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小児科看護師転職|看護師求人を探す前に確認したい5つの事

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現役看護師 azuki

病院内にはさまざまな診療科があります。

しかし、その多くは成人を対象としており、中には小児科のイメージが分からないという看護師もいます。

小児科看護師は、大変な仕事ではありますが、子どもの笑顔ほど癒されるものはありません。また、やりがいは抜群にある職場だと言えるでしょう。

そこで今回は、小児科に転職を考える看護師の方に向けて、小児科がどのような場所なのか、転職する場合にどのようなメリット・デメリットがあるのか、小児科求人の探し方の注意点をお伝えしていきます。

1.小児科で働く看護師の仕事内容の違い

小児科で働く看護師の仕事内容

私も小児科に配属されていたときには、「小児科って何してるの?」と聞かれることがありました

しかも、私の病院の小児科は完全看護ではなく、保護者が必ずついている病院だったので余計にそのような質問が多くありました。

以下で小児科で働く看護師の仕事内容について詳しく説明していきます。

 

(1)小児科は基本的には他の診療科と同じ仕事内容

しかし、患児の側に保護者がいるという点を除いては、成人看護と大きな差はなく、基本的には看護師の仕事は同じです。

  • 医師の指示通りバイタルサイン測定
  • 点滴をしている患児がいれば定期的に交換
  • 全身状態の観察

などを看護師が行います。

夜間は保護者がいるから巡回していないと思われがちですが、隣に保護者が寝ていても定期的に巡回します。

 

補足説明!

ポイント

その他、点滴や採血の針、手順、方法などは身体の小さい患児にあわせて変容されているという違いはありますが看護師の仕事内容はほとんど変わりません。

 

(2)小児科の看護師は「保育士」にも「母親、父親」にもなる?

他の診療科と唯一違うところは、患児にあわせて、看護師は時には保育士になり、時には母親にも父親もなることがあるという点です。

四六時中保護者が患児についていられる訳ではありません。

保護者がいないときには、私たち看護師が保育士の役割をしておもちゃで一緒に遊んだり、病院内を散歩したりと患児のお世話をすることがあります。

寂しくて泣いてしまったときには、母親や父親、おじいちゃん、おばあちゃんの代わりに抱きしめてあげたり、寝付くまで側で見守っていたりすることもあります。

それも患児に対する大切な看護なのです。

 

補足説明!

ポイント

私の病院では、入院中も患児が一人でいられる年齢になるまでは保護者がついていました。その理由は、入院して治療を頑張る患児にとって、母親や父親、おじいちゃん、おばあちゃんといった安心できる存在は大きく、治療にも影響を与えるものだからです。

しかし保護者不在の場合も多く、例えば小さな兄弟がいたり、母親や父親が体調を崩してしまったなどの理由で、時々側にいられないことがあります。また、日中は仕事に行き夜だけ病院に戻ってくるという保護者もいます。

 

(3)患児の家族との関わりと環境をつくること

私たち小児科の看護師は、患児と家族それぞれに合わせた関わりを通して、患児とその家族にとって一番いい環境をつくれるよう考えていきます。

それも小児科の看護師の大切な仕事なのです。

成人看護でも求められる患者家族との関わりですが、これが小児の場合、少し難しい部分があり患児の年齢によっては、自分のことであっても理解できなかったり判断できないこともあります。

また、患児を心配するあまり保護者が患児の言葉を代弁してしまったり、言葉は悪いですがクレーマーのようになってしまうことがあります。

 

(4)子育てに関する悩みや不安を解消すること

小児科では病気や怪我で入院する患児の看護がメインですが、それ以外にも保護者である母親や父親の子育てに関する悩みや不安を聴いたり、適当なアドバイスすることもあります。

 

看護師だから出来るアドバイスを行う

たとえば、病気が原因で成長に影響を与えてしまっている患児の子育ては、一般的な育児本では解決しにくいものです。さまざまな患児と関わってきた看護師だからこそできるアドバイスは、母親や父親にとってとても安心できるのです。

このように母親や父親の悩みや不安を傾聴することで、結果的に患児の生活環境がよりよくなるよう関わることも大切です。

 

2.小児科に転職する看護師に必要なスキルとは?

小児科に転職する看護師に必要なスキル

小児科未経験者で小児科に転職する場合には、どのような看護スキルが必要になるでしょうか。

私の経験をもとに説明していきます。

 

(1)コミュニケーションスキル

子どもは大人と違って、理解できることとできないことがあります。(また患児の性格や年齢によっても異なります。)

そのため、小児科では患児にあわせたコミュニケーションがとれるスキルが求められます。

もし話したことを患児が理解できていなければ、言葉を変えてみたり伝え方を変えてみたりしながらコミュニケーションを図ります。

 

患児を心配する保護者へのコミュニケーションスキルも求められます。

保護者も自分ではなく大切な子どもが辛い思いをしていると医療者にその辛さをさまざまな形でぶつけてくることがあります。どのような場合でも患児が治療に専念するためには保護者の理解と協力が不可欠です。

そのため、保護者と良好な関係性を築けるコミュニケーションスキルも必要なのです。

 

(2)小児に関する専門的スキル

たとえば、成人と小児ではぜん息の症状のあらわれ方が異なります。小児の場合はどのような症状が見られるのか、どんなことを注意して看護師なければならないのか、疾患ごとに「小児」に焦点をおいて知識があることが必要なスキルといえます。

小児科未経験者の場合は、今までよりも視野を広くして学習することで資格がなくてもスキルを磨くことができます。

 

(3)手先が器用であること

小児は成人と異なり、さまざまな医療物品が小さくつくられています。また処置をするときにも成人の身体の大きさに慣れていると、小児は細かな作業に感じます。

そのため、手先が器用であることがとても有利になります。

 

補足説明!

ポイント

医療面だけでなく、小児科は患児が安心できる環境づくりも大切でありその一環として病棟内の飾りつけをすることがあります。その場合にも、折り紙や画用紙で患児が喜ぶ飾りを作れるような器用さが重宝するのです。

 

3.小児科に転職する看護師のメリット

小児科に転職する看護師のメリット

小児科は成人の診療科に比べると難しいところもあるかもしれません。

しかし、子ども好きな看護師にとっては癒しの場でもあります。特に新生児は見ているだけでも癒されます。そして何よりも天使のような笑顔や子どもらしい若々しさから元気をもらうことができます。

小児科で転職を考える看護師のメリットは以下の通りです。

 

(1)働きながら育児を学ぶことが出来る

これから新たな家庭を持つ看護師にとっては、看護を提供しながら先輩である患児のママたちから育児を学ぶことができます。

実際に私自身も患児の家族が育児の悩みを聞いてくれて解決できたことがあります。

 

(2)看護師としての五感・観察力が鍛えられる

自分の症状を言葉で訴えることができない子どもを看ることで、五感を使ってしっかりと観察をする習慣がつき看護師としての観察力が上がることがメリットといえます。

 

ポイント!

ポイント

これは大人の看護をする現場でも役に立つので、転職したとしても五感・観察力を活かすことができます。本人の訴えと併せて客観的情報を多く観察することで、より正確に症状を捉えることができます。

 

(3)患者の身体が小さいため、看護師の負担が少ない

看護師に負担のかかりがちな日常業務として、清潔ケアや、移乗、移動介助が挙げられます。

身体の大きな大人に比べ、明らかに身体が小さい小児の看護では、大人ほど力が必要なく、看護師への負担を軽減できると言えます。

 

(4)小児科はスキルアップにも最適

病院によっては、子どもの採血や注射を看護師が行うところがあります

たとえば採血1つとっても、子どもの細い血管に正確に打てるようになればもう怖いものはありません。

大学病院などではこうした処置は医師が行うのが普通ですが、外来やクリニックでは看護師が行うこともあるため、就職する前に確認しておきましょう。

 

幅広い知識も身につけることができる

小児科は子どもであれば外科や内科はもちろん、循環器系もアレルギー系も全て診察を行う科です。

そのため、小児科の看護師は病気についての知識を非常に幅広く身につけることができるのです。

 

4.小児科に転職する看護師のデメリット

小児科に転職する看護師のデメリット

小児科は子ども好きの看護師にとっては楽しい職場ですが、実際に働いたことで子ども嫌いになってしまう看護師もいます。

元気いっぱいの子どもたちとは違い、患児は治療の辛さや痛み、不安や寂しさと戦っています。

さらに、子どもだからこそその感情をどのように表現していいのかわからず、反抗的な態度をとったり、ずっと泣いていたり、暴力や暴れたりする患児もいます。

そのため、自分の思い描いていた「子ども」のイメージが変わってしまい、「面倒くさい」「うるさい」と感じてしまうのです。また、子どもが好きだからこそ患児が辛い思いをする姿を見るのが辛くなってしまう看護師もいます。

 

(1)精神的な負担は大きい

病気で苦しむ子どもの姿や、治療しても悪化してく子どもの姿を目の当たりにしなければならないため、精神的な負担が大きいということです。

子どもが好きだからこそ、見ていて辛いシーンも多く、実際「子どもが好きだから小児科は無理」という看護師も少なくありません。すべての患者が回復して幸せになっていくのではない現実が、そこにはあるのです。

 

(2)病院によっては小児科はゆっくりできる時間が全くない

小児科(特に小児内科)の総合病院等では、夜間も薬の投与・授乳・オムツ交換・啼泣への対応をしなければならず、大人に比べ業務が煩雑で手の空く時間がありません

夜間でも緊急入院があったりと、日中よりも忙しいということもあります。

忙しさ故に、時間外業務が増えることも考えられるため、転職や異動の際に気になる人は確認をしておいた方が良いでしょう。

 

(3)感染症のリスクが高い職場である

小児内科にはインフルエンザやノロをはじめ、様々な感染症を患った患児が入院してきます。もちろん感染対策はしますが、子どもは咳エチケットを実施できなかったり急に嘔吐してしまったりと、感染源を撒き散らしやすいです。

自身の体調が優れない時や手洗いが不十分だった時など、患児から感染をもらってしまうことがあります。特に、自宅に小さなお子さんやお年寄りがいる方は対策をしっかり行う必要があります。

 

(4)親への対応は非常に難しい

親の対応が難しいのも小児科のデメリットです。小児科の場合、診察の対象は子どもですが、病気についての説明は親に行うケースが多いです。親としては、子どもが少しでも早く回復してほしいという思いもあって、医師や看護師にかなりキツイ言い方をすることもあり、デメリットといえます。

そうした親への対応も看護師の仕事であり、大きな負担になっているのです。問題になっているモンスターペイシェントに加えて、モンスターペアレンツになる可能性もあるのですから、小児科も大変です。

 

ポイント!

ポイント

子供は保護者が仲良くしている相手には安心感を覚えることが多いので、保護者と良い関係を築くことが子供との距離を縮める近道だったりします。

 

(5)小児医療特有の難しさがある

やはり小児医療の難しさをデメリットに感じる看護師も多いです。どこが痛いのかわからなかったり、薬を飲むのを嫌がったり、点滴を抜いてしまったりと、大人の病棟では考えられないようなことが小児科では起こります

治療のためには必要なことですから、上手くおだてながら薬を飲ませたり、点滴を止めるテープにキャラクターを描いたりと、大人の病棟では必要ないひと手間がかかるのです。

 

5.小児科の看護師求人の探し方

小児科の看護師求人の探し方

小児科の看護師求人は、決して少なくはありませんが、多いわけでもありません。

看護師の中でも小児医療が好きな人と嫌いな人にはっきり分かれる傾向があるので、好きな人は定着率が良く、長く働いているケースが多いのもその理由です。

 

(1)クリニックと病院ではまったく違う雰囲気

求人の探し方としては、他の科と違いがあるわけではありませんが、当たり前ですが、小児科の場合は病院とクリニックによって差があり、さらに、クリニックの場合は、医師の方針によって職場の雰囲気が違います。

そのため、小児科転職に関しての注意点は以下の通りです。

病院の小児科の場合 ・希望している診療科に入職できるかどうか
・必要スキルが自分に合っているかどうか
クリニックの小児科の場合 ・院長の経営方針を確認する
・仕事内容を確認する

その他の転職注意点としては、他の診療科やクリニックと変わりませんが、自分に合った小児科を探すためには、看護師の転職サイトを利用し、その小児科の特徴や雰囲気を聞き、見学に行くことをおすすめします。

 

 

(2)小児科未経験の場合は必ず相談しよう

小児科未経験での看護師転職の場合、内定まで貰う作業が非常に困難になります。また働きながら転職を考えている看護師にとっても、看護師求人サイトの利用は外せないでしょう。

ここで重要なのは、複数の看護師求人サイトへ登録を行う、ということが小児科未経験者の転職の近道です。

難点としては、小児科クリニックは人気が高くなかなか求人に恵まれないことも地域によってはありますが、転職サイトを上手に利用して転職に活かすとよいです。

 

(3)非公開求人も紹介してもらおう

看護師専用の求人サイトを登録することで、専任の担当者からインターネット上に出ていない非公開求人を紹介してもらえるケースがあります。

また、パートやアルバイトなど短時間の勤務や、午前・午後のみの勤務を受け付けている病院もあるので、ライフスタイルに合わせて雇用形態を選ぶのもおすすめです。まずはアルバイトから初めて、ゆくゆくは正職員に、という方法でもいいでしょう。

小児科転職、おすすめの看護師求人サイト

小児科に転職を考える方は2社とも全国対応なので、必ず登録をして、比較検討・より多くの提案を貰いましょう。小児科転職成功への近い道は小児科求人を比較することです。

 

まとめ

小児科で働いたことのない看護師のみなさん、いかがでしたでしょうか。

小児科の看護は小児科ならではの特性がありますが、学べること楽しいと感じること、そしてやりがいも感じられます。子育て経験がないという方でも心配することはありません。

興味のある方はぜひ小児科にチャレンジしてみてくださいね。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。

看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しています


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この記事を書いた人:azuki
(公開日:)(編集日::2017年09月05日)

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