著作者

RAY

現役看護師

RAY

( 看護師 )

老人施設で重宝される看護師のキャリアはこれ!

RAY
現役看護師RAY
老人施設で重宝される看護師のキャリアはこれ!

老人施設で働く看護師には、新卒での応募枠はなく、既卒のみが募集対象になるため、いろいろな場所で経験を積んだ看護師たちが集まります。そのため、出身の診療科が異なるメンバーが知恵を出し合って、利用者さんを診ていくため自分自身も様々な知識を得ることができ、学びが深まります。どの診療科で得た知識も、看護師である限り次の職場で役立てることが可能ですが、特に老人保健施設で 極めて役立つ診療科が存在します。

その診療科は一体どこなのでしょうか?

現在病棟で働いていて今後、老人保健施設など、老人関係の施設で働こうとしている方はぜひ参考にしてみてください。

【目次】
1.老人施設で重宝される診療科4つ
 (1)皮膚科
 (2)眼科
 (3)精神科
 (4)消化器
2.老人施設で重宝される知識と技術
 (1)糖尿病について
 (2)心電図
 (3)BLS(一次救命処置)
3.まとめ

1.老人施設で重宝される診療科4つ

老人施設で重宝される診療科

ここでは、働いていた知識がフルに役立つ診療科についていくつか挙げてみました。もちろん、冒頭でもお伝えしたように、看護師である以上、ここに紹介する知識以外でも知っていて役立つ知識はたくさんあります。

病院と違い、他の診療科の先生が存在しているわけではない、しかし、その診療科を診てほしい利用者がいる中で、知っていると一目置かれる、頼りにされる診療科ということです。

あなたはどの診療科が当てはまっているのでしょうか。

 

1.皮膚科

恐らく、皮膚科は老人関係の施設で最も使われる知識で需要が高い診療科であると思います。

老人性の乾燥肌から始まり、発疹や湿疹、切り傷、水虫、たむし、巻き爪や魚の目など皮膚科のクリニックにご高齢の患者さんが多いように、皮膚疾患を有していて、診て欲しいと訴える高齢者の方が多い一方、皮膚科の医師は、訪問診療はしてくれるものの、常駐していることはあまり多くないのが現状です。皮膚科専門外の医師では、医者であっても外用薬の選択はなかなか難しいようで、看護師の知識が頼られる場面が多々あります。

 

院内感染を防ぐ場面も

また、小さな皮膚疾患だけではなく、疥癬など、1人でもかかってしまうとたちまち広がり、院内感染、施設内感染となる可能性のある疾患もあり、知識のある看護師がいるだけでこの感染を食い止めることもできます。さらには褥瘡など、皆それぞれ働いていた環境で教わってきた方法で処置をしてしまうことから、統一性がないことが多いというのが現状ですが、その現状を打破し、的確な創部の治癒に向けた処置ができるなど、かなり幅広い範囲で知識を求められます。

 

ポイント!

ポイント

小さな疾患ではなかなか外部の医者にかかることが難しく、施設内で対策をしなければならない老人保健施設にとって、専門分野での知識を持っている人は優位になると言えそうです。

 

2.眼科

老人保健施設で皮膚疾患の処置の次に多い処置が点眼です。そのため、眼科での経験があり、点眼薬についての知識がある看護師は頼りにされる傾向にあります。点眼薬以外にも、白内障、緑内障、糖尿病性網膜症の疾患を持っている利用者さんはかなり多いです。

 

目の症状に対処できることは患者さんの安心感につながる

そういった背景から、目の疾患について訴えられることが多いものの、専門的な分野であり、病棟でなかなか見ることのない分野であるため、訴えられても何もできないという方が多い中、眼科経験のある看護師がいることで、専門的な知識を活用して、対処することができます。

目という1番利用者さん達が不便に思う症状に対して対応してもらえるということで、利用者さんからの信頼を得ることにもなることでしょう。

 

3.精神科

老人性のうつ病が急増している中、老人施設に入所する利用者さん及び家族が最も希望するのが精神症状の改善です。精神症状が改善すれば、お家に連れて帰って面倒見るのに・・・とおっしゃる方も多々いらっしゃる程です。

老人保健施設にある薬は限りがある上、精神科経験のない医師が処方するため、ここで、精神科経験のある看護師がいることで、症状に合った適切な薬を処方してもらえることができます。

適性な薬の知識の提供と適性な対応

また、老人施設は、薬そのものの在庫が少ない為、中には代用したり、ジェネリックを使用せざるをえないこともあります。そういった時にも、精神科での経験を有していることで、適正な薬の知識を提供することができます。また、老人性のうつ病を患っている利用者さんへの対応も、医学的知識に基づいて行ってくれるため、利用者さんにとって安心を提供できるだけでなく、他の職員への見本にもなりますね。

 

4.消化器

下痢、便秘などの消化器症状を訴えられることが多い老人保健施設。特に、認知症の方が多くいらっしゃるところでは、排便のコントロールが最重要となります。また、知らず知らずのうちにイレウスになっていた、腸炎になっていたなど排便にまつわるトラブルは意外と多いものです。

そのため、そういった際に消化器出身の看護師がいることで異常の早期発見につながる上に、排便コントロールの良い方法のアドバイスなども行ってくれます。

 

ポイント!

ポイント

老人保健施設で働く医師は内科、特に消化器を専門に見ていたという人が意外と多いため、医師との連携の要となること間違いなしです。

 

2.老人施設で重宝される知識と技術

老人施設で重宝される知識技術

利用者の入れ替わりが病院よりも多くはなく、また、医療行為も少ないため、なかなか医療技術、知識を生かすことが少ないのが老人保健施設です。ですが、知っておくことで普段だけでなく、いざという時に役立つ知識、技術はたくさんあります。

そんな、知っておくことで老人保健施設において役立つ知識や技術をご紹介します。

 

1.糖尿病について

糖尿病は老人施設以外でも使う知識ではありますが、特に老人施設で役立つには理由があります。一般的に老人施設では、糖尿病コントロールが良好、または、インスリンの自己注射をしていない人など糖尿病に関しての制限が多くあります。

 

糖尿病のコントロール不良が起こす事例が多々ある

しかし、老人保健施設では、そのような制限が緩いため、糖尿病をコントロールしながら入所される方も多くいます。中にはコントロールが不良の方もいるため、糖尿病に関する知識や、高血糖、低血糖を時の対処方法などの知識はあるととても役立ちます。

また、利用者さんが施設に血糖測定器を持参してくることが多いのですが、この血糖測定器は様々なタイプがあり、自分が使ったことないようなものを持ってくる方もいます。そのため、老人保健施設で働いていることで、様々な血糖測定器を扱えるようになったという看護師もいます。

 

2.心電図

病院であると、検査の際には検査技師がとってくれるし、心臓の面で何か異常がありそうな人はあらかじめ心電図モニターでモニタリングされているため、突発的に心電図を取るという機会が少ないです。

そのため、学生以来12誘導心電図を使用したことがなくどこにつければいいかわからない、心電図の波形が読めないという看護師も多くいるようです。

 

老人施設では病院よりも心電図を取る機会が多い

老人施設、特に老人保健施設では他の施設へ利用者様が行かれる際の身体検査項目に、心電図が必須条件となるため、心電図を取らなければならない機会が病院よりも多くなります。

また、高齢者は心疾患を有していたり、突如不整脈を発症するなどして胸部の不快感を訴えることが非常に多いです。こういったことから、心電図を扱うことが多くなるため、心電図の波形が読めないのはしょうがないとしても、12誘導心電図の位置を覚えておくことは大切となります。

 

3.BLS(一次救命処置)

病院よりも行うことが多くなるのがこのBLS。病院の場合、前述したように重症の方は心電図モニターでモニタリングしているため、ある程度の予測は立ちます。また、突発的な心停止なども医師が速やかに対処してくれることが多いです。

老人施設だからこそ、この技術が必要!

しかし、老人保健施設であると第一発見者となりうる介護士では知識不足や経験不足からすぐに対応してくれることが難しいため、医師が到着、または救急車が到着するまで看護師が対応しなければなりません。

BLSができているか、正しい知識があるかどうかで生命予後も大きく変わります。そのため、老人保健施設ではBLSの知識が重宝され、病院よりも使う機会が多くなります。

 

3.まとめ

老人施設看護師まとめ

このように、日常のケア時だけでなく突然、医療的な知識や技術を求められることが多々ある老人保健施設。たくさんの専門的な知識を有していることで同僚や利用者さんからの信頼も厚くなります。どこの分野で働いても看護師としての知識や技術は大切となりますね。

また、老人施設への転職を検討している方はこの記事と併せて介護老人保健施設への看護師転職|メリット・デメリット慢性期病院への看護師転職で知っておきたい7つのポイント もご参照ください。

 

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


看護師求人サイト口コミ

  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【お祝い金最大12万円】
  ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
  ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
4位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
5位   ‣MCナースネット
 【全国対応】【派遣・単発】

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

<最新情報をお届けします>

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


カテゴリー:看護師業務内容の特徴


関連記事

→ 看護師ブログ一覧へ → 看護師ライター一覧へ


この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年05月06日)

運営:「看護師転職ジョブ」当掲載の記事・写真等の無断複製・転載を禁じます。

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。