養護学校への看護師転職で知っておきたい6つのポイント

養護学校への看護師転職で知っておきたい6つのポイント

このページでは、養護学校への看護師転職で知っておきたい6つのポイントについて紹介します。

離職率が低く、求人数が少ないという人気のお仕事です。
非公開求人になっていることが多いので、看護師求人サイトを活用して転職のチャンスを逃さないようにすることが重要です。

1. 養護学校で働く看護師の仕事内容

養護学校で働く看護師の仕事内容

養護学校は、日常的に介助や支援が必要な子供達が通う学校で、その子供たちに関わる両親や教師、そして看護師がチームとなって子供たちをサポートするのが看護師に与えられる仕事となります。

 

養護学校に通う子ども達へ医療的ケアを行う

養護学校には、吸引や導尿、酸素管理、経管栄養などの医療行為が必要な子ども達が大勢通っています。看護師は、そういった子ども達が安全・安楽に学校生活を送ることができるよう、必要に応じてケアを行います

そのため、養護学校には複数人看護師が配置されていることが多く、各自が担当する子供のケアを行います。よって、学校の保健室のように学校につき看護師が一人しかいないということは少ないので、先輩看護師から指導を受けることもできます。

保護者との信頼関係作りは必須

看護師が子どものケアを行う際は、それぞれの保護者のやり方に忠実にする必要があります。そのため、保護者との信頼関係作りは必須だと言えます。

小児科の看護師同様、子どもだけではなくその保護者もケアの対象になることを念頭に置いておきましょう。

 

2. 平均年収・平均月収・ボーナスについて

平均年収・平均月収・ボーナスについて

養護学校は国立や県立など公的機関によって運営されている所が多いため、そこで働く看護師は公務員という待遇となります。
県立の養護学校で働く看護師なら、県の公務員と同じ基準で収入が計算されますし、ボーナスなども県の職員と同じ基準となります。
具体的にいくらぐらいの年収なのかはその自治体ごとに異なりますが、採用時の年収は300万円~350万円ぐらいが一般的なようです。

 

募集条件が課せられていることが多い

ただし、養護学校では看護師の資格を取得したばかりの新米看護師では勤まらないことが多く、募集条件でも臨床経験が10年以上なければいけないとか、小児科での経験が必要等、いくつかの条件が課せられていることが多いようです。
これは、養護学校という性質上、日常的に経管栄養や酸素管理、吸引や導尿などの医療的なケアを行うことも看護師の職務となり、一般的な学校の保健室勤務よりも医療的な側面が強くなるためです。

 

採用後の給与は好待遇

採用された後は、昇給制度によって毎年少しずつ昇給していくので、年収も多くなり、勤続年数が長くなれば年収が500万円を超えることも多いようです。
また、ボーナスが充実している自治体が多いので、看護師のボーナスもかなり充実した金額が期待できます

養護学校で働く看護師は、年齢によっては仕事のハードさに比べると年収が高く、憧れの転職先と言われています。
しかし、ある程度の年代になって病院勤務をしている看護師が役職などについて年収がアップすると、養護学校の看護師の年収よりも高くなることは珍しくないようです。

 

3. 養護学校で働く看護師のメリット

養護学校で働く看護師のメリット

養護学校で働く看護師には、たくさんのメリットがあります。

 

働きやすい勤務形態

まず、養護学校は県立や国立など自治体によって管理運営されていることが多く、そこで働く看護師は公務員という扱いになります。
募集条件は普通学校と比べると厳しく設定されている場合があり、臨床経験が10年以上必要だったり、小児科の経験があることが条件だったりする場合もあるので、看護師の経験があれば誰でも自動的に応募できるというわけではありません。
しかし、養護学校で働くことになれば、夜勤などがなく勤務時間は毎日同じ日勤になりますし、残業は殆どありませんから、家庭や育児と両立しやすい環境で働くことができます。

公務員は福利厚生などが充実している職場が多いので、病院勤務と比べると福利厚生面でメリットを実感できることもあります。

 

子供たちとのかかわりが多くゆったりとした環境

また、養護学校で働く看護師は、通常の保健室勤務の看護師と比べると、子どもたちと関わる機会が多く、子供たちや保護者と人間関係を築くことができるというメリットもあります。

今まで忙しい病院に勤務していて、次々に入院しては退院していく患者さんの名前すら覚えることができずにやりがいを感じることができなかったという人にとっては、マイペースで子供たちとじっくり向き合うことができる養護学校のお仕事は、大きなやりがいを感じることができます。

病院勤務と比べると、ゆったりした環境の中で仕事ができるので、精神的なストレスが少ないというのも、養護学校で働く看護師のメリットですね。

 

4. 養護学校で働く看護師のデメリット

養護学校で働く看護師のデメリット

養護学校で働く看護師のデメリットとしては、求人が見つかりにくいというものが大半です。
求人数自体が少ない上に、募集条件が課されていたり、勤務形態として非常勤の募集が多いということがあったりするので、中々希望の求人を見つけにくいのです。

 

求人募集が見つかりにくい

養護学校で働く看護師のデメリットは、離職率がとても低いお仕事なので、なかなか求人募集が見つからないということがあります。
国立や県立の学校が多く、そこで働く看護師も公務員の扱いになるため、福利厚生や給料が良いですし、夜勤がないだけでなく残業もほとんどない職場なので、家庭や育児と両立しやすいということが、離職率が低い理由となっています。
トライしてみたくてもなかなか求人募集が出ないのは、このお仕事のデメリットといえます。

 

非常勤職員という形態での雇用が多い

また、養護学校の看護師は、非常勤職員という立場が多く、正社員を希望している人にとっては希望通りの雇用形態で働く機会を見つけにくいというデメリットもあります。
非常勤職員の場合、出勤する日数が限られているので看護師にとっては家庭と両立しやすいというメリットがありますが、一家の大黒柱としてバリバリ稼ぎたいという人にとっては、出勤日数が最初から限定されていることはデメリットと感じるかもしれません。

 

募集条件が提示されている場合がある

さらに、養護学校に通う子供たちは、日常的に支援や介護が必要な子供達です。
そのため、小児科や精神科における臨床経験がない看護師にとっては、子どもたちとどのように接すればよいのか分からずに迷ってしまうことも考えられます。
多くの養護学校では、小児科の経験があることが募集条件になっていたりするので、看護師なら誰でも希望すれば採用してもらえるというお仕事ではないことも、養護学校で働きたいと思っている人にとってはデメリットといえます。

 

5. 養護学校へ転職する注意点

養護学校へ転職する注意点

養護学校への転職において、求人が少ないために募集のタイミングを逃さないようにすること、一般的な学校の保健室勤務では行うことがない経管栄養や導尿、酸素管理、吸引などの作業をマスターしておくことが必要です。

 

転職のチャンスを逃さない

養護学校へ転職を希望する場合には、募集のタイミングを逃さないように気をつけることが大切です。
養護学校は国立や県立の所が多く、そこで働く看護師も公務員という肩書になり、給料や福利厚生などが充実しているので離職率はとても低いお仕事です。
毎年必ず新卒採用している学校は少ないですし、欠員補充でも正社員として雇用されずに非常勤雇用がとても多いため、正社員としての転職を希望している人にとっては、希望や条件にあった求人を見つけるまでにかなり時間がかかってしまうことも考えられます。
現在仕事をしている人は、仕事を辞めて転職活動をするのではなく、仕事が決まってから現在の仕事を退職するようにしましょう。

 

病院勤務をする中で業務に必要なケアをマスターしておく

養護学校では注射や点滴などの医療行為は行いませんが、通学する子どもたちが日常的に介護や支援を必要としているため、一般的な学校の保健室勤務では行うことがない経管栄養や導尿、酸素管理、吸引などの作業を行うことになります。
これらのケアに関して臨床経験がない人にとっては、実際に働きながら学んでいくというのはなかなか大変なものです。
そのため、まずは病院勤務をしているうちにケアをしっかりとマスターした上で転職を考えたほうが、転職後に働きやすくなるかもしれません。

募集条件をよくチェックすることも大切です。臨床経験の年数が10年以上とか、小児科の経験が必要になる求人募集もあるので、将来的に養護学校への転職を考えている人は、まずは小児科へ転科することも検討してみてはいかがでしょうか。

 

6. 養護学校の看護師転職求人の探し方

養護学校の看護師転職求人の探し方

養護学校の看護師求人を探す際は、以下の方法を選択することになります。

  • ハローワークを利用する
  • 都道府県のホームページをチェックする
  • 養護学校に直接問い合わせる

なお、一般の看護師転職求人のように、転職サイトへ情報は掲載されていないため、気を付けましょう。また、養護学校の求人数は非常に限られていますから、「どれか1つ」ではなく、3つとも確認することをおすすめします。

 

まずはハローワークを利用するところから始めよう

養護学校の求人が一番多く掲載されているのはハローワークです。そのため、養護学校での求人を探すには、まずハローワークを利用するところから始めましょう。ハローワークの窓口は各市町村に設置されていますが、自宅のパソコンからでも求人情報を見ることができます。

ハローワークと併用してナースセンター(看護師のハローワーク)も活用してみてはいかがでしょうか。

監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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