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くるみん

現役看護師

くるみん

( 看護師 ケアマネジャー)

30代の管理職看護師が年上の部下とうまく付き合う5つのポイント

くるみん
現役看護師くるみん
30代管理職看護師 年上の部下

どんな仕事でも向き不向きがあるように、看護師の世界でも的確に、かつスピーディーに仕事をこなす人っていますよね。そして、そいう仕事のできる看護師は早い段階で主任、係長、師長とトントン拍子で出世していきます。ただ、そういう看護師はどうしても部下が自分より年上ということが多くなってきます。そのため、経験も豊富な年上の部下とどううまく付き合い、連携を取っていけば良いのか悩む看護師も多くなっています。

そこで、今回はそんな30代の管理職の方にぴったりな年上の部下とうまく接するための5つのポイントをお伝えしたいと思います。

 

1.敬語で話す

敬語で話す

自分が上司とはいえ、人生経験、看護師の経験は相手のほうが上。そういう人に対して「タメ語」で話すのはナンセンスです。必ず敬語で話しましょう。タメ語で話してしまうと「年下のくせに。」とか「偉そうに。」とマイナスなイメージを持たれてしまいます。

 

タメ口で話すと悪循環になる

タメ口で話すことにより、関係性が悪くなり、仕事がやりにくくなるだけではなく、患者さんの大事な情報も共有できないという悪循環になってしまう場合があります。そうなると責任は上司であるあなたに降りかかってしまいます。もちろん仕事をしていく中では敬語を使うことは基本なのですが、より注意をして敬語で話すようにしましょう。

 

2.無謀な要求に安易に答えない

余計話はしない

年上の看護師さんは、どうしても色々なことを口にします。新人看護師の愚痴を言ったり、どうしても仕事がなかなか覚えられない看護師に冷たく当たったり、時には無謀な要望も言ったりします。年上の部下の行ってくる無謀な要求などに対してすべて答えていると「上司だって言ってるんだから。」「同調してくれたのに何もしてくれない。」と悪いことだけ特化されて言われかねません。なので、そのような話に「安易に返答しない」「話に乗らない」「多くを語らない」ことが必要です。

 

話を聞いている姿勢はしっかり見せよう

年上の部下が愚痴などを行ってきたとしても、言っていることに耳も傾けないような態度は禁物です。逆に「話を聞いてくれない上司」とレッテルを貼られてしまいます。聞いている姿勢は見せて、余計なことを言わないこと。返答としては「そうなんですか。」と結論付けた返答をしないこと、相手の言っていることに対して「オウム返し」をすることも手段としては使えます。
 

オウム返しをして話を切り上げる

年上の部下におうむ返しをする例えとしては、「あの看護師できないんだよね。」と話していたら「あの看護師さんはできないんですか。」と同じ言葉を返してみます。それがあまりにもしつこく言っているようであれば、オウム返しの後に「私も本人と話をしてみますね。」と話を終わらせてしまいましょう。くれぐれも「どのあたりができないんですか?」といった話を大きくするような返答はしないようにしましょう。
 

3.「私は忙しい!」と言わない・態度に出さない

忙しいアピールをしない

役職者は一般職の人には見えない大変さがあります。もちろん一般職に言えない内容を知ることもあり気持ち的にも落ちてしまうこともあると思います。

 

忙しそうな態度は反感を買いやすい

「あ~忙しい。」とか「ほんとに気分が落ちるわ。」といったような言葉を出すと「私たちだって現場が忙しいのに何を言ってるの?あなたは現場に出ないくせに。」と思う人はいます。

自分より年下の上司という部分だけでも人によっては良く思っていない中、そんな態度を見せたりしたらよく思うわけがありません。大変なのはよくわかりますが、職場では言わない・出さないように心がけましょう。

 

辛いことがあったら同じ役職の人間に相談する

もし、それでも辛くて言いたくなってしまったら、同じ役職者の人間に言いましょう。同じ立場の人に話せば気持ちは共感してくれることが多いです。その中でも自分の合った役職者の人を見つけられると、お互い励ましあってつらいことも乗り切れることもあるでしょう。
 

4.成果をみせる

成果を見せる

「だいたい30代の若い子に何ができるのよ。」と思っている年上の看護師が多いと思います。その中で上司として認めてもらうために必要なことはやはり「成果を見せる」ことです。自分の中で短期目標、長期目標を決めていき、それを現場の職員に提示してみます。
 

時間がかかっても成果を見せることが大事

小さなことでもいいので成果を見せ「この上司の言葉になら自分も協力してもいいかも。」という気持ちにさせるのです。そのためには少し時間がかかってしまうかもしれませんが、根気よく実践していくことが重要です。

 

頑張っている姿を見せる

まっすぐな気持ちを持ち、信念を貫く。目標は自身で評価していく。面倒くさいことかもしれませんが、この小さな努力が部下となっている年上の看護師の心に響き「若いのにこんな頑張っているのだから助けてあげよう。」という気持ちに代わるのです。
 

管理職の頑張りがスタッフを動かす

元々看護師という仕事を選んだ人たちなのですから「困った人を助けたい。」という気持ちで働いていると思うので、いつかは自分の味方になってくれることでしょう。そこで「私だけでは達成することはできない。みんなで協力してやっていきましょう。」という気持ちに持っていくのです。そうすると「私が協力したら、目標達成できるかしら」という気持ちになります。

 

スタッフにねぎらいの言葉をかけることは忘れずに

目標が達成した場合「みなさんのおかげで目標が達成できました。」とねぎらいの言葉をかけると「次も協力しようかな。」という気持ちになります。仮に達成できなかったとしても「ここまでできました。次はもう1歩進めるようにみなさんでやっていきましょう。」と継続していくような方向にもっていきましょう。

 

5.年下だけどあなたの上司だということを見せる

上司だということを見せる

上記で紹介したことと矛盾していると思割れる方もいると思いますが、年上の部下と接する際には、年下だけどあなたの上司だということを見せることが大切です。

 

自分が上司であることを意識させる言葉がけ

部下だけど人生の先輩、看護師の先輩として尊敬の念があることを念頭に置き、それを踏まえて、「私はあなたを頼りにしています。」といった言葉や態度を表すのです。一見、自分が「下」のような感じになりますが、最後の「あなたを頼りにしている」という「上から」の言葉で締めくくることによってやんわりとですが「私はあなたの上司だ」という表現になっているのです。

 

ストレートな表現は避け自然な表現を心がけよう

ストレートに「私はあなたの上司です」という場面もあるかもしれませんが、愚痴をいう年上の看護師はこのやんわり表現で示していった方いいです。言葉は使い方でよくも悪くも捉えられてしまうので「色々な言葉の使い方を知る」ことも上司として重要になってきます。

あまりオーバーリアクションになりすぎず、自然な形で言うことを心がけてください。

 

まとめ

いかがでしたか?30代で管理職になるということは、上からも認められる反面やりにくさを感じることも多いかと思います。

ただ、管理職になれるチャンスはそうそうありません。私も32歳で管理職になっていますが、正直今でもやりにくさを感じるときはあります。

ですが、自分も色々なことを経験し成長しているのを実感できますし、一番は自分のチームがいい方向に向かい、みんなが楽しく元気に仕事をしてもらえる環境が作れた時に「私の努力が実を結んでいるんだな」と感じることができます。

もちろん年齢的にも若いので、どんどん新しいことにもチャレンジしていくこともできます。年上の看護師のアドバイスをもらいながら、チーム全体が前進していけるようになっていけるといいですね。

 

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


元々体育の先生を目指して高校まで頑張っていたのですが、ボランティアを通して人を助ける仕事に就きたいと思い、看護師になりました。これまで病院では救命病棟から外来まで、そして今は特別養護老人ホームと障害者施設で働いている(シングル)ママさんナースです。
介護支援専門員の資格も持っています。いろいろなジャンルを見てきたのと、現在管理職として働いていること、そして子供がいても無理なく働けるノウハウをみなさんにも教えていけたらと思います。看護師という仕事はとても幅広く働けます。
自分にあった「看護師としての働きかた」を見つけられるようにアドバイスしていけたらと思っております。どうぞ、よろしくお願い致します。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・介護支援専門員 ・たんの吸引研修指導看護師
出身/年齢 ・東京都/30代後半
職務経験 ・総合病院(病棟・外来勤務) ・クリニック ・特別養護老人ホーム ・障害者福祉施設
診療科経験 ICU(集中治療室)・外科 ・形成外科 ・泌尿器科 ・小児科 ・内科 ・皮膚科 ・脳外科

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カテゴリー:看護師の人間関係

(公開日:)(編集日::2018年04月18日)

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