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( 看護師 保健師 )

精神科へ看護師転職する前に確認する9つの事

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看護師としてのやりがいを求めて精神科へ転職を考える看護師は多いのではないでしょうか。

「私(看護師)にしかできないこと」「自己重要感」を得たい看護師にとってもおすすめの職場となります。

ただ、初めて精神科に看護師として転職を希望する場合、他の診療科に比べて若干特殊なため、転職前に必ず注意が必要です。

以下の内容を確認しながら、精神科に関する仕事内容、メリット・デメリット、求人を探す注意点などを看護師転職する前に確認していきましょう。

1.精神科病棟種類と患者の特徴について

病院と看護師

「精神科」とひとくくりに言っても、病院によって様々な取り組みをしています。

そのため、自分自身が精神科で何をやりたいのかを明確に考えてから転職活動をすることで、納得のいく転職に繋がります。

精神科は、以下のような病棟が存在します。

(1)急性期(救急)病棟 ・救急搬送された患者
・警察が介入した患者
(2)慢性期病棟 ・治療や退院を前提としない社会的入院をしている患者
・高齢者の患者
・身体ケアが必要な患者
(3)開放病棟 ・抑鬱状態の患者
・統合失調症の患者
(4)閉鎖病棟 ・外に出せない患者
・隔離が必要な患者
(5)社会復帰病棟 ・作業療法が必要な患者
・外出訓練が必要な患者
・外泊訓練が必要な患者
(6)依存症病棟 ・薬物依存症患者
・アルコール依存症患者
(7)医療観察法病棟 ・心神喪失の状態で重大な他害行為を行った患者
・心神耗弱の状態で重大な他害行為を行った患者

※病院によっては存在しない病棟や、合わせて行う病棟があるので注意してください。

 

(1)精神科急性期(救急)病棟の患者

精神科急性期(救急)病棟の患者

急性期(救急)病棟の患者の特徴は以下の通りです。

  • 急性期治療を必要としている
  • 幻聴幻覚などに苦しんでいる
  • 離脱症状が辛い

以上の患者が精神科の急性期病棟は入院しており、他の精神科病棟と比べて一番患者からの暴力等を受けやすい病棟といえます。

神科の急性期病棟の看護師は、患者の1番辛い時期を支える役割を果たさなければなりません。

 

ポイント!

ポイント

m-ECTと呼ばれる修正型電気痙攣療法なども頻繁に行われています。急性期については「精神科急性期病棟の看護師とは?転職を考える方はチェック」も確認してみてください。

 

(2)精神科慢性期病棟の患者

慢性期病棟の患者は、今後、社会ではなく入院生活の中でいかに精神の安定を保ち、楽しみを持ちながら過ごせるかについて考えていく患者が入院している病棟です。

患者の特徴として、高齢者が多く看護師の仕事は身体ケアが必要になるので、介護のような仕事内容になる可能性があります。

 

(3)精神科開放病棟の患者

開放病棟は、主に休息入院の患者を対象とした病棟になります。患者が自宅でゆっくり休めない状況の時に、病院にて休息を取ります。

開放病棟は比較的軽度の患者が多いですが疲弊しているので、開放病棟の看護師は患者に対して、しっかり休んで頂けるようなケアが必要です。

 

(4)精神科閉鎖病棟の患者

精神科閉鎖病棟の患者

他の診療科との最も大きな違いは閉鎖病棟があることです。閉鎖病棟は施錠され、患者は外に出られない造りになっています。

基本的に入院が必要と判断された急性期の患者は閉鎖病棟へ入院となります。

(詳しくは「精神科閉鎖病棟の特徴と看護師の役割」を確認しましょう。)

 

(5)精神科社会復帰病棟の患者

社会復帰病棟は、患者が社会へ復帰する喜びを共に分かち合える病棟です。社会復帰訓練をして、社会へと帰っていくお手伝いをします。

社会復帰病棟で働く看護師¥は、外出訓練中の離院などが多いため、患者と慎重に関わる必要があります。

 

(6)精神科依存症病棟の患者

依存症病棟の患者は、薬物やアルコールに依存している患者が入院している病棟になります。

そのため、患者は自分のことを振り返って発表することや、患者同士でミーティングを行う病棟となり、看護師は患者の依存に忍耐強くかかわっていきます。

 

ポイント!

ポイント

薬物やアルコールは身体と心を蝕んでいるため簡単に断ち切ることができず、患者は「今度こそ辞めます」が口癖になります。患者の言葉を信じては裏切られることが永遠に繰り返されるので、看護師が働くには1番きつい病棟と言われています。

 

(7)医療観察法病棟の特徴

医療観察法病棟は、全ての精神科病院にある病棟ではない希少な精神科病棟です。

医療観察法病棟ではプログラムが来まっており、決められたプログラムに沿ってケアを進めていきます。看護師として貴重な経験が出来る病棟になります。

 

2.精神科の看護師は楽って本当?

精神科の看護師は楽って本当

精神科で働く看護師は、業務や仕事が楽と巷では噂されています。

精神科看護師は仕事内容としては身体的には「楽」ですが、精神的には楽であることはありません

 

(1)精神科の看護師が身体的・肉体的に楽な理由

精神科の患者は、比較的身体的介助が必要ないことが多く、心は病気だけど、身体は元気という患者です。

精神科の患者は、自分の身の回りのことは自分で行うことができ、セルケア能力も高く、看護師が嫌がる入浴介助もほとんど見守りが多く介助が必要ではありません

このようなことから看護師の身体的・肉体的には他の診療科に比べて「楽」といえるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

なにより精神科は、患者が自分でできる事を限りなく自分でやってもらうことも、患者のADL維持に向けた援助の一環になるため、楽と言われるのではないでしょうか。

 

(2)精神科が看護師の精神的に楽ではない理由

精神科で働く看護師は、精神的には「楽」ではないどころか、看護師にとっては苦痛を味わうかもしれません。

精神科の患者は、みなさんが想像する以上に期待した行動や言動をとってくれず、精神科の看護師として患者の感情につられることなく毅然とした対応をとらなくてはなりません。

つまり看護師が看護師自身の感情コントロールを常に行わなくてはならず、看護師のストレスの原因となる可能性もあります。

 

3.精神科看護師の役割について

精神科看護師の役割

一般的な精神科で働く看護師の役割について、4つのポイントから説明していきます。

 

(1)患者を記録していく役割

精神科看護師の役割として最も重要度が高いのが「記録」です。(看護記録とは別になります。)

精神保健福祉法(病院の患者への過剰行為を防ぐための法律)という精神科特有の法律が存在するため、精神科はその他の診療科に比べて、一人の患者に対し書類が膨大にあります。

 

看護記録も他の診療科に比べ膨大にある

患者の精神症状というのは数値化することが出来ないため、看護記録も膨大になり長文になってしまうのが現状です。

もし医療事故が発生したら書類1枚の不備、記録1文の不備が裁判につながる可能性もあるのが精神科です。

 

(2)患者の身の周りの援助

精神科患者のセルフケア能力は比較的高いため、自分のことはほとんど自分でおこないます。

しかし治療上、隔離拘束を行っている患者は別となり、精神科で働く看護師は血栓症予防や、拘束患者のセルフケアに時間を費やします

そのため、患者の身の回りの援助は精神科で働く看護師の役割といえます。

 

(3)患者同士のトラブル予防を行う役割

精神科患者は強制入院がほとんどとなり、患者同士のトラブルが絶えません。

このような仲裁や、トラブル予防も精神科看護師の役割の一つといえます。

 

(4)精神科では男性看護師と女性看護師で役割は分かれる?

精神科では男性看護師と女性看護師で役割は分かれる?

精神科は男性看護師が多く働いているイメージがありますが、実際はそうではありません。

どちらかというと、精神科には女性看護師も男性看護師も「どちらも必要」といえます。

そのため、精神科は心の病となり、同性にしか理解できないこと、同性にしか言えないこともあるため、精神科では男性看護師、女性看護師ともにバランスよく配置されています。

 

男性看護師は自傷他害リスクがある患者の対応をする

男性が精神科で特有の活躍の場としては、自傷他害リスクがある患者の場合に先陣を切って対応に当たる役割です。

(女性看護師もCVPPP(患者に粗暴性があるときの対応)研修を精神科であれば受けます。)

そのため、男性看護師が重宝されますが、精神科病棟の種類によっては男性が少ない場合もあります。

 

女性看護師が精神科で重宝される場合

一方女性看護師の活躍の場は、「男性看護師にできない事」を行う役割となり、それは女性患者への関わりがほとんどになります。

精神科の患者層は幅広く、虐待を受けて発症した十代の患者、水商売の飲酒が原因でアルコール依存症を患った若い患者、介護困難な認知症患者まで年齢層は様々です。

精神疾患の女性患者は男性看護師の援助を嫌がることが多いため、こんなときに女性看護師の手が必要です。

 

4.精神科看護師の仕事内容とスケジュール

看護師の仕事内容

大きな精神科の場合、急性期か慢性期かによってケアのポイントや観察項目が異なりますが、精神科で働く看護師の仕事内容で重要なことは、患者への規則正しい生活と内服薬の管理、安全の確保などです。

精神科働く看護師の仕事内容を詳しく説明していきます。

 

精神科病棟で働く看護師1日の仕事内容

日勤の精神科看護師のスケジュール

8:30 ・出勤
8:45 ・申し送り、情報収集
・入退院が激しいため独自でカルテの情報収集を行う
9:00 ・排泄介助、院外外出患者の対応
・無断離院の防止のために、患者の外出先や時間、服装まで記録
9:30 ・バイタルサイン
・処置
11:00 ・記録
11:30  ・スタッフ食事
12:00 ・患者食事の介助または見守り、配薬
12:45 ・休憩
13:30 ・排泄介助
14:00 ・入院受け入れ(転棟)(※2)
15:00 ・患者のおやつ
・誤嚥、盗食防止のために見守り
16:00 ・点呼 排泄介助
16:30 ・夜勤者申し送り
17:00 ・日勤者退勤

(※1)精神科では事故防止のために全患者が食堂に集まり、配膳配役を看護師見守りのなか行います。

 

夜勤の精神科看護師のスケジュール

16:00 ・出勤
16:30 ・日勤から申し送り
18:00 ・患者食事の介助または見守り
19:00 ・記録
20:00 ・ 眠前薬配薬 排泄介助
21:00 ・ 消灯
22:00 ・ 翌日の内服処理 以降、30分おきの巡回、生存確認
23:00 ・追加眠剤配薬の対応
・睡眠コントロールは精神科では必須
0:00  ・排泄介助
1:00 ・ 仮眠
3:00 ・排泄介助
4:00 ・記録や個人の委員会などの処理
6:00 ・バイタルサイン
7:00 ・記録
7:30 ・患者食事の介助または見守り
8:30 ・退勤

他の診療科の夜勤と違い、精神科看護師の夜勤は基本的に仮眠がしっかりと取ることが出来ます。

次に、精神科看護師の仕事内容詳細について以下で確認していきましょう。

 

仕事1.規則正しい生活リズムの確立

規則正しい生活リズムの確立

基本的に精神疾患がある患者は、規則正しい生活リズムを確立する必要があります。

そのため精神科で働く看護師は患者のADL介助が仕事がメインとなります。

精神疾患の患者が、しっかりと食事を摂り、日中は活動し、夜間しっかり寝てもらう(休息をとる)ことを看護師がサポートします。

 

仕事2.患者の内服薬の管理

精神科に入院するほとんどの患者は、何かしらの薬を内服しています。

これらの薬を管理するのも精神科看護師の大きな仕事の1つとなり、ミスは医療事故に繋がるため責任重大となる仕事です。

 

補足説明!

ポイント

精神科で内服を担当する看護師は作業中、「会話やその他の業務一切禁止」という病院も存在するぐらいです。

 

仕事3.患者と周囲の安全の確保

患者と周囲の安全の確保

患者とその周囲の安全を守ることが、看護師の大切な仕事のひとつです。

中には自傷・他傷行為をする患者もいます。

 

補足説明!

ポイント

精神科では薬が置いてあるナースセンターも施錠することがあります。これも安全確保のためであり、看護師は施錠に関してはかなり気を配らなければいけません。

 

仕事4.患者の社会復帰を支援する

精神科に入院する患者は、閉塞的な環境下で、社会的に疎外されます。そのため、社会復帰をどのように捉えるかが、看護師としての重要な仕事内容になります。

 

ポイント!

ポイント

患者の社会復帰は、精神科の看護師として本当に難しい問題になり、様々な職種と連携しながら常に考えていかなければなりません。

 

5.精神科看護師の年収と給料について

精神科看護師の年収と給料

以下は東京都の精神科看護師求人を独自の調査(2017年調査)で調べて、平均化した常勤看護師の年収と給料になります。

平均年収 412.4万円(手当込み)
平均給料 28.8万円

看護師の平均年収が約532万円(看護師の平均年収より)になるので、少し安いといえます。

精神科看護師の場合は、危険手当などが付くことで有名ですが、その分夜勤手当が少ない病院が多く、看護師の相場より年収や給料は安めといえます。

精神科で働いていた私の給料事情!給料は高いの?

私は精神科で働いていますが、夜勤は月5回行い、年収450万円ぐらいになります。大きな病院・総合病院などと、やはり比べると比較的安くなります。

ただ、精神科は有給消化が充実している病院が多く、看護師にとってダブルワークなどが行いやすい環境といえます。

 

6.精神科看護師に必要なスキルとは?

顎に手を当てて考える女性看護師

精神科で働くために看護師に必要な特別スキルはないと考えてよいでしょう。

精神科の場合は、身体的には元気な患者が多く、看護師が行う医療行為は多くありません。

そのため、患者への精神的なケアを行うスキルが看護師として重要になります。

 

(1)感情のコントロールするスキルは必要となる

精神科の場合は、看護師のコミュニケーションの取り方次第で、患者の回復度が大きく違ってくる場合もあります。

そのため、看護師が自分の感情をコントロールしながら、患者のことを考えてコミュニケーションを取る必要があります。

 

補足説明!

ポイント

看護師がイライラすることや、感情的になって患者へ話をする行為はNGなので、感情の起伏が激しい看護師の方は精神科が向かないと言えるでしょう。

 

(2)患者を突き放す・寄り添う・依存をさせない勇気がある看護師

患者を突き放す・寄り添う・依存をさせない勇気

精神科では「依存させない」「依存しない」スタンスが必要です。患者を突き放さなければ行けない時あり、必要以上に関わりすぎない事が良い時もあります。

大切なときは寄り添う、というのが理想なため「突き放す勇気」「寄り添う勇気」「依存をさせない勇気」を持ち合わせるスキルが必要と言えます。

 

(3)情報共有・チームワークで仕事ができるスキル

精神科看護師の場合は、なによりも病棟全体のチームワークが大事になるため、情報共有やチームとして仕事ができるスキルが必要になります。

スタッフ間で適切な情報共有が出来ていないと、適切な看護にも繋がりません

1人で看護するのではなく、皆で看護する気持ちを持つ必要があるといえるでしょう。

 

7.精神科に転職する看護師のメリット

看護師のメリット

精神科に転職する看護師のメリットは、何といってもやりがいが高いことです。

実際のところ、精神科の患者は身体的には元気であることが多いので一般の病棟のような医療行為を行うことはほとんどありません。

 

(1)精神科の看護師は残業がない(少ない)

精神科で働く看護師は基本的に定時で帰れる病院が多く、前残業もありません。精神科が密かに人気なのは、そこにも理由があります。

これは、精神疾患患者は基本的に急変することが少なく、状態も安定しているケースがあるためといえます。

 

夜勤では仮眠「4時間」が当たり前?!

夜勤中は、特に大きな問題がなければ4時間程、仮眠をとることができる病院も存在します。夜勤については苦手意識を持つ人も多いですが、これだけ仮眠がとれるのであれば夜勤もそこまで苦痛ではなくなるのではないでしょうか。

 

(2)明るい環境・穏やかな環境の中で仕事ができる

明るい環境・穏やかな環境の中で仕事ができる

精神科は社会復帰を目指す精神科病棟は活気がありますし、閉鎖病棟ですらも、患者の状態が落ち着いていれば、看護師も患者も穏やかな空気が流れています。

そのため、ばたばたと慌ただしく、ストレスがかかる一般病棟よりは、穏やかな環境の中で働くことができるのがメリットといえます。

 

補足説明!

ポイント

社会一般的に、精神科といえば「暗いイメージ」がありますが、実際には精神科病棟はそうではない病院がほとんどといえます。

 

(3)精神科看護師のやりがい

精神科看護師のやりがい

精神科看護師のやりがいは、看護師の独自の感覚やセンス、才能が問われるところがやりがいといえます。

なぜならば、患者全てに発症の原因や症状が違うため精神科患者へ看護師の対応で正解不正解はないからです。

そのため精神科で働く看護師は独自の経験とセンスで患者を治療に対する意欲を出させることが求められます。

 

精神科看護師の醍醐味

精神科で働く看護師には必ず自分にしかできないこと、自分独自の成功手段が存在し、形がしっかりと形成できてくれば精神科の醍醐味にはまるといえます。

「自分はそんな能力ないし」と諦めてしまいそうですが、安心してください

万人の患者にできなくても、看護師(あなた)にしかできない事、看護師(あなた)だからこそ心を開く患者は必ずいます。

 

8.精神科に転職する看護師のデメリット

転職する看護師のデメリット

精神科に転職する看護師のデメリットは、医療行為に関するスキルが低下する可能性が高いことです。

体の元気な患者が多いために、他の科に比べても特に医療行為の必要性がなく、どちらかというと患者への心のケアが中心になるからです。

 

(1)転職時も看護スキルが弊害になる可能性がある

精神科転職後から、さらに転職する可能性がある看護師は、精神科で長くいるほど、医療行為や看護スキルに不安がでます。

 

ポイント!

ポイント

ある程度病棟勤務を行った経験があれば、しばらくの精神科勤務で医療行為を行うのに緊張してもすぐに勘を取り戻せますが、経験がない場合は転職を一度考えてみてください。

 

(2)患者の対応で傷つくケースもある

精神科で働いていると、患者に暴言を吐かれたり、意地悪を言われたりすることも珍しくありません。

初めての精神科への転職の場合は、始めは傷ついたり凹んだりする看護師も多いです。

 

補足説明!

ポイント

そんなときに、あまり落ち込むことなくすぐ切り替えられる看護師でないと、精神科での勤務は難しいと言えます。普通の人なら言わないであろう暴言をためらうことなく口にするのは、やはり病気が原因になります。

 

(3)精神科看護師の辛いこととは?

精神科看護師の辛いこ

精神科看護師にとって辛いことは、ストレスが溜まってしまうことです。

精神疾患患者は強制入院で本人に意思とは関係なく治療を受けているケースもあるため、看護師たちの求めていることを必ずしもしてくれるとは限りません

 

患者から罵声を浴びたり暴力を受けるのは看護師の技術不足

精神科で働く看護師は、患者から罵声を浴びせられたり、時には暴力を受けてしまう可能性もありますが、それは看護師の技術不足とみなされます

患者を納得させる看護技術と危機回避能力が必要となり、プロ意識をもって望まなければ、ストレスになり辛くなります。

 

9.精神科看護師求人への転職注意点

空を見上げて求人を探す女性看護師

精神科の場合は求人を見て無作為に応募するのではなく、どんな患者が入院している病院なのか、調べてから応募することが重要です。

先ほど説明したとおりに精神科は開放病棟か閉鎖病棟かによってもかなり雰囲気が違う点や、うつ病患者が多い病院もあれば、認知症患者の多い病院、アルコール依存症の患者が多い病院など、どんな患者が多い病院なのかによっても違います。
(もちろんあらゆる症状の精神科患者を受け入れている病院もあります。)

そのため、転職前にできるだけリサーチを行わないと、「自分のイメージと違う」ということになりやすいので注意が必要です。

 

(1)精神科病院と精神科クリニックの違いを理解しておこう

精神科患者の精神科クリニックと精神科病院の違いは、はっきりとした線引きができ、それは患者の「社会適合性」の違いです。

精神科の中でも疾患や病状によりたくさんの病院・病棟が存在するため、自分の性格やライフスタイルに合った病棟やクリニックを探すことが長続きのポイントとなります。

 

精神科クリニックの看護師について

精神科クリニックに通院する精神疾患患者は、社会に溶け込むことができる病状の患者がほとんどです。

看護師の業務としては、クリニックでは医師の診察と処置の介助や、書類整理、患者への看護指導がメインとなります。

 

精神科病院の看護師について

精神科病院では、記録や患者の身の周りの世話、医師の診察と処置などがメインとなり、「医師の判断による強制入院」や「隔離拘束」などがあります。

精神科病院の患者は、

  • 周囲に迷惑をかけてしまう
  • 自身での静止が効かない

などの、重度な幻覚妄想、薬剤やアルコールなどに伴う興奮、粗暴性のある患者となります。

 

(2)初めて精神科へ看護師転職する場合の注意点

初めて精神科へ看護師転職する場合

精神科への転職、勤務が初めての場合は、給与面・福利厚生面もチェックしながら、

  • 比較的軽度の患者が多い病院
  • 教育制度が整った病院
  • 残業の有無
  • 未経験歓迎の病院
  • 看護師などのスタッフの人間関係が良い病院

などを中心に、精神科の看護師求人をピックアップしてください。

 

初めての精神科は急性期病棟への配属が問題ないか確認する

初めて精神科看護師として働く場合に急性期病棟は一番患者ハードになります。

そのため、急性期病棟へ配属されても問題ないか確認することが大事です。

見分け方としては、精神科は地域で独自の救急システムがあり、その救急システムに加入していれば、その病院には必ず急性期病棟が存在します。

 

認知症病棟も注意が必要

精神疾患と認知症は紙一重のため、病院によっては認知症病棟が存在する場合があります。

精神科と思って入職したけど、配属先は老人病棟だった」ということも珍しくありませんので、自分の希望と病院をよく照らし合わせて決定してください。

 

(3)精神科病院・精神科クリニックの看護師求人が多い転職会社

全国対応を行っており、精神科病院・精神科クリニックの看護師求人が多い転職会社は以下の3社です。

担当に条件を伝えながら、求人条件と担当との相性を確認し、3社登録して比較しましょう。

 

まとめ

精神科に就職を希望する看護師は、精神疾患に関心のある看護師が多く、その多くは「自身も問題を抱えている、抱えていた」「家族が問題を抱えている」などに当てはまる事が多い傾向にあります。

ただ、患者との線引きが出来ない看護師は1番精神科に向いていないといえます

また、精神科は解明されていないことや、物差しで測れないことが多く、ほとんどが看護師の個人的感覚にゆだねられます。

まさに「神」の領域であり、解明されていないからこそ、精神科看護師のやりがいもたくさんあります。

精神科を初めて希望され、転職を考えている看護師の参考になれば幸いです。



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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。


カテゴリー:精神科病院

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年12月05日)

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4 コメント・感想

  1. […] 精神科 […]

  2. […] 精神科 […]

  3. […] そして現在私は、精神科の急性期病棟と呼ばれる病棟に勤務しています(精神科について詳しく知りたい方は「精神科の看護師求人|転職する前に確認したい8つの事」の記事をチェックしてみてください)。 […]

  4. […] →精神科の看護師求人|転職する前に確認したい4つの事 […]

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