看護師からOLへ転職したいと思う人に知っておいてほしい私の体験談

看護師からOLへ転職したいと思う人に

看護師の仕事がつらくて、看護師を辞めて全く違う業界に転職しようと考えたことはありませんか。

私は、OL(オフィスレディ)として会社員として働いていましたが、一念発起して元の看護師に転職した経緯があります。

看護師になってからOL時代も良かったなと思うこともありますが、看護師資格を持って働くことのメリットも非常に感じています。

ですから、いくら看護師の仕事に疲れてしまったとは言っても、OLへの転職は早まらない方が良いと思っています。

看護師からOLへの転職をしたいと思っている人へ、私の転職した経験を元に、今伝えたいことをまとめました。

1.看護師がOLへ転職したいと思う理由

看護師がOLへ転職したいと思う理由

看護師がOLに憧れて転職したいと思うのは、看護師の仕事環境や労働条件がきつくて体力的にも精神的にも疲れてしまい、医療業界を離れてみたいという気持ちが大きく影響します。

私が思う、看護師がOLに転職したいと感じる理由を挙げてみました。

 

(1)夜勤をやりたくないため

看護師とOLの労働条件の違いには、夜勤の有無や勤務の規則性があります。病院や施設勤務の看護師の多くはシフト制で夜勤も組まれます。

そのため毎日が不規則だと感じている看護師にとっては、OLは夜勤もなく毎日同じ勤務なので楽そうに思うかもしれません。

特に夜勤が苦痛と感じている人は、夜勤が一回あるだけでもかなり疲労してしまい、ずっとこんな勤務が続けられるのか不安になることもあります。

その点OLは夜勤がないので余計に憧れてしまいがちなのです。

 

(2)オシャレがしたいため

オシャレがしたいため

看護師になって間もない人も数年の人も、オシャレをしたくてもできない悲しい思いを一度は経験しているでしょう。

職場ではマニキュア禁止、ヘアスタイルはまとめなければならない(おだんごスタイルなど、肩に髪の毛がつなかいように)、アクセサリーは最小限、服装はユニフォーム、靴は動きやすいスニーカーなど、オシャレとは程遠い格好で毎日を過ごすのです。

周りを見ても同じ格好の人ばかりで、患者は高齢者が多くオシャレが参考になる人もいません。

大体勤務先は自宅近所のことが多く、通勤中に他の人を見てオシャレに気を遣うこともなくなってきます。時々、流行が分からなくなり、焦って雑誌を買ってみることもありますが、仕事に忙しくなると段々どうでも良くなってくる人が大半です。

 

オシャレがしたいけどオシャレが出来ない環境

徐々にオシャレをしなくなっていく自分と比べると、OLはきらびやかでオシャレを楽しんでいて、女性としての輝きがあり、うらやましく感じてしまいます。

 

(3)緊張感のある職場に疲れたため

看護師の職場は、緊張感や責任の重さをずっと感じながら仕事をしなければならないので精神的に追い詰められることもあるかもしれません。

ユニフォームを着た瞬間から緊張感が始まるくらい、毎日仕事に行くだけでもストレスです。

そんな環境に疲れてしまうと、一度医療業界を離れてみたい、とOLに転職を希望する看護師もいるでしょう。

 

(4)またいつでも看護師に戻れるという安心感

看護師はまだまだ売り手市場です。

嫌になったらいつでもどこでも転職できるという安心感がどこかにあると思います。

一度全く違う業界で働いてみて、いざとなったら看護師に転職すれば良いという安易な考えで、とりあえずOLに転職したいと言っている看護師もいるかもしれません。

 

2.看護師がOLへ転職するデメリットとは

看護師がOLへ転職するデメリットとは

看護師がOLに転職するならば、デメリットがいくつかあるので注意しなければなりません。

 

(1)看護師としての経験は「キャリア」に入らない

医療業界や医療関連の会社であれば、看護師キャリアは評価されるかもしれませんが、他の業界であれば看護師キャリアは何も評価されません。

何年働いてベテランであろうと、新人扱いで年下の「先輩」に指導され新しい業務を覚えることになります。

看護師としての仕事経験は特殊なので、OLの仕事でキャリアが役に立つということもあまりないかもしれません。

 

(2)看護師の時よりも給料が下がる可能性が高い

看護師として夜勤もしていた場合、様々な手当が加算された給料を貰っていたはずなので、OLに転職した場合は看護師の時よりも給料が低くなる可能性が高いです。

転職したばかりだと特に基本給などのベースが新人扱いになるので給料に期待はできないでしょう。

若いうちは実際の生活であまり給料のことを考えないかもしれませんが、結婚や出産などのライフイベントがあったとき給料や預貯金の有無は切実な問題です。

 

(3)仕事へのやりがいがなくなる

仕事へのやりがいがなくなる

OLとして大手企業や人数が多い職場に転職する場合などは、仕事へのやりがいがなくなる可能性が高いです。

看護師の仕事と違い、行うことはルーティン作業が多く、あなたでなくてもできる仕事ばかりです。

仕事初めは新鮮に感じる可能性が高いですが、1年、2年と繰り返すたびにやりがいは消えていきます。

 

補足説明!

ポイント

看護師は大変な仕事で、友人と話す場合でもOLは羨ましく思うかもしれませんが、逆にOLはあなたのことを羨ましく思っているはずです。一度友人に聞いてみても良いですね。

 

(4)志望動機が難しい

看護師という資格を持って働いていたのに、なぜOLに転職するのか、ということは企業の採用担当でなくても興味のあるところですから、面接で必ず聞かれるでしょう。

そこで納得される、強い意志の志望動機を伝えることはかなり難題です。

なぜ売り手市場で高給与の看護師ではなく、その会社に入りたいのか、何がしたいのかということをきちんと説得できないと、ただ看護師の仕事が嫌になって辞めたいだけの人か、と思われてしまいます。

 

注意点!

ポイント

また、OL職は看護師のように売り手市場ではありません。しっかりとした転職する対策が必要となります。看護師と同様のイメージで転職を考えると失敗します。

 

3.看護師でもOLのように働ける職場がある!

看護師でもOLのように働ける職場がある!

看護師という立場でありながら、OLのように会社員として働ける職場もあります。

どうしてもOLのような仕事をしたい看護師の方は検討してみてください。

 

(1)企業の健康管理室(産業保健師)

企業や大学などの健康管理室にいて、社員・学生・職員の健康管理をする看護師です。保健師の資格がなくても看護師の募集もあります。

企業のOLと同じように規則正しい勤務で残業もほとんどなく、病院と比べれば格段に業務量は少ないので人気です。

企業の社員として働けるので、社員と同じ福利厚生の恩恵を受けられることもメリットです。

詳しくは「産業保健師への看護師転職9つのポイント」を確認してください。

 

(2)コールセンター

救急車を呼ぶべきか迷った時の相談ダイヤルや育児相談ダイヤルなど、電話相談を受けるコールセンターも看護師が募集されます。

座って電話応対するので服装などに制限がないですし体力的な疲労は少ないでしょう。

夜間対応などもあるのでシフト制で勤務が不規則になることもありますが、パート勤務や日勤帯のみなどの相談ができる会社もあります。

詳しくは「看護師のコールセンター?電話相談の仕事とは」を確認しましょう。

 

(3)看護大学や看護専門学校の看護教員

看護教員というのも、OLのような働き方ができます。実習時期だけアシスタントを募集されることもありますし、常勤の教員を募集していることもあります。

看護師経験年数や学生指導経験、研修修了者など条件がつくこともありますが、採用後に研修を受けられる場合もあります。

学校なので夏休み・冬休みなどの長期休暇がある一方、実習では早朝から待機していたり残業もあるので勤務が楽とは言えないかもしれませんが、指導に興味がある人にはオススメです。

詳しくは「看護教員になるには?看護教員になる方法・転職、メリット・デメリット」を確認しましょう。

 

補足説明!

ポイント

自分の卒業した学校では好待遇で採用されたり、間違いなく歓迎されるので、まずは卒業学校に問い合わせてみてください。

 

4.看護師の資格を活かさない手はない

看護師の資格を活かさない手はない

看護師資格は国家資格です。

毎年試験に合格して新しく看護師になった人がいたとしても、現場では看護師を募集しているところが多く、売り手市場なのです。

病院や施設だけでなく、訪問看護や保育園、デイサービス、健康診断、区役所など看護師としての業務も様々ですし、勤務条件を比べてみれば色々選べる状況です。

看護師としてどこかの仕事に就いていれば、看護師キャリアが積み重なっていきますし、給料もある程度保証されるでしょう。

また、看護師は認知度も高いので、社会的にも信頼される職業です。例えば住宅購入時のローン借り入れなどでも信頼性が高いのです。

人生の目標を持って自分で稼いでいきたいと思うなら、看護師資格を活かさない手はありません。

 

看護師を辞めたいのか、OLをやりたいのか考えよう

看護師からOLに転職したいと思っているなら、安易に業界から離れる前にもう一度自分と向き合ってみましょう。

OLという曖昧なイメージに憧れているのか、今の職場から離れたいのか、その企業で何かやりたいことがあり転職をしたいのか、しっかりと考えてほしいと思います。

現状に不満があって、違う世界に憧れるだけで転職すると、理想と自分の知らなかった現実とのギャップに苦しんだり、「やっぱり看護師が良かった」と後悔するかもしれません。

 

5.まとめ

つらい仕事環境だと、逃げ出したいと思って全く違う世界に憧れたりうらやむことはあります。

でも、冷静に考えてみればそれは現実逃避になっているかもしれません。

看護師という資格を活かさずにOLをすることが本当にやりたいことなのか、よく考えて転職を決めて欲しいと思います。

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監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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