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有料老人ホームの看護師転職|働くメリット・デメリット

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有料老人ホーム看護師

有料老人ホームとは、いわゆる民間の老人ホームのことで、公的な機関や法人が運営する特別養護老人ホームなどの老人福祉施設とは異なります。

運営する団体や企業によって、その規模やサービス内容は大きく変わり、いざという時の為に医療施設と提携しているだけのマンションのようなタイプもあれば、医師や看護師が常駐し、24時間介護が受けられるタイプなど、その種類は豊富です。

一般的な有料老人ホームは、キッチンやバスルームのないワンルームマンションのような個室を居室とし、食事はリビングでとり、浴室は介助しやすい機械浴室などを備えたものです。介護士が24時間常駐し、日中は看護師も常駐している有料老人ホームも多く、受けられる介護の程度によって、介護保険が適用されるものもあれば、適用されないものもあります。

最近は、介護事業を行う企業が全国的に有料老人ホームを展開しているケースも多く、効率のよいスタッフ育成などが行われています。


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1.有料老人ホームの看護師平均年収

有料老人ホーム看護師年収

平均給与 平均ボーナス 平均年収
30万~35万円程度 4ヶ月分(70万程度) 500万円程度

有料老人ホームは介護系の中ではかなり高年収な仕事。年収が500万円以上ある看護師も多数います。非常看護師(パート・アルバイト)の場合の時給は1,500円~2,000円が平均で、高い場合は2,000円を超えてくるので人気があります。

有料老人ホームは、民間の企業などが運営し、個室や日々のアクティビティなど、多彩なサービスが行われていることもあり、公的機関の運営する老人福祉施設に比べると、利用者においては費用の面では高額なのが一般的です。

入所時にある程度一括して支払う場合もあれば、月々支払う場合もあるなど、その施設によって額や方法は異なりますし、支払いしやすい方法を選択できる施設も少なくありません。そのため、働く看護師も他の介護系に比べて年収が高くなるわけです。

 

2.有料老人ホーム看護師に必要なスキルと仕事内容

有料老人ホームスキル

有料老人ホームで働く看護師の仕事内容は、基本的に入居者の健康管理になります。ひとりひとりの体の状態に合わせて、食べる物の柔らかさの指示や、活動の可否を判断します。入浴前に体調のチェックや、服薬の管理を行うのも看護師の仕事です。少しのことで体調を崩しやすいお年寄りの集まる有料老人ホームでは大切な役割ですが、当然ながら病院のような医療行為を行うわけではないので、医療的な処置をバリバリ行いたいという人には向きません。

 

仕事量はそこまで多くない

病院と違って、有料老人ホームでは看護師としての仕事の量はそれほど多いわけではありませんので、それ以外の時間は介護士と同じように入居者の介護を行い、入居者の話し相手をすることになります。とくにお年寄りは、看護師に相談することで安心するケースも多いので、ゆっくり話を聞いて相手をすることも大切です。

看護のスキルだけでなく、年配の方の話し相手になってリラックスさせることも、求められるスキルのひとつです。

 

医師がいないので看護師の判断が必要

医療行為が少ないとはいえ、多くの場合有料老人ホームには医者が常駐しているわけではないので、何かあった時は看護師が判断を下す必要があります。薬を飲ませて安静にしたり、車で病院に連れていったり、救急車を呼んだりと、ケースによって取る対応はさまざまですが、お年寄りだけに病状に合わせた判断をしないと、命に関わることにもなりかねません

そういった点では、ある程度病棟勤務などを経験して、看護師としてのキャリアがある人のほうが対応できるのではないでしょうか。

 

3.有料老人ホームで働く看護師のメリット

有料老人ホームメリット

有料老人ホームで働く看護師のメリットは、以下の通りです。

 

看護師の仕事が比較的楽である

看護師としての仕事が比較的楽だということです。重篤な病気の入居者は基本的にはいませんから、行う仕事は基本的に毎日の健康チェックということになり、高度な処置を求められることはありません。

医療行為が必要な場合には、付き添って病院に行くことが有料老人ホームで働く看護師の仕事ですので、行うのは処置そのものではなく、病院に行くかどうかの判断ということになります。

そのため、結婚や出産を機に退職してブランクのある看護師が復職する際に、有料老人ホームでの勤務を希望することも多く、現在老人ホームの数が増えていることもあって、求人の数も豊富です。

 

日勤のみでも看護師は高年収!

有料老人ホームの場合、昼間は看護師の常駐が必要ですが、夜間は特に規定がないため、看護師が常駐するのは日勤のみという施設も少なくありません。

その場合は、夜間は提携している病院に連絡するなどの対応が取られています。急に入居者の具合が悪くなって、病院に付き添う必要が生じたりすると、定時で勤務を終えるのは難しいケースもあります。

しかし基本的には何もない限り残業も少なく、働きやすいのがメリットです。

 

ポイント!

ポイント

特にある程度大手で、複数の看護師が常駐する施設であれば、急な残業にもお互い協力して対応できるので、融通はききやすくなるでしょう。もちろん中には夜間も看護師を常駐させている有料老人ホームもあるので、そういったところを選べば夜勤を行って給料をアップさせることも可能です。

 

4.有料老人ホームで働く看護師のデメリット

有料老人ホームデメリット

有料老人ホームで働く看護師のデメリットとしては、以下の2点です。転職を希望する方はしっかりと確認しましょう。

 

看護師以外の介護の仕事もある

看護師としての仕事に専念できないケースが多い点が挙げられます。

例えば、多くの場合有料老人ホームで働いている大半が介護士で、看護師は少数、場合によっては看護師は1人だけという施設も少なくありません。病院勤務の看護師は介護に近い仕事も行うなど、スキル的には介護もできることもあって、介護の仕事も手伝わされることが多いのです。

中には、現場を仕切る介護士から理不尽な指示を受けるなど、業務の分担が上手く行われていない場合には、看護師としての仕事に支障をきたすケースもあるようです。

 

看護師としてのスキルアップは難しい

有料老人ホームで看護師が行うのは、医療行為というよりは入居者の健康管理になります。そのため、看護師としてのスキルアップは難しくなりますし、一般の病院で行われる研修や勉強会なども当然行われないため、医療に関する新しい知識を身に着けるには、独学で勉強するしかありません

看護師として、医療の最前線でキャリアアップをしたいという人には物足りない環境になるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

有料老人ホームの場合、医師が常駐しているわけではありませんので、入居者の体調に問題が生じた場合には、その応急処置を行ったり、病院に連れて行ったりするなどの判断を迫られます。普段は介護士と同じような仕事をしていても、いざという時には看護師として頼られることになるため、責任は重大です。ある程度看護師としてのキャリアがないと、難しい職場であるのも確かです。

 

5.有料老人ホームで26歳未熟での転職失敗談

たけゆきママさん【転職体験談】【当時:臨床経験4年26歳看護師】

たけゆきママ看護師

ある日、求人広告を見ていると、給与がとても良い求人をみつけました。その求人は有料老人ホームの看護業務でした。当時の私は4年程の総合病院での臨床経験しかないため、採用してもらえるのか不安でしたが、面接の結果、採用が決まり、転職することになりました。

その有料老人ホームでの仕事内容は日常生活の援助、内服薬の管理、受診の付き添い、急変時の対応でした。

 

有料老人ホームでの看護師の仕事は楽でした

就職してすぐの頃、食事があまり摂取できなくて脱水症状のある利用者に担当医師から点滴の指示がありました。点滴をするのかと思いきや、担当医師が、訪問看護師に連絡し、訪問看護師が来て点滴をしました。一瞬、私の仕事では。と思いました。

 

楽な仕事でラッキーと思いました

私の仕事は点滴が抜けていないか、漏れていないかを確認することでした。点滴が抜けた時も漏れたときも、差し替えるために訪問看護師を呼びます。そして、点滴が終わる頃に訪問看護師は戻ってきて、針をぬいて点滴終了となります。

正直、点滴が得意ではない私にとってはラッキーと思ったのも事実です。

 

突然の利用者急変、対応できずに不安に襲われる

入職から何ヶ月か経った頃、同僚の看護師が、同様に夜勤中に緊急コールがあり、利用者の部屋を訪問した際、心肺停止状態の利用者を発見し、蘇生を試みるも蘇生できなかった、ということがありました。

それを聞いて、もし私だったらできるのだろうか。パニックにならず冷静に対応できるのだろうかと思いました。でもどうにかなるだろうとこの時もまた楽観的に考えてしまい、その後も日常が過ぎていきました。

 

急変続きで徐々に不安に

ある日勤の時、利用者が急変しましたが、日勤帯ということもあり看護師も何人かいて対応もスムーズでした。その時、それが夜勤帯だったら、私一人だったら、と考えたら急に怖くなりました。この時だけはなぜか分からないが、以前のように楽観的にと言うわけにはいかなかったです。

この時期、急変が続いていたからかもしれませんが、それからというもの、夜間の緊急コールが鳴るたびにドキドキしていました。急変にあたらないように、あたらないようにと願っていました。

 

自分自身の未熟さを痛感した転職だった

以前、有料老人ホームでベテラン看護師に言われた「そんな若いのに(当時、26歳)、もったいない。ここに居たら病院勤務に戻れなくなるよ。もっと病院で経験をつんだほうがいいと思うけど。」という言葉が、身に染みてわかったような気がしました。

戻りたいなら、戻れるのかもしれないが、かなりの勇気が必要で、ブランクを埋めるのも努力が必要ということが分かりました。自分自身の未熟さを痛感しました。

 

有料老人ホームへの転職失敗談をまとめ

将来的なことは何も考えず就職先を決めたことをとても後悔しています。私自身、有料老人ホームで接遇などを学ぶことはできましたが、若いころに転職してしまった為、看護師としての学びはあまりなかった様に思います。

もっと病院で臨床経験をつんでいたら、再就職もスムーズに就職先の選択肢が増えるのだろうな、何か少しでも自信が持てることがあれば、再就職には有利だったろうなと今でも感じています。

有料老人ホームが悪いわけではありません、技術もなくキャリアプランも考えて転職しなかった私が悪いのです。

是非私の失敗談から転職成功させてください。

 

5.看護師が働く介護施設の種類

介護施設の種類

知っておきたい介護施設の種類
介護老人保健施設 特別養護老人ホーム 有料老人ホーム
運営 各都道府県
(介護保健施設)
 各都道府県
(介護保健施設)
民間企業が運営
入所者のレベル ・要介護1~5認定者
・65歳以上
・在宅介護困難の高齢者
・要介護1~5認定者
・65歳以上
・入院、治療必要なし
民間運営のため
方針はさまざま。
看護師の配置数 100名に対し9名 100名に対し3名 30人に対し1名
施設の特徴 在宅復帰を目的とする 生活する場所としての目的 高齢者が希望する
生活を送る目的
医師の有無 在籍 在籍指定していない 在籍していない
夜勤の有無 夜勤あり なし(オンコールあり) なし(オンコールあり)
看護師の仕事 24時間看護 健康管理中心 健康管理中心
接客・サービスもあり

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都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

カテゴリー:有料老人ホーム


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この記事は「kameko」さんの執筆でに公開しています。 最終更新日:2017年06月09日(運営元:看護師転職ジョブ

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5 コメント・感想

  1. 宮崎典子 より:

    奈良市内で有料老人施設で、年棒500のところがありますか?

    • kuwait より:

      あります。

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