看護師が独身でパートへ転職するのは変じゃない!

看護師が独身でパートへ転職するのは変じゃない

多くの看護師は、学校を卒業した後数年間は病棟で夜勤勤務をすることが独身看護師のスタンダードな働き方でしたが、現在では独身看護師がパートに転職することも働き方の1つとして定着しつつあります。

ここでは、「独身看護師がパートして転職するケースは増えていること」「働きやすい職場」「パートとして働く注意点」等について説明していきます。

1.独身看護師がパートへ転職するケースは増えている

パートで働く独身看護師

パート勤務へ転職する独身看護師が増えているのは、どのような原因が挙げられるのでしょうか。

以下で詳しく見ていきましょう。

 

新人看護師もパートへ転職する時代

現在、看護師は高めの時給のパート先を選ぶことでパート勤務でも十分に暮らすことができるため、新人看護師でもパートとして働く人がいます。

 

独身看護師がパート勤務を選ぶ理由

看護師が独身でパートを選ぶ理由としては、自分の時間を優先したいと考える人が増えたことや、自宅から勤務先に通う看護師が増えたことも影響しているようです。

私が看護師として勤め始めたころは、看護師は病院に常勤で勤務するものであり、夜勤ができなければ退職するしか道がありませんでした。

 

副業ブーム

看護師以外の仕事で自分の能力を発揮したいと考え、ライターやカウンセラーとして副業をする看護師が確実に増えています。

看護師は、責任が重く、夜勤や残業も多く感情労働であるため、常勤で勤め続けることは苦しいと感じる独身看護師が副業しながらパートで働く人が増えています。

 

親の介護との板挟み

「看護の仕事は好きだけど、親の介護をするのは自分しかいない」といった独身看護師が増えたことも、パート勤務が増える原因になっています。

 

補足説明!

ポイント

35歳を過ぎて独身の方も確実に増えており、自分が体調を崩してしまった場合の働き方として、パートを選択する人が増えています。

 

2.独身看護師がパートでも働きやすい職場とは

クリニックでパートとして働く独身看護師

パートで働く独身看護師が働きやすい職場には、「クリニック」「訪問看護ステーション」「夜勤専従看護師を募集している病院」が挙げられます。

では、それぞれについて確認していきましょう。

 

クリニック

クリニックは、パートが多い職場であるため独身でパート勤務をしていても「家庭の事情かな」「他に仕事をしているのだろう」と周囲も考えるため、あまり詮索されずに済むでしょう。

詳しくは、「独身女性看護師がクリニックに勤めるメリット・デメリットとは?」を参照してみて下さい。

一般的にクリニックは、数年で退職する看護師が多いため、独身でもパートで働きやすい職場と言えます。

 

訪問看護ステーション

訪問看護師は、事業所にいる時間よりも訪問に出ている時間の方が多く、特にパート勤務の場合には時間内で訪問・記録を終わらせるため、慌ただしく時間が過ぎていきます。

時給が高く、多くの看護経験も積むことができる訪問看護は、独身でパートへ転職するにはおすすめの職場です。

詳しくは、「初めて訪問看護師へ転職する時に知ってほしい5つのこと」をご覧ください。

 

補足説明!

ポイント

将来、常勤で働きたくなった時も変更可能であるため、訪問看護師としての実績を積んで独立することも可能です。

 

夜勤専従看護師を募集している病院

夜勤専従看護師は、病院勤務としての経歴になり看護師としての経験も積むことができ、パート勤務の看護師が多い職場です。

詳しくは、「夜勤専従看護師への転職6つの注意点とメリット・デメリット」をご覧ください。

夜勤専従看護師は、自分の体調などに合わせつつ高収入を得ることができることも魅力でしょう。

 

3.パートへ転職する独身看護師のメリット

自分の時間を大切にするパートで働く独身看護師

独身看護師がパート勤務へ転職する際のメリットには、どのようなことがあるでしょうか。

以下で紹介していきます。

 

自分の時間を大切にできる

独身で常勤の看護師は、病棟勤務が多く夜勤を期待され、突然の勤務交代や委員会業務など、避けられない業務が増えますが、パート勤務は、勤務時間も勤務日数もある程度自分が提示した条件で働くことができます

そのため、自分の24時間を自分の希望通りに設定することが可能です。

 

様々な看護師が体験できる

独身であるメリットを生かして、様々な形の看護師として働くことも可能です。

病院・クリニック・訪問看護師・健診看護師・イベントナースなど、単発・パートだからできる立場を利用し、看護師としてのスキルアップを図ることもできます。

 

掛け持ちで高収入を得ることも可能

パートの時給にもよりますが、夜勤月数回+時給2,000円以上の日勤バイトなどを組み合わせることで、日勤常勤よりも高収入を得ることも可能です。

 

補足説明!

ポイント

短期間で高収入を得て、起業や進学などの資金にしたい時は、パートに転職した方が効率よく収入を得ることができます。

 

4.パートへ転職する独身看護師のデメリット

パートへ転職して悩む独身看護師

 

パートへ転職する独身看護師のデメリットには、どのようなものがあるのか以下で確認していきましょう。

 

社会保障・福利厚生が不安定

パート勤務もある一定の条件を満たせば、雇用保険・社会保険・厚生年金などへの加入は可能ですが、ボーナスは寸志という病院・クリニックは多く、福利厚生を利用するにも条件が設けられています

そのため、社会保障・福地厚生が十分に使えないパート勤務は、長い目で見ると損をしている可能性があるでしょう。

 

ローンが組めない

常勤の看護師であれば、独身であっても住宅ローンを借りることができますが、年収がある程度キープできていてもパート勤務の場合には、住宅ローンなど大きな金額のローンが組めない可能性があります。

そのため将来、自分の家やマンションが欲しいと考えている場合は、常勤看護師になり計画的にマンション購入を進めることが大切です。

 

補足説明!

ポイント

ローンを組んだ後は、パートに戻っても返済が滞らなければ問題はありません。

 

説教をされやすい

働き方改革とは言っても、一般市民の認識はあまり変わらないため、独身でパート勤務を続けることを理解できない方から「なぜ、常勤にならないの?」と何度も質問される場合や「そんないい加減な働き方はおかしい」と説教されることがあります。

 

5.独身看護師がパートへ転職する際の注意点

パートへ転職する際の注意点を確認する独身看護師

パートへ転職する独身看護師が注意することは、どのようなことがあるのでしょうか。

以下で詳しく説明していきます。

 

社会保障に加入できる職場を選ぶ

看護師は、パートを掛け持ちして2か所以上で働いていたとしても、可能であれば1か所では週20時間以上働き、雇用保険・社会保険・厚生年金に加入することをおすすめします。

社会保険に加入できれば、病院が半分保険料を負担してくれていますし、結果として金銭的にもお得です。

 

パートを辞めても様々な支援を受けられる

社会保険に加入すると「パートを辞めても失業保険の対象になる」「年金額が上がる」等、様々な支援が受けられるため、独身のパートだからこそ社会保障制度に加入できる職場を選ぶことが、何よりも大切です。

 

ダブルワークを推薦する職場には注意する

クリニックなどではダブルワークを奨励している場所もあり、パートとして働く上では、理解がある職場のように見えますが、ただ単に社会保障費を削減するためだけの場合もあります

 

補足説明!

ポイント

ダブルワークをする際は、「パートとして勤務できる時間に上限が設けられていないか」「将来常勤として働くことができるのか」を確認することで、将来安定して働きたくなった時に安心できるでしょう。

 

看護職賠償責任保険に加入する

数か所パート勤務をしている看護師の場合、勤務先はパートを守ってくれるとは限らないため、パートに転職する際には、看護職賠償責任保険に加入して自分の身は自分で守るように心がけましょう。

 

注意点!

ポイント

患者の品物を破損した場合は、看護師も看護業務上の事故やミスで訴えられる可能性があります。

 

まとめ

独身看護師がパート勤務を続ける場合は、「社会保障や福利厚生が利用できる職場を探す」「万が一に備えて看護職賠償責任保険に加入する」等、将来を守る決意をすることが必要です。

看護師として将来の生き方に迷いがある時には、独身であってもパートとして転職して看護師業務を続けながら、自分を見つめ直してみると良いでしょう。

パートへ転職しようと考えている独身看護師は、是非参考にしてみて下さい。

ラビウサ

【40代後半・資格:看護師(がん看護専門看護師)、消化器内視鏡技師、心理相談員】

看護師をして20年以上になります。外来・病棟・検査室・クリニックなど、いろいろな場所での業務を経験しました。ですが、一時は看護師をやめようと思ったほど、心身共に追い詰められた時期もあります。現在は、看護師も続けつつ、ライターやカウンセラーとしても活動しています。今までの経験を生かして、いろいろな体験談も書いていこうと思っています。

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