著作者

齋藤

執筆:看護師

齋藤

( 看護師)

1年目看護師が先輩になる前にやっておくべき7つのこと

公開:、更新:2018年08月23日
1年目看護師先輩になる前にやること7つ

昨年4月に入職した看護師は、もうすぐ入職して1年が経過しいよいよ自分に後輩ができる時が近づいてきました。「自分なんてまだまだ」という人もいれば、「後輩ができることが楽しみ」なんていうひともいるのではないでしょうか。

晴れ晴れとした気持ちで2年目を迎え、後輩からもできる先輩と思われるためにも1年目の残り2か月でやっておくべきことを7選ご紹介します。

1.重症度の高い患者を受け持つ

重症度高い患者受け持つ

1年目のうちにあえて、重症度の高い患者を受け持つようにしましょう。病院によっては1年目には重症度の高い患者は持たせないという方向性のところもありますが、そこはプリセプターと一緒に持たせてもらったり師長に懇願するなどして持たせてもらいましょう。

 

2年目は急に重症度の高い患者を受け持つことが多い

多くの病院は1年目は1年間の流れをつかませてあげたり、多重課題をクリアできるようにという意図で軽症の患者を受け持ち、人数を多く持たせる傾向にあります。しかし、2年目となると今までの対応が嘘かのようにいきなり重症度の高い患者を受け持つことがあります。

 

ポイント!

ポイント

さらに2年目は先輩看護師の目が1年目に注がれるため、いきなり目が届かなくなる世代となるのです。

 

早めに重度の患者の介護に慣れる準備をすると良い

重症度の高い患者をいきなり受け持ち、さらに先輩の目が届かなくなるとなったら不安になってしまうでしょう。そんな不安な気持ちを少しでも和らげられるようまだ先輩の目が自分に注がれ、手厚く見てもらえるうちに重症度の患者を1人でも多く受け持たせてもらいましょう。

 

学びも深まり広い視野で物事を捉えることができる

先輩の目が届く環境で重たい疾患をじっくりと持たせてもらうことで学びも深まり、さらに広い視野で物事を捉えることができるようになるでしょう。1年目の終盤という看護師としての生活リズムができ、勉強の仕方もわかってきた頃に受け持つことで2年目にステップアップする前の先取り予習をすることができます。

 

周りのスタッフへの感謝の気持ちを大事にする

1年目であるためもし重症度の高い患者を受け持つこととなると受け持ち人数はかなり減り、他の患者は超軽症の患者となるはずです。そうすると周りのスタッフへしわ寄せが来ます。勉強させて頂いているという周りのスタッフへの感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。

 

ポイント!

ポイント

自主的に重症度の高い患者を学びたいという姿勢は、周囲の先輩スタッフからも好印象に受け取られること間違いなしです。

 

2.わからないことは積極的に先輩看護師に聞く

わからないこと積極的先輩看護師聞く

1年目が始まったころは先輩看護師も忙しいのにいろいろ聞くなんて申し訳ない、という気持ちで遠慮がちに先輩看護師にわからないことは聞いていたのではないでしょうか。しかし一緒に働いて先輩たちのことも分かってきたので、もう遠慮無用で分からないことを聞けるような間柄になっているのではないでしょうか。

 

次の新人が来たら自分は先輩看護師に聞きにくくなる

1年目の看護師が入職して来たら1年目の看護師が次は先輩看護師にいろいろと聞くようになるので、自分はなかなか聞きにくくなるでしょう。また、自分も先輩として1年目の看護師にいろいろと尋ねられるようになるので、分からないことは少しでもなくしておくことをおすすめします。

 

次の新人が来るまでは先輩看護師も余裕がある

1年目のうちに、聞きたいことや疑問に思ったことはすぐに先輩看護師に聞いていくようにしましょう。次の1年目が入ってくる前のこの時期は先輩看護師達もあなたたち1年目に聞かれることが減っているので、意外と心に余裕を持っているものです。そのため、以前よりも詳しく教えてもらえるかもしれません。

 

3.医療よりも病院という施設について知識を深める

医療よりも病院施設について知識深める

1年目の看護師が先輩看護師の中で1番いろいろなことを聞きやすいのはすぐ上の2年目看護師です。そして1年目の看護師は入職してすぐに2年目の看護師に対して医療のことをいろいろと聞いてくることは少ないです。なぜならば医療にすぐに携わることが少ない上に、医療のことはプリセプターに聞くことが多いからです。

 

2年目看護師は新人に病棟について聞かれることが多い

まず2年目の看護師に聞いてくるのは病棟の物品の配置場所とか、患者の部屋の位置や患者の名前、他部署の場所などとなります。これらをしっかりと教えることができれば、この先輩は頼れる先輩だ、信用できる先輩だという認識が1年目の看護師につくはずです。どうせなら頼りがいのない先輩というよりも、頼れる先輩だと思われた方が嬉しいでしょう。

 

ポイント!

ポイント

まずは病院のこと、病棟のことをくまなくチェックして1年目の看護師に教えられるようにしましょう。

 

病院に詳しいと中途採用の看護師からも頼りにされる

医療のことを物知りな人よりも、自分の病院という施設についてしっかりと知っている看護師は、中途採用の看護師からも頼られて信頼されるようになるでしょう。

 

4.自分の看護技術を振り返ることが大事

新人看護師自分看護技術振り返る

採血や血管確保、経鼻経管栄養チューブの挿入といった学生時代には実習のみで終わっていた看護技術は1年目にとっては緊張でもありますし、なかなかできずに悩み、先輩看護師のやり方を手本として見る時期となります。特に上記の3つの技術は1年目が頼む頻度が高く、身近な存在である2年目が頼まれる機会が多い技術であるように感じます。

 

自分にとっての得意や不得意は練習をしておく

自分の看護技術を振り返り、苦手だな、力量が不足しているなと思ったものに関しては、今のうちに練習をしておくと良いでしょう。1年間看護技術を行ってきた中で、自分にとっての得意や不得意が見つかったかと思いますので、苦手を克服しておきましょう

 

あえて難しい症例にも積極的に挑戦して技術を磨いておく

採血や血管確保が得意であるという人はあえて難しい症例にも積極的にトライして技術を磨いておくと良いでしょう。

 

5.自分のコミュニケーションを改めて振り返る

学生から看護の世界に入ってきたばかりの1年目はすごく丁寧なコミュニケーションを心掛けていたかと思います。1年経って、自分のコミュニケーションはいかがでしょうか。忙しいからということを理由に話をさえぎってしまったり、抑圧的になったり、敬語を使わずにコミュニケーションをとっていたりはしませんでしょうか。

 

1年目の看護師は良い悪いも含めて先輩の真似をする

1年目の看護師は2年目の看護師の患者とのやり取りは特に見ており、良いも悪いも含めて真似をしてしまいます。そして、そのコミュニケーションが2年目の真似であることがわかると、何もしていないのに、自分が先輩看護師に怒られるという悪循環に陥ってしまいます。

 

常に見られている意識してコミュニケーションを振り返る

常に見られているということを意識して改めて自分のコミュニケーションを振り返っておくといいでしょう。特に、1年目はコミュニケーション技術は最初に直面する壁となるかと思います。

 

コミュニケーションは経験年数と力量が関係ない看護技術

看護技術や知識と違い、コミュニケーションはベテラン看護師よりも2年目など若手の看護師の方が上手なこともあるというように経験年数と力量が関係ない看護技術となります。

自分の看護技術を改めて振り返ることで、1年目の看護師の相談に乗ってあげられるような看護師になれるのが理想的です。

 

6.急変対応は積極的に参加しておくこと

1年目看護師急変対応積極的参加しておく

1年目のはじめのうちは急変対応を先輩がしている姿を見ていることしかできなかったり、どうすればいいかわからなかったかもしれませんが、約1年経って、急変時に必要な物品、どう行動すればいかが少しずつ分かってきたのではないでしょうか。

 

救急対応に遭遇したら積極的に行動を起こす

急変は早々起きられては困るものですが、もし、急変対応の場面に遭遇したら積極的に参加しましょう。必要物品を取りに行ったり、自分から「やることはないですか」と声をあげてみましょう

 

1年目看護師と二人きりの時に急変が起きる可能性もある

今は、周りは皆先輩で、周りが指揮を執ってくれますが、いつか、1年目の看護師と自分だけの時に急変が起きるなんていうこともあるかもしれません。その時に、2年目の自分が何もできないのは格好悪くはないでしょうか

 

ポイント!

ポイント

指揮をとるまでにはいかなくてもまずは落ち着いて、やるべきことや急変対応の流れを理解できるよう、急変対応の場には積極的に参加して経験を積んでおくと良いでしょう。

 

7.現在2年目の先輩に来年必要となる知識の話を聞く

先輩看護師来年必要知識聞く

今の2年目の先輩から話を聞き、いつ、何をするのか頭に入れておけば、焦ることなく行動していくことができるでしょう。その時に、2年目の先輩の失敗談ややっておけばよかったことなども聞いておくことで、より、自分の2年目の1年間を有意義に過ごすことができるのではないでしょうか。

 

病院によっては2年目後半からリーダーを任されることも

病院によっては2年目の後半からリーダーを任されるところも多いです。そのため、1年目終盤の今のうちに2年目の先輩がリーダーとしてのどのような業務をして、どのように動いているのかをチェックしておくと、自分がいざその出番になった時も不安なく動くことができるのではないでしょうか。

 

2年目の先輩看護師は自分の未来の姿だと思うこと

2年目の先輩看護師は、自分の未来の姿だと思いましょう。余裕が出てきた1年目のこの時期に2年目の先輩看護師の行動をチェックしておくことで、より、来年の自分の働く姿がイメージしやすくなるかと思います。

 

まとめ:2年目になる準備は早ければ早いほど良い

いかがでしょうか。まだまだ自分は1年目だら、と安心しているとあっという間に後輩が入ってきます。本文中でも載せていることの繰り返しとなりますが、2年目は1年目の時とは打って変わって先輩たちの目が届かなくなります。

もちろん、何をしてもいちいち先輩看護師が口を出してきて煩わしいなと感じる部分もあったかと思いますし、目が離れたことで逆にのびのびとできるようになるので、看護のレベルがアップする看護師もいます。

しかし、いざ目が離れてしまうと自分のやっていることは本当に正しいのか、こういう時はどうしたらいいのかと思い悩み、1年目の時になぜもっと先輩を頼らなかったのだろうと後悔することが起こります。自分もそうでした。2年目になった時の方が看護観が深まっているため、1年目の時よりも山のように聞きたいことが増えてしまうし、できることが増えて不安も増えます。

2年目を不安で迎えないように、今の2年目の行動をチェックし、自分がどういう2年目を過ごすのかを今のうちから考え、分からないことや疑問に思うことは先輩看護師にたくさん聞いて、不安の少ない、1年目の看護師からも信頼を寄せられる2年目看護師になってほしいと思います。


(編集・構成・管理者:亀岡さくみ

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

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