大学病院の看護師が楽な科とは!転職は可能?

看護師 大学病院 楽な科

大学病院へ転職を考えている看護師の方や、大学病院で転科を考えている看護師の方は、大学病院の看護師は辛いって知っているけど楽な科ってあるの。

という疑問を持つ看護師も多いのではないでしょうか。

大学病院は、細かく科を分けて病棟にしてあります。自分の希望通りの科に配属されることはまずないので、そのリスクを考えた上で転職を考える必要があります。

私が大学病院の看護師として経験し、体験した結論ですが、大学病院には楽と言える科は少なく、楽な科はあるものの付帯業務が多いと思います。

このページでは、「大学病院で働く看護師の仕事が楽な条件とは」と「大学病院で楽な科」、「大学病院に転職した場合、楽な科への配属は可能?」を説明していきます。

1.大学病院で働く看護師の仕事が楽な条件とは

大学病院で働く看護師の仕事が楽な条件

日々勉強会や目標設定、スタッフ間でのミーティング、後輩指導、おまけに学生指導まで入ってくると、看護師にとって楽と呼べる科は少ないことが現状です。

しかし、その中でも比較的楽な科の条件として

  1. 緊急入院が少ない(予定入院が多い、手術の日程が決まっている)
  2. クリニカルパスの適用が多い疾患・パスを使う手術患者がいる病棟
  3. ADLが高めの患者が多い(術後の一時的なADLの低下を除く)
  4. 超過勤務(残業)が少ない

以上のことがあげられます。

 

具体的に大学病院で楽な科は何科?

私の在職していた大学病院では、毎月各病棟の平均超過勤務時間がお知らせで回ってきたため、どこの科が忙しいかをひと目でチェックできました。

そこから、上述の条件を持っている外科系の科は比較的超過勤務が少なめでした。

特に、

  • 眼科病棟
  • 皮膚科病棟
  • 精神科病棟

以上の3つは、超過勤務がほぼなく、その他条件にもあっており、楽な科でいつも羨ましいと思っていました。

 

ポイント!

ポイント

緊急入院や患者の重症度にもよりますが、手術や抗癌剤のスケジュールで動ける外科系の方が比較的楽でしょう。

 

2.眼科病棟:決められたルーティンワークで楽

眼科病棟

眼科病棟での処置は、白内障の手術がほとんどです。

患者にとって侵襲も少ない手術であり、回復も早く入院から退院までの日数が短いため、看護師も決められたルーティンワークで動くことができ比較的楽と言えます。

 

眼科疾患は急変も少ないため超過勤務がない

眼科疾患での入院のため急変も少ないことや、クリニカルパスの運用で記録も短時間でできることが超過勤務を少なくできている理由でしょう。

 

3.皮膚科病棟:医師の指示通りに処置を行うため楽

皮膚科病棟

皮膚科病棟では、主に皮膚疾患の軟膏処置や創部洗浄など毎日皮膚の観察をして、医師の指示通りに処置を行うことが主な看護師の仕事となります。

皮膚科病棟の中には重症の熱傷などで生命の危機状態にいる方やADLが低い方も少なからずいて大変なこともありますが、

  • 主に命に関わる事のない皮膚疾患の患者が多く入院している
  • 急変が少ない
  • ADLが比較的高い
  • コミュニケーションを良好にとれる患者が多い

以上のことが、眼科病棟の超過勤務を少なくしている理由でしょう。

 

4.精神科病棟:患者の身の回りの管理などが中心で楽

精神科病棟
精神科病棟の看護師の仕事内容は、主に服薬管理やレクリエーション、日常生活指導・身の回りの管理などが中心となります。

 

高度な医療行為が少ないのも楽な理由

点滴管理や高度な医療行為は少ないため、精神科病棟の超過勤務は少なく、看護師が楽な科と言えます。

 

注意点!

ポイント

ただ、身体的な疾患とは異なり、精神的な面の看護というのは自分の精神面にも負担が大きくかかるため、一概に楽とはいえないかもしれません。

 

5.大学病院に転職した場合、楽な科への配属は可能?

楽な科への配属は可能

実際に、大学病院へ転職した場合、中途看護師が大学病院の楽な科へ転職することは可能なのでしょうか。

 

(1)専門看護師や認定看護師を持っていれば可能

専門看護師や認定看護師の資格などを持っていれば、その資格に伴った大学病院の希望の科へ配属することは可能になる確率が高いといえます。

しかし、専門看護師や認定看護師の資格なしで、前職の配属科が優先されて配属が決まることは大学病院ではあまりないでしょう。

 

(2)大学病院の外来への看護師転職は難しい

外来の看護師は、日々の記録も少なく看護計画の評価なども病棟ほど細かくは残さないため業務内容的にも楽です。

しかし、病棟勤務から産休育休後復帰時に外来へ移動するケースや、パート看護師の募集が多く、正職員で初めから外来という募集は少ないでしょう。

 

補足説明!

ポイント

病棟・外来などの大きなくくりでの希望を聞かれることはあるかもしれませんが、基本的に大学病院の中途看護師の求人は病棟で夜勤もできる人材を求めていることが多いです。

 

(3)ずっと楽な科にとどまることは難しい

中途看護師が楽な科にたまたま配属されたとしても、大学病院の場合3年程度で異動を告げられるなどするため、ずっと楽な科にとどまるのは難しいといえます。

 

(4)楽な科でも付帯業務があり楽ではない可能性も高い

病棟では、スタッフの年齢層が若いのも大学病院の特徴で、中間層が少ないです。

中途看護師の場合、経験があると重宝がられ、病棟での役割(リーダーやプリセプター、学生指導など)がつくこともあり、業務自体が楽であったとしてもそれ以外の付帯業務が楽とはいえないかもしれません。

 

(5)大学病院で楽な科を求めるより、大学病院にこだわらない方が楽

看護師がどうしても楽な科で働きたいなら、大学病院にこだわらない方が良いでしょう。

大学病院は、先進的医療・教育・研究など質の高い医療を提供する場所であるため、その目的にむかってすすめる医療者を求めています。

 

補足説明!

ポイント

大学病院の目的と自分の医療に対する目的(スキルアップなど)がマッチしていないのであれば大学病院で働いていてもやりがいや楽しさを感じません。

 

まとめ

実際に、看護師が大学病院を退職する理由として過酷な勤務や、専門的な知識・技術についていくことが困難になったなどの理由もあがります。

それほど、大学病院で勤務を続けていくということは、自分の中での看護への熱意や意識が高くないと困難なことかもしれません。楽に働きたいという気持ちがあるのであれば、大学病院にこだわらずもっと適した地域の中核病院やクリニックなどの選択肢も視野に入れて探すのが良いでしょう。

自分が何の為に大学病院で働きたいのか、目的を考えてみましょう

楽の感じ方は人それぞれであるため、超過勤務や休日の回数などにとらわれず、業務が整理され、指示系統がしっかりしていることが働きやすくて楽と感じる人もいるでしょう。

そんな方は、大学病院はしっかりとしたシステムをとっているところも多いため楽と感じることもあるかもしれません。

大学病院に転職を考える看護師の方は「看護師が大学病院の求人を探す、転職する前に確認したい5つの事」も合わせて確認してください。

こまき

【神奈川県/35歳・資格:看護師】

都内大学病院にて特別病棟(全科)と小児科病棟で7年間勤務。結婚を機に退職。約10ヶ月休職し、その間スポット看護師アルバイトを経験。その後、横浜市内の国立病院へ再就職。外科病棟で働いていました。第一子の産後育休から復帰し、外来へ復職。第二子出産とともに市外への転居も決まり退職。現在2人の子育てをしており休職中。子どもが就学したら復職したいと、今からウズウズしています。看護師の仕事が大好きなので魅力をお伝えし、困った時のアドバイスなど、私の経験を率直にお伝えできればと思います。

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