手術室から一般病棟へ転職する看護師の注意点!その違いとは?

手術室の経験しかない看護師が一般病棟へ転職する際、手術室と一般病棟の業務内容や必要なスキルが全く違うため多くの不安を伴い、転職することを躊躇してしまうこともあるでしょう。

  • 「手術室での経験しか無いと、一般病棟では使い物にならないと聞くので転職できない」
  • 「一般病棟で働いてみたいが手術室での経験を生かせるのか分からず1歩踏み出せない」

等の不安が看護師から多く聞かれますが、私は新卒で大学病院に就職し手術室に配属され2年間手勤務をした後、一般病棟へ転職をしました。

今回は、手術室から一般病棟への転職をする際の看護師が注意すべき点と、私の経験を踏まえて違いを、以下に詳しく説明していきます。

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看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.看護処置の違い:未経験の看護処置には注意する

患者に注射する看護師

私が手術室から一般病棟に転職するにあたって、最も不安で皆様に注意してほしい事は、注射など基本的な看護処置の経験が全くなくできないということでした。

 

未経験の看護処置はまずは見学させてもらうこと

誰でも最初はできないことを実施するのは不安であり、恐れてしまいがちです。

経験がない看護処置の場合、その旨をしっかりとスタッフに伝えて、

  • 未経験の看護処置は見学すること
  • 可能な限り挑戦する機会を与えてもらうこと
  • 早く自立してできるようになりたいという気持ちを強く持つこと

以上の行動で、看護処置はあっという間にできるようになります。要するに、基本的な看護処置は、やる気さえあれば必ずできるようになるのです。

 

看護処置未経験の体験談

一般病棟へ転職して初めての勤務日に、私はリーダーをしていた看護師から、患者の採血の依頼をされました。

採血を行ったことがなかった私は、「採血の経験がないので教えてほしい」と申し出て、まず見学をさせてもらいました

その後、1人で採血を施行するようになったものの、慣れないことへの緊張やまだ手技が上手くできていなかったこともあり、何度か失敗してしまいました。

 

リーダー看護師と周囲の先輩看護師に協力してもらった

採血の予定がある患者がいる場合は、可能な限り私が施行したいということをリーダー看護師に伝えました。

それにより他の先輩看護師たちも協力をしてくれて、通常業務でも行う機会が多いにもかかわらず、さらに多く採血をする機会を与えてもらうことができ、自信を持って施行できるようになりました

 

2.医師とのかかわりの違い:患者の状態変化に注意する

患者の状態をチェックする看護師

看護師の手術室業務は、常に近くに医師の存在があるため、何か分からないことや判断に迷うことがあれば、いつでも医師に聞くことができる状況です。

ただ、一般病棟での看護師業務では、医師が近くにいない場合がほとんどです。

そのため、一般病棟の看護師は目の前に対応しなければならない患者がおり、医師も病棟以外の業務をしている場合があるため、毎度毎度聞きたいことを医師に聞きに行くことや、電話をしている時間もありません。

 

患者の身体を自身で把握する必要がある

手術室から一般病棟に転職する看護師が注意することは、患者の状態が変化した場合に

  • このまま経過をみてもよいか
  • 医師に一報連絡のみしておくか
  • すぐに医師に患者の状態を診てもらうか

等を適切に素早く判断し、責任を持って看護をしていくことが挙げられます。

患者の急な状態変化を何でも医師任せにするのではなく、患者の状態を看護師自身がしっかりと把握することが必要です。

 

3.勤務体制の違い:2交代制・3交代制には注意する

差脂肪を持つ看護師

私が勤務していた手術室の勤務体制は、日勤・午後からの準夜勤務・夜勤の3交代に分かれており、基本は土日休みでした。

その一方、一般病棟の勤務は日勤と夜勤の2交代で、休みは土日関係なく月に8日ほどでした。

 

一般病棟の夜勤は休息時間が少ない

手術室の夜勤は、月に3~4回ほどで緊急の手術が無い限り、物品チェックや翌日の部屋準備などを行って仮眠をとり、ゆったりと過ごせる夜勤日も多くあります。

しかし、一般病棟では病棟に常に患者がいて夜勤ではナースコールの対応や見回りがあるため、仮眠をとる時間があったとしても常に患者のことが気がかりでゆっくり休むことはできません

 

急変時の対応があればほとんど休めない

急変時の対応などがあれば、ほとんど休む時間はありません。

そのため、一般病棟の夜勤は休息できる時間が少なく、オンとオフの時間をはっきりさせて休みの日にしっかりと身体を休めることが大切です。

 

4.コミュニケーションの違い:患者の関わり方には注意する

患者と関わる看護師

手術室勤務では、その日の受け持ち患者の手術が終わると、その患者とのかかわりも終了するため、1日1日の業務を新鮮な気持ちで迎えて終わらせることができます。

しかし、一般病棟の場合は患者が入院している限り、患者と受け持ちをすることも、毎日顔を合わせることもあります

 

毎日顔を合わせる患者とのコミュニケーションスキルが必要

当たり前ですが、すべての患者が元気になっていくわけではないため、病状が悪化していく患者とも、一般病棟の看護師は接していかなければいけません

一般病棟では、その日の失敗や成功が翌日以降の業務に大きく影響するため、コミュニケーションをとることに苦手意識を持っている看護師の場合は、ある程度経験を積むことが必要といえます。

 

ポイント!

ポイント

私は、一般病棟に転職した当初、毎日同じ患者を受け持つことに慣れていない場合が多いため「今日は何を話そう」など悩むことがあり、適切なコミュニケーション対応することができませんでした。

 

5.まとめ

手術室でスペシャリストとして研鑽を積むという選択肢もありますが、看護師が手術室から一般病棟へ転職すると、手術室の経験を活かしつつ手術室では行うことができなかった看護処置や患者とのかかわりを十分に学ぶことができます

また、手術室から一般病棟への転職は、看護師として自分の成長を大きく実感することができるでしょう。

転職を考えている看護師の参考になれば嬉しいです。

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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