精神科へ転職する看護師の志望動機例文

精神科看護師へ転職時の履歴書の志望動機

精神科は看護師にとって「業務が楽」「定時に退勤できる」といったイメージがある事を精神科の採用担当者はよく分かっています。

とは言っても、「仕事が楽だから選びました」なんて志望動機を書くわけにはいきません。

しかし矛盾するようですが、精神科への志望動機で「精神科ならではの働きやすさ」について全く触れないのも、かえって面接官から信頼されなくなってしまうのです。

では、精神科へ転職する際は、どのような志望動機を書けば良いのでしょうか。

現役精神科看護師の私が、転職する看護師の状況別に解説していきます。

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1.精神科へ転職する男性看護師の志望動機例文

志望動機を解説する男性看護師
<志望動機例文>
私はこれまで循環器内科の病棟で3年間働いていました。循環器内科の仕事自体はやりがいもあったのですが、自分が男性であることから、できない看護業務も多くその事に対して無力感を感じておりました。また、私が在籍していた循環器内科病棟では同性の看護師が1人しかおらず、自分の悩みを相談できる相手が少ないことにストレスを感じていました。

そんな時、看護学生時代の友人から、精神科では男性看護師だからこそ活躍できる機会が多く、また男性看護師の比率も他の診療科より高い傾向にあることを耳にしたため、精神科に興味を持つようになりました。

そしてちょうどその頃、私が勤務していた病棟に精神疾患のある男性患者が入院しており、どの看護師も非常に手を焼いておりました。

そこで、精神科での勤務経験のある他病棟の男性看護師に助けを求めたところ、その患者を軽快なコミュニケーションで落ち着かせてくれました。

私はその様子を見てとても感動し「精神科であれば、今よりも男性看護師として活躍できるのでは」と考え、今回精神科専門病院である貴院を志望するに至りました。

 

男性である「強み」を活かす

精神科の患者は、看護師に対して激しい暴力をふるってくることがあります。

また時には、病院から強引に抜け出そうとすることもあり、その時には看護師が力ずくで引き留めなければなりません。

こういった理由から、男性看護師は精神科では非常に重宝される存在なのです。

つまり男性というのは精神科では1つの強みですのでここを強調しない手はありません。

2.精神科へ復職するブランク看護師の志望動機例文

精神科へ復職するブランク看護師の志望動機
<志望動機例文>
私が休職前に働いていた職場は日々業務に追われており、一日中慌ただしい雰囲気が立ち込めていました。正直、患者とのコミュニケーションよりも、とにかく業務をこなすことが第一優先になってしまっていた記憶があります。「このままじゃ看護師としてダメになってしまうのでは」という危機感もあったのですが、打開策が見つかるわけでもなく、悶々としながら毎日やりすごしていました。

そんな中、妊娠が発覚し、思い切って一度看護師という仕事から離れてみることにしました。
それからは子育てに追われる毎日で、復職については特に考えていなかったのですが、最近少しずつ子供の手が離れたことで「やっぱりまた看護師として働きたい」と強く感じるようになりました。

ただ、以前のように患者とじっくり向き合えない職場で働くことは避けたかったので、長い目で患者の援助や治療に携われる精神科へ復職しようと決心しました。

また、比較的医療行為の少ない精神科であれば、ブランクがある私でも早い段階で即戦力としてお役にたてるのではないかと思い、今回、貴院を志望するに至りました。

 

医療行為に躊躇していることを含ませる

ブランク明けの看護師が精神科に復職する場合は、精神科看護師への「思い」と同時に、医療行為に少なからず躊躇していることを含ませながら、志望動機を作成すると良いでしょう。
 

3.精神科へ転職する主婦看護師の志望動機例文

志望動機を考える主婦看護師
<志望動機例文>
私は出産を機に病院を辞め、地域のクリニックで正職員として働いていましたが、クリニックは前残業も普通の残業も多く、主婦業との両立が体力的にも精神的にも難しくなってしまいました。ただ、私は今後のスキルアップのためにも、パートではなく「正職員として働き続ける」ことは譲れないと考えておりました。

そこで、正職員として働きながらも定時に来て定時に帰れる職場はないかと考えた時に、真っ先に「精神科」が思い浮かびました。

貴院を志望させていただいたのは、貴院では急性期から慢性期の精神疾患患者が入院しており、また私のような主婦看護師が多くいることを耳にしたためです。

ここでなら、主婦業と両立させながら看護師としてスキルアップできる可能性も高いと考え、今回、志望させていただくに至りました。

 

主婦は「定時に来て定時に帰れる」が立派な志望動機になる

主婦看護師の場合は、家事・育児と仕事を両立しなければなりませんから、「定時に来て定時に帰れる」というのは立派な志望動機になります。

そこに加え、「なぜ精神科を選んだのか」という理由も付け加えることで、好印象を与える志望動機となるでしょう。

 

4.精神科へ転職する新人看護師の志望動機例文

精神科へ転職する新人看護師の志望動機
<志望動機例文>
私は看護学生の頃、精神科実習にて精神科の素晴らしさを知りました。病棟は時間がゆったりと流れ、看護師は一人一人の患者と寄り添って援助に励んでいる姿にとても魅力を感じました。特に、現場の精神科看護師が、分かりづらい患者の訴えを導きだし問題解決に励んでいる姿は非常に参考になったのを覚えています。

この時、「看護を極めるなら精神科がいいのでは」と漠然と考えておりましたが、新卒から精神科で働くのは躊躇してしまい、ひとまず急性期病院の小児科病棟へ就職しました。

しかし小児科は当初私が考えていたよりもずっと厳しい現場であり、また私は小児患者が苦しむ姿を見ることにも耐えられず、3ヶ月も経たないうちにギブアップしてしまいました。

今思えば、大した覚悟もないままに小児科へ就職してしまったことが、今回の挫折に繋がったのだと思います。

小児科病棟を辞めてから私は1ヶ月の間、とことん自分を見つめ直しました。そして、一旦初心に返り、当初から働きたいと思っていた精神科で気持ち新たに頑張っていこうと覚悟を決め、今回貴院を志望するに至りました。

 

精神科への熱い思いと新人ならではのフレッシュさをアピールする

新人看護師の場合は働きやすさより、精神科を選んだ理由を明確に伝える必要があります。

働きやすさを強調してしまうと「新人なのに楽をしたいのか」などと悪い印象を与えてしまします。

正直なところ「新人看護師が転職してきた」というだけで、面接官はあまり良い印象を持っていません。

だからこそ「なぜ、精神科じゃなきゃダメだったのか」という熱い気持ちをしっかり伝え、面接官を納得させましょう。

それと同時に、新人看護師のうちに転職を決意した理由と、ここからまた気持ち新たに頑張っていきたい旨も赤裸々に伝え、若者ならではのフレッシュさもアピールしていくようにしましょう。
 

ポイント!

ポイント

精神科へ転職する新人看護師は「新人看護師が精神科へ転職するのはアリ?準備とリスク」の記事も併せてチェックしてください。

 

5.精神科の志望動機のポイント

精神科の志望動機のポイント

ここまで、精神科へ転職する男性看護師・ブランク看護師・主婦看護師・新人看護師の志望動機の例文をご紹介させていただきました。

いずれにしても、精神科看護師を希望する際は、「あなたが精神科で働きたい理由」と「あなたにとって精神科が働きやすい理由」の2点について明確にバランスよく伝えることが、面接官へ好印象を与える第1歩となります。

なぜなら、精神科で働きたい理由だけだと「青臭すぎる」と思われてしまうこともありますし、働きやすさだけを書くと「この人は精神科に興味ないのかな?」と思われてしまう可能性があるからです。
 

「その病院へ転職したい理由」は重要視しなくていい

一般的に言われているような「その病院へ転職したい理由」については、精神科の場合、そこまで重要視する必要はありません。

そもそも採用担当者は志望動機の中にある「病院を選んだ理由」の常套句は読みなれているため、そこを頑張って書かれても、あまり胸には響かないのです。

個別性を出すためにも、上記の2点について重点的に書きあなたの熱意を伝えられるようにしてください。

 

まとめ

精神科へ転職する際の志望動機は、きちんと心を込めて書いてください。

繰り返しになりますが、精神科は「楽そうだから」という理由で転職してくる看護師が多いため、面接官は履歴書の志望動機や面接の対応をよく見て、そういった看護師を振り落とそうとしています。

そのため、あなたが「どうせ受かるでしょ」と軽い気持ちで志望動機を書いてしまうと、たとえその気はなくても「この看護師はやる気がない部類ね」と見なされてしまう可能性があるので、気を付けましょう。

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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