看護師が語るパートナーシップ・ナーシング(PNS)のメリット・デメリット

看護師 PNS

モジュールナーシングと、パートナーシップ・ナーシング、2種類の看護方式を行って経験から、パートナーシップ・ナーシングのメリット、デメリットについてお伝えします。

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1.パートナーシップ・ナーシング(PNS)とは?

パートナーシップ・ナーシング  PNS とは

簡単に言うと、2人1組で看護をするということです。患者が8人いたとします。看護師Aが4人、看護師Bが4人受け持つという形をとるのが、モジュール・ナーシングやプライマリー・ナーシングです。

看護師A.Bがペアを組み、2人で一緒に8人の患者を受け持つという形をとるのがパートナーシップ・ナーシングです。

 

なぜ2人1組になって動くのか

2人の看護師が一緒に動くことで、互いの良さを生かし、時には互いの足りない部分を補助し合いながら、安全で質の高い看護を提供するためです。

 

パートナーの組み方について

基本的に通年パートナーを、それぞれの自薦他薦で決めます。経験年数や異動の関係もあるため、パートナー毎に大きな力の差が出ないようにします。

パートナー同士、毎日勤務が一緒とは限らないので、パートナーがいない時は別のスタッフとペアを組み、受け持ちをします。

 

取り決めの必要性

互いの意見を尊重し合える形を取るのが基本です。先輩、後輩でペアを組んだ場合でも、先輩が後輩に対して威圧的な態度を取り、後輩を萎縮させてしまってはいけません。また、後輩も、自分の意見をパートナーの先輩に伝えなければなりません。このコミュニケーションが円滑にいくような互いの心がけが必要です。

 
 

2.パートナーシップ・ナーシング(PNS)のメリット

パートナーシップ・ナーシング(PNS)のメリット

看護師のパートナーシップ・ナーシングのメリットについて説明します。是非参考にしてみて下さい。

 

時間外労働が減る

2人1組で動くため、ある程度手分けをしながら仕事を進めることができます。例えば、看護師Aがバイタルサインを測定している横で、看護師Bが、一緒に観察をしながら電子カルテへの記録を行います。また、看護師Bが点滴薬の作成を行う間、看護師Aがナースコール対応をすることもできます。1人で全て行っていたら、作業が中断されることが多く、なかなか仕事が進まないのが悩み。その点ペアを組むことで、仕事のスピードも上がります。

1人で受け持ちをしていた時は、朝30分以上前に来て、夕方は1〜2時間程残業をしていましたが、PNSになってから、朝は15分前に来て、残業は週に2回30分程に短縮されました。(緊急入院などもあると、完全にノー残業は難しいかもしれません。)

 

時間外労働が減ることで、プライベートも充実する

定時が17時だったので、まだ外が明るいうちに仕事が終わるのがとても嬉しかったです。 これから何しよう、と、気分も上がります。そして、夜もゆっくり休めた実感がありました。

 

薬のダブルチェックをスムーズかつ確実に行うことができる

それぞれが、患者の状態を知った上で確認するので、間違いに気づきやすいということが一つ。また、確認してほしい時に周りに誰もいないという状況も、ペアなら起こりにくいのですぐに確認してもらえます。

 

迷った時に相談できる相手がいる

患者や家族の対応で困った時に、すぐに状況が分かる人に相談できるので安心です。特に1、2年目など経験の浅い人にとっては、傍に先輩がいることで、先輩の背中を見て学ぶことができると思います。

 

3.パートナーシップ・ナーシング(PNS)のデメリット

パートナーシップ・ナーシングのデメリット

続いては、看護師のパートナーシップ・ナーシングのデメリットについて説明していきます。是非参考にしてみて下さい。

 

慣れるまでは2人で一緒に動くことが煩わしく感じる

バイタルサインの測定や、点滴の投与など基本的に2人で回るので、自分が先輩、相手が経験年数の短い後輩だったりすると、後輩の動きを待つことになります。1人で回った方が早いのにと思ってしまうこともありました。

 

経験年数が長い人の理解が得られにくいことがある

長年積み重ねてきた自分のやり方を変えるのは、とても大変なことだと思います。特に看護師経験年数が長い方ほど、新しいやり方に染まりにくかったり、愚痴っぽくなってしまったりします。

 

ペアとの相性が悪いと、仕事に行くのが嫌になる

途中で、ペアと意見の違いなどで対立してしまうこともあります。相手と一緒に仕事をするのが嫌で、仕事に行くのがストレスになったという人もいました。

 

新人看護師の責任感が芽生えにくい

初期教育時からPNSを導入した時は、新人は常に先輩と動いており、慣れないことや、難しい処置は先輩に頼りがちになってしまいます。新人が、一つのことを自信持って行えるようになるまでに時間がかかったように感じました。

また、自己学習をしてくるというよりも、その場で先輩に聞くというスタンスの新人がおおかったようにも思います。ペアは組むけれど、あくまで一人前の看護師になる努力を怠らないよう伝えていく必要があると思いました。

 
 

まとめ

患者さんからPNS看護に対しての意見を挙げてみます。

  • 2人で看てくれているので安心
  • 受け持ちを呼び止めやすい
  • 一度に大人数で来られると、威圧感があるし、あまり良い気がしない

といった声がありました。威圧感を与えないよう、挨拶やコミュニケーションが大切とも言えますね。

まだ新しい看護方式なので、それぞれの病院で多少アレンジを加えながら取り入れている段階です。お互いの意識と、ルールに従う姿勢がとても大切です。

しかし、慣れれば、看護師にとっていいこと三昧なように感じます。

これからPNSを経験する方は、プライベートタイムを楽しみにしながら頑張ってくださいね。

新看護方式パートナーシップ・ナーシングシステム(PNS)とは

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監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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