著作者

亀岡 さくみ

看護師・運営者

亀岡 さくみ

( 看護師 保健師 )

2日連続夜勤の病院は絶対オススメしない5つの理由

公開:、更新:2018年04月23日
2日連続夜勤の病院は絶対オススメしない5つの理由

私が以前勤めていた病院は二交代と三交代と変則三交代の3種類の勤務形態を取り入れていました。変則三交代のシフトは人数不足を補うために作られたようなのですが、ある年から病院全体を二交代へ移行させる動きとなり、今となっては変則三交代を導入している病棟はほとんどありません。

ちなみに変則三交代の内訳は以下のようになっていました。

  • 日勤→8時〜17時
  • 中勤→11時30分〜20時30分
  • 夜勤→20時30分〜9時(2回で1セット)

夜勤の回数は月に平均2セットであり、たまに2.5〜3セット組まれている時もありました。私は変則三交代のシフトで3年間在籍していたのですが、ともかく声を大にして言いたいのは「どんなに1回が短くても夜勤が2回続くのはむごい!」と言うことです。

その理由を5つのポイントに絞って紹介させていただきますので、現在転職活動中の方は是非参考にしていただければと思います。

1.夜勤(1深目)へのテンションが低下するため

夜勤のテンションが低下

「三交代」を経験してきた先輩から言わせれば「変則三交代は天国のよう!」という意見がよく聞かれました。しかし、変則三交代しか経験したことのないナースが口を揃えて言っていたのは「二交代の人は夜勤を1回しかやらなくていいから羨ましすぎる!」というフレーズです。

夜専となってしまえばまた話は別ですが、大体のナースにとって夜勤はメンタル的にも体力的にもハードです。ただでさえ夜勤というだけで落ち込むのにそれが2回も続くのですから、ともかく1深目のテンションがみんな異様に低いのです。

当時は「今日は何深目?」「まだ1深目〜(泣)」という会話が至るところで繰り広げられていました。

 

テンションの低下だけではなく、悲しくなる・・・

ちなみに私の一番テンションが低かった夜勤は、12月31日からスタートしたクールです。年越し夜勤ってきっと皆さん1度は経験されます。私も、もし元旦が明けだったらもう少し明るい気持ちになって働いていたと思うのですが、当時は「何が悲しくて大晦日と元旦の夜を病院で過ごさなきゃいけないんだろう?」と嘆いていました

更に、1年で1番暇なはずの元旦夜勤に私は急変に当たってしまい本当に泣きたい気分でした。もちろん手当ては多めにもらうことはできますが、もう二度と大晦日と元旦の夜勤なんてやりたくないと私は思います。

 

2.仮眠をほとんど取れないまま2深目(2日目)に入るため

連続夜勤は仮眠が取れない

夜勤中1人1人に割り当てられる休憩時間は75分でした。1深目の夜勤が明けて一旦自宅に帰り、4〜6時間ほど仮眠をとって2深目に挑みます。もちろん、自宅が病院からものすごく近くて一切残業がなければ6時間以上仮眠できます。

しかし、もし1深目で急変に当たってしまったり不穏患者が多数いたりするような場合はそうはいきません。そもそも業務自体がはかどらないので75分の休憩は取れませんし、記録が追いつかず残業が長引いてしまい、なかなか自宅にも帰れません。そうなると必然的に仮眠時間が短くなってしまいます

 

どこでも寝られるタイプじゃない看護師は辛い

私の同期は新人の頃に説教が長い先輩ナースと夜勤が一緒になってしまい、1深目にも関わらず昼過ぎまで帰れず病棟にいたことがありました。

また、慣れないうちは、どんなに1深目と2深目の仮眠時間が長く取れたとしても緊張でなかなか寝付けず結局ほとんど休めないまま出勤することもありました。

いつでもどこでも寝られるタイプじゃない人は、このシフトは本当に辛いと思います。

 

3.判断力低下でインシデント・アクシデントが増加するため

連続夜勤で判断力が低下

夜勤明けの判断力低下によって一番恐れなくてはいけないのは、インシデント・アクシデントです。夜勤中や夜勤明けの事故って本当に多いです。最後の最後まで気を抜いてはいけないのは当然のことです。

ただ、先にも書かせてもらったように、夜勤によっては丸2日ほとんど眠れないこともあるのです。そんな状態で正常な判断力を持って絶対事故を起こさないようにするのは、実はかなり無理難題だと思うのです。

もちろん、そんな中でもアクシデント対策を必死に立てて、できるだけ事故を起こさないように頑張ってはいるのですが、それでも夜勤絡みの事故をゼロにすることはできません。最近では二交代の病院が増えていると耳にしますが、その背景には理由があるのかもしれません。

 

ストレスによる爆買いも注意!

夜勤明けの開放感と睡眠不足により判断力が鈍り、明けの日に散財してしまうナースは多いです。なぜか色違いの服を買ってしまったり、あまり好みじゃないバッグを買ってしまったり・・・。

後から後悔することも多いとは思いますが、これはこれでストレス発散にもなると思うので度が過ぎなければいいと思うのです。

 

4.体内リズムが狂い体調不良になるため

連続夜勤で体調不良になる

変則三交代の病棟では、原則として「明けの2休」をつけるという暗黙のルールがありました。しかしこれは中堅層の人手が足りている時に限った話です。マンパワー不足の時は「明けの1休」になってしまうことがやむをえませんでした。

「明けの2休ルール」があったのは、この夜勤体制だと最低2日は休まないと体内リズムが戻らないからなのです。まだ、このシフトに身体が慣れない1年目の頃は、2日休んでもリズムは戻りませんでした。

そのような体調不良により生理不順や生理が来なくなってしまった看護師も少なくありませんでした。

 

体内リズムを調整しやすいのは二交代制

もちろん二交代の夜勤も大変だとは思うのですが、体内リズムを調整しやすいのは二交代の方だと思います。ご自身の健康管理も含め、もし選べるのであれば夜勤が2回続くような病棟には行かないことをオススメします。

 

ポイント!

ポイント

私も新人の頃は、夜勤明けに家で寝ているとそこからなかなか起きられず、起きた時には「今って何日の何時?!」とよく焦っていました。一緒に住んでいる家族には「なかなか起きてこないから死んだんじゃないかと心配になって何回か部屋を覗いた」とまで言われたこともありました。

 

5.日勤時に体力面などで働きづらくなる

久しぶりの日勤で疲労を感じている女性看護師

2日連続で夜勤シフトに入り、その後2連休がもらえた場合、ほぼ1週間日勤をせずに過ごすことになります。そのため、次の日勤業務が辛くなることが多いです。

夜勤では患者が寝ている時間もあるため、少しゆっくりできる時間もあります。しかし、日勤は患者が活動している時間の上、処置や検査も多く、1日フル稼働で働きます。

夜勤に慣れてしまうと、日勤は体力的に辛いと感じるようになってしまいます。

 

日勤で使えないというレッテルを貼られる

1週間夜勤しか経験していないことで、「看護師が患者の状態を把握しきれていない」という状況も招きます。そのため、「夜勤ばかりの看護師は、日勤で使えない」というレッテルを貼られてしまう看護師も多いです。
 

まとめ

連続夜勤はおすすめしない

私は昔から夜勤が嫌いなナースでしたが、中には「日勤で早起きするよりも夜勤の方がいい!」という人もいます。そういうタイプの方は三交代よりも、二交代もしくは私がやっていたような変則三交代のシフトの方が合っているかもしれません。

結局のところ、経験してみなければどれが自分に一番合うのかは分からないと思うのです。今までお伝えしてきました健康面や仕事への集中力なども含め総合的に判断すると、私は夜勤を2深連続でやるシフトはオススメできないと感じます。


都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師・保健師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
SNS Facebookプロフィール
出身/年齢 ・東京都/30歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

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