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看護師の離職率は高い?低い病院求人へ転職するためのポイント5つ

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看護師の離職率は高い?

転職を考える看護師の方は病院での看護師の離職率を気にしたことがありますか。

病院の看護師離職率を知ること、特長を把握することで、転職を実りあるものにすることができます。

このページでは、看護師の離職率の計算方法から、離職率の低い病院が良い理由、離職率の低い病院を見分ける特徴になどについてご紹介します。

1.看護師離職率の計算ってどう見るの?

看護師離職率の計算ってどう見るの?

冒頭でも紹介したように、看護師の離職率とは、病院や施設で勤めていた看護師が、一定の期間(※1)でどれほどの看護師が病院を離職したかを比率で表したものです。

(※1)「一定の期間」に定義はありませんが年度初めから1年間が一般的です。

 

離職率の計算方法について

「退職した看護師」を「在籍している看護師」で割り、「退職前の全体の看護師数」を掛けたものが離職率になります。

例えば、年度初めから一年間の離職率を割り出す計算式は、

  • 病院に在籍する看護師が300人
  • 5人の看護師が退職
  • 残った看護師が295人

になった場合には、「5人÷295人×300人=離職率約5%」このような計算方式です。

離職率が高ければ看護師が病院に定着せずに入れ替わりが多い状態であり、離職率が低ければ病院に定着し入れ替わりが少ない状態である事が分かります。

 

2.看護師の離職率は実は高くなく低い

看護師の離職率は実は高くなく低い

看護師は転職数が多いイメージがありますが、一般的な企業と比較するとどのような計算になるのでしょうか。

一般企業を含む看護師の離職率表

看護師の離職率「10.9%」 約10人に1人の離職
医療・福祉「14.8%」 約7人に1人が離職
一般企業の離職率「16.3%」 約6人に1人が離職
生活関連サービス業・娯楽業「20.3%」 約5人に1人が離職
民宿業・飲食サービス業「30.0%」 約3人に1人が離職

(参考データ:「日本看護協会:看護師実態調査」「厚生労働省:平成27年雇用動向調査結果の概況平成28年雇用動向調査結果の概況」より)

常勤看護師の離職率は10.9%であり、新卒看護師の離職率は7.8%という結果が出ています。

つまり、常勤看護師は約10人に1人が離職しており、新人看護師は約13人に1人が離職していることが分かります。

そのため、他の業種や一般企業と比べたときに、看護師に離職率は比較的低いことが分かります。

 

看護師の離職率ってそんなに高くない!

看護師の離職率は他の職業に比べそれほど高くありません。しかし、全体の約40%もの看護師が転職を考えているということが当サイトの調べでわかりました。

(詳しくは「看護師の転職率と年代別の傾向 | 転職を考えている看護師の割合は?」をご確認ください。)

つまり、看護師は現在の病院を離職しても新たな病院へと入職するため離職率がそれほど高くない反面、転職を考えている看護師の割合がかなり高いということが分かります。

 

3.看護師にとって離職率の低い病院が良い理由とは?

当サイトが看護師に対し「1年間での看護師離職率は何%だったら転職を決める?」というアンケートを実施した結果、

1年間での看護師離職率は何%だったら転職を決める?アンケート調査

1位:離職率10%以下 28.6%
2位:離職率5%以下 23.8%
2位:離職率20%以下 14.3%

看護師が転職先を決める際に「離職率の低さ」を判断材料にすることをおすすめします。

なぜ離職率の低い病院への転職が良いかという、看護師として働いやすい病院である可能性が高いからです。また、離職率の低い病院は「ホワイト病院である可能性が高い」と言えるからです。

 

(1)人間関係が良好である可能性が高い

人間関係が良好である可能性が高い

看護師の退職理由として「人間関係のもつれ」が常に上位ランクインしていますが、看護師の離職率が低く長期勤められるということは、人間関係が良好であると期待することが出来ます

 

人間関係は運しだいだが、離職率は参考にできる

人間関係に関しては、実際に病院で働いてみないと知ることが出来ません。つまり、人間関係が良好な病院に転職することは、「運次第」であるとも言えます。

しかし、人間関係が良好であれば、看護師の離職率が低くなることから、病院での離職率を確認することによって、人間関係が良好な病院である可能性が高いといえます。

 

(2)看護師のフォロー体制が充実している可能性が高い

看護師のフォロー体制が充実している可能性が高い

離職率が低い病院は、フォロー体制が充実している可能性が高いと言えます。

なぜならば、看護師への配慮が行き届いている可能性が高く、その理由として「教育体制の充実」「フォロー体制の充実」が出来ているといえます。

また、看護師の人員や仕事に対してゆとりのある病院である可能性が高いとも考えられます。

 

看護師の教育が充実していることでモチベーションも保たれる

看護師への教育や研修に力を入れることで、業務内容の十分な把握だけではなく仕事のやりがいやモチベーションが上がることが期待できます。

このことから、離職率の低い病院は看護師の意志が高く、個々人の能力も高い可能性があると言えます。

 

(3)有給休暇の消化率が良い可能性が高い

有給休暇の消化率が良い可能性が高い

離職率が低い病院は、有給休暇の消化率が高い可能性があります。

有給休暇を「罪悪感がる」と捉える看護師が多い病院に勤めた場合、周りの看護師につられて有給休暇を消化することに抵抗があり、窮屈さを感じてしまいます。

しかし、有給休暇を看護師のリフレッシュの機会として積極的に取り入れている病院は、看護師の仕事とプライベートにメリハリが生まれ、働きやすい環境であると言えます。

 

補足説明!

ポイント

有給休暇の消化に積極的な病院に勤める看護師は、ライフワークバランスが取れることにより、看護師離職率の低さとして結果が出ることが考えられます。

 

(4)福利厚生が充実している可能性が高い

福利厚生が充実している可能性が高い

結婚や出産などのライフイベントを機に離職してしまう看護師が多い中、このように福利厚生が充実している病院は看護師にとって働きやすい職場であると言えます。

なぜならば、福利厚生が充実していることにより、看護師が産休・育児休暇明けに復職しやすいことから離職率が低くなっていると考えることができます。

そのため、離職率の低い病院は、福利厚生が充実しているために看護師が働きやすいという可能性が高いです。

 

補足説明!

ポイント

福利厚生が充実している病院に勤めることで、育児休暇や産休手当などの子育て時期にサポートを受けることが出来ます。

 

(5)看護師の給料が高い可能性がある

看護師の給料が高い可能性がある

離職率の低い病院は、給料面が優れている可能性があり、なぜなら看護師は給料に不満が無い、または少ないため転職する必要がなく、長く勤めているということが考えられます。

 

給料が高く離職率が低い病院は働きやすい

給料が良い病院であっても労働環境が整っていない場合には離職率が高くなるものです。

そのため、給料が高く離職率の低い病院は看護師として勤める上で最も働きやすい職場である可能性が高いと考えられます。

 

4.離職率の高い病院の特長を知ろう!

離職率の高い病院の特長を知ろう!

離職率の高い病院の特長として、

  • (1)小規模病院は離職率が高い傾向がある
  • (2)個人病院は離職率が高い傾向がある
  • (3)夜勤が72時間越えの病院は離職率が高い傾向がある

以上のことが挙げられます。

日本看護協会のデータを元に詳しく説明していきます。

 

(1)小規模病院は看護師の離職率が高い傾向がある

日本看護協会の調べによると、病床数によって看護師の離職率にバラつきがあることがわかりました。

常勤看護師・新人看護師共に、病床数が少ない小規模病院ほど離職率が高く、病床数の多い大規模病院ほど離職率が低いという結果となります。

 

病床規模別の看護職員離職率

病床規模別の看護職員離職率

病院の病床数 常勤看護師 新卒看護師
99床以下 12.3% 13.9%
100~199床 12.2% 10.1%
200~299床 11.4% 8.4%
300~399床 11.0% 8.0%
400~499床 10.2% 7.8%
500床以上 10.2% 7.0%

(データ元:2015年度病床規模別離職率の推移より)

このように病床数が少ない小規模病院ほど、常勤看護師・新卒看護師共に離職率が高い傾向がわかります。

理由としては、病床数が少ないことで看護師人数が必然的に少なくなることから、看護師一人あたりの業務負担が大きいことが考えられます。

 

(2)個人病院は看護師の離職率が高い傾向がある

日本看護協会の調べによると、個人病院(クリニックなど)の離職率は常勤看護師・新人看護師共に平均を大きく上回る結果となりました。

病院種類別看護師の離職率

常勤看護師 新卒看護師
離職率の平均 10.9% 7.8%
国立病院の離職率 10.2% 6.7%
公立病院の離職率 8.1% 7.7%
日本赤十字病院の離職率 8.4% 6.1%
個人病院の離職率 17.3% 17.6%

(データ元:設置主体別の看護師離職率より一部抜粋)

常勤看護師・新卒看護師共に約3人に1人が離職していることになります。理由としては、さきほど述べた小規模病院の離職率の高さと共通し、看護師一人あたりの業務負担の大きさが考えられます。

 

補足説明!

ポイント

小規模病院・個人病院共に、最低限の看護師人数で営業している病院が多く存在します。

その為、妊娠や出産を控えた看護師をフォローする体制が取れず、退職せざる負えない現状が離職率の高さとして表れていることが考えられます。

 

(3)夜勤が72時間越えの病院は看護師の離職率が高い

日本看護協会の調べによると、「夜勤の勤務時間が72時間を越える看護師が50%以上いる病院の離職率は高い」という結果が出ております。

夜勤が72時間越えの病院は看護師の離職率が高い

このように夜勤の勤務時間が72時間を越える看護師が多いほど離職率が高く、少なければ離職率が低いというわかりやすい傾向があります。

看護師にとって夜勤はつきものですが、やはり肉体的・精神的の負担が否めません。そのために、夜勤の少ない病院を求めて転職を考える看護師が多いようです。

夜勤の少なさに伴って離職率が低くなることから、

  • 夜勤が少ない病院は看護師が長期働ける理由となる
  • 夜勤が多い病院は看護師が転職を考えるきっかけとなる

ということになります。

次に、以上の結果を元に離職率が低い看護師求人を見分ける方法について説明していきます。

 

5.離職率の低い看護師求人を見分ける方法

離職率の低い看護師求人を見分ける方法

病院の看護師離職率を公開している求人は非常に少ないのが現状です。

そのため、看護師が自力で病院の看護師離職率を知ることは難しくなります。

しかし、具体的な離職率を知ることが出来なくても、先ほど述べた離職率の高い病院の特長を把握し、離職率の低い病院を見分けるための方法を知ることで判断材料とすることが出来ます。

離職率の低い病院へ転職を考えている看護師の方は覚えていただきたいポイントです。

 

(1)病院情報サイトから患者の口コミを閲覧する

今まで説明してきたデータの内容から、離職率の低い病院は、看護師の労働環境が良いために患者への対応に余裕があり、患者から評判が良いという傾向があるといえます。

そのため、「地域の病院情報をまとめた患者の口コミサイト」を確認しましょう。

 

ポイント!

ポイント

特に小規模なクリニック(診療所)・病院などは看護師の離職率が高いデータが出ているため、必ず確認しましょう。

 

(2)面接や見学でなぜ看護師を採用しているのか確認する

離職率の低い病院は看護師の労働環境の良いため辞める看護師は少なく、看護師が辞めた理由が明確なはずです。

逆手に考えると、離職率の高い病院は、待遇に不満があるなどの何らかの事情があり、離職した看護師を補うために求人が出していると考えることが出来き、辞めた理由は不明確であり「はぐらかす」はずです。

そのため、面接や病院見学の際に、「なぜ看護師を募集するのか」を確認し明確な回答が返ってくるかどうかで、離職率を判断することが可能です。

 

補足説明!

ポイント

また、病院見学などでよい病院や悪い病院も見極めることが可能なので、看護師転職する場合は必ず見学に行きましょう。詳しくは「看護師転職時の病院見学 | 必要な7つの見極めポイント」を確認してください。

 

(3)病院の離職率を第三者から聞いてもらう

離職率の低い看護師求人を見分ける方法として看護師転職サイトを利用し、担当者に病院の離職率を聞いてもらう方法があります。

一番手っ取り早い方法にはなりますが、担当者によっては看護師の離職率を把握しているケースとしていないケースがあるため、確認して調べてもらいましょう。

確実に良い病院へ転職を考えている看護師の方は離職率を確認するために、利用は必須と言えるでしょう。

 

まとめ

看護師離職率が低い病院が良い病院である可能性はかなり高いといえます。

しかし、どの病院においても、家庭の事情や出産などといった仕方のない看護師の離職はあるものです。その為、「離職率が高い」=「ブラック病院」と一概に言うことは出来ません。

あくまで「看護師の離職率」は病院選びの判断材料に過ぎません。

そのため、労働環境の良い病院へ転職するには、見学や口コミなどで自ら情報を収集し、自分が主軸となって判断を下すことが大切です。


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この記事を書いた人:arika
(公開日:)(編集日::2017年12月02日)

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