著作者

こまき

元看護師

こまき

( 看護師 )

看護師が大学病院へ転職するのは「デメリット」を知ってから!

公開:、更新:2018年07月17日
看護師が大学病院へ転職するのは「デメリット」を知ってから!

大学病院付属看護専門学校を卒業し、そのまま大学病院へ就職し7年間(特別病棟と小児科)で勤務していました。

結婚を機に退職し、一般病院へ転職。

同じ病院勤務といってもやはり大学病院・一般病院では大きな違いがありました。

私の体験にはなってしまいますが、大学病院への転職を考えている方の参考になればと大学病院への転職デメリットをまとめてみました。

1.大学病院はマニュアルで動く

大学病院はマニュアルで動く

大学病院の看護師は、とにかくマニュアルに沿った行動を強いられます。

一般病院やクリニックなどから転職する場合、そのマニュアルの多さに圧倒されると思います。

ただ、このマニュアルというものはその医療行為の基準・手順なので新人や初めてその科に配属になった看護師にとっては、わかりやすい参考書代わりになります。

便利と感じる看護師もいるでしょう。

 

看護師の経験があり転職する場合はストレスになる?

看護経験を持って大学病院へ転職した場合、今までやってきた方法をそのまま行うことは許されません

そのため、大きなストレスとなると思います。

また、何年かに1度(だいたい特定機能病院などの監査が入る前など)マニュアルの見直しなどもあり、スタッフそれぞれが担当を決められマニュアルの追加や修正なども行っていきます。

この作業も結構苦痛でした。

 

2.出身校が異なるとアウェイ感(派閥)が強い

出身校が異なるとアウェイ感(派閥)が強い

大学病院は、「教育」「臨床」「研究」の3つの機能を持ち、大学におかれる付属施設の1つが「大学病院」であるため 医師・看護師はもちろんですが、薬剤師・理学療法士・作業療法士も同じ大学もしくは付属短期大学や専門学校などを経て大学病院へ就職しているのでホーム感が強いです。

私も実際大学病院付属の看護学校を卒業し、そのままエスカレーター式に大学病院へ就職しました。学生の頃から実習もその大学病院で行っていたので、顔見知りのスタッフもたくさんいましたし、出身校が同じ人が多いので先輩も可愛がってくれました。

逆を言うと、出身校が異なる、経験してきた病院が異なると、アウェイ感(派閥)は強いと思います。

だからといってそのことが大きな問題になることはありませんので安心してください。

 

3.日々クリティカルラダー・研修・勉強会の嵐

日々クリティカルラダー・研修・勉強会の嵐

クリティカルラダーを用いている病院が多いと思いますが、大学病院ではこのクリティカルラダーを一つの指標として、1年間の目標を立てることも多く

  • 4月に目標の立案
  • 9月ごろ中間評価
  • 2月最終評価

と細かく師長と面談をして決めていきます。

そのため、自分の目標に合わせて、研修に参加したり、病棟の勉強会を計画したり、参加したりと忙しいです。

この目標を書いて提出することも、大学病院ならではきっちり文章化して自分を評価させています。

このような自己評価・自己目標など今まで立てずに勤務する病院で働いていた場合、ちょっと面倒くさいと感じることが多いかと思います。

 

4.時間外勤務(残業)が多い

時間外勤務(残業)が多い

定時に退勤できることはまずありません。

一般病院に比べて、やはり高度な医療の提供や、重症度の高い患者、緊急入院の多さなどにより時間外勤務は多いです。

その分時間外勤務手当もしっかり付きますが、お金より時間がほしいとよく思っていました

体力・根気がないときついです。

 

5.希望しない異動命令が必ずある

希望しない異動命令が必ずある

大学病院では、基本長期間同じ部署にはいません。

私の勤務していた大学病院では、4年ごとのペースで配置転換がありました。

毎年、異動希望などはとっていますが、それ以外に異動希望を出していなくても異動されてしまうことがあります。

内科・外科などにしてもそれぞれ細かく分類ごとに病棟があるので(循環器内科・消化器内科・呼吸器内科や胸部外科・消化器外科・脳外科など)専門的に学ぶには良い環境だと思います。

 

一つの分野で働きたい看護師は不向きです

一つのところでじっくり働きたい人にも向かず、「絶対内科が良い」や「外科が良い」など、こだわりがある看護師には、大学病院は向かないかもしれません。

また、自分が希望していなかった病棟に異動になっても、新しい分野の発見にもつながり意外と自分はこの科も楽しいと感じることもあるかもしれません。

 

6.人数(看護師)が多い分、人間関係も複雑

人数(看護師)が多い分、人間関係も複雑

大学病院は、看護師数、スタッフ数が多いです。

病棟は、割と若いスタッフ・看護師(20代前半~30代前半)が多くをしめますが、役職がついているスタッフ・看護師で40代~50代も少人数います。

少人数でも女性が多い職場となると、人間関係が難しいと思いますが、これが大人数ともなると、派閥のようなものもでき、厄介です。

 

同じ病棟に同期の看護師がいることはあまりない

同じ時期に転職してきた同期がいたりすると、お互いに心強いと思いますが、大学病院の場合、数ある病棟の中、同じ時期にしかも経験のある転職者を同じ病棟に配属することは稀だと思います。

そのため、周りの様子を判断しながら、どのような人間関係なのか観察しトラブルに巻き込まれないよう上手にお付き合いをすることをおすすめします。

 

7.最先端医療に嫌でも関わらなければならない

最先端医療に嫌でも関わらなければならない

大学病院では、常に新しい医療に取り組んでいます。

新薬や、新しい医療機器、新しい術式などが取り入れられた際には、その都度勉強会が開かれたり、自分で調べたり勉強しなければなりません

どんどん新しい知識をいれ、古い知識を更新していくことが必要とされます。

そのため、受け身だけでは補えないことも多々あるので、自己学習が必要となります。

努力を面倒と思う人も大学病院には不向きかと思われます。

 

8.採血・点滴挿入などは、基本研修医もしくは医師の仕事

採血・点滴挿入などは、基本研修医もしくは医師の仕事

大学病院には、研修医がたくさんいます。

そのため、採血・点滴挿入は基本研修医のお仕事です。

一般病棟やクリニックで毎日採血・点滴挿入を行っていた看護師にとっては研修医を呼ばなくてはならない面倒くささや、自分の技術向上にならず嫌だなと感じることもあるかもしれません。

私は、大学病院から一般病院へ転職したのでまず看護師がやる採血・点滴挿入の多さに初めは圧倒されました。そして、採血や点滴ルート確保の技術もなく、何度も失敗していたことを思い出します。

採血・点滴ルート確保が苦手な看護師にとっては、デメリットではなく、大学病院はメリットかもしれません。

 

まとめ:デメリットを承知した上で転職しよう

上記をデメリットと感じるか、メリットと感じるかは、看護師それぞれ異なります。

デメリットと感じることが多かった看護師にとっては、大学病院は不向きかもしれませんし、デメリットとは感じない看護師にとっては大学病院向きかもしれません。

ただ、どんな看護師転職にしてもメリット・デメリットはつきものです。

実際、私の場合は大学病院から一般病院へ転職をしたので、この上記記載したことはデメリットというより当たり前のことと思って働いていました。

しかし、一般病院へ転職するとマニュアルのゆるさに「これで良いのか?もっときっちりしたい」と感じてしまうことや、「時間外も働いて手当ほしいな」や、「高度な医療に携わりたいな」など古巣と比べてしまうことも多かったです。

大学病院は、働きたいと思ったときに挑戦してみることをおすすめします

やはり、家庭を持って子どもがいるなど自分の時間がフルに使えない状況だと、挑戦しにくい環境です。
(実際、自分が家庭を持ってみると大学病院(特に病棟)はもう戻れないなとつくづく感じています。)

しかし、大学病院での経験は一般病院でも大いに役立ちましたし、自分が大学病院で勤務していたという誇りになっています。

一般病院やクリニックで働いた経験があり、転職に大学病院を考えている方はぜひチャレンジしてみてください。

都内大学病院にて特別病棟(全科)と小児科病棟で7年間勤務。

結婚を機に退職。約10ヶ月休職し、その間スポット看護師アルバイトを経験。その後、横浜市内の国立病院へ再就職。外科病棟で働いていました。

第一子の産後育休から復帰し、外来へ復職。第二子出産とともに市外への転居も決まり退職。現在2人の子育てをしており休職中。

看護師としての経歴

保有資格 ・看護師
年齢 ・神奈川県/35歳
職務経験 ・大学病院 ・国立病院
診療科経験 ・特別病棟(全科) ・小児科 ・外科 ・訪問入浴
・デイサービス ・健診 ・ツアーナース ・イベントナース


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