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精神科へ看護師転職する前に確認する6つの事

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精神科に転職を希望する看護師は、初めての精神科病棟、精神科病院の場合、は他の診療科に比べて若干特殊なため、転職前に注意が必要です。

以下の内容を確認しながら、精神科に関する仕事内容、メリット・デメリット、求人を探す注意点などを看護師転職する前に確認していきましょう。

1.精神科病棟種類と患者の特徴について

病院と看護師

「精神科」とひとくくりに言っても、病院によって様々な取り組みをしています。

そのため、自分自身が精神科で何をやりたいのかを明確に考えてから転職活動をすることで、納得のいく転職に繋がります。

精神科は、以下のような病棟が存在します。

(1)急性期(救急)病棟 ・救急搬送された患者
・警察が介入した患者
(2)慢性期病棟 ・治療や退院を前提としない社会的入院をしている患者
・高齢者の患者
・身体ケアが必要な患者
(3)開放病棟 ・抑鬱状態の患者
・統合失調症の患者
(4)閉鎖病棟 ・外に出せない患者
・隔離が必要な患者
(5)社会復帰病棟 ・作業療法が必要な患者
・外出訓練が必要な患者
・外泊訓練が必要な患者
(6)依存症病棟 ・薬物依存症患者
・アルコール依存症患者
(7)医療観察法病棟 ・心神喪失の状態で重大な他害行為を行った患者
・心神耗弱の状態で重大な他害行為を行った患者

※病院によっては存在しない病棟や、合わせて行う病棟があるので注意してください。

 

(1)急性期(救急)病棟の患者

急性期(救急)病棟の患者の特徴は以下の通りです。

  • 急性期治療を必要としている
  • 幻聴幻覚などに苦しんでいる
  • 離脱症状が辛い

このような患者が多く入院しているため、他の精神科病棟と比べて暴力等が1番起こりやすい病棟です。看護師は、患者の1番辛い時期を支える役割を果たさなければなりません。

 

ポイント!

ポイント

m-ECTと呼ばれる修正型電気痙攣療法なども頻繁に行われています。急性期については「精神科急性期病棟の看護師とは?転職を考える方はチェック」も確認してみてください。

 

(2)慢性期病棟の患者

慢性期病棟は、今後、社会ではなく入院生活の中でいかに精神の安定を保ち、楽しみを持ちながら過ごせるかについて考えていく病棟です。

治療や退院を前提としないため、慢性期病棟の精神科の患者は高齢者が多く問題となっています。高齢者が多いと身体ケアが必要になるので、介護のような仕事内容になる可能性があります。

 

(3)開放病棟の患者

開放病棟は、主に休息入院の患者を対象とした病棟になります。患者が自宅でゆっくり休めない状況の時に、病院にて休息を取ります。

開放病棟は比較的軽度の患者が多いですが疲弊しているので、開放病棟の看護師は患者に対して、しっかり休んで頂けるようなケアが必要です。

 

(4)閉鎖病棟の患者

他の診療科との最も大きな違いは閉鎖病棟があることです。閉鎖病棟は施錠され、患者は外に出られない造りになっています。

基本的に入院が必要と判断された急性期には閉鎖病棟へ入院となります。

 

補足説明!

ポイント

閉鎖病棟に関しては「精神科閉鎖病棟の特徴と看護師の役割」に詳しく看護師の役割を掲載していますので、確認してください。

 

(5)社会復帰病棟の患者

社会復帰病棟は、患者が社会へ復帰する喜びを共に分かち合える病棟です。社会復帰訓練をして、社会へと帰っていくお手伝いをします。

社会復帰病棟で働く看護師¥は、外出訓練中の離院などが多いため、患者と慎重に関わる必要があります。

 

(6)依存症病棟の患者

依存症病棟は、患者がミーティングをしたり、自分のことを振り返って発表したりする機会がある病棟です。依存症病棟で働く看護師は、薬物やアルコールに依存している患者に忍耐強く関わっていく事が必要です。

 

ポイント!

ポイント

薬物やアルコールは身体と心を蝕んでいるため簡単に断ち切ることができず、患者は「今度こそ辞めます」が口癖になります。患者の言葉を信じては裏切られることが永遠に繰り返されるので、看護師が働くには1番きつい病棟と言われています。

 

(7)医療観察法病棟の特徴

医療観察法病棟は、全ての精神科病院にある病棟ではない希少な病棟です。

医療観察法病棟ではプログラムが来まっており、決められたプログラムに沿ってケアを進めていきます。看護師として貴重な経験が出来る病棟になります。

2.看護師の仕事内容とは

看護師の仕事内容

大きな精神科の場合、急性期か慢性期かによってケアのポイントや観察項目が異なりますが、精神科で働く看護師の仕事内容で重要なことは、患者への規則正しい生活と内服薬の管理、安全の確保などです。

精神科働く看護師の仕事内容を詳しく説明していきます。

 

(1)規則正しい生活リズムの確立

基本的に精神疾患がある患者は、規則正しい生活リズムを確立する必要があります。

きちんと食事を摂り、日中は活動し、夜間しっかり寝てもらう(休息をとる)ことが重要となります。

そのため精神科ではADLの介助が業務のメインとなります。

 

(2)患者の内服薬の管理

精神科に入院するほとんどの患者は、何かしらの薬を内服しています。主なものは向精神薬ですが、内服薬の管理を看護師が行わなければ、薬が効きすぎ、過沈静となり、日中も眠そうで活動に支障が出ます。

 

ポイント!

ポイント

就寝前に安定剤や睡眠導入剤などの薬を内服していますが、薬を飲んでも寝ない患者もいます。これらの場合には医師が薬剤の変更や薬の増量などを行うため、その効き具合や朝の覚醒状況などの観察が大切です。

 

(2)患者と周囲の安全の確保

患者とその周囲の安全を守ることが、看護師の大切な仕事のひとつです。

中には自傷・他傷行為をする患者もいます。

 

補足説明!

ポイント

精神科では薬が置いてあるナースセンターも施錠することがあります。これも安全確保のためであり、看護師は施錠に関してはかなり気を配らなければいけません。

 

(4)患者の社会復帰を支援する

精神科に入院する患者は、閉塞的な環境下で、社会的に疎外されます。そのため、社会復帰をどのように捉えるかが、看護師としての重要な仕事内容になります。

 

ポイント!

ポイント

患者の社会復帰は、精神科の看護師として本当に難しい問題になり、様々な職種と連携しながら常に考えていかなければなりません。

 

3.精神科看護師に必要なスキルとは?

顎に手を当てて考える女性看護師

精神科で働くために看護師に必要な特別スキルはないと考えてよいでしょう。

精神科の場合は、身体的には元気な患者が多く、看護師が行う医療行為は多くありません。そのため、患者への精神的なケアを行うスキルが看護師として重要になります。

 

(1)感情のコントロールするスキルは必要となる

精神科の場合は、看護師のコミュニケーションの取り方次第で、患者の回復度が大きく違ってくる場合もあります。そのため罵声を浴びても、暴力を振るわれても看護師として感情のコントロールが必要になります。

相手の症状や性格などによって、取るべき対応は違ってくるので、常に勉強してどう接するべきかを学んでおくことも大切です。

 

 

(2)患者を突き放す・寄り添う・依存をさせない勇気がある看護師

精神科では「依存させない」「依存しない」スタンスが必要です。患者を突き放さなければ行けない時あり、必要以上に関わりすぎない事が良い時もあります。

大切なときは寄り添う、というのが理想なため「突き放す勇気」「寄り添う勇気」「依存をさせない勇気」を持ち合わせるスキルが必要と言えます。

 

注意点!

ポイント

対人関係で悩みの多い看護師は、自分なりに対処法を見つけてから転職する事をおすすめします。他者との距離の取り方を学び、転職すると、患者との関わり方で悩む事も少ないでしょう。

 

(3)情報共有・チームワークで仕事ができるスキル

医師、看護師、作業療法士、訪問看護、警察など、精神科には様々な職種の方が来るため、情報の共有は常に必要な仕事になります(この作業を日々繰り返します)。

看護師として適切な観察力と、「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」が出来ることは必須といえます。

 

ポイント!

ポイント

スタッフ間で、適切な情報共有が出来ていないと、適切な看護にも繋がりません。 1人で看護するのではなく、皆で看護する気持ちを持っていてください。

 

4.精神科に転職する看護師のメリット

看護師のメリット

精神科に転職する看護師のメリットは、何といってもやりがいが高いことです。

実際のところ、精神科の患者は体は元気であることが多いので一般の病棟のような医療行為を行うことはほとんどありません。

 

(1)精神科の看護師は残業がない(少ない)

一般の病院であれば、残業だけではなく「前残業」もあることが普通ですが、精神科の看護師は基本的に、定時に来院し定時で帰ることができる病院が多い傾向にあります。

精神科が密かに人気なのは、そこにも理由があります。

 

夜勤では仮眠「4時間」が当たり前?!

夜勤中は、特に大きな問題がなければ4時間程、仮眠をとることができる病院も存在します。夜勤については苦手意識を持つ人も多いですが、これだけ仮眠がとれるのであれば夜勤もそこまで苦痛ではなくなるのではないでしょうか。

 

(2)明るい環境・穏やかな環境の中で仕事ができる

精神科は社会復帰を目指す精神科病棟は活気がありますし、閉鎖病棟ですらも、患者の状態が落ち着いていれば、看護師も患者も穏やかな空気が流れています。

そのため、ばたばたと慌ただしく、ストレスがかかる一般病棟よりは、穏やかな環境の中で働くことができるのがメリットといえます。

 

補足説明!

ポイント

社会一般的に、精神科といえば「暗いイメージ」がありますが、実際には精神科病棟はそうではない病院がほとんどといえます。

 

5.精神科に転職する看護師のデメリット

転職する看護師のデメリット

精神科に転職する看護師のデメリットは、医療行為に関するスキルが低下する可能性が高いことです。

体の元気な患者が多いために、他の科に比べても特に医療行為の必要性がなく、どちらかというと患者への心のケアが中心になるからです。

 

(1)転職時も看護スキルが弊害になる可能性がある

精神科転職後から、さらに転職する可能性がある看護師は、精神科で長くいるほど、医療行為や看護スキルに不安がでます。

 

ポイント!

ポイント

ある程度病棟勤務を行った経験があれば、しばらくの精神科勤務で医療行為を行うのに緊張してもすぐに勘を取り戻せますが、経験がない場合は転職を一度考えてみてください。

 

(2)患者の対応で傷つくケースもある

精神科で働いていると、患者に暴言を吐かれたり、意地悪を言われたりすることも珍しくありません。

初めての精神科への転職の場合は、始めは傷ついたり凹んだりする看護師も多いです。

 

補足説明!

ポイント

そんなときに、あまり落ち込むことなくすぐ切り替えられる看護師でないと、精神科での勤務は難しいと言えます。普通の人なら言わないであろう暴言をためらうことなく口にするのは、やはり病気が原因になります。

 

6.看護師求人の探し方注意点

空を見上げて求人を探す女性看護師

精神科の場合は求人を見て無作為に応募するのではなく、どんな患者が入院している病院なのか、調べてから応募することが重要です。

先ほど説明したとおりに精神科は開放病棟か閉鎖病棟かによってもかなり雰囲気が違う点や、うつ病患者が多い病院もあれば、認知症患者の多い病院、アルコール依存症の患者が多い病院など、どんな患者が多い病院なのかによっても違います。
(もちろんあらゆる症状の精神科患者を受け入れている病院もあります。)

そのため、転職前にできるだけリサーチを行わないと、「自分のイメージと違う」ということになりやすいので注意が必要です。

 

初めて精神科へ転職する場合のチェック項目

精神科への転職、勤務が初めての場合は、給与面・福利厚生面もチェックしながら、

  • 比較的軽度の患者が多い病院
  • 教育制度が整った病院
  • 残業の有無
  • 未経験歓迎の病院
  • 看護師などのスタッフの人間関係が良い病院

などを中心に、精神科の看護師求人をピックアップしてください。

 

精神科病院・精神科の看護師求人が多い転職会社

全国対応を行っており、精神科病院・精神科の看護師求人が多い転職会社は以下の2社です。

担当との相性などもあるため、登録してまずは担当に条件を伝えてみましょう。

 

まとめ

精神科に就職を希望する看護師は、精神疾患に関心のある看護師が多く、その多くは「自身も問題を抱えている、抱えていた」「家族が問題を抱えている」などに当てはまる事が多い傾向にああります。

ただ、患者との線引きが出来ない看護師は1番精神科に向いていないといえます。自身の病気や問題と、患者の病気は別問題である事を理解出来る看護師である必要があります。

精神科を初めて希望され、転職を考えている看護師は、こちらの情報を参考にしてください。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

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カテゴリー:精神科病院


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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年10月16日)

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4 コメント・感想

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