著作者

ラビウサ

専門看護師

ラビウサ

( 看護師 専門看護師)

看護師が高いプライド折られた瞬間5選!ここから成長しよう

ラビウサ
専門看護師ラビウサ

ちょっとした場面で、知らずに高くなっていたプライドをへし折られた経験はありませんか。

看護師となって、25年以上が経過し、私にも、何度か「プライドが折れた…」と感じる瞬間があります。

その時はとても傷付き、看護師を辞めたいと感じたこともありますが、同時に、その事件をきっかけ自己成長したこともありました。

そこでこのページでは、プライドが折られるほど傷つきつつ、何とかそこを乗り越えた5つの体験についてご紹介します。

1.医師が後輩看護師へ簡単に処置を任せた時

処置を後輩看護師に依頼する医師

上司の部署異動に伴い内視鏡室の専従になった時、内視鏡経験が浅かった私は、本当に必死で内視鏡業務を覚えました。新しく入った後輩看護師にも、内視鏡を一から教え、自分なりに頑張ってきたつもりでした。

そんな時、医師は、後から入った人に簡単に処置を任せていきました。その姿を見た時、「なんで、私に一言もないの?」とプライドを傷つけられたことを覚えています。

今思えば、その医師は、ただ単に気兼ねをして私に直接何かを頼むということをしなかったのだと思います(他の上司の目を気にしていた様子が伺えましたので)。

当時の私は、内視鏡経験が浅いことを自覚しつつ、責任者としての気負いだけがあったために、簡単にプライドが傷ついてしまったのです。

そして「なぜ、必死で技術を覚え、私が教えているのに‥。ひどい」と感じてしまったのです。

 

医師から信頼される技術を得ることで乗り越えた

私は、簡単にプライドが傷ついたのは、自分の技術や知識に裏付けられた自信がなかったからだと考えました。そのため、「ただ、上がいなくなったから責任者となった看護師」ではなく、医師から信頼される技術を持つことを目指しました。

それからは勉強会には積極的に参加し、他の施設の方やプロパーさんとも交流を深めました。もちろん、内視鏡技師資格以外にも、気管支鏡に関わるため呼吸療法士の資格や、医療機器の原理を学ぶため第2種ME検定を受けたりもしました。

 

私の立ち位置は揺らがないという自信がつきました

それでも、最初の数年は、新しいスタッフが入るたびに、医師の態度が気になりました。自分と比較されている気がしたのです。

ですが、そのうちに、内視鏡室に配属になったスタッフに、医師が処置を教えようとする姿を見ても、「ありがとうございます」と素直に言葉にできるようになりました。そんな小さなことで自分の立ち位置が揺らぐことがないと自信がついたからなのだと思います。

 

2.心電図をつけ間違え医師に怒鳴られた時

左右を間違えた心電図

救急外来で12誘導の心電図の電極を装着した際、普段とは逆の位置から装着したため、電極を左右逆に装着してしまいました。

しかし、その時はとても急いでいたため気が付かず、波形が出てから「何をやっているんだ!!」と医師から大声で怒られました。

その時、医師から怒鳴られた惨めさと、新人でもないのに間違いに気付かなかった恥ずかしさから、すっかりプライドが折られてしまいました。
 

装着前に2度「左右」を確認することで乗り越えた

冷静に振り返ると、もともと、私は「左右」に弱い面がありました。いわゆる、発達障害の一つともいえるのかも知れません。

さすがに心臓の右左が判らなくなることはありませんが、「手足」は普段と違う場所で見ると混乱してしまうことが多々ありました。

そのため、装着前に2度、左右があっているか確認することにしました。それは、今も役立っており、どの職場で12誘導心電図をとる時にも、「左右」を認識してから装着し、間違いを防いでいます。
 

3.お局看護師に濡れ衣を着せられた時

濡れ衣を着せられている看護師

私が以前勤務していた病院では、患者の治療パンフレットを医師と協働で作成し、病名が告知された患者にはほぼ全員、パンフレットをもとに治療や看護ケアについての説明を行うようにしていました。

しかしある時、「術前にきちんと説明されなかったと患者さんが言っている。誰だ、説明をしたのは」と外来担当医師が怒鳴り、犯人捜しを始めました。

結果、その場にいなかった私が、「説明をきちんとしなかった人」といった話になりました。その騒動を収めるべく、他の医師から「暫く、術前患者の説明には関わらないで欲しい」と言われ、私のプライドはとても傷つきました。

私のせいにしたのは、常日頃、問題が起こると「〇〇看護師が、勝手にやった」と医師に訴え、自分は「知らぬ存ぜぬ」を押し通すお局看護師でした。その看護師は、その科のトップの医師の外来をサポートしているため、医師たちもその看護師には頭が上がらなかったのです。

 

事実を調べ、感情的にならず淡々と報告して乗り越えた

実は、そのお局看護師から濡れ衣を着せられるのは、初めてではありませした。

そこで私は、「その説明をしなかった相手は、私ではないことを証明しよう」と決断。以前は、彼女の顔を立てて我慢しましたが、このままではお互いのために良くないとも考えました。

そのため私は、手術を受けた患者さんをリストアップし、説明した看護師をチェックしました。そして、話題に上がった患者さんに対して説明した看護師は、私ではなかったことが判りました。また、お局看護師が説明した患者さんからもクレームがあったことも判りました。

その事実を、医師と上司に淡々と報告。その件はそれで幕引きとなりましたが、とても嫌な出来事でした。ですが、2度もお局看護師を立てる形にしなかったことで、良かったと思っています。

 

そのお局看護師は異動になりました

そのお局看護師は、その後も違うことで、ミスの原因を他の看護師のせいにしたため、異動になりました。

 

4.40代になり物覚えの悪さを自覚した時

物忘れしている看護師

40歳半ばを過ぎたころから、徐々に新しいことを覚える力が低下してしまいました。そのため、新しい部署や異動先で、何かを教えてもらっても一度では覚えられずに、場所や書類の書き方などを繰り返し説明してもらうことが増えました。

採血などの技術は衰えませんが、事務的な仕事や場所については毎日のことではないこともあり「どこにあるっけ」「どうだったかしら」が増え、そのことが自分で情けなくなりました。

30代の時は、一度経験したことは記憶にとどめ、「よく覚えているよね」と言われることも多かったため、加齢とともに低下する記憶力と向き合わざるを得ない場面に遭遇するたびに、プライドが折られました。
 

現実を受け止め、自分を隠さないことで乗り越えた

40代後半になると、20代、30代の看護師のようにぱっぱと行動できなくなります。そのことを受け止めて、ゆっくりでも確実に行うことを心がけるようにしました。

また、できないことを隠さないことも心がけるようにしました。「やったことがないので教えてください」「何度も聞き返すと思うけど、よろしくお願いします」と言葉にすることで、新しい業務を避けることなく対応できるようになりました。

新しい場所や、新しい業務は、年齢や経験があっても対処できなくて当然なことです。「できなくても、当たり前」を受け入れ、逃げずに対応したことが、自分の成長を止めずに済んだと思います。

 

5.治療中の夫が私の言う事を聞いてくれなかった時

喧嘩する夫婦

結婚した当初、夫が病気やケガをした際に、私が「こうした方が良い」と説明しても、夫は聞き流すだけで、「病院で聞いてみる」が口癖でした。

その言葉を聴くたびに、私は自分の看護師としての経歴を否定されたようで、プライドが折れました。

特に、夫が「看護師さんに教えてもらった」と言うことが、私が夫に説明したことと同じだった時には、その度に何だか嫌な気持ちになり、「じゃあ、私に聞かないで」と言い返したこともありました。

 

「能ある鷹は爪を隠す」状態に徹することにした

普段の私は、ボケっとしていることが多いため、夫は、その印象が強いようでした。つまり、看護師としての信頼は、「ほぼゼロ」なのです。そのため、普段は「能ある鷹は爪を隠す」状態に徹することにしました。

そして、家族が倒れた時や、緊急な対処が必要な時だけ、対応することにしました。

 

今ではちゃんと質問してきてくれます

例えば、夫が頭皮に帯状疱疹が出始めた時も、「明日、帯状疱疹だと思うから、病院に行かないと許さん!」とだけ説明し対応。翌日夫は病院に行き、帯状疱疹と診断されました。その時、「よく気が付きましたね」と医師から言われ、少しは私のことを見直したようでした。

今は、本当に困った時は、夫や家族から質問されるようになり、嬉しく思っています。

 

まとめ

看護師歴が長い私は、何度も挫折を繰り返し、あまりプライドが高い方ではないと思います。ですが、「傷ついた」と感じた時は、知らずに高くなったプライドがへし折られた瞬間なのだと感じました。

それは、「当然、私ならできる」「周囲も認めてくれる」はずのことが、できなかった・受け入れてもらえなかった時に、高いプライドが折られ、自分のあり方を見つめ直す機会になったと思います。

自分はそれなりに経験値がある、努力もしてきたという実績はあっても、異動や加齢の変化によっては、今までのようにできない自分と向き合わされることがあります。

そんな時は、自分を否定された、プライドが折られたと考えずに、「できなくて当たり前」「次に同じことをしなければ良い」「理解してくれる人もいる」と気持ちを切り替えて、前向きに対処してくことが大切です。

過去の積み重ねた経験と実績は不変だからこそ、小さな挫折や、変なプライドにこだわらず、看護師として成長し続けたいものですね。


看護師求人サイト口コミ

1位  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【お祝い金最大12万円】
 →看護のお仕事口コミへ
2位   ‣ナースではたらこ
 【全国対応】【担当質高・求人数高】
 →ナースではたらこの口コミへ
3位   ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
 →マイナビ看護師の口コミへ
4位   ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
 →ナース人材バンク口コミへ
5位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
 →ナースフル口コミへ

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

この記事を書いた人

看護師をして20年以上になります。外来・病棟・検査室・クリニックなど、いろいろな場所での業務を経験しました。
ですが、一時は看護師をやめようと思ったほど、心身共に追い詰められた時期もあります。現在は、看護師も続けつつ、ライターやカウンセラーとしても活動しています。
今までの経験を生かして、いろいろな体験談も書いていこうと思っています。よろしくお願いします。


カテゴリー:看護師の実情

→ このブログへメッセージを書く


→ 看護師ブログ一覧へ → 看護師ライター一覧へ


この記事を書いた人:ラビウサ
(公開日:)(編集日::2017年12月06日)

運営:「看護師転職ジョブ」当掲載の記事・写真等の無断複製・転載を禁じます。

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。