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看護師ライター

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( 看護師 准看護師 )

手術室は別世界!2年目配属された看護師の手術室事情とは

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看護師ライターyu-na
手術室 体験

新卒2年目、家庭の事情でとある総合病院へ転職し配属先は手術室。「私が手術室看護師!」なんて浮ついた気持ちが崩れるのもあっという間、そこは専門的な知識や技術を持ったエキスパート看護師の集まり!2年目の看護師には荷が重く、危険な事もたくさんありました。外来や病棟とは、かけ離れた雰囲気、まるで異国のような閉鎖的な手術室、そこで新人看護師が少しでも手術室で働きやすくなるよう手術室看護師について、私が実際に体験したことをそのままお伝えいたします

1.手術室では病棟で学んだことが通じない

看護師 悩む

手術室勤務となって何より辛かったのは、病棟で学んだ事がほとんど役に立たないことです。また1から、いや0からのスタートとなり、看護師というよりは器械を扱っている企業の新人サラリーマンといったところでした。

 

今まで使ったこともない器械の名前を覚えさせられる

初めての手術室、私のプリセプターは手術室で一番のエキスパート看護師でした。何より、有名大学卒、有名病院での経歴あり、プライドの高さは日本一。配属初日に「手術で使う器械を2日で覚えなさい」の指令。半日かけて器械の絵と名称を必死で書いたのは言うまでもありません。

 

手術室勤務になった場合学ぶべきは「解剖学」

恐ろしい厳しい世界を知ったのは、入職から30分後です。看護学校で学んだ事も、今まで学んでいたことも、全てがリセットされ新しい世界へ転職した気分です。手術室の配属が決定した時に学んでおいた方がいい事は解剖学です。疾患や散々勉強してきた看護の展開は業務には使えません。予備知識としては必要です。

 

2.手術室は「清潔か不潔か」だけの世界

手術室 どちらか 

手術室は滅菌された器械・物品だけを使用しますので「清潔!」「不潔!」という言葉がよく飛び交います。清潔操作が出来なければ手術室は務まりません。新人看護師は清潔不潔の認識が出来ていませんので、ここは徹底してスパルタでくるところとなります。

 

手術室では曖昧は通用しない

手術室では清潔・不潔に関して曖昧という言葉はありません。白黒はっきりさせるのが手術室なのです。病棟では曖昧な事が多くあったと、手術室で働き始めてから感じる事が多くあります。白黒はっきりすること!これが大切です。

 

清潔操作を徹底的に覚えさせられる

とにかく、エキスパートプリセプターには清潔操作を何度もやり直しさせられました。何度も「不潔」を連呼されながら清潔操作の訓練を受けました。清潔・不潔の理解をするには経験をしていかなければなりません。立つ位置から手の場所、滅菌物の展開から解剖学と、私の横に張り付いたままです。緊張と気遣いで簡単な事も出来ませんでした。入職初日から器械、清潔、不潔との訓練でしたので器械の夢を見るようになりました。

 

少しでも不潔にすると常に激が飛ぶ

3日目にして手術の見学が出来ました。初めての見学は「乳がん切除術」です。私もガウンを着て身近で見学してもいい許可が出たので、実際に手洗いから始めました。手洗いは前日に何度も練習したのでクリアしましたが、ガウンテクニックでは、大きな声で「ほらっ!そこ不潔になるよっ!」と激を飛ばされながらのガウンテクニックでした。

 

事前準備を怠ってはいけない

手術室に入ったとき、私はハッとしました。メモが出来ないと思うと同時にプリセプターが滅菌された紙と鉛筆を差し出してくれました。「こういう事は自分で事前に用意しておくんだよ!」という一言と一緒に・・。

 

3.手術室看護師としての心得

手術室 看護師

一般病棟の看護師と手術室看護師は全く別の仕事をしなくてはなりません。一般病棟の看護師の心得と手術室看護師の心得は全然違いますのでご紹介したいと思います。

 

手術室看護師は掃除から何から全ての雑用をしなければならない

手術室には専属の看護助手はいません。中央材料室という全病棟から集まる器械や滅菌物を取り扱う場所には看護助手がいますが、基本手術室の掃除から片付け、器械洗浄、滅菌パック、器械・機械管理は手術室看護師の仕事として行っていました。

 

新人の仕事はまず器械出しから

プリセプターに「器械出しは、器械のスペシャリストよ。器械の全てはあなたが出来るようになりなさい」と言われました。すごく重たい言葉であり、逆に責任を与えられた気分でした。持針器を借り、家でも練習です。新しい手術があれば、手術に付いた看護師が手術のレジュメを作りました。家での仕事も持ち帰り、朝から手術があれば出勤時間より1時間も早く出勤し器械の準備をしました。

 

常に不潔と戦わなければならない

とにかく洗浄し、キレイに保つこと。今まで患者様の清潔保持を行ってきたことが、手術室の器械の清潔保持に変わります。機械のコード一本一本をも丁寧に拭き、使った器械を丁寧に洗浄し、小さな細かな器械をパックにしていくという細かな作業がキリなく行われます

 

絶対「雑」というイメージを持たれないようにする

器械の並べ方にも性格が出るそうなので要注意です。何か雑な事が起こるたびに普段雑な人が犯人扱いに勝手にされ、陰で言われるのも雑な人になります。「キレイ」に「丁寧」に「細かく」「迅速」ということが手術室看護師に求められるキーワードだと思います。

 

失敗は許されない

器械を覚える事は手術室看護師の当たり前の基本で、清潔・不潔を覚える事も患者様の安全と手術が安全に進行するという、大役の業務であることを肌で感じました。プリセプターに激を飛ばされ、少しふてくされて気味な自分に恥ずかしさを感じました。「人間失敗はある」なんて言葉が、失敗はしてはならないという強い気持ちに変わったのは、2年目の手術室3日目の事でした。

 

まとめ

手術室のアレコレをご紹介しましたが、参考になったでしょうか?私は2年目の転職でいきなりの手術室勤務となりましたが、病棟の看護とは違い「白か黒」の世界です。今まで病院で教わった知識や技術は活かされません。手術室で働くためにはとにかく1から覚えることです。
大変なことも多いですが、なかなか出来ない体験です。実際私は、初めて手術を見学した際、手術室の進行を医師と協力しているのは、器械出し看護師だということを実感をし、感動しました。清潔不潔も体で覚え、職人看護師としてスペシャリストを目指しましょう

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


ママであり現役看護師です。結婚・妊娠・出産・子育てを経験し、准看護師と看護師の資格を取得するため、主婦から看護の道へ進みました。 ブランクのある人や子育て中で復職を悩んでいる人、また、新人ならではの悩みや、パートについての悩みがあると思います。私自身も現在、仕事や育児、自分の将来についてもまだまだ悩みながら働いています。 同じような思いをしているあなたへ少しでも、明日への希望となるようなメッセージをここから発信していけたらと思っています。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・群馬県/38歳
職務経験 ・総合病院・クリニック・有料老人ホーム・夜勤専従看護師
診療科経験 ・整形外科・手術室・内科

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カテゴリー:看護師仕事内容の転職

(公開日:)(編集日::2017年12月13日)

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