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ねこねこ

現役看護師

ねこねこ

( 看護師 )

体験した看護師の整形外科クリニックでの仕事内容

ねこねこ
現役看護師ねこねこ

私は6年半のブランク期間を経て、整形外科クリニックへ転職しました。

高齢化の影響などもあり、整形外科クリニックは、大抵どこの地域にもあります。

そのため、クリニックでの求人を探している看護師であれば、一度は整形外科クリニックの求人募集を見かけたことがあるのではないでしょうか。

整形外科クリニックの看護師は、その他の一般のクリニック同様、診療補助や検査介助、採血や注射、点滴、処置の役割を担います。

また整形の患者は、外傷や疾患による痛みやショック、苦痛などによる抱える不安も大きいため、適切な声掛けや対応をとりスムーズに診察や治療を行えるようサポートします。

このページでは、私の実体験を元に、更に詳しく整形外科クリニックで働く看護師の仕事内容や実際に求人を探す際のポイントについてもご紹介していきます。

転職活動中の看護師のお力になれれば幸いです。

1.整形外科クリニックの看護師の仕事内容

骨折患者と整形外科クリニックの看護師

整形外科クリニックでは主に、外傷性もしくは先天性の骨・筋肉の疾患や、運動器の病気などの診察や検査、処置などを行います。

で、ここで働く看護師はどのような仕事が主になるのか、ご紹介していきます。

 

(1)外科処置の介助

患者が外傷による裂傷などの場合には創部の消毒の介助や処置、創部縫合や抜糸の介助を行います。

また、骨折や捻挫などの場合には、ギプス固定やシーネ固定の介助をします。

 

やっていくうちに徐々に慣れていくもの

こうした処置の手順や必要物品や器具などは一から覚えなければなりませんが、やっていくうちに徐々に慣れていくものですので、あまり心配する必要はありません。

 

(2)レントゲンなどの検査に関する説明と介助

整形外科クリニックに来院する患者の多くは、痛みの原因や損傷部位を特定し診断するためにレントゲン撮影(場合によってはCT・MRI検査)が必要になります。

看護師は、こうした検査の説明や介助を行います。

 

若い人や子供にはプロテクターを装着

若い女性や男性、子供は放射線の影響を受けやすいため、少量とはいえ不要な被爆を防ぐためにプロテクターを装着します。

撮影時のセッティングは放射線技師が行いますが、セッティングの際に自力での移動や動作が困難な患者さんの場合には、必要に応じて介助します。

 

検査説明はしっかりと行い患者の了承を得る

レントゲン撮影などの場合、女性患者であれば、まずは妊娠の可能性の有無を確認します。

もし、妊娠の可能性がある場合は、ご本人にレントゲン撮影のリスクなどをしっかり説明し、了承を得ます。

また患者によっては被爆に対する不安や恐怖心などもあるため、レントゲン撮影は最小限の被爆量のため健康被害の恐れは少ないことなど必要に応じて説明します。

 

看護師によるレントゲン撮影は違法です

まれに、看護師にレントゲン撮影をさせる整形外科クリニックがあるようですが、これは完全に違法行為です。

もし、転職先の整形外科クリニックの医師に、レントゲン撮影を命じられたら断固拒否し、そこは早いうちに辞めてしまった方が良いでしょう。

 

(3)診察開始時間前の物品・器具の準備

整形外科クリニックの診察開始時間前に、必要な物品や器具類の補充や準備を行います。

摂氏類や処置に使用する滅菌器材の期限切れや、必要物品の不足などがあると、スムーズな診察、処置に影響がでるため、毎日きちんと確認して準備しておく必要があります。
 

(4)医師の診察を円滑に進める介助

整形外科クリニックでは毎日多くの患者が来院します。

そのため、限られた診察時間内で円滑に医師の診察を行えるよう、看護師は適切な声がけや誘導を行う必要があります。

 

患者は自力の動作が困難なこともある

患者のケガや疾患の程度によっては、自力での動作が困難な場合もある為、車いすなどを使用して介助することもあります。

 

(5)注射や採血の実施

整形外科クリニックでは、看護師が痛み止めの注射や骨を強くする注射を打つことがあります。

また、精密検査が必要な患者に対しては、採血を実施します。
 

整形外科クリニックの患者の血管事情

整形外科クリニックに来院する患者は、内科の患者とは違い、そこまで血管がもろくありません。

そのため、これまで一般病棟で働いていた看護師であれば、こうした処置にそこまで苦労することはないでしょう。

 

2.整形外科クリニックへ転職するメリット

勉強している日本人看護師

私が実際に感じた、整形外科クリニックのメリットは以下の通りです。

人によってはあまりメリットにならない場合もあるとは思いますが、参考にしてみてください。
 

(1)専門的なことを学ぶことができる

整形外科の分野は日々進化しています。

従来の治療方法以外にも、新たな治療方法や専門的な技術の向上などに意欲的に取り組んでいる整形外科クリニックも多いです。

私が働いた整形外科クリニックもそういった類のクリニックであり、運動器の疾患などについてかなり専門的な範囲まで学ぶことができました。

 

定期的に勉強会を行っている整形外科クリニックもある

最先端の治療を取り入れている整形外科クリニックでは、大きな病院と同じように定期的に勉強会を行っています。

運動器の疾患や治療、リハビリなどに興味がある看護師にとっては、このような整形外科クリニックでは、学びながら働くことが可能となるのです。

 

(2)乳幼児から高齢者まで幅広い層の患者と関われる

整形外科クリニックでは、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者が来院します。

そのため、それぞれの年齢層や人間性に合ったコミュニケーションをとれる能力が身に付きます。

看護師としても社会人としても必要なスキルが身に付く

整形外科クリニックでは、慢性的な腰痛や肩、膝などの痛みなどによって定期的に通院している患者も多く、必然的に患者の気持ちに寄り添えるような対応も必要となります。

また時には、クレームなどの対応もしなければならない場面もあります。

そのため、患者とのコミュニケーション力やクレーム対応など、看護師としても、社会人としても必要なスキルが身に付けることができるのです。

 

(3)仕事さえ覚えてしまえばゆとりを持って働ける

整形外科クリニックでは、「 整形外科」という単科のため、対応する症例は限定的であり日々の業務もある程度決まった内容となります。

このことから、仕事の流れや内容さえ覚えてしまえば、他のスタッフと協力しながら、混雑時や緊急時以外はゆとりをもって働くことが出来ます。
 

忙しすぎず暇すぎない環境

忙しすぎるのも辛いですけが、暇すぎるのもかえって辛いものがありあす。

整形外科クリニックの場合、前述したように仕事さえ覚えてしまえば、あとはゆとりを持って働くことができます。

ただ、患者はひっきりなしに訪れるため、暇を持て余すようなことはほとんどありません。

つまり、忙しすぎず暇すぎない、適度に働きやすい職場環境なのです。

 

3.整形外科クリニックへ転職するデメリット

不満を持つ日本人女性看護師

整形外科クリニックにはメリットがある反面、その背中合わせのデメリットも存在します。

 

(1)物足りなさを感じる可能性がある

先にも述べた通り整形外科クリニックは 単科のクリニックのため、整形外科以外の分野に対する知識や技術を学び、経験する機会が少なくなります。

そのため、幅広く経験を積んでスキルアップを目指す看護師には不向きかもしれません。

また業務の内容も単調になりがちなため、同じことの繰り返しの日々に物足りなさを感じてしまう可能性もあります。

 

(2)人間関係がこじれると働きづらい

一般的な病院は、勤務する職員の数が多く、またシフト制で働くため、もし苦手な看護師と人間関係で問題があっても、勤務の調整や異動などの対応によって距離を置くなどの対処が可能です。

しかし整形外科クリニックの場合、基本的に日勤のみの勤務となり、勤務する看護師の人数も最小限の人数です。

そのため何かトラブルや問題が発生してしまうと、解決できなかった場合、気まずい思いや嫌な思いをしながら働かなければならなくなってしまいます。

 

ただし、逃げ場はあります

このデメリットは、整形外科クリニックだけに限らず、全てのクリニックに共通することかもしれません。

ただ、整形外科クリニックの場合は、レントゲン技師やリハビリのスタッフなど他職種とも一緒に働くため、看護師間の人間関係でもめても他のクリニックよりは「逃げ場」があるとも言えます。

 

4.整形外科クリニックの求人を見つける際の確認事項

整形外科クリニックを確認する看護師

実際に整形外科クリニックへの転職を検討する際にはまず看護師転職サイトや、ハローワークなどで情報収集をするところから始めることになるでしょう。

ただ、ここで公開されている情報の多くは、勤務時間や給料、条件、待遇などですが、これらの情報だけで判断してしまうと失敗してしまう可能性もあります。

そのため、実際に整形外科クリニックの求人を探す際は以下の点に注意するようにしましょう。

 

整形外科クリニックの「ウリ」を確認する

実は、整形外科クリニックと言っても、全て同じような環境というわけではありません。

たとえば「スポーツ医療」をメインに扱っているとこもあれば、「リハビリ治療」をメインに行っているクリニックもあります。

このように何をウリにしているのかによって、患者層も異なれば、求められる看護師象も異なります。

 

気になる求人はホームページで詳細を確認!

気になる整形外科クリニックの求人が見つかったら、そのクリニックのホームページを早速確認してみましょう。

ホームページを見れば、もちろん「ウリ」も分かりますし、大体の雰囲気も掴むことができます。
 

医院長のキャラクターを「口コミ」で確認する

私の経験上、整形外科の医者はとても変わった人が多いです。

やったらせっかちであったり、ものすごく雑であったり、まともに話ができなかったりと・・・。

そもそもクリニックで働く際は、医院長の医師との相性が非常に重要です。

そのため、ただでさえ変わった医者が多い整形の分野で働くのであれば、患者の口コミをホームページ上でしっかり確認し、医院長の医師のキャラクターを予め確認しておくようにしましょう。
 

まとめ

冒頭でもお伝えした通り、整形外科クリニックの看護師求人は多い傾向にあるため、数ある求人の中から、より自分に合ったものを選ぶことが可能です。

それぞれの整形外科クリニックのウリや特徴、そして医院長の医師のキャラクターなどについては確認を怠らず、出来るだけ自分にとって働きやすい環境の職場を探すようにしましょう。


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この記事を書いた人

看護専門学校卒業後、精神科病院に就職し、約3年半勤務した後結婚・出産・育児のため看護職を離れ専業主婦になる。 その後6年間のブランクを経てパートやフルタイムで働きながら、転職を繰り返し、現在はクリニックのパート勤務と月に数回アルバイトしながら看護師ライターとして活動し始めました。これまでの経験や日頃の体験を活かした記事を書いて、現役看護師、潜在看護師の皆さんの少しでも役に立てるような情報を発信できるよう頑張っていきたいと思います。


カテゴリー:クリニック

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この記事を書いた人:ねこねこ
(公開日:)(編集日::2017年12月07日)

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