小児科の看護師が学ぶ時におすすめの本5冊

小児科の看護師が学ぶ時におすすめの本5冊
この記事は、看護師免許を取得した臨床経験がある看護師が執筆しておりますが、ご自身の責任のもと有用性を考慮して、ご利用いただくようお願いいたします。

看護学における小児科に関する本は、老年や成人の本に比べるとそれほど多くはありませんが、書店にはたくさんの本が並べられ、どれを読もうか迷っている看護師も多いのではないでしょうか。

オススメの本は、「小児看護を深く・詳しく理解するために必要な本」というテーマをもとに挙げてみました。

選んだ理由と共に、説明していきます。

小児科への配属者おすすめ「こどもの病気の地図帳」

こどもの病気の地図帳

画像引用元:www.amazon.co.jp

タイトル こどもの病気の地図帳
著作 講談社 地図帳シリーズ
出版日 2002年11月20日

小児科に新しく配属された方や、もう一度、子どもの疾患を解剖生理から勉強してみたい方にオススメです。

この本は、こどもがかかりやすい病気を基本として、なぜその症状が起きるのかなど病気の特徴や成り立ち、主要症状の見方や経過など、

  • 「発達と症状・病気」
  • 「頭とくびの病気」
  • 「胸部の病気」
  • 「腹部の病気」
  • 「全身の病気」

に分類して、詳しく書かれています。

また、「こどもの事故と対応」についても記載されており、なにをすべきか、なにをしてはならないのかについてチェックすることができます。

大判サイズでカラーイラストや写真が多くて見やすく、受診した家族に説明する際にも活用できる1冊です。

ほかにも看護師なら一度は見たことがある「からだの地図帳」や、「胸部の地図帳」、「脳の地図帳」、「細胞と組織の地図帳」などもあります。

学生からベテランまで「発達段階からみた小児看護学過程+病態関連図」

発達段階からみた小児看護学過程+病態関連図

画像引用元:www.amazon.co.jp

タイトル 発達段階からみた小児看護学過程+病態関連図
著作 医学書院
出版日 2012年8月24日

新人の小児科看護師や看護学生は、

  • 「計画に不足しているところはないか」
  • 「もっと良い計画はないか」

など照らし合わせながら使用することができます。また、看護診断にまだ慣れていないベテラン看護師方にも、どのように診断名を挙げ、目標設定すればよいのかなど具体的に書かれているため、ぜひ参考にしてほしい1冊です。

本のタイトルの通り、発達段階別(乳児期・幼児期・学童期・思春期)に子どもの疾患について看護過程を展開、かつ病態関連図が記載されている本です。

  • 「疾患からみた小児看護過程の展開」
  • 「症状から見た小児看護過程の展開」
  • 「特殊治療における小児看護過程の展開」

以上の3つで構成され、特殊治療では骨髄移植や造血幹細胞移植についても実践レベルで記載されているため、役立ちます

看護診断ラベルを使って看護展開されているため、実際の計画立案する際にも活用することができます。

小児科配属者おすすめ「写真でわかる小児看護技術」

写真でわかる小児看護技術

画像引用元:books.rakuten.co.jp

タイトル 写真でわかる小児看護技術 小児看護に必要な臨床技術を中心に
著作 山元恵子
出版日 2006年10月

説明している本が少ない「酸素テント・酸素ボックス」などについてもわかりやすく紹介されているため、小児科にはじめて配属された方や新人看護師の方にオススメです。

小児の看護に必要な臨床技術「観察」、「コミュニケーション」、「日常生活の援助」、「身体の測定」、「安静」、「移動・移送」、「安全」、「与薬」、「検体採取」、「腰椎・骨髄穿刺」、「酸素療法」、「経管栄養法」、「吸引」、「吸入」、「救命救急処置」の15項目について、説明しています。

ほぼ全て写真が掲載されているため、初めて見る人にもイメージしやすく、理解できる内容になっています。

小児科の看護を極める方へ「臨床倫理新生児・小児科疾患」

臨床倫理新生児・小児科疾患

画像引用元:www.amazon.co.jp

タイトル 臨床倫理新生児・小児科疾患(看護のための最新医学講座)
著作 原 寿郎
監修 日野原重明
出版日 2005年03月01日

中堅の小児科の看護師で、医師の治療について、またそれに対する看護についてもっと詳しく知りたいと考えている人にオススメの1冊です。

聖路加国際病院の名誉院長である日野原重明が監修している本で、特徴としてはめずらしい疾患・治療法について詳しく記載されているところです。特に、なかなか本に載っていない子どもの心臓手術方法などについて理解するときに役立ちます

このシリーズはほかにも、「脳・神経系疾患」、「呼吸器疾患」、「循環器疾患」、「消化器疾患」、「肝・胆・膵疾患」、「腎疾患と高血圧」、「代謝・内分泌疾患」、「糖尿病と合併症」、「血液・造血器疾患」、「微生物と感染症」、「免疫・アレルギー疾患」、「精神疾患」、「認知症」、「産科疾患」、「婦人科疾患」、「老人の医療」、「運動器疾患」、「皮膚科疾患」、「眼科疾患」、「耳鼻咽喉科疾患」、「泌尿・生殖器疾患」、「歯科口腔系疾患」、「腫瘍の臨床」と「新生児・小児科疾患」を含め、24巻が刊行されています。

技術の振り返りと評価に利用「こどもと家族のケア」

こどもと家族のケア

画像引用元:www.nissoken.com

タイトル こどもと家族のケア~新生児・小児の治療と看護、暮らしと子育てを支える
著作 日総研
出版日 隔月

自分の小児看護技術を振り返って評価したい方や、より良い技術の方法を探している方、また、看護学校の講義資料としても活用できる内容が豊富ですので、講師の方にもオススメです。

以前は、「こどもケア」という名前でしたが、2017年4月から「子どもと家族のケア」へと改題されています。隔月で発売されていますが、その内容はすぐに実践に活かせるほど具体的で、フィジカルから倫理まで幅広く、最新の情報を取り扱っているため、1冊1冊が小児科の看護師にとって大切な参考書になります。

初回に3,000円の入会金を支払って会員登録されれば、セミナーや通信教育が一般料金からマイナス3,000円で受講することができるため、オススメです。

最後に

私は、ご紹介したどの本も小児科の看護師として一生使えるものと思っています。

みなさんも、一度、読んでみてはいかがでしょうか。

執筆・監修看護師

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です