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すなふきん

元看護師

すなふきん

( 看護師 保健師 )

看護師が退職推奨(肩たたき)されたらどうすればいいの?

すなふきん
元看護師 すなふきん
看護師 退職推奨 肩たたき

退職推奨とは、会社側が従業員に退職をするように勧めてくることです。解雇と異なるのは、最終的に退職するかどうかを選ぶのは従業員であるということです。

もしも長年勤めていた組織から突然退職を勧められたら、もしもこれから頑張ってこの組織で働こうと思っていた矢先に退職を勧められたら、看護師はどうしたらよいのでしょうか。

突然の事に頭が真っ白になったりショックを受けたりで、思わずすぐに応じてしまいそうになるかもしれません。

今回は、退職推奨に応じるべきかを落ち着いて考えてから行動できるように、看護師が退職推奨(肩たたき)を受けた時に考えるべき事についてご紹介します。

1.看護師の退職推奨(肩たたき)はこうして行われる

院長から肩たたきを受ける女性看護師

看護師における退職推奨の事例について、以下でご紹介します。

 

事例1:後輩指導における問題を指摘されたケース

看護師長との面談で、ここ最近の自分に対する患者からのクレームや後輩指導における問題点について並べ立てられ、「今後の身の振り方について考えてはどうか」と告げられた、というケースがあります。

 

事例2:独り立ちができない新人看護師のケース

看護師長から「技術的に未熟で夜勤も独り立ちできていない。うちのような急性期病院はあなたに合わないのではないか」と言われた新人看護師のケースもあります。

 

遠回しな表現を遣って退職をほのめかされる

上記で紹介した事例でも共通していますが、「今年度で辞めてください」といった直接的な表現を用いると組織からの解雇という形になってしまうため、看護師長や院長から遠回しな表現を遣って退職をほのめかされる場合が多いです。

 

2.退職推奨に応じた方がいい場合

肩たたきにグッドサインを出す女性看護師

退職には基本的に「会社都合退職」と「自己都合退職」があります。

「会社都合退職」で退職した人の方が、

  1. 失業給付金(失業手当)を早く受け取る事ができる(自己都合と比較すると約2か月早い)
  2. 失業給付金の給付日数が長く設定されている

というメリットがあります。

「退職推奨に応じる」という事は、最終的には自ら退職する事を選択するという事になるため、基本的に「自己都合退職」となります。

先ほど説明したように、失業給付金に関して言えば会社都合退職の方が有利になるのですが、退職推奨に応じた方がいい場合として以下のような例をご紹介します。

 

事例:経営状態悪化により系列病院を閉院する場合

例えば経営状態悪化により、系列病院の一つを丸々閉院するといった場合があります。

基本的に経営側は解雇に至るまでに努力を尽くすことが求められるため、規模の縮小イコール職員全員を解雇、というわけにはいきません。

しかしこれほどの規模の縮小を行う場合、どうしても人員を整理せざるを得ないため、自己都合退職に関して様々な条件を提示してくれることがあります。

 

提示された条件にメリットがある場合は応じたほうが良い

上記のような時は、例えば退職金を上乗せする、転職先を斡旋してくれるなど一定の条件付きで、退職を広く職員に推奨する場合があります。

推奨に応じない場合、今後も経営の苦しい組織の中で働かなければならない、規模の縮小により遠方の系列病院に異動しなければならないといったデメリットが発生します。

そのため、その組織にしがみつくよりも、自己都合退職として上乗せされた退職金を受け取って転職活動を行う方にメリットがある場合もあります。

 

3.退職推奨に応じない方が良い場合

肩たたきにNGサインを出す女性看護師

上述の通り、失業給付金については「会社都合退職」の方が多くもらえます。

そのため、この「会社都合退職」に該当する場合は、退職推奨に応じて自己都合退職という形をとるのではなく、会社都合退職であるという事をはっきりさせる必要があります。

会社都合退職に当てはまる場合とは?

会社都合退職には、解雇や倒産以外に、特定の理由がある場合には認められるケースがあります。それは例えば、

  • 疾病等によりその業務に従事する事ができなくなった場合
  • 事業所の移転や閉鎖により通勤困難となった場合(概ね4時間以上)

などがあります。

このような理由であっても、会社側から退職届を出すように言われ、それに従ってしまうと「自己都合退職」の扱いになってしまう可能性があるため、上司とどのような取り扱いになるのかはっきりさせる必要があります。

 

4.退職推奨での退職が次の転職に悪影響を及ばさないためには

スーツを着る肩たたきを受けた女性看護師

失業給付金に関して言えば有利な会社都合退職ですが、転職活動においては転職先に「何か解雇されるような事をやったのだろうか」と思われる場合もあります。

一方、退職推奨による自己都合退職であっても、退職した理由を明確に伝える事ができれば問題ありません。むしろ、

  • 以前の組織にはどんな点で貢献できたと思うか
  • どんな点において希望があって転職を検討しているのか
  • 次の組織ではどういった事をやっていきたいと思うのか

といった点をしっかり伝えられるように、これまでの自分の働きや転職理由を整理しておきましょう。

 

まとめ

退職推奨に応じるという事は、基本的に自身で退職を選択する自己都合退職となります。

失業給付金の受け取りに関して言えば会社都合退職の方が有利ではありますが、会社都合退職は突然の解雇やリストラを含むため、転職先にとっては、自身で退職を選択した自己都合退職は決して不利なものではありません。

その代わり、どうして退職を選択して今回の転職を検討するに至ったか、これまでその組織にどんな風に貢献してきたかを転職先にきちんと伝えられるように整理して転職活動に臨みましょう。


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この記事を書いた人

看護師歴10数年、総合病院の外科系病棟や外来処置室、化学療法室などでずっとがん患者さんの看護に携わってきました。大学院への進学や管理職も経験しましたが、現在は第3子の出産にむけて久しぶりに主婦業・母親業にひたっています。

看護師という仕事は大変な面もありますが、人との関わりの中で成長ができ、自分のライフスタイルに合わせてある程度働く場所を選択できる素敵な職業だと思います。ライターとしてはかけだしですが、これまでの看護経験や知識、ワークライフバランスに対する考えなどを皆さんと共有し、少しでもお役に立てられたらと思っています。よろしくお願いします。


カテゴリー:看護師の退職

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この記事を書いた人:すなふきん
(公開日:)(編集日::2017年09月05日)

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