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現役看護師

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( 看護師 )

予防医療における看護師の役割と求人の探し方

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看護師 予防医療 役割・求人

近年、予防医療の現場は看護師が活躍する場として増えつつあります。

予防医療とは、病気に対して医療を展開するのではなく、病気になることを予防するために展開される医療のことをいいます。

高齢化率が高まることによって近年重視されるのが、健康寿命の延長です。

健康寿命とは、平均寿命のようにただ長く生きるということではなく、健康に支障がなく日常生活を送ることのできる期間のことをいいます。

健康寿命の延長のためにも注目されるようになった予防医療の分野において、看護師が活躍できる施設には様々な種類があります

ここでは、予防医療の職場での看護師の役割や、求人の探し方などについてご紹介します。

1.予防医療の職場における看護師の役割

予防医療で身長測定する女性看護師

予防医療の現場における看護師の役割は、主に検診の介助と受診者の相談役です。

検診の介助は身長や体重、血圧や視力、採血、腹囲といった一般的なものから、場合によっては内視鏡などの特殊な検査の補助をすることもありえます。

さらに、施設によっては

  • 患者のデータチェックを行い異常値がないかどうかの確認
  • 異常値が見られた場合のその後のフォローアップの説明
  • 健康指導

などを看護師が行う施設もあります。

 

補足説明!

ポイント

医師が少なく、施設によっては医師がいないということもあるため、患者の健康状態に関する相談に乗ることも看護師の重要な役割となります。

 

2.看護師が働ける予防医療の職場とは

予防医療の職場で働く女性看護師

看護師が働くことのできる予防医療の職場をいくつかピックアップして、どのような施設であるのかをご紹介していきます。

 

検診センター

検診センターは、健康診断を行うための施設のことで、一般的な健康診断の他にがん検診や人間ドックなど様々なことを行っています。

また、移動式と固定式があり、専用の車で移動して企業などに出向いて検診を行う場合と、専用の検診センターにて検診を行うという場合があります。

 

医療行為には携わらない職場である

稀に、検査結果が思わしくない患者に対してお薬のみ処方するところもありますが、多くのセンターが検診を行うのみで、医療行為には携わりません。

看護師にとって健康診断のスキルや技術が身につく職場となります。

詳しくは、「検診センターへの看護師転職注意点!楽な仕事ではない?」の記事をご参照ください。

 

検診を専門とするクリニック

現在、検診を専門とするクリニックが増えてきています。看護師がそういったクリニックで働くことは、予防医療をメインに学ぶことができます。

クリニックによっては、検診専門なだけでなく普通の診療と併行して行っているところもあるため、予防医療だけを学びたいのか、予防医療以外のこともやりたいのか、その目的によって職場選びを慎重に行う必要があります。

 

検診部門を専門とした外来

近年では病院でも人間ドック外来など、検診部門を専門とした外来を立ち上げているところが多くあります。

そういったところで働けば、看護師は病院で働きながらも予防医学を学ぶことができます。

上記2か所と比べて、異常があった場合はそのまま自分の病院で診療となるため、予防医療だけでなく継続した看護を学ぶこともできます。

 

企業の医務室

企業の医務室も、看護師が予防医療について学べる場です。

企業の医務室は、具合が悪くなった社員へのケアだけでなく、病院が空いている時間に病院に行くことができない忙しい社員に対しての健康診断や歯科の検診などを行う役割があります。

詳しくは、「看護師の企業医務室求人|探す前に確認する5つの事」の記事をご参照ください。

 

ポイント!

ポイント

前述してきた職場と大きく異なるのは、対象が一般市民ではなく会社内の人だけになるということです。

受診者数も前述した場所と比べると少ないため、継続したきめ細やかな予防医療を提供することが可能となります。

 

セルフ健康チェックの施設

現在、一般人が手軽にできる予防医療の場としてできつつあるのがセルフ健康チェックの施設です。

500円という安価で最低限の健康チェックができ、看護師に自分の健康について相談できる場として今後普及していくことが期待されています

しかし、一般企業あるいは個人が経営者であるため、

  • 安定はしていない
  • 全国どこにでもあるわけではない

というデメリットがあります。

 

補足説明!

ポイント

看護師の資格だけでなく保健師の資格を持っている場合は、区役所や市役所、保健センターなど予防医療における働く場はさらに広がってくるものとなります。

 

3.予防医療の職場で働く看護師の必要スキル

予防医療で患者と話す女性看護師

予防医療の現場で働く看護師が持っていると便利、あるいは必要とされるスキルとはどのようなものがあるのでしょうか。

 

検診のスキルは必須

予防医療の職場で働く看護師に絶対に必要なのが検診のスキルです。

身長や体重、血圧測定なら看護師であれば誰しもすぐにできるでしょうが、腹囲や視力検査などは携わることが少ないため、簡単そうに見えてもベテランであっても正しくできない人もいます。

 

採血のスキルは特に重要である

予防医療の職場で働く看護師にとって、採血のスキルは特に重要です。

予防医療を受けに来る患者は病院慣れしていない人が多く、採血も大人になってからするのが初めてなんていう人もいます。

そんな採血慣れしていない患者を相手にするため、1回で入らなければクレームをつける人や、中には気分を悪くして倒れてしまう人もいます。

1発で速やかに採血を成功させるスキルは特に重要となります。

 

検査のスキル

施設によっては、看護師が検査の介助につかなければならないことがあるため、検査についてのスキルをつけておくことが大切です。

代表的なものには内視鏡がありますが、そのほかにも歯科の介助やレントゲンの介助につかなければならない場合もあります。

 

注意点!

ポイント

内視鏡の分野は経験者が優先してつくものの、経験者がいなければ自分が着かなければならない場合も当然ながら出てきます。

どの検査がどのように進行するのか理解できていなければ、当然ながら介助につくことは難しくなります。

 

接客のスキル

予防医療は自費診療となります。患者は皆、自分の健康の維持、増進のために高いお金を払って検査を受けに来ます

そのため、他の医療施設よりも予防医療を主とする施設は接客スキルが求められ、お客様へ対する接客が重要視されます。

なかには、「この血圧計のせいで血圧が上がった」「あなた以外に採血をされればすぐ終わった」などと心無いことを言う人も少なくありません。

そういった方へ対しても、気分を害されないような柔和で丁寧な対応が予防医療の分野の看護師には求められます。

 

コミュニケーションスキル

予防医療の分野で最も重要なのがコミュニケーションスキルでしょう。

予防医療では、患者の健康に対しての悩みや不安を解決することが看護師にも求められるスキルとなります。

患者の思いを引き出し、それを医師に伝えらえるように援助するあるいは自らの知識で解決へと導くことが必要となります。

 

看護師同士でも幅広い年齢層と付き合うこととなる

予防医療の分野は、力仕事や残業が少ない分、他の分野よりも働く看護師の年齢層が幅広いことが特徴です。

子育て中の看護師やブランクのある看護師、病棟などではあまり見かけない定年間近あるいは定年をとうに過ぎているであろう看護師が多くいます。

患者とだけではなくそういった幅広い年齢層の看護師に対して円滑にコミュニケーションをとることも求められます。

 

疾患に対するスキル

予防医療の分野では、実際に測定して出た値に対して患者がその場で質問して答えを求めることが多くなります。例えば、

  • 血圧を測ればこの血圧は良いのか悪いのか、高血圧や至適血圧はいくつか
  • 視力を測れば老眼と視力低下の違いは何か
  • 腹囲を測ればメタボの基準はなにか

などといったことを聞かれます。

こういった患者の素朴な疑問に対して、その場でいかに解決してあげられるかが予防医療の分野で働く看護師のポイントとなります。

実測値に対して疾患と結び付けられるようなプラスアルファの知識があると重宝される傾向にあります。

 

4.予防医療の看護師求人の探し方

予防医療の求人をタブレットで探す女性看護師

現在予防医療の分野は注目されているということもあり、看護師の求人数は豊富です。

そのため、看護師転職サイト、ハローワークやホームページなど、どの媒体を使っても簡単に見つけられる傾向があります。

 

施設によっては求人数が少ないことに注意

ただし、企業の医務室の看護師求人は

  • 採用が1~2人
  • 年度初めの採用となる傾向にある
  • 産休代替派遣でしか求人が出ていない

などの可能性があるため、注意が必要です。

また、病院の外来での予防医療も求人数が少なく、セルフ健康チェックの施設も都道府県によってはないところがあります。

 

ポイント!

ポイント

全体的に見れば求人数は多いものの施設によっては少ないため、働きたい場所が明確である場合には時間をかけていろいろな媒体で相談しながら探す必要性が出てくるでしょう。

 

まとめ

以下のサイトを参考にさせていただきました。

現在着実に増えつつある予防医療の現場ですが、求人の出ている施設に差があったり、施設によってやることが大きく違ったりなど施設ごとに特徴があります。

予防医療の現場で働きたい場合は、どこでどんなことがしたいのかを明確にし、基礎的な看護技術を振り返ったうえで転職活動に入っていくことをお勧めします。


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この記事を書いた人

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


カテゴリー:看護師求人の探し方

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この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年09月22日)

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