も外科病棟看護師として勤務しています。
一児の母、シングルマザーです。転職は一度のみですが、休職経験もあり、人間関係や転職に悩んだ時期も多くあります。職場の人間関係のこじれは自身のキャラ設定、気にしない心で回避。
患者への対応は試行錯誤した結果、最近は患者の奥さんに好かれることが多くなってきました。看護師ライターとして臨床現場や転職についての情報を発信し、看護師の皆様のお役に立てればと思います。


カテゴリー:看護師の実情

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この記事を書いた人:メイサ
(公開日:)(編集日::2017年09月10日)

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