著作者

マチルダ

現役看護師

マチルダ

( 看護師 )

現役看護師の有給消化の実態!消化しやすい病院としにくい病院の特徴

マチルダ
現役看護師 マチルダ
有給の実態を調べる看護師

有給休暇は労働者に与えられた権利ですが実際は、

「有給を取得するには何かしらの制限や取得しづらい雰囲気がある」

等、思うように取得できないことに不満を感じている看護師も多いのではないでしょうか。

今回は、現役看護師の有給消化の実態や有給消化しやすい病院・しにくい病院の特徴等について説明していきます。

1.現役看護師の有給消化の実態

有給の実態を指摘する看護師

看護師の有給消化率は、病院・病棟によって大きな差があります

有給消化の実態と消化率を左右する要因について、病院の例を挙げて考えていきます。

 

有給消化の実態の例

病院Aの場合 ・有給休暇は基本的に使用しない方針が根強く残り、自ら希望して有給休暇を申請することはできない雰囲気。
・看護部としては、もし体調が悪くなって長期休暇を取得する場合に備えて取っておくという意見。
(しかし、元気に1年過ごせば結局有給休暇は使うことなく捨てられる、または希望もしてないのに年末あたりに2~3日だけ勝手に有給休暇がつけられている。)
・子供の看病のためにやむを得ず休みを取得した場合、有給休暇が使用される。
・同じ病棟内でも看護師間での有給消化率には大きく差が出ている。
病院Bの場合

・病棟によって消化率の差は多少あるものの、病院全体として有給休暇取得に積極的。
・年間の有給消化率は70~80%には達している。
・有給休暇の残数も管理職だけでなく看護師自身が管理できるよう開示され、自らの申請で有給休暇を取得する風習がある。
・有給休暇を取得することは当たり前で取得に対して非難されることはない。
・看護師間での有給消化率の差はほとんどなく、平等に休暇が取れている。

上記の病院A・Bを比較して見えてくる有給消化の実態として、

  • 管理者の方針によって有給消化率に違いがでる
  • 有給休暇に関しては病院によって考え方の違い・風習がある
  • 個人のライフスタイルによって有給消化率に差がある

以上が言えるでしょう。

 

2.看護師が有給を消化しづらい病院の特徴

若い女性看護師

「有給休暇は自由に取れないのが当たり前」といった環境で育った管理者・先輩から、新人または中途採用看護師は、同じように有給は取れないものだと教育を受けます。

もし、有給休暇を自分から希望してつけて非難されるとしたら、それ以上自分の意思を貫くのは困難な環境だと言えるでしょう。

 

病院に有給消化をしない習慣がある

前述の病院Aのように、有給休暇が消化しにくい病院の場合は、長年当たり前のように有給消化できないことが習慣になっている病院が多いでしょう。

「もしもの時のために有給は取っておく」などと言って、有給休暇取得について濁すような病院は期待できません

 

補足説明!

ポイント

有給消化をしないことが当たり前の病院で長年勤務してきた管理職・先輩にとっては、有給は消化するもの・労働者の権利であるという認識は薄いと言えるでしょう。

 

看護師の平均年齢が低い

大病院など看護師の平均年齢が比較的低い病院の場合、新人看護師としてその病院に入職してくる看護師が多いため、その病院での教育が労働の基本認識へ大きな影響を与えます

そして、看護師は病院の方針に合わせて働くというスタイルが出来上がり、自己犠牲的な働き方が当たり前のようになっている場合も少なくないでしょう。

 

看護師の既婚率が低い

結婚や出産・子育てを通してライフスタイルが変わってくると、家族のためにスケジュールを調整する必要や急な休みを取るケースも増えるため、有給を消化することへ繋がっていくことがあります。

しかし看護師の既婚率が低い病院の場合は、

  • 看護師家族への配慮や共感が得にくい
  • 有給休暇を有効に使用することに関する認識が浸透しにくい

等といった現状があるため、なかなか有給消化につながりません。

 

病院に労働組合がない

労働組合とは、労働者の働きやすい環境を整えるため管理者と意見交換をしてくれる強い味方です。

労働組合が設置されていないと働き方の改革についての抗議ができませんが、実際このような病院は多いです。

 

ポイント!

ポイント

有給休暇など、労働者の権利を主張が個人レベルになると、改革への道のりは厳しいものになるでしょう。

 

3.看護師が有給を消化しやすい病院の特徴

年を重ねた女性看護師

看護師は、結婚や出産を機に大病院の激務から退き地域中核病院などへ多くが転職するため、ワークライフバランスを重視し、有給も積極的に活用する雰囲気があります。

 

看護師の既婚率が高い

結婚・子育てにより急な休みを取らざるを得ないという看護師が多い場合は、看護師間で共感が得やすく協力体制ができます

子供の病気などのやむを得ない場合も含め、有給休暇を取得している看護師が多い環境では、その他未婚の看護師も同様に有給休暇が取りやすい雰囲気があります。

 

看護師の平均年齢が高い・平均勤続年数が長い

看護師が長く同じ場所で働けるということは、年間休日数の多さや有給消化率の高さなどの福利厚生面が充実している場合が多いです。

そして、看護師の年齢層が高く勤続年数が長い場合、管理職以外でも上層部へ意見を主張できるスタッフも多く、管理職者のワンマン管理になりにくい雰囲気があります。

 

ポイント!

ポイント

自己犠牲的な働き方ではなく、働きやすい環境改革に対して主張できる看護師がいることは、有給消化しやすい環境にとって大きな強みです。

 

病院に労働組合がある

病院に労働組合があることで、勤務の現状や改革すべき点について、組合員を通して職場の経営者と直接意見交換をすることができます。

個人単位の主張ではなく、組合という組織で労働環境の改善に向けて取り組んでいるため有給消化率を集計して意見を持ち込むなど、より強力で効率的な働きかけができます

組合の働きかけにより、有給消化率の向上につながっていることも事実です。

 

4.有給を取得しやすい看護師求人の探し方

求人を見つける女性

ワークライフバランスを売りにしている病院は、中規模以下の病院が多いため有給消化率も高いことが期待できます。

そして、病院スタッフの年齢層や既婚率は、有給消化率への大きな影響となるでしょう。

 

年間休日数・有給消化率の記載の有無を確認する

求人情報を見ていると、年間休日数と有給消化率を書いている病院と書いていない病院があります。

土日祝日のみの休日数がだいたい年間110日弱なので、年間休日数が120日以上の病院は有給休暇がある程度取得できる病院とみて良いでしょう。

求人情報に年間休日数が明確に記載している病院は、休日取得率を売りにしている病院も多いためチェックするポイントの1つです。

 

注意点!

ポイント

有給消化率についてなにも記載のない場合は、有給消化に消極的な病院である場合もあるため面談時にきちんと確認しましょう。

 

看護師転職会社を利用し有給消化率を確認する

自分自身で転職活動をしていると、病院側には直接聞きにくいこともあるでしょう。

自分で確認するのに抵抗がある場合は、看護師転職会社を利用して事前に確実な情報を得るのも方法の1つです。

看護師転職会社には、面接時に同行してもらえるところも多いため事前に確認できなかった場合は、面接の場面で担当者に代わりに確認してもらうように打ち合わせをするのも良いでしょう。

 

5.まとめ

看護師の有給消化率は、管理職者の方針によって大きな差があるという現状で非常に残念です。

現役看護師は、

  • 日勤・夜勤で不規則な生活を送っている
  • 子育て・介護など家族の支援と両立している

等、様々な状況で非常に多忙です。

日々多忙な看護師が無理せずに仕事をするためには、有給消化率の向上・年間休日数の増加はとても重要です。

これから転職を考えている看護師は、有給消化率を1つの視点として求人を探してみるのも良いのではないでしょうか。


看護師求人サイト口コミ

1位  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【求人12万件以上】
 →看護のお仕事口コミへ
2位   ‣ナースではたらこ
 【全国対応】【担当質高・求人数高】
 →ナースではたらこの口コミへ
3位   ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
 →マイナビ看護師の口コミへ
4位   ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
 →ナース人材バンク口コミへ
5位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
 →ナースフル口コミへ

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

この記事を書いた人

都内の総合病院で7年、その後首都圏応援ナースとして、3年間都内外3ヵ所の病院で看護師として活動。現在は都内の病院で勤務中です。
その間、単発派遣看護師としてデイサービス・訪問入浴・老人ホーム・イベントナースなど、様々な場所での勤務も経験しています。今までの経験を生かして、少しでも皆さまのお力沿いができればと思い、看護師ライターとしての活動を開始しました。皆さまの日頃の悩みの解消や、転職活動をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師・保健師
年齢 ・埼玉県/33歳
職務経験 ・総合病院・地域中核病院
診療科経験 ・消化器内科・耳鼻科・脳神経外科・整形外科・緩和ケア病棟
・デイサービス・老人ホーム・訪問入浴・イベントナース


カテゴリー:看護師の実情

→ このブログへメッセージを書く


→ 看護師ブログ一覧へ → 看護師ライター一覧へ


(公開日:)(編集日::2017年12月20日)
当掲載の記事・写真等の無断複製・転載を禁じます。

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。