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テレビドラマとは違う救急病棟の看護師の実態13つ

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テレビドラマとは違う救急病棟の看護師の実態7つ

救急病棟で働く看護師の中には、昔見たテレビドラマがきっかけで、看護師を目指すようになった人もいるのではないでしょうか。しかし、実際はテレビドラマのような世界とは違う!と、実感している看護師も多いことでしょう

ここでは、救急病棟の看護師の実態を、イメージと違う点を中心にご紹介していきたいと思います。

現役看護師の方は面白おかしく見てもらえたらうれしいです。また、救急病棟へ転職する看護師も現場の実態を確認しましょう。

テレビドラマの救急病棟と実際の救急病棟の違い13つ

テレビドラマと現実救急違い

それでは実際に、現場の看護師さん達から聞いたテレビドラマと救急病棟の違いについて紹介していきます。救急病棟以外で働く看護師さん達にも思わず納得するものもあるでしょう。

 

1.患者さんよりも家族の対応が多いケースもある

患者さんよりも家族の対応が多いケースもある
テレビドラマでは、医師の隣で医師の指示に従って、かっこいい補佐役を勤めていることが多い看護師たち。でも実際は、緊急搬送されてきた患者の家族たちの対応に追われることも多いのです。

救命病棟へは、突然の事故や病変で運ばれてくるケースが多く、家族がパニック状態であることがよくあります。緊急手術などになる場合もあり、知らせを聞いて駆けつけた家族が動揺してしまうことは少なくありません。

そんな家族を落ち着かせて、現在の状況を説明することが、救命病棟の看護師の重要な役割です。

 

2.病棟に運ばれてくるときにあんなに慌てない

病棟に運ばれてくるときにあんなに慌てない
テレビドラマで急患が運ばれてくるシーンがありますが、どのテレビドラマも声を張り上げあわただしい雰囲気ですよね。

実際にバタバタすることもなければ、声を張り上げることもありません

理由として、他の患者がびっくりしてしまうからです。看護師みんな冷静に対応しています。慌てる看護師がいたとしたら新人看護師くらいです。でも、新人看護師もあそこまで慌てることはありません。

 

3.無力感を感じることが多い

無力感を感じることが多い
救命病棟では、奇跡的に助かるケースなどが描かれるケースが多くあります。もちろん、現在は医学が進み、かつては救えなかった命も、多く救えるようになったと言えるでしょう。しかし、想像以上に簡単ではなく、搬送されても亡くなってしまうケースは少なくありません。

テレビドラマのようにハッピーエンドになればいいのですが、あまりにも救えない命が多すぎて、無力感を感じる看護師たちは少なくないようです。

 

4.外科の対応だけではない

外科の対応だけではない

救命病棟のテレビドラマを見ていると、事故や外傷などの患者が多く運ばれてきますが、実際は小児であったり婦人科であったり様々な診療科の患者が運ばれてきます。

意外と精神科の患者も多いのも実態です。様々な疾患の患者を対応していかなくてはならないので大変なのです。

実際、外科だけだったらどれだけ楽かと思います。

 

5.精神的ケアよりも、身の回りの世話で終わることがほとんど

精神的ケアよりも、身の回りの世話で終わることがほとんど
テレビドラマの中では、看護師と患者さんの心のふれあいが描かれることも多々あります。最初は言うことを聞かなかった患者さんが、懸命に看護する看護師の姿を見て改心し、最後には感謝の一言を添えて退院していくシーンなどはよく目にしますね。

でも、実際は、患者さんの精神的なケアよりも、身の回りの世話で手一杯というのが救命病棟の看護師たちの現状です。もしろん、精神的なふれあい、こまめな声掛けなどは行いますが、じっくり話をしたりする余裕はなかなかありません。

 

目の前のことに手一杯なのが現状

「患者さんに愛される看護師になりたい」と、目標を持って入職したとしても、実際は目の前の業務に手一杯で、自分の目指す看護師像とは程遠い…というケースは少なくありません。

 

6.機器のチェックや在庫管理などの雑務も看護師の仕事

在庫管理などの雑務も看護師の仕事
急患が比較的少ない午前中などは、機器のチェックや在庫の管理などの雑務を行うことも看護師の仕事です。救急搬送がなければ、救命病棟の仕事は、病床の患者のケアなどになりますので、通常の病棟と変わらない業務が発生してきます。

 

憧れを持ちすぎるのも考えもの

雑務をこなすことは、病棟運営のために必要なことですが、あまりにも志が高く、救命病棟での活躍を夢見過ぎてしまうと、現実の地味な仕事に、嫌気がさすこともあるかもしれません。機器のチェックや在庫管理は、とても重要な誰かがやらなくてはいけない仕事ですので、理想とのギャップにやる気を失くすことのないようにしてください。

 

7.ドラマには決して出てこない排泄介助が多い

ドラマには決して出てこない排泄介助が多い
テレビドラマでは、汚物などを移すことはできません。そのため、排泄介助のシーンが映し出されることはほとんどなく、看護師の大変さが描かれていないと感じる看護師も多いはず。

実際、新人看護師が心折れそうになるのは、排泄介助のシーンです。人の体を拭いたり、排泄の手伝いをすることは、とても簡単に慣れることではありません。しかも人間は1日に何度も排泄しますので、排泄介助の必要な患者が多い病棟だと、非情に苦労を感じることでしょう。

一般的に、朝昼晩の食事よりも、トイレの回数は多いですよね。想像するだけでも、テレビドラマの中の世界とは違うことを感じていただけると思います。

 

8.師長は現場に出ることはない

師長は現場に出ることはない
テレビドラマだと師長のような看護師が現場に出ては医者とやり取りをしたり現場に入り対応している場面がありますが、実際は師長が現場に入ることはありません

主な仕事内容としては、

  • 申し送り
  • 運ばれてきた患者のベッドコントロール
  • 現場の状況をみて指示出し

師長が現場に出ていたら、ほかの看護師がやりにくくて仕方ありません。

 

9.実際は患者は綺麗ではなく壮絶である

実際は患者は綺麗ではなく壮絶である
テレビドラマだから仕方ないのかもしれませんが、実際のところ救命病棟は別の意味で壮絶です。

例えば、

  • 子供が受傷しているケースだと親が泣き叫び
  • 患者によっては嘔吐や便まみれ
  • 受傷が激しい
  • 重度の熱傷は顔も形も原型をとどめていない

以上のような患者も運ばれてきます。

テレビドラマの患者を見ると、どうしても綺麗だなと思ってしまうこともしばしばあります。実際のところはこういう患者だけではないということです。

 

10.ハッピーエンドよりバッドエンドのほうが多い

ハッピーエンドよりバッドエンドのほうが多い

テレビドラマの患者は、生死をさまよう場面から、看護をし、意識を取り戻し元気に退院する。といったハッピーエンドで終わることが多いです。

しかし、実際の現場では、搬送されてきた時点で心肺停止でそのままご逝去するケースが多いのです。亡くならなかったとしても、外傷により、身体に大きな傷を残し、心の傷が癒えなかったり、熱傷で大やけどを多い、何度も手術してもなかなか元のように戻らなかったり。

助かったからといって、すべてハッピーかと言われたらそうではないのです。このようなことから、実際のところハッピーエンドよりバッドエンドの方が多いのです。

 

11.悪役は1人じゃ済まされない?!

悪役は1人じゃ済まされない?!
テレビドラマの中の救命病棟では、いいことも悪いこともバランス良く起こるように設定されています。また、話を面白くするために、敵味方などの設定がされていることも多いです。

ドラマでは、だいたい良心的な人が主人公を務めることが多くなります。加えて、その主人公と敵対する悪役、イヤな上司などが用意されます。大抵、テレビドラマでは悪役は1名や数名のグループとして扱わられることが多いのですが、ここが現実と違うところなのです。

 

現実の人間関係は複雑なんです

現実の救急病棟ではイヤな人もたくさんいますし、悪役が複数名いることも多々あるのです。嫌味な先輩が必ずしも手を組んでいるとは限らず、Aグループを立てればBグループが立たず、Bグループを立てればCグループが立たず…といった、複雑な人間関係になることが珍しくないのです。

 

12.テレビドラマのようにコミカルなんかじゃない!

天才外科医
医師が中心となるドラマは、シリアスなストーリーの物が比較的多いのですが、看護師が中心となるドラマの場合は、なぜかコメディ調であることが少なくありません。

医師が中心の医療ドラマでは、大学病院の派閥争いや、天才医師の手術テクニックが見せ所である一方、看護師のドラマでは、おっちょこちょいの看護師が面白おかしく立ちまわるというストーリーが多いのです。

 

コメディ調のドラマが好きな人は要注意!

このようなコメディ調のドラマをきっかけに看護師を目指せば、必ず実際の看護の現場で「こんなはずではなかった」というギャップに悩まされることになるかもしれません。

面白いのでついつい見てしまうドラマですが、看護師を目指している人は、看護師の現状をしっかりと知ることが大切です。入職後に困らないためにも、現実と空想のお話の違いを、きちんと踏まえておきましょう。

 

13.看護師の人数はもっと少ない

看護師の人数はもっと少ない
テレビドラマの看護師の人数がやたら多いのに驚かされます。実際日勤帯で出勤している看護師は師長、次席、リーダー、一般職などだいたい7名前後です。テレビドラマの看護師の数を見るとざっと10人近くはいますよね。

あんなに看護師がいたら、逆に邪魔になってしまいます。だけど、良くとれば、ドラマのように、あれだけ看護師がいたら手厚い看護はできるかもしれませんね。

 

まとめ

救急病棟テレビドラマまとめ

現在、一般病棟で働いている看護師の中には「いつか救急病棟に行ってみたい!」と考えている人も多いでしょう。本気でそう思うのであれば、人生は一度きりですし、ぜひチャレンジしてみてほしいのです。しかし、その前に「なぜ自分は救急病棟に憧れているのか」ということをじっくり自問自答してみることも大切です。その時に、過剰にテレビドラマに期待している自分に気付いたら少し注意する必要があるかもしれません。

 


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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。


カテゴリー:看護師の実情

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年08月06日)

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