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( 看護師 保健師 )

整形外科の看護師転職|募集求人を探す前に知りたい事

整形外科の看護師転職

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

整形外科の看護師転職を考える上では下記の注意点を確認しましょう。

  • 整形外科は力仕事が多い
  • 男性看護師が多い傾向にある
  • 総合病院等は幅広いスキルも身につく
  • 急性期病院の整形外科は忙しい

 

上記のような転職時の注意点がありますが、整形外科は看護師転職の中でも人気があります。しっかりと内容を確認していきましょう。

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1.整形病棟の看護師一日のスケジュール

NKままさん(元整形外科病棟の看護師)

看護師NKまま

整形外科病棟はどんな印象がありますか?私は骨折や骨、関節の疾病の患者さんがいる、手術が多いという印象がありました。しかし実際働いてみると、いろいろと驚いたことがありました。私の経験した整形病棟の一日を書いていきたいと思います。

まずは整形外科病棟の看護師のとある1日のタイムスケジュールです。

外科病棟のため手術はありますが、整形外科の手術は麻酔開始から1時間半~2時間という短時間で終わる手術も多くあります。そのため、40床の病棟でも一日に約5件以上の整形外科手術があることがあります。

時間 内容
8:30~ 申し送り
9:00 医師の回診や処置の介助、清拭など
10:00 患者さんの検温、退院の患者さんへの書類の説明、入院患者さんの受け入れなど
11:00 リーダー看護師への報告、患者さんの内服、インスリンや注入の準備
11:45 昼食の配膳、食事介助
12:30 昼食休憩
13:30 OPE出し、OPE出し後の病室準備
14:00 記録など
15:30 OPE室からの帰室、バイタル測定
16:30 夜勤者への申し送り
17:00 帰宅

スケジュールの中でナースコールの対応や点滴の管理をしていかないといけません。そのため、一日の中で入院や退院、手術が重なったりするとバタバタすることがよくあります。

 

夜勤帯もバタバタしていることが多い診療科

他科の場合、夜勤帯は患者さんも寝ているためナースコールも少なく、急変の時以外は忙しくなく記録を書く時間もありました。

しかし整形外科の場合は手術件数も多いせいか夜勤帯のはじめの方で手術が終了、帰室しバイタル、輸液や輸血の管理などあり夕食の配膳、内服の管理など業務が重なることもあり他のスタッフと声掛け、協力してもらわないといけないことも多々あり、なおかつ夜間の入院も多いです。

 

就寝前や起床時は特にナースコールが多い

日勤帯もナースコールが多いのですが、就寝前や起床時は特にナースコールが多くトイレ移動の介助が多いです。少ない人数でナースコールの対応をしているため患者さんを待たせてしまうこともあります。

特に下肢の術後の患者さんは移動の介助が必要なことが多く、車いす移乗やトイレの介助が多いです。

 

リハビリ患者さんが多く、褥瘡予防のやめ体位交換が多い

整形外科なので術前・術後の患者さんはリハビリは作業療法士や理学療法士の方が中心となって行いますが、下肢の骨折の場合は術前はベット上での安静の患者さんが多く、褥瘡予防のため体位交換を看護師が行う必要があります。

また大腿部頸部骨折の場合は介達牽引や直接牽引をしていることがあるので、体位交換はもちろんのこと動かせない牽引している下肢の踵など褥瘡ができやすいのでポジショニングを整えるのも看護師の仕事となります。

 

2.整形外科で働く看護師の仕事内容について

整形外科で働く看護師の仕事

整形外科は外科の科目の1つで、骨や筋肉、関節から脊髄や神経まで運動器官に関わるあらゆる疾病や怪我などに対応した診療科です。そんな整形外科で看護師として働く場合には、以下のような仕事を任されることが一般的です。

  • 幅広い症状の患者さんと接する
  • 点滴や採血などの通常の看護師業務
  • ギブスや包帯の固定・交換や管理
  • 移動や排泄の介助
  • 患者さんの精神的なフォロー

 

多くの知識や経験が必要

整形外科は内科に次いで2番目に受診される患者の多い非常に重要性が高く、一般的な診療科です。足腰が悪くなってしまった年配の方から、突然の病気や怪我で動くことが難しくなってしまった方まで、幅広い症状の患者さんと接することになるのが大きな特徴です。

整形外科は運動器官に関わる症状であれば、基本的になんでも対応しなければならない診療科ですから、思っているよりも多くの知識や経験が求められることになります。
 

点滴や採血などの通常の看護師業務

整形外科だからと言って、他の診療科とすべて仕事が異なるわけではありません。そのため、点滴や採血、検査、医師の補助、食事介助など多くの通常の看護師業務も一般の診療科と同様、こなすことになります
 

ギブスや包帯の固定・交換や管理

一般の診療科ではあまり行わない整形外科ならではの仕事としては、ギブスや包帯の固定・交換、それらの滅菌や管理などが挙げられます。
 

移動や排泄の介助

整形外科の患者は自身で身の回りのことができない方も多いので、移動介助や排泄介助なども一般の診療科に比べると、回数が多くなるのも特徴です。
 

患者さんの精神的なフォロー

また、整形外科ならではの症状で苦しむ患者さんの精神的なフォローをするのも看護師の大切な仕事となります。

 

3.整形外科で働く看護師の特徴

整形外科スキル
整形外科で働く看護師に必要なスキルは、状況に応じて臨機応変に対応できるスキルと、コミュニケーション力、そして体力です。整形外科は、身体を動かす筋肉や腱、骨格などの治療を行う科であり、交通事故などの怪我や、老化による関節の痛み、スポーツによる筋肉の損傷などその原因や症状はさまざま。年齢の幅も子どもからお年寄りまで幅広いため、相手に合わせた対応が求められます。

 

整形外科ならではの技術が多い

看護師が行う業務は、一般的な注射や採血、投薬などのほか、テーピングや包帯、ギプスなどの装着を行うことが多いのが特徴です。また、コルセットや創外固定器具、外転枕など、他の科では絶対に使用しない医療器具についてもマスターする必要があります。

 

病棟の看護師には「介護力」が必要

総合病院の整形外科は8割が75歳以上の高齢者です。そのため、急性期を過ぎた多くの患者は治療云々よりも「介護」が必要になってきます。

日によっては、ひたすらトイレ介助と移乗とだけで一日が終わる感覚があることもあります。

 

整形外科はとにかく力仕事が多い

整形外科では怪我によって日常生活に支障をきたす患者も多く、その介助として力仕事が必要になることもあります。具体的には、足を骨折した患者に付き添ってトイレに行ったり、入浴の介助を行ったりということです。

患者の体格にもよりますが、かなり力が必要な場合もあるので、病院によっては一定の数の男性看護師を採用するところもあります。患部に負担をかけず、こうした介助をスムーズに行うためにも患者とコミュニケーションを取ることは大切なのです。

 

元気になって退院する患者が多い

骨折や関節の手術のため入院される患者がほとんどで元気になって自宅や施設、リハビリ病院に転院していきます。他の診療科と違って患者の死に直面することは少ないといえます。

しかし自宅に退院される患者は本人や家族との相談で退院日が決定されますが、施設やリハビリ病院へは急に転院日が決まることがあるため、退院準備やサマリーなど急いで準備しなければなりません。

また、退院調整で相談員や作業療法士や理学療法士、薬剤師など他部署との関わりも多い診療科といえます。

 

4.整形外科に転職する看護師のメリット

整形外科のメリット

若い看護師から人気の高い診療科である整形外科は看護師の定着率も高く、他の診療科よりも長く勤務している看護師が多いです。整形外科で働く看護師のメリットをご紹介していきます。

 

術前術後の看護により多く携わることができる

整形外科に入院する患者さんは一部の疾患を除き、ほとんどが手術をしなければ完治はできません。

よって、術前術後の看護は整形外科に勤務するうえで必須となります。そのため、術前術後の看護についてはしっかりと学ぶことができます。嫌でも毎日手術があるため、例え術前術後の看護が苦手であってもいつの間にか得意にもなれるものです。
 

回復は看護師のやりがいにつながる

整形外科に転職する看護師のメリットは、患者が日々回復していく様子を見ることがやりがいにつながるということでしょう。内臓系の疾患と違って、整形外科の場合は基本的に治療することによって症状は必ず改善していきます。

予想よりも時間がかかったり、完全に元通りにはならないというケースはありますが、少なくとも入院したり通い始めた当初よりは日々状態は改善していくもの。それが看護師のやりがいにつながっているのです。

 

病棟の雰囲気は明るい傾向がある

病棟の雰囲気が比較的明るいということ。整形外科の患者は、基本的には内蔵には問題がないため、痛みがある場合はありますが、具合が悪いということはありません。そのため、病院でも患者同士、看護師と患者などで明るく会話をしていることが多く、他の病棟とは違った雰囲気が漂います。

怪我による治療が多いため、年齢の幅も大きく、もちろんお年寄りも多いのですが、若い人も多いので活気があるのも雰囲気が明るい原因のひとつでしょう。

 

医師やPTなど男性スタッフとの接点が多い

整形外科は他の診療科と違い、男性スタッフが多いのが特徴的なのではないかと思います。手術自体も、他の診療科と違い、骨を扱うわけですから、力、体力が勝負となります。そのため、比較的若い医師、特に男性の医師が多い印象です。また、整形外科の特徴として、四肢のどこかを損傷しているわけですから、リハビリがとても重要になってきます。そんな四肢の一部にダメージが来ている状態ですから、リハビリ時にもしっかりとした支えが必要になります。そうなると、男性のリハビリスタッフの人数が多くなるのもうなずけます。

 

女性の職場特有のピリピリ感が緩和される

男性スタッフが多いということで、出会いの少ない看護現場の貴重な出会いにつながるのはもちろんのこと、あの女性特有の職場の雰囲気というものが無くなり、和気あいあいと働いている人がどの病院を見ても多いような印象を受けます。

 

高齢者施設でも応用できる看護スキルが手に入れられる

他の診療科でも、これは当てはまることかと思いますが、特に整形外科は手術、リハビリといった看護だけでない知識も身に着けることができます。そのため、病院のみならずデイケアや老人保健施設などのリハビリも対象となる高齢者施設や回復期病棟などでも役立てることができます。

 

整形独特の看護は重宝されることが多い

特に腰椎の圧迫骨折や、大腿骨の頸部骨折などは、術後や治療が終了した後でもそれなりに気を付けなければならないことがあります。そういった際、少しでも整形の知識があるとどの点を注意してみていけばいいかといったことが分かるため、どの職場に行っても重宝される人材となりうるのではないかと思います。

 

5.整形外科に転職する看護師のデメリット

整形外科

急性期病院の整形外科はとにかく忙しい!

整形外科に転職する看護師のデメリットのひとつは、非常に忙しいということです。もちろん看護師はどの科で働いても忙しい職種なのですが、その中でも急性期病院の整形外科は特に忙しいことで知られています。

また患者さんの多くは、怪我などで痛みはあるものの、それ以外の面では元気ですので、そんな患者さんに明るく対応しながらたくさんの仕事をこなすことが求められるのです。リハビリなどをメインで行っている整形外科などは特に、常連ともいえるお年寄りが毎日のように訪れたりもするので、そういったお年寄りとのコミュニケーションも必要になります。

 

体力面で負担が大きい

整形外科の場合は体力面で負担が大きいことも、デメリットのひとつです。体の不自由な患者さんが多いため、その介助をするのに力仕事が必要になることも少なくありません。車椅子とベッドの移動や、体位変換など、華奢で小柄な女性看護師には厳しい仕事も多いです。

 

介護士の採用を進める病院も増えている

最近では、このような仕事をするために、介護士の採用を進める病院も増えているので、自信がない場合は介助業務がどの程度必要かということも確認してから入職するほうが良いでしょう。

 

まとめ:整形外科求人を探す場合

整形外科求人
整形外科の看護師求人を探す場合の注意点は以下です。

  • 人気の看護師求人サイトを利用する
  • 忙しい職場もあるので比較を忘れない
  • 複数社登録して条件面をチェックする
  • 総合病院とクリニック、一般病院を比べる

など、上記のような内容を探すときには注意してください。整形外科の看護師転職はなるべく多くの求人を比較しながら、確認していくことが重要になります。

整形外科は怪我の治療やリハビリのイメージが強いのですが、手術を行うような病院では特に、一般的な病棟看護師としての業務も必要になります。そのため、覚えたり勉強したりるする事柄が非常に多く、思ったより大変、という人も多くいます。

整形外科のスペシャリストになれば転職もやりやすくなりますので、幅広い業務ができるように、勉強する価値は十分です。

 


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この記事は「kameko」さんの執筆でに執筆しています。 (最終更新日:2017年03月24日) By看護師転職ジョブ


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