働いて分かった「小児科外来」で働く看護師の役割5つ

小児科外来で働く看護師の役割

私は、総合病院の小児科外来に産休育休後より約2年働いていました。

小児科病棟経験はありましたが、病棟と外来とは全く異なるため戸惑いも多かったのをよく覚えています。

このページでは、当時の経験を元に、「小児科外来」の役割や向いている人の特徴など、小児科外来への転職を検討されている方に知ってほしい情報をまとめています。

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1.小児科外来で働く看護師の役割

私が実際に、小児科外来の看護師として担っていた「役割」は、主に以下の5つでした。
小児科外来で働く看護師の役割
それぞれ、詳しく説明していきます。
 

(1)的確なトリアージをする役割

小児科外来には、自分の症状をうまく伝えられずに外来へやってきている患児も多いです。

そのため、外来到着時、どの程度の症状で来院しているのかを、看護師がまずチェックし、トリアージをしなくてはなりません。

この時のトリアージを誤ってしまうことで、外来の待合室で急変が起きたり、体調の悪化が進んでしまったりすることもよくあります。

 

患児の診察の順番を配慮する

子どもは、症状をうまく伝えることが難しいため、客観的情報(バイタルサイン、呼吸音、検査データ、レントゲン写真など)を正しく拾い、さらに家族からの情報も含めアセスメントを行い、患者の診察の順番を配慮することも小児科外来看護師の役割になります。

 

患児のトリアージができる能力を身につけるには?

患児のトリアージができる能力を身につけるには、正常な状態の小児を理解しておくことです。

成人と比べて、小児は正常値が年齢(乳児期・幼児期・学童期など)によって異なります。

そのため、それぞれの年齢の正常値を知った上で、来院された子どもが正常値と比較してどのような異常が出ているのかを考えアセスメントする癖をつけておくと、自然と的確な判断能力もついてくると思います。

 

(2)家族から情報収集する役割

先にも少し述べましたが、家族からいつ頃からどんな症状があったのかなど聴取し、患児の様子と照らし合わせアセスメントすることが小児科外来では必須となります。

外来は、とにかくたくさんの患児が訪れます。そのため、入院患者と話すような感覚でいると追いつきません。

しかし、小児科外来に訪れる保護者は、こちらの聞いたこと以上に話して来ます。

この情報を、うまく聞き分け重要なポイントを絞り込み、不要なところはサッと終わらせることが、求められます。

 

看護師の「五感」を働かせる必要がある

田例体重が少なすぎる子どもや、身長が低めの子など、少し栄養に問題がありそうな場合や、待合で待っている時の親の様子でなにか気になることがあった場合には、「なにかおかしい」と看護師の五感を働かせる必要があります。

そして、「なにかおかしい」と思った時に、母子手帳を見せてもらうと1歳健診や、3歳健診未受診であったり、予防接種が全然接種できていなかったりなど、今回訪れた症状とは別の問題が見えてくることも多くあります

 

(3)医師と連携する役割

これは外来全般に言えることですが、小児科外来は医師との連携も、看護師の重要な役割です。

例えば、先に述べたような待合室で待っている子どもの異変(情報収集時、身体にアザが見えた・予防接種や健診が未実施など)に気がついた際にも、医師へ伝え虐待の早期発見につなげることになります。

医師も看護師からのこれらの情報を求めています。そのため、医師との連携は病棟以上に密にとっていました。

 

(4)プレパレーションを行う役割

特に、採血・注射・点滴挿入など痛みがともなうものに関しては、安全に行う必要があるため、言葉でわかる子どもに対しては「プレパレーション」をしっかり行うことも外来看護師の役割になります。

また、保護者にとっても自分の子どもが何をされるのかわからないまま、待合で待っているのは不安を強くするため、必ず保護者にも説明をし、同意を得てから行っています。

 

【捕捉説明】プレパレーションとは?

プレパレーションとは、不安・緊張・恐怖心などを最小限に抑えるためのケアのことです。

このケアには

  • 患児・家族に正しい情報を伝えること
  • 子どもの感情表出を助けること

などが含まれます。

 

(5)小児科病棟と情報交換する役割

小児科外来には、喘息や先天性の疾患などが原因で、普段から繰り返し入退院している患児も多いです。

そのため、小児科外来と小児科病棟ではこういった患児の情報交換を定期的に行っています。

 

補足説明!

ポイント

また、病棟で変更された取り決め(シーネの固定方法や、点滴の刺入部固定の方法など)なども外来で周知できるよう、情報交換をしています。

 

2.小児科外来の「やりがい」と「大変なこと」


上記の「役割」を把握してもらうと分かるように、小児科外来の看護師は患者だけではなく、その保護者とも密に関わらなければなりません。

そんな、小児科外来で働く看護師ならではの、やりがいや大変なことを、ご紹介します。

 

やりがい:子どもの成長を間近で見られること

特に定期的に外来受診が必要な子どもとは、付き合いも長いので顔見知りになり、その子どもの成長を間近で見られることは、とても楽しかったです。

さらに、その子どもの家族とも打ち解けられ、相談をしてくれたり、頼ってもらえたりすると、「やりがい」を感じることができました。

私自身も母になり、親の気持ちがわかる分、看護師としての意見の中にも母としての考えも含めた意見を伝えることもできたことは、小児科外来で働く上で大いに役立っていたと思います。

 

大変なこと:その時々の「流行り風邪」に罹患するリスクがあること

小児科外来はその時々の流行り風邪(夏風邪・胃腸炎・インフルエンザなど)に、自分も罹患してしまうリスクが高い部署です。

また、子どもがいると、自分を介して子どもに風邪菌が移る可能性があるため、職場でも自宅でも常に感染症対策は怠れませんでした。

 

3.小児科外来に向いている看護師って?

小児科外来で働く看護師
小児科外来での役割などを考慮すると、向いているのは以下のような看護師なのではないでしょうか。

 

(1)子育て経験がある看護師

やはり子どもを産み、育てた経験がある看護師は、自然と患児の保護者の立場に立って物事が考えられるので、小児科外来に向いているでしょう。

また、子どもとの接し方も慣れているため、スムーズにコミュにカーションがとれます。

私が、育児をして初めて知った「お母さんの気持ち」は、小児科外来ではおおいに役立ちました。きっと独身のときには、この時ほど保護者側の気持ちに寄り添うことが上手くできていなかったように思います。

 

(2)子ども好きな看護師

子どもの患者は、成人のように聞いたこと全てに答えるわけでもなく、また思うように動いてはくれません。

ただし、子どもが好きな看護師であれば、そういった点も苦痛に感じることなく、楽しいと思えるでしょう。

 

(3)気配り上手な看護師

子どもの体調が悪いときは、保護者の不安も大きいので、精神的な支えができるような「気配り」が求められます。

子どもへの対応は上手くできても、保護者への気配りが出来ないようでは、「クレーム」に発展する可能性があります。

そのため、普段から「気配り上手」な看護師が小児科外来に向いています。

 

(4)判断が早い看護師

患児は良くなるのも、悪くなるのも早いです。

そのため、テキパキとした行動・判断が重要です。

常にその先のことまで考えられるような看護師は小児科外来に向いていると言えます。

 

4.まとめ

小児科外来
小児科外来は、患児の日常生活と密接しているため、保護者から相談されることが多い部署です。

このように、小児科外来の看護師は保護者に寄り添っていく役割を担っていますから、「子育て経験のある看護師」は本当に向いていると思います。

 

求人は「看護師転職サイト」で見つけよう

なお、小児科外来の求人を見つける際には、「看護師転職サイト」の利用がオススメです。

小児科外来がある総合病院は沢山ありますが、その病院の中から、小児科外来での看護師求人を募集しているところを1人で探すのはとても難しいです。

しかし、「看護師転職サイト」を利用すれば、担当者がすぐに、現在募集している小児科外来の求人をピックアップしてくれますので、時間のロスなく求人を見つけてきてくれます。

とても便利で、効率的に転職活動ができますので、ぜひ積極的に活用してください。

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

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