著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

看護師がオンコール体制の職場へ転職する注意と手当金額について

齋藤
正看護師 齋藤
オンコール体制のある看護師の職場と手当

看護師にも医師と同様にオンコール体制のある職場があります。

オンコール体制とは、「夜勤はないものの自宅にいて医療施設あるいは介護施設からの要請があれば出勤しなければならない」という勤務体制です。

医療施設や介護施設からのオンコール体制の看護師への連絡手段は「自分の自宅・携帯電話に連絡が入る」「施設側から貸し出している携帯電話に連絡が入る」等の場合があります。

ここでは、オンコール体制の職場へ転職する注意点とメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

1.看護師にオンコール体制が求められる職場

オペ室で働く看護師

看護師のオンコール体制が求められる職場には、どのようなところがあるでしょうか。

以下で医療と介護の分野に分けて、看護師にオンコール体制が求められる職場をご紹介します。

 

医療分野

医療の施設でオンコール体制の代表格と言えばオペ室です。

オペ室では、一般病院や総合病院など夜間の手術が入る機会が少ないようなところでは基本的にオンコール体制となり、場所によっては内視鏡室などもオンコール体制をとっています。

 

医療現場でオンオール体制があるのは訪問看護

医療施設ではないものの、医療の現場としてオンコール体制として有名なのが訪問看護です。

訪問看護も患者が急変する等、何かあった場合のためにオンコール体制で働く看護師は、自宅にいつ電話が来ても良い状況ですぐに駆け付けられることが必要です。

 

介護分野

介護分野のオンコール体制は、特別養護老人ホームが代表的で特別養護老人ホームでは介護士が夜勤をするため、看護師は夜勤に入りませんが介護士では判断しきれない医療的なことがあれば電話が来ます。

 

電話で解決すれば出勤しない場合もある

特別介護老人ホームでは、介護士が判断できないことを電話だけで解決して、看護師は出勤する必要がない場合もあります。

 

医療分野のオンコールは出動することが多い

医療分野のオンコールの場合は、本当に必要とされて出動する場合が多く、介護分野は出動すべきかどうかを介護士が判断するため、中には看護師にとって「介護士だけで解決できるのでは?」と思うようなことで呼ばれる場合もあります。

 

2.オンコール体制の職場で働くメリット

介護施設で働く看護師

オンコール体制の職場で働く看護師には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

以下で詳しく見ていきましょう。

 

夜勤がない

夜勤は、心身共に疲労は大きく生活のリズムも乱れるため、中には「夜に病院にいること自体が嫌だ」という看護師もいますが、オンコール体制の看護師は夜勤がないためメリットと言えるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

オンコール体制は、勤務中と言っても家にいることができ何もなければ出動する必要もなく、夜勤のように人数がたくさん必要なわけではないため月に数回程度となります。

 

オンコールで出勤しなくても手当てがもらえる場合がある

オンコール体制の場合は、手当てがつき中にはオンコール体制の職場に転職したものの、オンコール要請を受けたことがなく手当だけもらえているというラッキーな看護師もいます。

オンコール出勤しなくても手当てがもらえることは、メリットとして大きいでしょう。

 

3.オンコール体制の職場で働くデメリット

多くの電話に対応するオンコール体制で働く看護師

オンコール体制の職場では、メリットよりデメリットが多いようです。

どのようなデメリットがあるのか、以下で紹介していきます。

 

規制が多くて急用などに対応できない

オンコールにあたっている日は、ずっとオンコールとして対応しなければならないため、「子どもが突然熱を出した」「夫を会社まで迎えに行く用ができた」等の場合にも外出ができず、急な用事にも対応できないことがデメリットです。

 

補足説明!

ポイント

基本的にオンコールにあたっている日は「外出禁止」「自宅待機をしなければならない」「飲酒禁止」等、様々な決まりがあり、時間ややることへの規制が多くなることを把握しておきましょう。

 

手当てがもらえないことの方が多い

オンコール体制の職場で特に介護施設は、出動しなければ手当てがもらえない場合が多いようです。

前述では、「オンコール出動していないのに手当がもらえた」とありますが、それはほんの一部の職場でしかありません。

 

介護施設は連絡の頻度が多い場合がある

介護施設の場合は、出動しなくても「相談にだけ乗ってほしい」ということがあるため、他の場所よりも電話の頻度が多いです。

 

介護施設で連絡の頻度が多い場合の経験談

オンコール体制のある職場で看護師として働いていた知人は、介護施設から1時間に1回電話がかかって来ましたが、利用者にもしものことがあってはいけないため、その度に丁寧に対応して疲弊することもあるようです。

 

呼び出される時間は問わない

オンコール体制では、呼び出される時間は問われず「患者が急変した」「オペ患者が来た」等という場合はすぐに出動しなければならないため、「入浴中」「夜中の睡眠中」等いつであっても呼び出されます。

 

注意点!

ポイント

オンコール体制で働いている看護師は、入浴中でも睡眠中でも携帯電話は常に肌身離さず持ち、これが苦痛と感じる看護師も少なくないということを覚えておきましょう。

 

4.看護師のオンコール手当の金額

オンコール手当の金額の計算をする看護師

オンコール体制で働く看護師の手当ては、一体どのくらいもらえるのでしょうか。

施設によって異なりますが、大体のオンコール体制の職場の看護師の手当等については、以下の通りです。

 

施設によるが数千円が相場

オンコール手当は、施設によってばらつきが多いものの数千円が相場であり、1回1000円から多くても3000円前後となる場合が多いようです。

 

呼び出し手当が付く場合もある

介護施設や訪問看護は、場所によって「呼び出されて出動した分の呼び出し手当」がつくことがあるようです。

施設によりますが、月の3分の1がオンコール体制の場合もあれば週1回程度という場合もあるため、オンコール体制の手当てをざっくり計算すると「夜勤1~2回分前後」という場合が多いようです。

 

5.オンコール体制の職場へ転職する際の注意点

家から近い職場を選ぶオンコール体制で働く看護師

看護師がオンコール体制の職場へ転職する際には、いくつか注意しておきたいことがあります。

それでは、オンコール体制の職場へ看護師が転職する際の注意点について説明していきます。

 

家から近いところを選ぶ

多くの職場は、コールをもらったらすぐに現場へ駆けつけられるように自宅から職場まで「30分で到着」「5km圏内」等と定めている場合が多いため、家から近い職場を選ぶようにしましょう。

 

ポイント!

ポイント

訪問看護の場合は「事務所へ行き、鍵と処置セットを持って車に乗り患者の元へ向かう」という他の職場よりもやることがあるため、家と職場の近さは非常に大切です。

 

待機のみで手当てはもらえるか確認

職場を選ぶ際には、オンコール手当について注意して見ておく必要があり、「出勤しなくても待機だけで手当てがもらえるか否か」によって収入は大きく変わるため、確実に収入を増やしていきたい場合は、必ず確認しておきましょう。

 

オンコール体制の規則について

オンコールの職場を選ぶ際に確認したいこととして、「オンコール体制の規則」があり前述の通り「自宅に絶対いなければならない場合」「施設に30分以内につく場所であればどこにいてもいい場合」等があります。

そのため、月の3分の1がオンコールという場合は、外出や旅行に行くことが難しくなることもあり自分の普段の生活スタイルと照らし合わせて規則を注意して確認することが必要です。

 

6.まとめ

看護師がオンコール体制で働ける職場は少ないですが、「給料も夜勤と比べて値は下がるが夜勤をやらなくてよい」「自宅で待機していられる」等ということは、普段の看護師業務に比べて精神的に楽になるでしょう。

オンコール体制のある職場での勤務を検討している看護師は、ぜひ参考にしてみてください。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

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カテゴリー:看護師転職のノウハウ

(公開日:)(編集日::2018年03月19日)

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