これってパワハラ?看護師がパワハラの苦しみから抜け出す方法

看護師 パワハラ 抜け出す

看護師の転職理由として多いものの1つにパワハラがあります。

パワハラとはパワーハラスメントの略で、同じ職場で働いている人に対し、人間関係、職務上の地位などの優位性を背景として、業務で適性となる範囲を超え身体的・精神的に苦痛を与える、または職場環境を悪化させるような行為のことを指します。

1.パワハラの種類

パワハラを受ける女性

パワハラには以下のような典型的行為があります。

  • 身体的な攻撃
  • 精神的な攻撃
  • 人間関係の切り離し
  • 過大な要求
  • 過小な要求
  • プライベートへ過度の立ち入り

それぞれどのような事例があるのか、見ていきましょう。

 

身体的な攻撃

障がいや暴行など。
(例)バインダーやファイルで叩かれる。

 

精神的な攻撃

脅迫、名誉毀損、暴言、侮辱など。
(例)同僚の前で看護学校に行き直せ、人間としてクズだ、など罵られたり、看護計画を破り捨てられたりする。

 

人間関係の切り離し

無視や仲間はずれなど。
(例)話しかけても無視されたり、仕事を一切与えてもらえなかったりする。

 

過大な要求

明らかに無理な仕事を強制される、業務上不要なことをやらされるなど。
(例)まだ研修も終えていないのに通常の倍の仕事を与えられているにもかかわらず、期限内にできていないと罵倒される。

 

過小な要求

能力や経験からかけ離れた程度の低い仕事を命じられる、仕事を与えてもらえないなど。
(例)買い物や掃除などの看護とは無関係な雑用しかやらせてくれない。

 

プライベートへ過度の立ち入り

個人的なこと、私的なことに過度に踏み込まれるなど。
(例)恋人がいるかどうか、結婚の予定についてなど執拗に探られる。

 

2.パワハラを受けやすい看護師の特徴

困っている看護師

看護師の中でも、パワハラを受けやすい人とそうでない人に分かれます。

一体、どのような看護師がパワハラを受けやすいのか、実際にあった事例も含めてご紹介していきます。

 

新人看護師

新人看護師は、とにかく何も知らないだろうと決めつけられることが多く、何かを聞こうものなら頭ごなしに医師や先輩看護師から怒られてしまうことがあります。

【事例】
新人看護師として夜勤が始まったA看護師がある日の朝、前日の処方分から患者の内服薬の量が変わっていることに気づきました。量の変更に関してはカルテ記載がなく、どのような理由で変わったのかわからず担当医に確認したところ「新人看護師のくせに俺の仕事に口を出すな!」と怒られました。

しかしその後、これは医師のパソコン入力ミスであったことが判明しました。

医師はA看護師が新人であるという理由で聞く耳を持たず、一方的に彼女を怒鳴りつけたのです。

 

優しい看護師(反論しない人)

ただ単に医師や管理職の機嫌が悪いときに当たられ、パワハラを受けやすいのがこの優しいタイプの看護師です。理不尽な理由で怒鳴られることもあります。

【事例】
回診を終えて医師がナースセンターに入って来たとき、その表情は見るからに機嫌が悪そうでした。ナースセンターで記録をしていたC看護師は会釈だけしましたが何が気に入らなかったのか医師はゴミ箱を蹴飛ばし、机の上のカルテを他の机の上に投げ始めました。そしてC看護師の担当ではない患者について「この患者の治療はどうなっているんだ」と責め始めました。そして言いたいことだけ言うと「まったく!どいつもこいつも!」と吐き捨て、ナースセンターから出ていきました。

C看護師は日頃から誰にでも優しく、みんなから信頼されている看護師であり、医師に怒られるようなことは何もしていません。このように決して反論しない、優しいタイプの看護師は理不尽な理由で都合よく当たられてしまうことがあるのです。

 

素直じゃない看護師

素直に「ハイ」といえない看護師や、何かと「でも」「だって」と反論するタイプの看護師は上司から嫌われパワハラを受けやすくなります。

管理職ともなるとそれなりに年齢を重ねている人であり、職場のスタッフとは親子ほど年が違うということも少なくありません。

そういった人の助言を素直に聞き入れないタイプは嫌われることが多くなり、過剰な仕事を要求されたり有休申請を受理しないなどの職権乱用まがいのパワハラを受けることがあります。

 

3.看護師がパワハラの苦しみから抜け出す方法

笑顔で話す看護師

一般的なパワハラの場合、自分がおかれている現状について正直に話せるような、信頼できる同僚や上司に相談するのが1番だと言われています。

そして、まず重要なことは「誰からパワハラを受けているのか」です。その相手によって解決方法は異なります。詳しく見ていきましょう。

 

医師からパワハラを受けている場合

医師からのパワハラに関してはもう「そういう人」と思ってあきらめることが大切です。

どうしても関わりたくないのであれば、何かあったときにはリーダーを通して医師に報告してもらったりするなど、その医師と直接コンタクトを取らなくてもいいような工夫をするのもアリでしょう。

ただし個人経営のクリニックなどで医師からパワハラを受けている場合には早期に退職を考えることをお勧め致します。

 

先輩看護師からパワハラを受けている場合

先輩看護師からのパワハラであれば上司に相談することで解決できることがあります。今の職場で仕事を続けたいのならば、異動願いを出して環境を変えることも一つの手段です。その場合は「いつ、誰に何をされた(言われた)」などのメモを残しておきましょう。

管理職からのパワハラであれば転職した方が早い

ただし管理職などの上司からのパワハラに関しては非常にデリケートな問題であり、良い解決策がないのが現状です。この場合は思い切って別の職場を探すほうが、早く苦悩から解放されることになることもあります。

 

パワハラ相談窓口を利用する

専門家に相談したい場合は、国が運営している以下のパワハラ相談窓口を利用してみてください。もちろん、秘密は守られますし、より適切な機関・施設へ繋いでくれることもあります。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

まとめ

パワハラの被害に遭っている場合、信頼して相談できる人がいるのといないのとでは全く変わっていきます。それが難しければ、上で紹介したような相談窓口を利用してみましょう。

一人で悩む必要はありません。そして、もしあなたの周りでパワハラを受けて苦しんでいる看護師がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。その一言でそ人を救うことができるかもしれません。

監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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