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すなふきん

元看護師

すなふきん

( 看護師 保健師 )

専門看護師が転職先を選ぶ際の注意点

すなふきん
元看護師 すなふきん

現在、医療の高度化や超高齢社会が抱える様々な医療・介護問題などがあるため、今後も様々な分野の専門看護師の増加と活躍が望まれています。

専門看護師は、大学院を出たからといって高度な実践能力や相談・調整能力が備わっているわけではないため、大学院を修了した時の就職先の選択としては、看護部門や組織としての教育・支援体制を考慮する人が多いです。

そこで今回は、既に専門看護師の資格を取得した看護師が転職する時、どのような点に注意しながら求人を選んでいけば良いかについてお話します。

1.自分の実績・強み・弱みについて確認する

自分の実績を確認する看護師

転職先を探す際は、一般的に「目ぼしい組織のホームページ・看護師転職エージェントのサイトを見る」「都道府県の看護協会の求人情報を確認する」等のといった方法があります。

求人を確認する前に、

  • 自分の専門看護師としての実績
  • 自分の強み・弱み
  • これからやりたい活動

等について整理しておきましょう。

自分の実績や強み・弱みを確認することについて見ていきましょう。

 

「どんな事がやりたいか」「組織に何を求めるか」を考える

すでに専門看護師の資格を取得して活動を行っていた人が転職する時点で、「まだ最初の資格更新審査を終えておらずもっと経験を積みたい人」「すでに更新を終えて更なる活動の拡大を検討している人」等、その経験や能力は様々な状態にあるでしょう。

資格更新を終えていない場合と更新審査を終えている場合の組織選択条件は、以下の通りです。

最初の資格更新を終えていない場合 ・どのような患者層に対応するか
・どのようなスタッフ層と一緒に働くか
・自分の能力を伸ばせる環境か
・自分のケアの質の向上をもたらせそうか
・どのような規模・機能を持つ組織が望ましいか
等を組織の選択条件として検討
すでに更新審査を終えている場合 ・ 「こんな風に活動したい」といったビジョンに沿って組織を選択

 

多くの専門看護師が辿る筋道

一般的に資格取得後3年程は、患者・家族に対する直接的なケアを通して実践力を高める事が最優先の課題と言われています。

そして徐々にスタッフからの相談事例を増やしていき、「コンサルテーション」や「倫理調整」の能力を高め、組織全体への教育といった具合に組織内の役割を拡大していく事が多くの専門看護師が辿る道筋です。

 

実績や強みを整理して自分をアピールする

専門看護師は、認定看護師と比較して「何が得意か」「何をやってくれる人なのか」が伝わりにくい傾向にあり、ある程度限られた地域や組織に偏在していることが実情です。

そのため、自身の強みと弱みを整理しておくことで「自分はこんな事が苦手な傾向にあるがこのようにカバーしてきた」「こういった内容の活動は苦手ながらも取り組んだ成功体験がある」等、前向きかつ率直に雇用側にアピールしましょう

 

地域によって専門看護師を募集している組織があるとは限らない

例えば、家庭の都合で引っ越した地域の中で転職先を選択するといった場合、必ずしも専門看護師を募集する組織があるとは限りません。

そのため、雇用側からすると「一体どんな働きができる人なのだろう」と思われていたり、看護雑誌などに登場する一部の専門看護師の活動をイメージして「こんな事もあんな事もやってくれるのではないか」と過度な期待を抱かれていたりする可能性があります。

 

自身の経験・傾向を分析して雇用側に伝える

新人看護師を一から育てるつもりで雇用するのとは異なり、何らかの期待が雇用側にもあるため、転職先を決める前に客観的に自分の経験や傾向を分析し、それを雇用側に伝えておく方が転職後に互いの思い違いに気づくよりもよいでしょう。

 

ポイント!

ポイント

専門看護師が多い地域で明確な今後の活動ビジョンを持ち、専門看護師を募集している組織を狙って転職活動をする場合は問題ないでしょう。

 

2.転職先の候補になかった組織を確認する

クリニックを転職先の候補にする専門看護師

専門看護師の活躍の場の多くが病院であった理由としては、

  • 大学院に進学する前の元の職場に戻るというパターンの人が多かった
  • 看護ケアの質の向上という専門看護師の役割上、大規模な大学病院や総合病院が選ばれやすかった
  • 専門看護師の活用経験のある看護部が選ばれやすかった

などが挙げられます。

病院以外で専門看護師は、どのような場所で働いているのか以下で紹介します。

 

クリニック・訪問看護ステーション等を確認

最近では、在宅医療の充実を目標とした社会的背景もあり、地域で活動する専門看護師も増えています。

クリニック・訪問看護ステーション・施設等の組織では、「地域の人々に対するケア」「健康に関する教育の質の向上を目指す」等ができます。

そのため、自分の経験や組織の規模だけにとらわれず、幅広く情報収集をしてみると良いでしょう。

 

3.転職先に対する条件と優先順位を確認する

転職先の条件と優先順位を確認する専門看護師

転職の理由は、「引っ越しに伴う通勤困難である場合」「明確にやりたい活動がある場合」「仕事とプライベートの両立の問題があった場合」等、人により様々です。

そのため、転職先に対する条件や優先順位もそれぞれ異なるでしょう。

以下でどのような希望条件に沿えることができるのか、実際にある例で見てみましょう。

 

実際に勤務することで希望条件が出てくる

転職は、最初に転職をした理由や希望が叶う職場ですが、実際に勤務すると様々な条件が自分の中に出てくるため、転職先に対する条件と優先順位を明確にしておきましょう。

 

資格手当が出る組織がある

現在、多くの専門看護師に資格手当はついていませんが、専門看護師に何らかの職位を与えることで資格手当としている組織があり、中には「専門看護師募集」として、資格手当も条件に挙げている組織もあります。

 

資格保持者募集では活動を明示される場合がある

雇用側が何らかの資格保持者を募集している場合、「こういった活動をして欲しい」と明示している場合もあります。

活動を明示された場合は、自分のやりたい事と多少なりともマッチしているのかを確認しましょう。

 

4.まとめ

大まかな転職までのプロセスは、他の看護師と違いはありませんが資格がある以上、雇用側も何らかの期待を持ったうえでの雇用となる事が多いです。

自分自身が「今後どのような形で看護ケアの質の向上に貢献していきたいか」という事や「雇用側に求める条件」と、「雇用側の期待や条件とがどこまでマッチしているか」を転職前によくすり合わせる必要があります。

自分自身の希望と雇用側の条件を合わせるためにも、「雇用側の管理者と直接話し合いの場を持つ」「看護師転職エージェントの仲介を依頼する」等をすると良いでしょう。

転職を考えている専門看護師は、是非参考にしてみてください。


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この記事を書いた人

看護師歴10数年、総合病院の外科系病棟や外来処置室、化学療法室などでずっとがん患者さんの看護に携わってきました。大学院への進学や管理職も経験しましたが、現在は第3子の出産にむけて久しぶりに主婦業・母親業にひたっています。

看護師という仕事は大変な面もありますが、人との関わりの中で成長ができ、自分のライフスタイルに合わせてある程度働く場所を選択できる素敵な職業だと思います。ライターとしてはかけだしですが、これまでの看護経験や知識、ワークライフバランスに対する考えなどを皆さんと共有し、少しでもお役に立てられたらと思っています。よろしくお願いします。


カテゴリー:看護師転職に必要な知識

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この記事を書いた人:すなふきん
(公開日:)(編集日::2017年07月27日)

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