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( 看護師 )

看護師がデイサービスの仕事で大変だと感じる7つのポイント

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看護師デイサービス大変7つポイント

デイサービスでは病院やクリニックとは違った大変さがあります。その大きな理由としては、看護師がその現場に自分1人であることが挙げられると思います。デイサービスでは、ヘルパーさんは数名勤務していますが、看護師は基本的には1名体制です。何か分からないことや迷うことがあっても看護師として相談できる相手がいません。自分1人に判断が委ねれる場面もあり、時に戸惑うこともあります。ここでは、私が体験したデイサービスのお仕事で大変だと思ったことを紹介します。

1.入浴可否の判断

看護師入浴可否

デイサービスの目的の一つは入浴サービスを受けることです。ご自宅ではご家族が入浴の介助をするのが難しい、入浴の設備が利用者さんにとっては不便であるなど、様々な理由でご自宅で入浴が難しい方たちにとって、デイサービスでの入浴サービスは大変ありがたいものです。その入浴の可否を決めるのがバイタル測定になります。

 

バイタル測定

デイサービスに利用者さんが集まるとまず始めにすることはバイタル測定です。

バイタルが問題ないことを前提にデイサービスでの入浴介助は行われています。なので熱がある、血圧が高いなどの状態で入浴が実施できなくなることもあります。

 

熱があると入浴できないの?

熱に関しては、よほど高い場合にはご自宅で事前に測定して、デイサービス自体が中止になることもあります。もし微熱程度であればご本人と相談して体調を見ながら実施していきます。

 

血圧が高いとき

血圧に関してはご自宅では測定していなかったり、ご自宅ではそれほど高くなかったのに、施設に着いたら急に血圧が上がっていたということもあります。血圧が高い時も入浴時にリスクを伴うので看護師が入浴の可否を判断をしなくてはなりません。

 

ポイント!

ポイント

本日は中止したほうがいいのか、午前の入浴ではなく、安静にして再測定し、測定値がいくらくらいなら午後に入浴できるかなど。施設によって基準は決まっていますが、最終的な判断は看護師に委ねられます。

 

2.医療処置が必要なときもある

看護師医療処置

入浴時に傷の処置がある利用者さんがいます。内容は褥瘡だったり、転んで擦りむいたのでご家族が処置しているなど様々です。

病院に通院していて、医師の指示による処置をしている状態だったらいいのですが、時々ご家族の自己判断だけで市販の薬を使用しているだけの時もあります。

 

傷の度合いが病院に受診するレベルの状態だったら

程度によりますが、それが病院に受診するレベルの状態であったり、感染の恐れもあるのではと疑われる可能性がある場合もあります。そういう時にはヘルパーさんやご家族に伝えて、医療機関への受診を促すなどの判断も必要になります。

場合によっては状態が悪化する危険もあるため、しっかりと観察する必要があります。

 

3.投薬が必要なときもある

看護師投薬

デイサービズは朝から夕方までの時間を利用して行われているので、間には昼食をはさみます。利用者さんは薬を服用している方も多く、それぞれの利用者さんの食前薬、食後薬などを確認して投薬するのも看護師の大事な業務となります。

 

インスリン投与している方もいる

そして、利用者さんの中にはインスリンを利用している方もいます。インスリンを使用している方は、食前の血糖チェックをしてインスリンの投与をします。ご自身でできる方もいますが、ご自宅ではご家族が介助している場合もあり、デイサービスの時は看護師がその処置をしなくてはならない時もあります。

 

ポイント!

ポイント

血糖チェックはそれほど難しい手技ではないですが、インスリンの機種はいろんなタイプが出ており、一見使い方が分かりづらいものもあります。他に聞けるスタッフもいないため、あまり経験のない場合は注意が必要です。

 

4.看護記録を必ずとる

看護師記録ノート

デイサービスにおける看護記録は利用者さんが持参する記録ノートかもしれません。

これは利用者さんご家族と施設での交換日記のようなものです。ご家族がご自宅での様子を事前に書いており、看護師とヘルパーさんは施設での状態を記録して、帰る時に利用者さんにお返しします。この記録ノートをその日のデイサービスが終了するまでに全て書かなくてはなりません。

 

記録ノートを各時間をうまく作る

利用者さんが施設に到着すると、常にプログラムが進行されているので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。記録のための時間は設けられていないので、自分で上手く時間を作らないといけません。

 

ポイント!

ポイント

利用者さんが帰るまでには記録しなくてはいけないので、時間も意識しながら業務にあたります。利用者さんが何十人もいる施設や、血圧の臨検を何度もしたり状態の変化があったりすると記録するのもなかなか大変な時があります。

 

5.ヘルパーさんと同じ業務をする

看護師ヘルパーと同じ業務

スタッフが少ない施設は看護師もヘルパーさんと同じ業務を行っていきます。

例えば、利用者さんの送迎では、通常ヘルパーさんが2名一組で運転手と介助という形で送迎車に乗って利用者さんのご自宅へ向かいます。看護師は施設で待機していることが多いです。スタッフが少ない場合には看護師も送迎の介助として送迎車に同乗して介助することもあります。

 

入浴介助のお手伝いもする

入浴介助においても通常はヘルパーさん達が入浴介助をしてくれていて、看護師は入浴前後に、創処置や皮膚の状態把握のために呼ばれ、観察や処置を行うことが多いと思いますが、施設のスタッフ状況によっては入浴介助のお手伝いをします。

 

ポイント!

ポイント

ヘルパーさんもリハビリやレクリエーションの進行などで忙しいため、施設によっては食器洗いや洗濯などを看護師がすることもありました。(内容は施設によって違います)

 

6.デイサービスはヘルパーさんが主体

看護師ヘルパー主体

1日のスケジュールは、ヘルパーさんがそれぞれの利用者さん合わせて細かくプログラムを考えて作られています。なので、スケジュールの進行はヘルパーさんが主体となって実施しています。

 

看護師のスケジュールは決まっていない

看護師はバイタルの測定や投薬、時にトイレや入浴、食事の介助をしながら、利用者さんに異常がないかを見守ることが業務としてありますが、それ以外は時間で決まっている業務というのもありません。

 

ポイント!

ポイント

決まっている業務以外は、自分が何を手伝えばいいのか分からないこともあります。慣れるまではヘルパーさんの指示で動かないと戸惑ってしまうこともあります。

 

7.転倒や事故、急変などの危険がある

看護師転倒事故急変などの危険

デイサービスは数十名の利用者さんが施設内で様々なプログラムを行っています。ふと目を離したすきに転倒したり、器械に手が挟まったりなど、事故の危険はたくさんあります。

そういった時にはやはり看護師が主体となって状況を把握し、適切な処置を行わなければいけないので責任は重いです。

 

いつ何が起こるかわからない

私は体験したことがないのですが、申し送りノートを見ると、デイサービス中に意識レベルが低下して救急車を呼んだ記録を見たことがあります。高齢の利用者さんが多いので、いくら元気とはいえ、いつ何が起こるか分かりませんよね。

 

ポイント!

ポイント

急変した時の状態を把握するのはもちろん、救急車やご家族への連絡など、自分が先頭に立ってヘルパーさんの協力のもと行っていかなければいけません。

 

イレギュラーは頻繁に起こることではありません

ちょっと恐いことも記載しましたが、そのようなことはイレギュラーのことであって、いつも起こることではありません。むしろ何のトラブルもなく1日が終了することがほとんどです。

 

まとめ

以上のような内容がデイサービスでのお仕事で大変だと思ったことです。病院やクリニックでは、担当の患者さんや受診者さんがいることにより、必要な仕事や看護は明確にあります。ですが、デイサービスはバイタル測定や処置以外は看護師として行う行為は少ないです。

ヘルパーさんが1日のプログラムを進行していくにあたり、自分ができるところをお手伝いするという働き方かもしれません。医療行為以外でできることと言えば、お話し好きの方とお話ししたり、レクリエーションを一緒に行ったりするくらいなのですが、初めは自分の居場所がよく分からず、昼食の配膳や下膳後の食器洗いなどをひたすらやっていたように思います。

慣れてくると、利用者さんも自分を覚えてくれて声をかけてくれるようになり、お話しやちょっとした遊びを一緒にしている間に時間が過ぎてしまいます。デイサービスを利用する方は、ご自身の昔のことを聞かれたりお話しするのが好きな方が多いです。病棟やクリニックとは違う、少しゆったりした空間が流れているように思います。

今回はデイサービスのお仕事の大変なところについて記載しましたが、どのお仕事でも大変なことはあります。

病棟やクリニックとは少し違う働き方だと思うので、もしそういった働き方に興味のある方は参考にしていただければと思います。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


趣味は海外旅行や美味しいものを食べてお酒を飲むこと。現在は旦那さんと2人暮らしをしています。看護師歴20数年になり、総合病院や専門病院などの病棟を15年ほど経験し、その後はクリニックでのパートや、今までの経験を生かして美容クリニックや検診などのスポットアルバイトをして今に至ります。
現場でずっと働いていたので、他の仕事に興味があり記事を書いていますので応援よろしくお願いします。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・東京都
職務経験 ・総合病院 ・個人病院 ・クリニック
診療科経験 ・消化器内科 ・耳鼻科 ・甲状腺内科 ・一般外科
・一般内科・検診 ・皮膚科 ・美容皮膚科 ・産婦人科

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カテゴリー:デイサービス(通所介護)

(公開日:)(編集日::2018年04月23日)

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