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Ivy

看護師ライター

Ivy

( 看護師 )

看護師が体験!デイサービスの仕事で大変だと感じた6つの内容

公開:、更新:2018年07月13日

デイサービス(通所介護)では、病院やクリニックの看護師とは違った大変さがあります。

その大きな理由としては、看護師がデイサービス(通所介護)の施設に1人であることが挙げられます。

デイサービスでは、利用者のお世話をするヘルパーさんは数名勤務していますが、看護師は基本的には1名体制です。

何か分からないことや迷うことがあったとしても看護師として相談できる相手がおらず、判断が委ねられる場面もあり、時に戸惑うこともあります。

ここでは、私が体験したデイサービスの仕事で大変だと思ったことを紹介していきます。初めてデイサービスへの勤務を考える方は是非参考にしてください。

1.入浴可否の判断が大変

入浴可否の判断が大変

デイサービス利用者の目的の一つは入浴サービスを受けることです。

  • 自宅では家族が入浴の介助をするのが難しい
  • 入浴の設備が利用者さんにとっては不便である

など、様々な理由で自宅入浴が難しい利用者たちにとって、デイサービスでの入浴サービスは大変ありがたいものです。

その入浴の可否を決めるのが、看護師の仕事であるバイタル測定になります。

バイタルサインの計測は、

  • 本日は中止したほうが良いのか
  • 午前の入浴はしない方が良いのか
  • 測定値がどれぐらいなら午後に入浴できるか

など、施設によって基準は決まっていますが、最終的な判断は看護師に委ねられます。

その、バイタルサイン計測による入浴可否の判断が看護師にとって大変だといえます。

 

バイタルサイン計測での入浴可否の判断について

バイタルサイン計測での入浴可否の判断について

デイサービスに利用者が集まるとまず始めに看護師が行う仕事はバイタルサインの測定です。

利用者に、

  • 熱がある場合
  • 事血圧が高い場合

などは、バイタルに問題があるので入浴は行えません。

熱に関しては、よほど高い場合にはご自宅で事前に測定して、デイサービス自体が中止になることもあります。もし微熱程度であればご本人と相談して体調を見ながら実施していきます。

特に、血圧が高い時は、入浴時にリスクを伴うため、看護師が入浴の可否を判断しなくてならず、大変で難しいです。

 

補足説明!

ポイント

皆様が思っている以上に利用者は入浴を楽しみにしています。そのため、入浴が出来ないという判断をした場合、非常にがっかりする利用者が多く、なんとも言えない気持ちになります。

 

2.医療処置と判断が大変

医療処置と判断が大変

デイサービスは看護師が1名なため、医療処置と医療判断が看護師にゆだねられ大変といえます。

 

入浴時に傷がある場合の判断が大変

入浴時に傷の処置がある利用者がいます。

内容は褥瘡や、転んで擦りむいたので家族が処置しているなど様々です。

病院に通院していて、医師の指示による処置をしている状態だったら良いのですが、家族の自己判断だけで市販の薬を使用しているだけの時もあります。

傷の程度によりますが、それが、

  • 病院に受診するレベルの状態
  • 感染の恐れもあるのではと疑われる可能性

などの場合もあります。

そのような場合、ヘルパーや家族に看護師が伝え、医療機関への受診を促すなどの判断も必要になります。

こちらも1名体制の看護師が判断する必要があるため、大変な仕事であるといえます。

 

補足説明!

ポイント

場合によっては状態が悪化する危険もあるため、看護師として、しっかりと観察する必要があります。

 

投薬が必要なときもありインスリンの投与を行う

投薬が必要なときもありインスリンの投与を行う

デイサービスは朝から夕方までの時間を利用して行われているため、間には昼食をはさみます。

利用者は薬を服用している方も多く、それぞれの利用者さんの食前薬、食後薬などを確認して投薬するのも看護師の大事な業務となります。

そして、利用者の中にはインスリンを利用している方もいます。

インスリンを使用している方は、食前の血糖チェックをしてインスリンの投与をします。

ご自身でできる方もいますが、自宅では家族が介助している場合もあり、デイサービスの時は看護師がその処置をしなくてはなりません。

 

ポイント!

ポイント

血糖チェックは、看護師にとってそれほど難しい手技ではないですが、インスリンの機種はいろんなタイプが出ており、一見使い方が分かりづらいものもあります。他に聞けるスタッフもいないため、あまり経験のない場合は注意が必要ですし、大変ですね。

 

3.看護記録・記録ノートが大変

看護記録・記録ノートが大変

看護師は「記録ノート」を、その日のデイサービスが終了するまでに全て書かなくてはならず、大変です。

デイサービスによる看護記録は連絡帳のようなものが多く、「利用者が持参する記録ノート」のようなものが多いです。

これは、利用者家族と看護師の交換日記のようなものになります。

内容としては、家族が自宅での様子を事前に書いており、看護師とヘルパーは施設での状態を記録して、帰る時に利用者に返します。

 

看護師は時間を意識しながら業務を行う

利用者が帰るまでには記録しなくてはいけないので、看護師は時間も意識しながら業務にあたります

利用者が何十人もいる施設や、血圧の臨検を何度もすることや、状態の変化がある場合、記録が進まず大変な時が多いです。

 

補足説明!

ポイント

利用者さんが施設に到着すると、常にプログラムが進行されているので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

記録のための時間は設けられていないので、自分で上手く時間を作らないといけません。

 

4.ヘルパーと同じ業務をすることが大変

ヘルパーと同じ業務をする

全体のスタッフが少ないデイサービスの施設は、看護師もヘルパーと同じ業務を行う必要があり大変だといえます。

 

利用者の送迎に同乗し介助することもある

例えば、利用者さんの送迎では、通常ヘルパーが2名一組で運転手と介助という形で送迎車に乗って利用者さんのご自宅へ向かいます。

看護師は通常、施設で待機していますが、スタッフが少ない場合、看護師も送迎の介助として送迎車に同乗して介助することもあります。

 

入浴介助の手伝いも行う

入浴介助の手伝いも行う

入浴介助においても通常は、ヘルパーが入浴介助を行い、看護師は入浴前後に、創処置や皮膚の状態把握のために看護師は呼ばれるのみになります。

しかし、デイサービスのスタッフ状況によっては、看護師も入浴介助の手伝いを行うため力仕事になります。

【体験談】

ヘルパーさんもリハビリやレクリエーションの進行などで忙しいため、施設によっては食器洗いや洗濯などを看護師がすることもありました。

 

5.何を手伝えば良いのか分からないことが大変

何を手伝えば良いのか分からないことが大変

デイサービスで働く看護師は、決まっている業務以外は、自分が何を手伝えば良いのか分からず、大変な思いをした経験があります。

また、仕事に慣れるまでは、ヘルパーの指示がないと戸惑ってしまうことも多々ありました。

自分で仕事を見つける努力が必要でした。

 

デイサービスはヘルパーが主体でスケジュールが決められている

デイサービスはヘルパーが主体でスケジュールが決められている

デイサービスでの1日のスケジュールは、ヘルパーがそれぞれの利用者に合わせて細かくプログラムを考えて作られています。

そのため、必然的にスケジュールの進行はヘルパーが主体となって実施しています。

 

補足説明!

ポイント

看護師はバイタルの測定や投薬、時にトイレや入浴、食事の介助をしながら、利用者さんに異常がないかを見守ることが業務としてありますが、それ以外は時間で決まっている業務というのもありません。つまり、看護師のスケジュールは決められていないことが大半です。

 

6.転倒や事故、急変などの危険があり大変

転倒や事故、急変などの危険があり大変

デイサービスは数十名の利用者が施設内で様々なプログラムを行っています。

ふと目を離したすきに転倒したり、器械に手が挟まったりなど、事故の危険はたくさんあります。

そういった時にはやはり看護師が主体となって状況を把握し、適切な処置を行わなければいけないので責任は重く大変です。

 

いつ何が起こるかわからない

私は体験したことがないのですが、申し送りノートを見ると、デイサービス中に意識レベルが低下して救急車を呼んだ記録を見たことがあります。

高齢の利用者さんが多いので、いくら元気とはいえ、いつ何が起こるか分かりませんよね。

もちろん、イレギュラーのことであり、いつも起こることではありません。何のトラブルもなく1日が終了することがほとんどです。

 

補足説明!

ポイント

急変した時の状態を把握するのはもちろん、救急車やご家族への連絡など、自分が先頭に立ってヘルパーの協力のもと行っていかなければいけません。

 

まとめ

以上のような内容がデイサービスでの仕事で、私が大変だと感じたことです。

病院やクリニックでは、担当の患者や受診者がいることにより、看護師として必要な仕事や看護は明確になります。

しかし、デイサービスは、バイタルサインの測定や処置以外は看護師として行う行為は少ないです。

多くのデイサービスが、ヘルパーが1日のプログラムを進行していくにあたり、自分ができるところをお手伝いするという働き方ではないでしょうか。

医療行為以外でできることといえば、話し好きの方と会話することや、レクリエーションを一緒に行ったりするくらいなのですが、初めは自分の居場所がよく分からず、昼食の配膳や下膳後の食器洗いなどをひたすらやっていたように思います

慣れてくると、利用者も私を覚えてくれて声をかけてくれるようになり、話しやちょっとした遊びを一緒にしている間に時間が過ぎてしまいます。

デイサービスを利用する方は、自身の昔のことを話しするのが好きな方が多いです。

病棟やクリニックとは違う、少しゆったりした空間が流れているように思います。

今回はデイサービスのお仕事の大変なところについて記載しましたが、どのお仕事でも大変なことはあります。病棟やクリニックとは少し違う働き方だと思うので、もしそういった働き方に興味のある方は参考にしていただければと思います。

趣味は海外旅行や美味しいものを食べてお酒を飲むこと。現在は旦那さんと2人暮らしをしています。看護師歴20数年になり、総合病院や専門病院などの病棟を15年ほど経験し、その後はクリニックでのパートや、今までの経験を生かして美容クリニックや検診などのスポットアルバイトをして今に至ります。
現場でずっと働いていたので、他の仕事に興味があり記事を書いていますので応援よろしくお願いします。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・東京都
職務経験 ・総合病院 ・個人病院 ・クリニック
診療科経験 ・消化器内科 ・耳鼻科 ・甲状腺内科 ・一般外科
・一般内科・検診 ・皮膚科 ・美容皮膚科 ・産婦人科


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