著作者

くるみん

執筆:現役看護師

くるみん

( 看護師 ケアマネジャー)

特別養護老人ホーム勤めの看護師が特養に看護師転職をすすめる理由

公開:、更新:2016年12月14日

今働いている職場は、自分の希望通りに働けていますか。看護師は看護師免許1つで幅広いジャンルで働くことができます。現在の職場不満があり、転職を検討されいる方の中には特別養護老人ホームに興味を持っている人も少なくないのではないでしょうか。

実は、特別養護老人ホームには、看護師として働くにあたりお勧めできるポイントが沢山あるのです。ここでは、特別養護老人ホームの管理職を務める私が、特養のオススメポイントを7つご紹介させていただきます。

1.夜勤がない老人ホームが比較的多い

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特別養護老人ホームでは、夜勤がないところがとても多いです。場所によってはオンコールもないところもあります。また、早番、遅番といったような変則勤務をしているところもありますので、しっかり募集要項は確認しておいたほうが良いでしょう。

 

子供に寂しい思いをさせることもなくなる

夜勤がないので、身体的にはとても楽なのは言うまでもなくありますし、プライベートの時間もしっかり確保できるのも魅力です。夜、ジムに行ったり、お友達とディナーや飲み会にも行けますし、ご家庭を持っている方でしたら、お子様とも夜一緒に過ごすこともできますし、寂しい思いをさせることもありません。夜勤ですと、朝もいない時間帯ですので、環境的にまた教育的にも良いでしょう。

 

看護師として長く働ける

ご自身も規則正しい生活が送れるので、病気をしにくかったり、体調面でも安定をはかれます。仕事をするうえで、ご自身の健康が一番大事です。元気でなければ、いくら仕事をしたくてもできません。長く看護師として働いていくためにも、規則正しく、健康に気を付けるのも大切になってきますのでそういった面で特別養護老人ホームは魅力の1つといえます。

 

2.総合病院に比べると残業が少ない

看護師 特養 残業少ない

残業が全くないというわけではありませんが、明らかに総合病院などに比べると残業は少ないです。場所にもよりますが、残業時間は大体月に10時間以内のところが多いです。残業が少ないので、先ほども説明したように身体の負担がないというところが一番です。残業があればあるほど身体は疲れてきます。それが毎日の事だと本当につらいですよね。ましてやサービス残業のように残業代も出ないなんてこと病院では当たり前のような状態になっていますが特別養護老人ホームではほとんどありません。

 

次の日に疲れを持ちこさない!

残業が少ないメリットとして、やはり、夜のプライベートの時間の確保ができるのがあります。こちらも先ほど説明したように、プライベートの時間が取れることによってリフレッシュできますし、規則正しい生活をすることによってご自身の健康面、精神面の安定もはかることができます。夜にしっかり休息をし次の日に備えることで、元気に仕事を行くことができ、無理なく働くことができるのです。

 

3.ブランクや臨床経験が少なくても十分働ける

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新卒で特別養護老人ホームに就職するのは大変ですが、だいたい3年程度看護師としての実務経験があれば問題なく働くことができます。いろいろな診療科を見てきた看護師さんだとなおさら患者さんを診る視点があるので即戦力になるでしょう。

一般的な看護技術があればOK

必要なスキルとしては、看護技術的な部分ですと、以下のような一般的看護技術があれば充分に働くことができます。

ポイント!

ポイント

  • 採血ができる
  • 膀胱留置カテーテルの挿入(女性)ができる
  • 褥瘡の処置などの看護処置ができる
  • 注射(皮下注射)ができる
  • 服薬管理ができるなど

 

このような看護技術の他に、ご利用者の異常に早期発見・早期対応ができることが求められてきます。救急時の対応もできないといけません。詳しくは看護師が特別養護老人ホームで働くために必要なスキルの記事をご参照ください。

 

ゆっくり情報を取ることができる

結婚・出産などや、病気などでブランクがある方についても、上記のことを分かっていれば再就職もできます。いきなり病院に行くとなってもやはりブランクがあるととても大変ですが、特別養護老人ホームでは、ご利用者が長期にわたり入居されているため、疾患についてやその方の個別性などゆっくり情報を取ることができるのでまた一からゆっくり看護師として仕事をすることができます。

 

4.日勤だけでもお給料が良い

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実は、病院の日勤勤務で働くのと比べると、特別養護老人ホームで日勤だけで働くほうがお給料が良いところのほうが多いのです。だいたい、病院で日勤だけとなると、基本給が21万円~23万円のところがいいところですが、特別養護老人ホームでは22万~28万と高いのです。もちろん正社員で働けば手当も付きますし、非常勤やパートでも看護師手当がつくところもあります。

働くうえでお給料はかなり重要なポイントです。できるだけ多くもらいたいというのが本音でしょう。夜勤がなく、残業も少なく、仕事量も病院よりかなり少ないのに、これだけお給料がもらえるのは魅力的です。 ここは意外に知られていない部分なので、転職するときに求人票を見ると思いますので、少し意識して見てみてください。

5.急患がいないのでゆったりとした環境で働ける

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病院のように、救急患者さんもいませんし、基本的に特別養護老人ホームは「ホーム」という名前が付くように「生活の場=家」なのです。そのため、特別養護老人ホームではゆったりとした日常が過ぎていきます。私たち看護師もそれに合わせるようにゆったりと仕事をすることができます。もちろんご利用者の健康管理、早期発見・早期対応は行いますが、それ以外に、施設での行事の参加や、日常生活でもゆったりとご利用者とお話をしたりすることができます。

 

時間外でやらなければならないことはない

特別養護老人ホームは、入退院が多いわけではないので、長期的にそのご利用者を見ていけるので長くしっかりと一人一人のご利用者にかかわることができます。また、会議などもありますが、基本は勤務中にやりますし、病院のように時間外で何かをすることも少ないと思います。休憩もしっかり1時間取れるところも多いです。

6.老年看護に必要なスキルが身につく

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特別養護老人ホームの基本は高齢者ですよ。そのため、特養で働く看護師は老年看護についての分野がとても強くなります。特別養護老人ホームでは、短期入居を希望される方の受け入れをしたり、ディサービスを併設していたり、在宅での生活についても学ぶことができます。

 

ケアマネジャーの資格を取る看護師もいる

ケアマネジャーの資格を取る看護師も中にはいます。実際に特養でケアマネジャーの仕事をしなかったとしても、仕事をしていく中でとても役に立つ場面は出てきます。例えば、ご利用者のケアプランの作成の際、どうしてもニーズが医療に向きがちですが、介護がメインの場所ですので、介護職員へのアドバイスを上げることもできますし、自分自身も介護を中心とした医療でのかかわりにたいしてのプランを作っていくことができます。

 

フィジカルアセスメント能力が向上する

高齢者の特徴では、教科書通りの症状が出なかったりしますので、いかに「普段のご利用者の状況を知っておく必要があるのか」がとても大切になってきます。普段をしらないと、異常に本当に気づきにくいです。また、バイタルサインの値だけを重要視するのではなく、フィジカルアセスメントも大切です。「見て・聞いて・感じる。」こと。これを身につけておくと教科書通りの症状が出なかったとしても早期発見につながることでしょう。

 

採血が上手くなる

高齢者の血管は蛇行しやすく、血管自体ももろいのですぐ内出血ができてしまいます。これも経験かもしれませんが、ここで採血がうまくできる人は、病院で若い人を採血したときにとても楽に採れるでしょう。

 

7.スキルアップした知識が今後生きる

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れから高齢化社会はますます高齢者の数が増えてきますので「超高齢化社会」を迎えます。その中で特別養護老人ホームの存在はかなりニーズが出てきます。現在要介護3以上の人が中心に入居されてきますので重症化になってきたり、医療ニーズが高い方もたくさんいらっしゃいます。そのため、私達はより一層私たちも学んでいかなければいけないですし、動向を見ていく必要があります。

施設の中でも「どのような医療ニーズのある人をどれだけ受けられるのか」を話し合い、徐々にレベルアップしていく必要があります。また、特養は病院とはまた違ったジャンルで自分自身がスキルアップしていくこともできるのです。

 

まとめ:これからの時代になくてはならない存在に

特別養護老人ホームでの就職はこのように、今の時代~これからの時代になくてはならないものになってきていますので、やりがいを感じる場面も多いはずです。今の職場に満足していないのであれば、ぜひ特別養護老人ホームに転職も考えてみてはいかがでしょうか。自分で調べるのもいいですが、転職サイトはたくさんの求人数を持っていますし、あなたに合った条件を相談してみると、ぴったりなところを紹介してくれます。実際特別養護老人ホームで働いている看護師の生の声を知ることも出来ますのでぜひ、活用してみてください。

 


(編集・構成・管理者:亀岡さくみ

元々体育の先生を目指して高校まで頑張っていたのですが、ボランティアを通して人を助ける仕事に就きたいと思い、看護師になりました。これまで病院では救命病棟から外来まで、そして今は特別養護老人ホームと障害者施設で働いている(シングル)ママさんナースです。
介護支援専門員の資格も持っています。いろいろなジャンルを見てきたのと、現在管理職として働いていること、そして子供がいても無理なく働けるノウハウをみなさんにも教えていけたらと思います。看護師という仕事はとても幅広く働けます。
自分にあった「看護師としての働きかた」を見つけられるようにアドバイスしていけたらと思っております。どうぞ、よろしくお願い致します。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・介護支援専門員 ・たんの吸引研修指導看護師
出身/年齢 ・東京都/30代後半
職務経験 ・総合病院(病棟・外来勤務) ・クリニック ・特別養護老人ホーム ・障害者福祉施設
診療科経験 ICU(集中治療室)・外科 ・形成外科 ・泌尿器科 ・小児科 ・内科 ・皮膚科 ・脳外科

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