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プリセプターがいる病院の看護師求人を探す方法

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専門看護師ラビウサ

最近は、新卒者だけでなく中途採用者の定着率と看護実践力の向上のために、中途採用者へのプリセプター制度の導入を始めた病院もあります。

「就職・転職したいけれど、看護実践能力に不安ある」等の中途採用者とって、心強いサポートの1つが新入職者にもプリセプターがいる病院の存在です。

今回は、「転職先にプリセプターが必要な看護師」「プリセプター制度がある病院・施設の特徴」「プリセプターがいる求人の探す方法」等についてご説明します。

1 .転職先の病院にプリセプターが必要な看護師

転職先にプリセプターが必要な看護師

プリセプターがいる病院へ転職した方が良い場合の看護師は、以下の通りです。

  • 実践経験がない
  • 離職期間が長い
  • 第二新卒

それぞれの場合について、詳しく説明していきます。

 

実践経験がないor離職期間が長い看護師

転職先にプリセプターがいた方が良い看護師は、「看護師免許はあるが実践経験が少ない」「離職期間が長く新しい医療機器や知識に自信がない」等の場合です。

急性期病院や大学・専門病院では、生命の危機に瀕した患者や難しい医療処置に対応するため、プリセプター制度がある方が安心して転職することができます。

 

第二新卒の看護師

新卒として数か月から2年程度働き、諸事情により短期間のうちに退職・転職を経験する看護師も、プリセプター制度がある病院を選ぶ方が安心です。

特に新卒1年目で退職して他の病院に転職する場合には、基本的な看護技術が身についていないことも多く、新卒と同じようにプリセプター制度がある病院に転職することで、看護技術を確実に身に付けることができます

 

2.プリセプター制度がある病院・施設の特徴

プリセプター制度のある専門性の高い病院

プリセプター制度は、人材が揃っている病院・施設でなければ運用できないためプリセプター制度がある病院は、非常に限られています。

それでは、どのような病院にプリセプター制度があるのか見ていきましょう。

 

大学病院や病床数が多い病院

看護師の在職人数が多い大学病院・公的病院・病床数の多い民間病院では、入職者の離職率を低下させるために、プリセプター制度を導入している場合が多いです。

なぜなら、一定のカリキュラムを定めてプリセプターとプリセプティーの双方の支援をすることが離職率の低下と看護師の成長に結びつくからです。

 

精神科病院など専門性の高い病院

新入職看護師に対してプリセプター制度をとっている病院として、精神科など専門性の高い病院も挙げられます。

精神科は、患者へのケアだけでなく病棟管理についても一般の病院と違いがあるため、今までの看護経験だけでは即戦力とならないことが多く、入職して一定期間は、プリセプター制度などを利用して新入職員が気軽に相談しやすい環境を作っています。

 

母体が大きい訪問看護ステーション

母体が大きい訪問看護ステーションでは、新入職員にプリセプター制度を導入して訪問看護師として十分な知識と技術を身に付けさせるプログラムを導入している施設があります。

訪問看護は、対象患者の年齢層や疾患も幅広いため、病棟看護師の経験が豊富であったとしても在宅で過ごす患者に対するアセスメント力や看護問題の解決能力が高いとは言い切れません。

そのため、ある程度の期間はプリセプターが同伴して訪問看護を提供して、訪問看護師に必要な能力を身に付けていくことが必要です。

 

3.プリセプターがいる病院求人を探す方法

プリセプターがいる病院のHPを確認する看護師

プリセプターがいる病院を見つけるには、「インターネットや友人の力を借りて自分で探す方法」「看護師専用転職サイトの担当者に力になってもらう方法」の2つのパターンがあります。

それぞれのパターンについてご紹介していきます。

 

自分でHPをチェックする

気になる病院のHPから看護部をクリックすると、新卒だけでなく中途採用者に対する支援制度についても細かく記載されているため、看護研修制度について知ることができます。

新卒の場合のみプリセプター制度だけが記載されている病院や施設では、きめ細やかな指導は期待できない場合もあるため気になる病院のHPを見比べてみると、その差が判るでしょう。

 

ポイント!

ポイント

プリセプターという言葉ではなく「スポンサーシップ」という言葉を用いている病院もあり、プリセプターは廃止した上で他の教育システムを導入している病院もあるため、しっかりとHPに目を通してみることが大切です。

 

口コミや友人から情報を得る

「知り合いの看護師や医療関係者から情報を得る」「看護師専用の情報サイトや就職情報サイトなどにある就職した看護師による口コミを確認」「転職情報などにある病院紹介欄をチェックする」等を行うことで、HPとは違う病院の顔が見えてくる場合もあります。

そのため、HPで確認するよりも詳しい情報を得ることができるでしょう。

 

情報サイトは体験して分かる情報が得られる

情報サイトでは、「入職時にどんな不安があったのか」「プリセプターからの支援だけでなく病棟や病院全体として新入職者に対してどう接しているのか」「中途採用者への研修はあるのか」等の入職した看護師の生の声や病院スタッフの声を知ることができ、体験しなければ判りにくい情報を得ることができます。

 

ポイント!

ポイント

「病院に興味がある」ということだけでは、不確かな情報が含まれる場合もあるため、転職したい希望がある時には「中途採用した際の研修体制を知りたい」と伝えて情報を得る方が良い面と悪い面の両方の情報を得やすいでしょう。

 

看護師専用転職サイトの担当者に力になってもらう

看護師として転職したら、「自分の看護技術に自信が付くまでプリセプターをつけてもらえる病院を探して欲しい」という希望を看護師専用転職サイトの担当者に伝えることも、プリセプターがいる病院を探すお勧めの方法の1つです。

自分で地道に調べるよりも、担当者が病院に新入職者のプリセプターについて確認してくれます。

 

補足説明!

ポイント

HPだけでなく、「実情に即した情報を知りたい」「転職を本気で考えている」等の場合には、転職サイトを利用して担当者が持っている情報を得ることもできるでしょう。

 

4.プリセプターがいても避けるべき病院の特徴

プリセプターがいても避けるべき病院を考える看護師

プリセプターがいる病院は、必ずしも安心できるわけではなく、中には避けるべき病院もあります。

では、プリセプターがいても避けるべき病院の特徴には、どのようなものがあるのか確認していきましょう。

 

離職率が高い病院

新入職員だけでなく、プリセプターを担当する側にも無理な勤務やサポート不足がある可能性が高いため、プリセプター制度を導入しているにも関わらず、離職率が高い病院は避けた方が良いでしょう。

特に、第2新卒や離職期間が長く看護技術に不安がある看護師は、十分なフォローが期待できない可能性があるため、注意が必要です。

 

離職率の高い病院が看護師教育に労力をかけていなかった実例

私が以前在職していた病院は、プリセプター制度を導入したほうが新入職員の離職率が上がってしまった時期がありました。

それは、プリセプター自身の教育に問題があったからですが、プリセプター制度を導入しているにも関わらず、離職率が低下してない病院はスタッフ教育に労力をかけることができていない病院の可能性があります。

 

外部からの入職者が少ない病院

「専門学校が併設している」「地域に住む看護師が多い」等の病院は、新入職者に対して心理的抵抗感が強い場合があるため、プリセプター制度を導入して機能はしているにも関わらず、「壁を感じて中途採用者が辞めてしまう」ということがあります。

そのため、人間関係を重視する場合には、外部からの入職者が多いか少ないかを入職前に確認しておきましょう。

 

ポイント!

ポイント

病院の看護師のパワーバランスを知るためには、「どんな地域の方が新卒として入職しているのか」「併設した看護学校からどの程度入職しているのか」等を確認が必要です。

 

ベテラン看護師の比率が高い病院

看護師の定着率が良く看護師の出入りが少ない病院も、プリセプター制度が必要とされにくい面があります。

そのため、看護師の平均年齢が高く離職率が低い病院の場合は、「入職者に対する教育制度」「マニュアル作成の有無」「プリセプター制度の実績」「新入職員の定着率」などを確認すると良いでしょう。

 

平均年齢が高く離職率が低い病院で勤務した実例

私が一時在職した部署は、新入職員だけが入れ替わり、その他のメンバーは何年も変わらない部署でした。

プリセプター制度もありましたが、自分達にとって当たり前のことが新入社員には非常識の場合もあり、結果として新入職員が退職や異動を余儀なくされていたため、注意が必要です。

 

ポイント!

ポイント

平均年齢が高く離職率が低い病院では、「全員で教えることができる」という面があるため、「統一されていない指導を受けることもある」ということを覚えておきましょう。

 

スタッフ人数が少ない病院

「プリセプター制度を導入している」とHP上で明記している場合でも、看護師の人数が少ない訪問看護師やクリニック・介護施設などは、プリセプターと一緒に勤務する回数が殆どなかったり、入植後すぐに即戦力として期待されたりする可能性が高まります。

そのため、「入職してからどの程度の期間プリセプターと組ませてもらえるのか」「プリセプターがいない場合のサポートがあるかどうか」等を入職前に確認しておくことが必要です。

 

5.まとめ

プリセプターを導入している病院・施設は、「看護師の割合が高い大学病院・総合病院・民間の病床数の多い」「精神科や訪問看護など今までの看護実践以上の知識や技術が必要」等が挙げられます。

プリセプター制度が機能していない可能性がある病院や施設は、

  • 離職率が高い
  • 定着率は高いけれど看護師平均年齢が高い
  • 看護師全体の人数が少ない小規模訪問看護ステーションや介護施設
  • 病床数の少ない病院

等の特徴があるため、転職前に確認することが大切です。

また、病院全体として看護職への教育制度が整い、プリセプターをあえてつけない病院もあるため、プリセプター制度の有無だけで転職する病院を選ぶことはリスクも伴います。

入職後にどのような教育や指導をしてくれるのかをしっかりと確認し、不安がない状態で転職するように心がけましょう。

プリセプターがいる病院を探している看護師は、是非参考にしてみて下さい。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


看護師をして20年以上になります。外来・病棟・検査室・クリニックなど、いろいろな場所での業務を経験しました。
ですが、一時は看護師をやめようと思ったほど、心身共に追い詰められた時期もあります。現在は、看護師も続けつつ、ライターやカウンセラーとしても活動しています。
今までの経験を生かして、いろいろな体験談も書いていこうと思っています。よろしくお願いします。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師・専門看護師・消化器内視鏡技師・心理相談員
年齢 ・40代後半
職務経験 ・がん専門病院・クリニック・総合病院・訪問診療クリニック
診療科経験 ・消化器内科・腹部外科・透析室・内視鏡室 ・相談室
・放射線治療室・整形外科 ・一般内科・カウンセリング室

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カテゴリー:看護師求人の探し方

(公開日:)(編集日::2018年03月21日)

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