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みーた

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( 看護師 保健師 )

看護師から保健師になる注意点とは?経験からお伝えします。

みーた
看護師から保健師になる注意点

私は看護師の資格を取得し、一度病院勤務を経ましたが一念発起をして退職。その後、保健師養成学校に1年間進み保健師資格を取得しました。

資格取得後は保健師として行政で働いていた経験があります。

今回は、私自身の経験を基に看護師から保健師に転職するノウハウをお伝えします。

1.初めに:産業保健師と行政保健師の違い

産業保健師と行政保健師の違い

産業保健師を目指すか、行政保健師を目指すかで大きく流れが異なります。

とちらも「保健師」という名前が付くので行う仕事に関しては、社員の健康管理業務が主な仕事になることは変わりません。

ただ、保有していなければいけない資格に違いがあります。

産業保健師 ●必要な資格:看護師資格
(まれに保健師資格が必要)
●試験:企業の採用によって異なる
●面接:企業との面接
行政保健師 ●必要な資格:保健師資格
●試験:公務員試験

行政保健師の場合は、保健師資格取得後、公務員試験に受かる必要があります。

また、産業保健師の場合は、企業によって採用基準は異なりますが、基本的に看護師資格のみで「産業保健師」となれます。

しかし、多くの産業保健師は「保健師資格」を保有している場合が多く、どちらの保健師になったとしても、保健師資格は取得しておいた方が良いといえます。

 

看護師から産業保健師・行政保健師への流れについて

看護師から産業保健師・行政保健師への流れ

上記のような流れとなります。

自分自身がどのような看護師になりたいか、良く検討してみてください。

 

行政保健師と産業保健師の転職体験談

体験談インタビュー

以下で行政保健師の方は、私がインタビューを受けています。2つとも参考にしてください。

どちらに転職しようか、悩んでいる看護師の方は参考にしてください。

 

2.看護師が保健師の資格を取得する方法について

看護師が保健師の資格を取得する方法

保健師の国家試験は毎年2月に実施されており、合格率は80~90%と比較的高い数字になっています。

看護師が保健師資格を取得する方法についていくつかありますのでご紹介していきます。

 

通信制では保健師資格は取得できない?

通信制では保健師資格は取得できない?

保健師になろうと思うと、通信制での勉強だけでは資格は取得できません。

保健師教育課程で履修が必要な科目や単位はとても多く、また臨床実習や卒業研究もあり、グループワークも多いです。

とてもじゃないですが通信制で取得できるような資格ではありません。

保健師資格を持っていない場合、まずは通学して国家試験を受けて保健師資格を取得しなければなりません。

通学には2の方法があります。

  • 保健師資格取得のため大学編入する方法
  • 保健師養成学校へ入学し保健師資格を取得する方法

学歴などをこだわらない場合は1年間の教育課程で終わる「保健師養成学校」での資格取得をお勧めします。

以下で2つを説明していきます。

 

保健師資格取得のため大学編入・進学する方法

大学へ編入する

保健師資格を取得するために、

  • 4年生大学に編入する方法
  • 大学院に進学する方法

以上、2つあります。

どちらも2年間、資格を取得するために時間がかかります。

 

4年生大学に編入する方法

以前は看護学校等の卒業後、保健師になるため4年生大学に編入して学ぶことも多かったのですが、多くの大学が編入生の受け入れを減らしてきています。

保健師教育での必要な履修単位も増えており、看護系大学へ入学しても保健師養成コースへ進む学生は一握りとなってしまっています。

現在編入できる大学一覧▼
(※)は、選抜制でなく保健師の国家試験受験資格が必ず得ることができる大学です。

国立大学

旭川医科大学 医学部看護学科
弘前大学 医学部保健学科看護学専攻
秋田大学 医学部保健学科看護学専攻
山形大学 医学部看護学科
筑波大学 医学群看護学類
群馬大学 医学部保健学科看護学専攻
千葉大学 ※ 看護学部看護学科
新潟大学 ※ 医学部保健学科看護学専攻
富山大学 ※ 医学部看護学科
金沢大学 医薬保健学域保健学類
山梨大学 ※ 医学部看護学科
信州大学 医学部保健学科看護学専攻
岐阜大学 医学部看護学科
浜松医科大学 ※ 医学部看護学科
名古屋大学 医学部保健学科看護学専攻
三重大学 医学部看護学科
滋賀医科大学 医学部看護学科
京都大学 医学部人間健康科学科先端看護科学コース
鳥取大学 ※ 医学部保健学科看護学専攻
島根大学 ※ 医学部看護学科
岡山大学 医学部保健学科看護学専攻
山口大学 ※ 医学部保健学科看護学専攻
徳島大学 医学部保健学科看護学専攻
香川大学 医学部看護学科
愛媛大学 医学部看護学科
高知大学 医学部看護学科
佐賀大学 医学部看護学科
熊本大学 医学部保健学科看護学専攻
大分大学 ※ 医学部看護学科
宮崎大学 医学部看護学科
鹿児島大学 医学部保健学科看護学専攻

 

公立大学

札幌市立大学 看護学部看護学科
名寄市立大学 保健福祉学部看護学科
青森県立保健大学 健康科学部看護学科
岩手県立大学 看護学部看護学科
宮城大学 看護学部看護学科
山形県立保健医療大学 保健医療学部看護学科
福島県立医科大学 ※ 看護学部看護学部
埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科
千葉県立保健医療大学 ※ 健康科学部看護学科
神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部看護学科
石川県立看護大学 ※ 看護学部看護学科
長野県看護大学 ※ 看護学部看護学科
静岡県立大学 ※ 看護学部看護学科
滋賀県立大学 人間看護学部人間看護学科
大阪府立大学 地域保健学域看護学類
神戸市看護大学 看護学部看護学科
島根県立大学 看護学部看護学科
名桜大学 人間健康学部看護学科

 

私立大学

北海道医療大学 看護福祉学部看護学科
岩手医科大学 看護学部看護学科
獨協医科大学 ※ 看護学部看護学科
桐生大学 医療保健学部看護学科
埼玉医科大学 保健医療学部看護学科
三育学院大学 看護学部看護学科
聖路加国際大学 看護学部看護学科
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護学科
日本赤十字看護大学 看護学部看護学科
北里大学 看護学部看護学科
慶応義塾大学 看護医療学部看護学科
湘南医療大学 保健医療学部看護学科
昭和大学 保健医療学部看護学科
東海大学 健康科学部看護学科
新潟医療福祉大学 ※ 健康科学部看護学科
金沢医科大学 看護学部看護学科
愛知医科大学 看護学部看護学科
明治国際医療大学 看護学部看護学科
藍野大学 医療保健学部看護学科
関西福祉大学 看護学部看護学科
神戸常盤大学 保健科学部看護学科
川崎医療福祉大学 医療福祉学部保健看護学科
吉備国際大学 保健医療福祉学部看護学科
広島国際大学 看護学部看護学科
広島文化学園大学 看護学部看護学科
宇部フロンティア大学 人間健康学部看護学科
四国大学 看護学部看護学科

 

参照:

しかし、必ずしもすべての学校が保健師の国家試験受験資格が得られるわけではありません。

保健師国家試験を取得するコースは選抜制となっているなど、希望通りにならないこともあります。また、今年度は可能でも次年度以降は保健師の国家試験受験資格を取得するコースがあるとは限りません。

希望したい学校があれば直接問い合わせることをおすすめします。

 

2年制大学院に進学する方法

2年制大学院での保健師養成が開始され、国家試験を受けて保健師資格を取得することもできるようになりました。

保健師国家試験受験資格を取得できる大学院を紹介します。

現在進学できる大学院一覧▼
<国立の大学院>
北海道大学大学院 保健科学院保健科学専攻
東北大学大学院 医学系研究科保健学専攻
東京大学大学院 医学系研究科健康科学・看護学専攻
神戸大学大学院 保健学研究科

 

<公立の大学院>
岡山県立大学大学院 保健福祉学研究科看護学専攻
長崎県立大学大学院 人間健康科学研究科看護学専攻
大分県立看護科学大学大学院 看護学研究科看護学専攻

 

<私立の大学院>

天使大学大学院 看護栄養学研究科看護学専攻
聖路加国際大学大学院 看護学研究科看護学専攻
武庫川女子大学大学院 看護学研究科看護学専攻

 

保健師養成学校へ入学し保健師資格を取得する方法

保健師養成学校へ入学し保健師資格を取得する方法

看護師国家試験受験有資格者は1年間保健師養成学校へ通い、国家試験を受けて保健師の資格を取得することもできます。

要は、一度看護師として働いていた方や看護専門学校から卒業した方が保健師の資格を取るため保健師養成学校へ進学する場合を言います。

保健師養成学校の一覧▼
北海道立旭川高等看護学院 地域看護学科
岩手看護短期大学 地域看護学専攻
秋田県立衛生看護学院 保健科
栃木県立衛生福祉大学校 保健看護学部保健学科
早稲田医療技術専門学校 保健学科
飯田女子短期大学 専攻科地域看護学専攻
富山県立総合衛生学院 保健学科
名古屋医専 保健学科
藍野大学短期大学部 専攻科地域看護学専攻
白鳳短期大学 専攻科地域看護学専攻
高知学園短期大学 専攻科地域看護学専攻
佐賀県立総合看護学院 保健学科

 

3.看護師から保健師になるための採用試験での注意点

看護師から保健師になるための採用試験での注意点

看護師から保健師への採用試験ですが、産業保健師・行政保健師ともに、看護師や保健師の知識だけを問われるものではありません

看護師として病院に就職する時は小論文や面接で済む場合もありますが、保健師の採用試験は違い、一社会人としての常識や対応が問われます。産業保健師の転職については「産業保健師への看護師転職9つのポイント」も合わせて確認してください。

またパソコンの知識や社会情勢の問題等、保健師とは全く関係のない採用試験で一次試験を行うこともあります。

保健師は公務員や企業の一員としての立場を求められるので、採用試験での身だしなみやマナーにも気をつけたいところです。

 

行政保健師はもっと採用試験が厳しい

行政保健師の公務員試験は大規模な自治体では一般教養で一次試験をすることも多く、数学や物理といった看護師として社会に出てからご縁のなかった科目を勉強しなければなりません。

国公立の看護大学で学んだ方は元々基礎学力が高いのでそこまで負担ではないかもしれませんが、そうでない方は公務員試験を通過することが困難な場合もあります。

大規模な自治体は保健師の一次試験に、公務員試験上級問題で振り落とすこともあります。

看護師としてのキャリアもあり即戦力もあるのに、と悲しくなることもありますがこれが現実です。

詳しくは「行政保健師に看護師が転職する際の8つのポイント」も合わせて確認してください。

 

保健師への採用面接で好印象を得るコツ

看護師から保健師への転職経験を元に、採用面接でのコツを2つお伝えいたします。

 

コツ1:保健師としてやってみたいことを伝えること

看護師としての過去の経験から、

  • 退院後の患者さんの在宅での生活を支えていきたい
  • 病気の予防に努めたい

といったような保健師としてやりたい事を伝えるようにします。

病気や障害の有無に関わらず、住み慣れた地域で生活を送ることを考え支えていきたい旨を伝えると好印象です。

 

コツ2:予防医学の分野で働きたいことを伝えること

予防医学は最近とてもその重要性が伝えられています。

看護師は疾病を抱えた人を対象としますが、すべての人を対象として疾病の予防の時点から関わることができるのは保健師です。

看護師の経験で無念だったことを伝え、保健師として生活習慣病等の疾病の予防に努めたい意志を伝えることが好印象を生むポイントです。

 

4.保健師の求人数はかなり少ないので注意が必要

保健師の求人数はかなり少ないので注意が必要

現在、病院等で勤務している看護師であれば保健師の転職求人を探すことが看護師から保健師への近道です。

保健師の就職先は思った以上にとても狭く難関で、なかなか希望の仕事にありつけません。

基本的に正規雇用の枠は大変少ないものと思っていてください。

 

保健師求人が出るタイミングについて

保健師の採用試験は、前年度の5~6月からスタートする自治体(行政保健師)や企業(産業保健師)があるので、早めの準備をすることが必要となります。

また、「産休」「育休」などで休みを取る保健師もいるため、保健師の求人探しは常に求人のチェックを行う必要があります

 

行政保健師の求人を探す場合

行政保健師の求人は、その募集している自治体のホームページや広報誌によく掲載されています

しかし、行政保健師の正職員新規採用は非常に数が少なく、かなりの狭き門であることを知っておく必要があります。

また、行政保健師の求人は、年齢制限を設けている自治体もあるため注意が必要です。

 

自分が卒業した学校の先生や友人に声をかけるのも手

行政保健師としての転職先を探す方法に、自分が卒業した学校の先生や保健師の先輩・友人に声をかけておくことも一つの手です。

意外と学校へ求人のお知らせが届くことや、先輩から就職口の声がかかることも多いです。

 

企業で働く産業保健師になる場合

企業で働く産業保健師の場合は、看護師転職サイトに数か所登録することもおすすめできます。

看護師転職サイトは看護師だけでなく、保健師の求人を扱っているところもあります。

企業の保健師や地域包括支援センターの保健師の求人がメインとなります。

保健師の看護師求人が多い転職会社は以下の通りです。求人数が少ないため、以下3社とも登録し、探すことをお勧めします。

是非活用してください。

 

まとめ

一度は看護師と勤務していると、保健師に転職することはとても長い道のりかもしれません。

しかし、人生は一度しかないので保健師の仕事をやってみることをおすすめします。

看護師とは違って在宅での生活が基盤となり、療養の世話ではなく予防的な観点ですが、実際に保健師をしてみると学ぶこともたくさんあります。

実際私も看護師・保健師の両方の仕事を経験しました。どちらも学ぶことが多く大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。

保健師という仕事に興味をもっていただき、保健師として働く人が一人でも増えてもらえたらうれしい限りです。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


大学病院の看護師をしていましたが保健師になりたいと思い、意を決し退職。保健師養成学校へ進学し、保健師の道へ進みました。看護師、保健師のキャリアは同じくらいあります。現在は結婚し、出産のため退職。子育てに大忙しで、なかなか常勤として仕事復帰できていません。今後のテーマは「仕事と家庭の両立」です。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・ケアマネジャー
年齢 ・大阪府/41歳
職務経験 ・大学病院 ・市役所 ・保健センター ・地域包括支援センター ・デイサービス ・訪問入浴
診療科経験 ・耳鼻咽喉科(頭頚部外科) ・歯科口腔外科 ・眼科 ・婦人科

看護師転職サイトの口コミ評価

1位  ‣看護のお仕事
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カテゴリー:保健師への転職

(公開日:)(編集日::2018年02月27日)

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