著作者

齋藤

執筆:看護師

齋藤

( 看護師)

看護師の巡回健診アルバイトを始める前の注意点!

公開:、更新:2018年03月23日
看護師の巡回健診アルバイト

看護師の巡回健診アルバイトは、短時間からでも働けるため子ども持ちのナースや年配のナースから人気ですが、実際にどのような働き方をしているのでしょうか。

今回は、実際に巡回健診のアルバイトをしている看護師の体験談から巡回健診のアルバイトの実態についてご紹介します。

1.巡回健診アルバイトの1日のスケジュール

血圧を測定する巡回健診アルバイトの看護師

健診センターは、基本的に午前のみ・午後のみ・1日中の3タイプに分かれ、午前のみであれば以下の表にある流れで終了します。

午後のみの場合は「午前中すでに準備が済んでいる場合」と「午後から全く新しい場所で健診を行う」という2パターンに分かれるため、状況によって変わります。

 

巡回健診アルバイトの流れ(午前中のみ勤務の場合)

集合 ・集合時間は大体朝8時前。
・健診場所には自力で行く。
(場所は2週間ほど前に発表される)
・健診場所は、家から数十分圏内や数時間かかるなど様々。
準備 ・現地に着いたらすぐに準備する。
(巡回健診は何もない部屋を借りて健診センターに変えるため)
・機材から荷物を取り出して準備する。
(機材は全て車で搬送されてくるため)
・機材のダブルチェックをする。
(安全に動くか確認するため)
健診開始 ・準備完了後、スタッフ間で今日の確認事項を共有して業務開始。
・各ブースに1~2名ずつ配置後健診を行う。
・ブース配置は当日に発表。
・採血は、勤務年数の長いスタッフが担当する。
(転職したばかりの看護師は血圧測定や視力測定等から開始)
・健診時間は約3時間。
・看護師は、多くの場合座りながら行う。
・自分の持ち場が終了後、終わっていない持ち場を手伝う。
片付け ・業務の終了後、借りていた部屋を来た時と同じ状態へ戻す。
・ゴミ類は全て持ち帰る。

巡回健診アルバイトが1日の場合は、「1日中同じ健診場所で行う場合」と「場所を移動する場合」があります。

場所を移動する場合は、記の流れを2施設で繰り返し、場所を移動しない場合は昼食休憩後にまた再開するという流れです。

 

様々な場所へ赴く

巡回健診で訪れる場所は、学校や病院などへ行く場合や公民館のような場所を借りて様々な企業の人が来るということもあります。

 

病院やクリニックで働く時と比べて給料が高額

看護師の巡回健診アルバイトの給料は、病院・クリニックでのアルバイトと比べると高額です。

時給は、クリニックや病院の時給に比べれば高額で、さらに巡回健診が働く時間のプラス1時間を追加して給与計算をしてくれるため、収入は非常に良いと言えるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

健診センターは、直行直帰が基本となるため健診が終了したらその場で解散し、帰宅することができます。

 

2.巡回健診アルバイトで看護師に求められるスキル

コミュニケーションを取る巡回健診アルバイトの看護師

健診センターで行うことは、看護師が経験済みである、

  • 身長
  • 体重測定
  • 腹囲測定
  • 問診
  • 視力検査
  • 採血
  • 血圧測定

等の看護技術が基本であるため、特別なスキルを求められることはありません。

巡回健診アルバイトで看護師に求められるスキルは、看護のスキルというよりも人に対してのスキルが多くなります。

 

コミュニケーションスキル

健診センターでは、「看護師と患者」という関係ではなく「看護師とお客様」という関係になるため、コミュニケーションスキルや接客のスキルがとても重要です。

患者によっては、測定結果を見て気分が悪いなどといって憤慨する人もいるため、「怒りを買わずに穏便に済ませられるか」「優しく丁寧に応じることができるか」という所がポイントです。

 

補足説明!

ポイント

クリニックや外来で働いた経験のある看護師であれば、ほぼ同じ要領のため働きやすいと言えます。

 

細かく確認をするスキル

看護師は、「細かく確認をする」ということが仕事の中で問われますが、健診センターでは特に細かくチェックをするスキルが問われます。

例えば、

  • 問診票が間違えて書かれていないか
  • チェックした項目と話していることに相違はないか
  • 健診内容が漏れていないか

等の細かいチェックが求められます。

病院などのように聞き忘れていたからと言ってもう1度戻って聞き直すということもできずに一発勝負となるため、1回で的確に確認できるというスキルが必要です。

 

3.看護師の巡回健診アルバイトのメリット

身体的負担が少ない巡回健診アルバイトの看護師

巡回健診のアルバイトの良いところは、

  • 午前中だけ・午後だけという働き方ができる
  • シフトは2週間ごとに希望を申請する

等、時間の融通が利くというメリットがあります。

そのため、子育て中や介護中の看護師でも無理なく働けるでしょう。

 

身体的な負担が少ないこと

巡回健診アルバイトで看護師が身体を使うタイミングは、準備片付けの際に重い機材をもって搬送車と会場を行き来する時のみで、それ以外は座ったままのため身体的な負担は少なく済みます。

 

ポイント!

ポイント

腰痛などの身体的な理由から医療現場で働くことが難しくなった看護師でも働きやすいでしょう。

 

人間関係の煩わしさが無いこと

巡回健診アルバイトでは、毎回一緒に仕事をするメンバーが関わるため、人間関係のわずらわしさがありません

過去に人間関係で悩んだことのある看護師でも働きやすい環境でしょう。

 

4.看護師の巡回健診アルバイトのデメリット

研修がハードな巡回健診アルバイトの看護師

健診センターの繁忙期は、健診が多くなる夏から秋にかけてであり春と冬には健診の量が少なくなるため、仕事がない時期もあり、収入にも差が出てきます。

毎月一定の収入を得たいと考えている看護師にとって、不安定な収入がデメリットと言えるでしょう。

 

研修・初期の仕事がハードであること

巡回健診のアルバイトでは転職後すぐ、かなり多くの研修・年に数回の集団研修等があり、仕事を覚えてほしいとかなりのハイペースで仕事を入れられてしまいます。

巡回健診アルバイトの要綱には、「入りたいときに仕事ができる」と書かれているため、入職後に愕然とする看護師も多くいます。

 

補足説明!

ポイント

「長期的に見ればたくさん入れるものの、直近で仕事が入れるのは難しい」という看護師にとって、デメリットになるでしょう。

 

出勤・通勤時間が毎回違うこと

毎回出勤場所が異なる巡回健診アルバイトでは、当然通勤時間が異なります。

同じ午前中の出勤であっても出勤時間が異なり、集合時間は早朝の時間に設定されているため「毎回時間が異なるため生活のペースをつかめない」「いつどの電車に乗ればいいかを把握できない」といった看護師が多くいます。

 

5.まとめ

巡回健診のアルバイトは、事情があって看護師として長い時間働くことは難しいけれど短時間ならば働けるという看護師にとっては無理なく働くことができる職です。

給料面が良く、身体的な負担が少ない巡回健診アルバイトは、他の業務との兼業や副業としても人気のある分野です。

 

看護師の巡回健診アルバイト求人のポイント

巡回健診アルバイトは、多くの人手を求めているため即採用されることが多く、直接健診センターなどに応募をすると、有休や産休、少額ではありますが賞与等が貰えるため、おすすめです。

また、「健診センターの繁忙期にのみ少し働きたい」という感覚であれば、看護師転職サイトに登録して繁忙期のみ、パート看護師や派遣看護師として仕事をするという方法があります。

繁忙期には、看護技術を遂行することができ、ほとんど毎日仕事が来るため巡回健診を短期間でしっかりとやりたい看護師にお勧めです。

しかし、巡回健診アルバイトの看護師は、何でもできると思われていることがあり、いきなり高度なことを求められる場合もあるため注意が必要です。

巡回健診のアルバイトで働いてみたいと考えている看護師は、是非1度試してみてはいかがでしょうか。


(編集・構成・管理者:亀岡さくみ

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

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