看護師が受けられる手当17つの受給条件と相場 | 給与が変わる?!

看護師が受けられる手当17つの受給条件と相場 | 給与が変わる?!

このページでは、看護師が受けられる手当17つの受給条件と相場について紹介します。看護師が受けられる手当一覧を確認した後、17つの手当について説明していきます。給与を左右する手当をしっかり押さえて、受給できるものがあるかチェックしましょう。

※手当は各病院によって異なりますので勤めている勤務先の就業規則等で確認をしましょう。

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1.看護師が受けることのできる手当について

看護師が受けることのできる手当について看護師が働く上で重視するポイントの一つである給与。その給与を大きく左右するのが手当です。給与アップに欠かせないスキルアップやキャリアアップには、当然時間がかかりますよね。そこで、各種手当についてポイントを押さえて賢く手当を受け、給与アップを目指しましょう。

これから紹介する各種手当の概要を一覧で紹介します。

家族・扶養手当配偶者・子どもがいる看護師に支給5,000~1万円
皆勤手当無遅刻・無欠勤で勤務した看護師に支給5,000~1万円
精勤手当勤務状況・勤続年数・年齢など精勤した看護師に支給
(※支給基準は施設ごとに異なる)
5,000~8,000円
危険手当危険が伴うと判断された部署・業務のみが対象3,000~2万円
時間外労働手当1週間に40時間、1日に8時間を超えて
勤務した看護師に支給
給与の25%増し
交代勤務手当 2交代制、3交代制での勤務において不規則な形で
勤務を担当する看護師に支給
1,000~3,000円/勤務
休日労働手当法定休日に出勤して労働した看護師に支給給与の35%増し
住宅手当賃貸物件や借家暮らしの看護師に支給
(※支給条件は施設ごとに異なる)
1万~2万7,000円
出産手当1.出産一時金:健康保険・国民健康保険加入者に支給
2.出産手当金:出産で休暇を取得した看護師に支給
1.42万円/1人
2.日給の3分の2
傷病手当 業務外に負った怪我や病気によって、
仕事を休まなければならなくなった看護師に支給
標準報酬日額の
3分の2
役職手当役職に就いた看護師に支給
(※施設ごとに捉え方が異なる)
主任:2万~3万円
師長:5万~8万円
総師長: 10万円~
専門看護師手当専門看護師の資格を保有している看護師に支給 5,000~3万円
緊急呼出待機手当 急な呼び出しや待機の指示が行われた看護師に支給5h未満:1,000円
5h以上:2,000円
調整手当本来受け取るべき金額に対して給与が見合っていなかった看護師に支給 ~1万円
再就職手当条件を満たして 転職できた看護師に支給 失業保険の日額の
残り日数分×0.5
寒冷地手当 寒いエリアで勤務する看護師に支給 5,000円前後
期末手当施設が定める一定の条件を満たす看護師に支給
(※支給条件・金額は施設によって異なる)
夏:基礎給与×1.2
冬:基礎給与×1.4

 

 

2.看護師の家族手当・扶養手当について

看護師の家族手当・扶養手当について配偶者・子どもがいる看護師が受け取ることができるのが家族手当・扶養手当です。基本的には他の業種・職種にも見られる同様の手当と同じ内容です。なお、どのような形で受給条件を満たしているかどうかで家族手当か扶養手当が異なります。

扶養手当とは配偶者を含めた扶養する家族がいる場合、家族手当は子どもがいる家族に対して支給される手当です。名称は異なりますが基本的な内容は共通しています。また施設によって名称に違いが見られることもありますが、やはり内容にそれほど大きな違いは見られません。

 

扶養手当・家族手当の受給条件について

受給条件に関しては各施設の設定によってことなりますが、女性が圧倒的に多い看護師の場合は子どもがいるシングルマザーのケースで受給されるケースが多く見られます。また配偶者、子どもがいる男性看護師ももちろん対象となります。最大の特徴は世帯主に対して支給される手当だということでしょう。

もうひとつ、家族手当の場合は子どもの人数によって受給資格を得られ、人数によって金額が異なってくる場合もあります。施設によっては2人目の子どもから支給される場合もあります。基本的には子どもの人数が多ければ多いほど支給される金額が多くなりますが、人数が増えるにしたがってひとり頭の平均額が少なくなるのが一般的です。

 

看護師の扶養手当の相場について

具体的な金額に関しては配偶者を対象にした扶養手当ではひとりにつき1万円程度、子どもを対象にした家族手当の場合はひとりにつき5,000円~8,000円程度が相場です。医療機関では結婚・出産後に看護師が離職してしまわないよう、引き止めるのが人手不足解消の重要なテーマとなっているだけに、この制度の充実を図る施設が増えている状況でもあります。

 

3.看護師の皆勤手当について

看護師の皆勤手当について皆勤手当とは無遅刻・無欠勤で勤務した看護師に対して支給される手当です。学校時代にも皆勤賞というものがありましたが、基本的にはそれと同じです。簡単に言えばこの手当を設けることで看護師が一生懸命働き、遅刻や欠勤を減らそうという目的で設定されているものです。

慢性的な人手不足が続いているといわれる看護師、病院側ではつねに厳しい人手の状況の中でシフトを組んでいます。それだけに一人の看護師が遅刻したり、急に欠勤したりすることでシフトがうまく回らなくなってしまったり、他の看護師の負担が大きくなるといった問題が生じてしまいます。その意味でも他の職業に比べて皆勤手当が持つ意味が非常に大きいといってもよいでしょう。

 

精勤手当が設けられている病院もある

当然皆勤、つまり遅刻や欠勤をまったくせずに勤務した場合にのみ受け取ることができる制度です。病院によっては精勤手当という制度を設けているところもありますが、こちらは必ずしも無遅刻無欠勤でなければならない、というわけではなく、一定の条件を満たしさえすれば受け取ることができる点に大きな違いが見られます。

 

看護師の皆勤手当の相場について

実際に受け取れる金額については各病院やクリニックなど看護師が働く施設によって異なりますが、通常は月に5,000~1万円までの間となっています。あまり金額が低いと皆勤を促す効果が得られますが、高く設定するほど経済的な余裕がある施設は少ないため大半はこれぐらいの範囲で設定されています。

求人情報には具体的な金額が掲載されていないことが多いので事前に確認しておくとよいかもしれません。

 

4.看護師の精勤手当について

看護師の精勤手当について精勤手当の精勤とは文字通り「頑張って働いた」という意味です。そのため実際に支給される際には「頑張った」基準やどの程度頑張ったかの定義が施設によって異なるため、受給条件や金額に大きな差が出てくるのが特徴です。

似たような手当に皆勤手当がありますが、こちらは定義がはっきりしています。遅刻や欠勤がなく1ヵ月間勤め上げれば支給されますし、受給額も毎回同じ金額となるのが一般的です。しかし精勤手当の場合はそもそもの支給基準が施設ごとに異なってくるのです。

 

人手不足な医療機関で良く導入している

この手当は人手不足を抱えている医療機関によく見られます。厳しいシフトで働かざるを得ない看護師に報いるため、あるいは離職を防ぐために手当で収入を増やすわけです。そのため遅刻や欠勤があった場合でも夜勤の回数が多かった、変則的な勤務が多かった場合に支給されることがあります。もちろん、夜勤手当や時間外勤務手当とは別に受け取ることができます。

また、勤続年数が長く、病院に貢献している看護師に対して慰労金のような形で支給するケースも多くあります。勤務状況だけでなく勤続年数や年齢も考慮され新卒から2~3年の間は受給対象にならない、といった施設もあります。

 

看護師の精勤手当の相場について

金額に関しては5,000円~8,000円程度です。先述のように人手不足などで厳しい就業環境に置かれていればいるほど金額が高くなる傾向が見られます。

また、医療機関よりも産業看護師など一般企業で働いている看護師の方が全体的な金額が高めという他の手当てには見られない珍しい特徴があるのも大きな特徴です。

 

5.看護師の危険手当について

看護師の危険手当について危険手当とは看護師が危険な状況下で勤務した際に支給される手当のことです。看護師の業務の中には一部危険や体へ悪影響が考えられるものもあるため、こうした手当が用意されています。そのため、看護師すべてが受け取ることができるわけではなく、危険が伴うと判断された部署・業務のみが対象になる点が最大の特徴です。

また手当が設置されているかどうか、どのような条件で受け取ることができるかは各医療機関で異なっている点も重要なポイントです。

 

危険手当の支給対象になる部署・業務について

危険が伴う看護師の業務にはさまざまなケースが考えられます。

たとえば精神科。精神状態が不安定になっている患者は突然暴れだす、周囲の人に暴力を振るうといった思いもよらない行動に出ることがあります。そうした「要注意」な患者のケアをする際にこの危険手当が支給されるケースがよく見られます

それから体への悪影響が考えられるシチュエーションでは放射線科での業務が上げられます。放射線科で働く看護師の被爆のリスクに関してはまだ十分な結論が出ていない状況ですが、影響を考慮したうえで危険手当を支給するところが多く見られます。

そのほかにはオペ室や救急救命などの業務に対して危険手当が用意されているケースも少なくありません。

 

看護師の危険手当の相場について

金額に関してはどれだけのリスクが伴うかによって異なる上に各施設によって独自に設定されるのでかなりのバラつきが見られます。

危険が少ない場合には月3,000円程度なのに対し、精神科など危険が大きなところでは2万円を超えることもあります。それだけに多くもらえればよい、というわけには必ずしもいかないところが難しいところです。

 

6.看護師の時間外労働手当について

看護師の時間外労働手当について看護師の収入は手当が占める割合が多いといわれますが、そんな手当の中でもとくに重要なのが時間外労働手当です。もっとも受け取る機会が多い手当と言い換えてもよいでしょう。看護師の中には最初からこの手当を念頭に入れたうえで月々の収入を当てにしているケースもあります。

医療、介護、福祉を問わず看護師が働く施設ではどこも人手不足の問題を抱えています。そのためシフトもタイトで連日のように残業を余儀なくされるケースが少なくありません。それが看護師の疲弊や離職の原因になるなど問題視されているのですが、一方では残業の際に受け取れる時間外労働手当で収入を増やす機会ともなっています

 

労働基準法を超えて働いた場合に支給される

仕事が忙しい看護師でも労働時間は他の職業と同様、労働基準法によってしっかりと定められています。原則として1週間に40時間、1日に8時間。ですからこの時間を越えて勤務した場合に時間外労働手当がつくことになります。8時間を越えていない日でも1週間の勤務時間がすでに40時間を超えていた場合にはこの手当が支給される形になります。

 

時間外労働手当の金額について

受け取れる金額についてはあらかじめ労働基準法によって定められており、給与の25パーセント増しとなっています。

看護師の各種手当は各施設が具体的な金額を独自に設定することが多いなか、しっかりとした数字が定められている点は大きな特徴といえるでしょう。そのため基本給が高ければ高いほど受け取れる時間外労働手当も多くなる計算になります。

 

ポイント!

ポイント

看護師が働く職場ではサービス残業も多く見られるため、就職・転職の際にはきちんとこの手当が支払われている環境かどうかをチェックすることも大事です。

 

7.看護師の交代勤務手当について

看護師の交代勤務手当について交代勤務手当とは看護師ならではの手当ともいえるもので、2交代制、3交代制での勤務において不規則な形で勤務を担当する際に受け取ることができる制度となっています。そのため入院施設がないクリニックなどにはありません。

看護師の人手不足が深刻な職場では人手をうまく確保するために時にかなり無理なシフトを組むこともあります。たとえば3交代制で深夜勤の後にそのまま日勤を担当させるケースなど。こうした変則的な勤務を看護師に求める際に病院側が支払うのが交代勤務手当なのです。

 

変則的な就業時間の埋め合わせ

就業時間が日によってコロコロ変わると体のメカニズムが狂ってしまい、体力の消耗はもちろん、集中力・思考力の低下といった負担ものしかかってきます。そのためできるだけ規則正しい就業時間での勤務が求められるわけですが、看護師の場合はどうしてもそれが難しい職場環境で働かなければならないケースが多くなります。

この交代勤務手当はそれを埋め合わせる制度ともいえるでしょう。

 

夜勤手当・時間外労働手当とは別途に支給される

なお、変則勤務の場合、夜勤を担当した時には夜勤手当、1日の労働時間が8時間を越える場合には時間外労働手当が発生する余地がでてきますが、この交代勤務手当は夜勤手当・時間外労働手当とは別途に支給されるため、両方受け取ることが可能です。

 

看護師の交代勤務手当の相場について

具体的な金額については各施設によって設定が異なりますが、1度の勤務につき1,000~3,000円程度のところが多く見られます。先述した深夜勤からそのまま日勤などのように負担が大きい勤務環境ほど金額が多くなります。辛いシフトを乗り切るためのモチベーションにもなるでしょう。

 

8.看護師の休日労働手当について

看護師の休日労働手当について看護師は休日出勤が当たり前と言います。小規模なクリニックのように休日は運営していないところで働いているケースを除けば休日出勤をしたことがない看護師はいなといってもよいでしょう。

とくに入院施設がある病院は必ず誰かが休日に出勤する必要がありますし、シフトの問題からもつねに同じ人物が休日を担当するというわけにはいきません。それだけに休日労働手当はなくてはならない制度と言えます。

 

休日に出勤して労働した際に受け取ることができる

このように休日労働手当とは休日に出勤して労働した際に受け取ることができる制度となるわけですが、この「休日」とは法律で定められた法定休日のことを言います。ですから施設によって休日の定義が異なるといったことはありません。ただ年末年始やお盆シーズンなどの場合には法定休日ではない場合にも出勤することで休日労働手当を受け取れるケースもあります。

 

看護師の休日労働手当の相場について

受け取れる金額に関しては労働基準法で明確に定められており、給料の35パーセント増しとなります。時間外労働手当が25パーセント増しですから、それよりもさらに多くの金額を受け取れる計算になります。また基本給が高ければ高いほど受け取れる金額が多くなる点は時間外労働手当と同様です。

家族を持っている看護師はできるだけ休日を休みたいと希望するため、休日に都合がつく看護師はこの休日労働手当を目的に出勤を希望するケースも見られます。その意味ではうまくシフトをうまく機能させていく上で役立つ手当ともいえるでしょう。

 

9.看護師の住宅手当について

看護師の住宅手当について家賃の一部を雇っている企業が負担してくれるのが住宅手当です。看護師だけでなくさまざまな業種で導入されている制度で、正社員として採用された際の大きなメリットでもあります。看護師の場合は寮制度が充実した病院も多いため、寮で生活するか、寮を出て住宅手当を受けながら生活するかの選択の余地も出てきます。

 

住宅手当の受給条件について

この住宅手当の支給を受けるのにはいくつかの条件があります。まず家賃が支給の対象となること。生活費ではなく、あくまで家賃となるので気をつけましょう。

また具体的な条件は各施設によって異なりますが、賃貸物件や借家暮らしの看護師に対して支給されるケースが一般的です。購入したマイホームのローン返済は対象外になることが多いわけです。

 

看護師の住宅手当の相場について

支給金額は世帯主か非世帯主かによっても違いが出てきます。女性が圧倒的多数を占める看護師の場合、この点が非常に重要になってくる場合もあります。家庭を持っている看護師の場合は非世帯主であることが多いため、給付金額がやや低くなるのです。

こうした点を踏まえた上での支給金額の相場は1~2万円程度です。もちろん家賃の金額によっても異なります。家賃が高いところほど多くの金額を受け取れる傾向が見られますが、そのほかにも年齢やキャリアといった要素も加味されます。

また上限を設けているところがほとんどで、国立病院機構では最大で2万7,000円まで。民間の病院ではもう少し低い水準となるでしょう。家賃は収入の3分の1を占めるといわれますし、時間外労働手当などのように一定の条件を満たしてはじめて支給されるというわけでもないだけにぜひとも賢く活用したい制度です。

 

10.看護師の出産手当について

護師の出産手当について女性が圧倒的多数を占める看護師の職場ではいかに結婚・出産による離職を防ぐかが人手不足解消の重要な鍵と言われています。そのため結婚・出産後も継続して働き続けることを前提にいくつかの手当や一時金を用意している施設も少なくありません。出産手当はその代表的な例です。

その名の通り出産することによって受け取ることができる制度ですが、その内容にはいくつかのタイプがあります。まず健康保険・国民健康保険、あるいは雇用保険に加入している人なら必ず受け取ることができるタイプと、各病院が独自に用意しているタイプです。

 

出産一時金について

まずは出産一時金というものがあります。これは健康保険・国民健康保険に加入していれば必ず受け取ることができるもので、1人出産すると42万円を受け取ることが可能です。なお、この制度は出産した女性だけでなく配偶者が出産した男性も受け取れるので男性看護師にも活用できます。

 

出産手当金について

もうひとつは出産手当金。こちらは出産のために休暇を取得した際に受け取ることができる制度です。つまり休暇が終わったら職場に復帰することを前提に支給されるもので、休暇中は日給の3分の2の金額が最大98日まで支給されることになっています。休暇中に収入が減少する影響を最小限に抑えることができる魅力的な制度です。

これらの制度は申請が必要なだけに必ず滞りなく行うようにしましょう。

 

11.看護師の傷病手当について

看護師の傷病手当について思わぬ病気や怪我で仕事を続けることができなくなってしまうこともあります。そんな時に用意されているのが傷病手当です。これは勤務先の病院が用意している制度ではなく、社会保険の一環として整えられている制度です。ですから条件を満たせば必ず受け取ることができるのが特徴です。

 

傷病手当の受給条件について

そのため大事なのは給付条件を満たしているかどうかです。条件は大きく分けて2つあります。

まず社会保険に加入して6ヵ月以上が経過していること。ですから社会保険制度が完備されている職場で働いていることが大前提となります。ふたつ目が業務外に負った怪我や病気で仕事を休まなければならなくなったこと

看護師の業務中に生じた怪我・病気に関しては労災などのまた違った補償制度の対象となります。なお、怪我や病気の証明は医師の診断書を持って行われ、治療方法が健康保険制度の適用内かどうかは考慮されません。

 

傷病手当を受給する場合の注意点

さらに原因となった怪我・病気によって3日以上休んだうえにその間給料が支払われていない、あるいは減額された場合に受け取ることができます。たとえば職場に要請されて有給休暇を消化する形で休んでいた、という場合には条件を満たさなくなるので注意が必要です。

ただ申請は自分で申請する必要があり、健康保険協会のホームページや施設に直接赴いて申請書を入手するなどの準備をしなければなりません。

 

看護師の傷病手当の相場について

具体的な支給金額は標準報酬日額の3分の2です。なお基本給ではなく残業手当や夜勤手当も含めた総額で計算されるのもポイントです。看護師の場合こうした諸手当が収入に占める割合高いだけに大きなメリットとなるでしょう。

 

12.看護師の役職手当について

看護師の役職手当について看護師がキャリアを重ねていくと役職につく機会にも恵まれます。離職率が高く転職の機会が多いといわれる看護師にとってはこの役職に就けるかどうかがキャリアにおける重要なポイントになるといってもよいでしょう。役職につくことで当然収入アップが期待できるわけですが、加えて役職手当を受け取ることができるようになります

 

役職手当が高いところが良いとは限らない

この役職手当は医療機関ならどこも設置している制度ですが、その内容は各施設によってかなりの違いが見られます。受け取れる金額の違いはもちろん、この手当に対する受け止め方そのものが大きく違ってくることがあるのです。

たとえば役職手当の金額が多いところは昇給の幅が少ない、逆に手当の金額が少ないところは昇給の余地が大きいといったケースが見られます。昇進による待遇面の向上を昇給でもってもたらすのか、手当でもってもたらすのかで大きな違いが出てくるわけです。そのため役職手当が高いところが必ずしも理想的な職場とは言い切れない面があることを覚えておきましょう。

 

看護師の役職手当の相場について

こうした事情から役職手当の具体的な金額を見ていくのは少々難しい面もあるのですが、全体的な相場としては主任で月2~3万円、師長になれば月5~8万円程度、さらに総師長ともなると月に10万円を越えることもあります。ですから手当だけを見ても一般看護師と比べて主任なら年間24~36万円程度の収入差が生じることになります。

ただ役職がつくことで責任がずっと重くなり苦労が増える面もあります。受け取れる役職手当がそんな大変な環境に見合ったものなのかどうかなどもよく見極めたうえで判断したいところです。

 

13.看護師の専門看護師手当について

看護師の専門看護師手当について専門看護師・認定看護師制度が医療機関で高く評価されるようになったことで看護師のキャリアアップの選択肢が広がりました。医療の専門家・先進化が進んでいくことで看護師にもこれまで以上に専門的なスキルが求められるようになり、こうしたワンランク上の資格が評価されるようになっているのです。

それに合わせて医療機関では上位資格を取得した看護師に対して手当を支給するケースも増えています。専門看護師手当はその代表的な例です。

 

看護師が専門看護師手当を受給する注意点

専門看護師手当とは専門看護師の資格を取得・保有している看護師に対して支給されるものです。現在専門看護師は11の分野に分かれており、どの分野で資格を取得していても支給の対象となるわけですが、実際には医療機関が求める分野の資格を取得している看護師に対して支給される形になっているのがほとんどです。

精神科が設置されていない病院に精神看護の専門看護師の資格を保有している看護師がいてもその専門的なスキルは活かせない、というわけです。

 

専門看護師手当の相場について

専門看護師手当で注意をしたいことは、専門看護師手当は一般的にそれほど高額ではなく、5,000円程度から高くても2~3万円程度です。資格取得にかかる時間や費用、苦労などを思えば決して高い金額とはいえません。

この手当はあくまでおまけみたいなもので、大事なのは専門看護師の資格を保有していることで昇給やキャリアアップに役立つかどうかです。転職先を選ぶ際には専門看護師手当の金額ではなく、自分の専門的なスキルを活かせるか、それをきちんと評価してくれるかを重視して選んでいくことになります。

 

14.看護師の緊急呼出待機手当について

看護師の緊急呼出待機手当について看護師は急患や同僚の看護師の遅刻・欠勤などの事情で急な呼び出しを受けるケースも少なくありません。入院施設がある病院ならばなおのことです。そんな急な呼び出しや待機の指示が行われたときに支給されるのが緊急呼出待機手当です。

他にもオンコール手当、拘束手当、待機手当、拘束呼出手当といった名称が使われることもありますが、内容はみな一緒です。

 

緊急呼出待機手当の受給条件について

本来なら休み、もしくは仕事が終わった後に休息をとっている時間帯に呼出をして業務を求められ、いつでも出勤できるよう待機するよう求められた時にそれに対する報酬として支給されます。ポイントは実際に病院に赴いて業務を行うのではなく、自宅待機を求められた時に支給されることです。

 

看護師の緊急呼出待機手当の相場について

具体的な金額は各医療機関によって異なるほか、待機時間がどれぐらいの長さになったかによっても違ってきます。国立病院機構の場合、待機時間が5時間以上になった場合には1回につき2,000円が支払われる形になっています。5時間以下の場合は半額です。その病院の人手の状況や緊急呼出の機会がどれだけ多いかどうかによっても金額が異なってきます。

 

自宅待機するだけでお金がもらえるわけですからある意味得な制度といえなくもありませんが、5時間以上いつ出勤しなければならないかわからない、どんな緊急事態に対応しなければならないかわからない状況で待機し続けて2,000円程度では割に合わない、と感じる方も多いでしょう。その点できるだけ受け取る機会が少ないに越したことはない制度ともいえます。

 

15.看護師の調整手当について

看護師の調整手当について調整手当はかなり特殊な、ユニークな手当といえるもので、とくに手当を受け取るような特別な状況がなかったにも関わらず受け取れる点が大きな特徴です。簡単に言えば看護師が本来受け取るべき金額に対して算出された給料が見合っていなかった場合に増額して「調節する」ために支給されるものです。看護師はこのような調節の余地が他の職業に比べて多いのです。

 

調整手当とは?

看護師の収入は基本給以外に夜勤手当や休日出勤手当、時間外労働手当などさまざまな手当が含まれます。こうした手当は1回いくらなど明確な基準が設けられています。そのため夜勤を何度も担当した、連日のように残業を繰り返したといった厳しい状況で勤務した場合、その頑張りに対して手当ではカバーしきれない面が出てきます。そんな時に調整手当が活用されます

また能力のある看護師が転職してきた際にその能力と基本給との間にギャップがあり、職場がもっと厚遇したい時に調整手当が用いられることもあります。基本給をあまり高くしてしまうと他の看護師とのバランスがとれなくなってしまうといった場合によく行われるパターンです。

 

看護師の調整手当の相場について

このように柔軟性が高い一方、やや不透明な面がある手当だけに具体的な金額にはかなり幅があります。通常は1万円以内が多いのですが、場合によっては3~5万円程度の高額になるケースも見られます。もらえたらうれしい、くらいの気持ちで頭に入れておく制度といったところでしょうか。

 

16.看護師の再就職手当について

看護師の再就職手当について看護師は離職と転職が多い職業ですから、職場を辞める際や無事転職に成功した時に受け取ることができる手当も重要です。再就職手当はそのうち転職できた際に受け取ることができる制度です。失業中は収入が断たれて生計が厳しくなりますから、転職活動の間貯金を食いつぶしていた方にとって非常にありがたい制度と言えます。

 

再就職手当の受給条件について

ただし、再就職すれば誰でも受けとれるわけではない点に注意が必要です。一定の条件を満たした上ではじめて受給の資格を得ることができます。

 

働く意欲がある状況で失業していた場合でないとNG?

重要なのはあくまで「働く意欲がある状況で失業していた」ことです。たとえば結婚などの理由でしばらく働かないつもりで離職してしばらく時間が経過した後に再就職した場合などは受給の条件を満たせないことになります。これは申請先のハローワークで確認を求められますから、必ず再就職の意思があることを明言しておきましょう。

 

失業保険がある程度残っている間でないと支給されない?

さらに前の職場で雇用保険に一定期間加入していたこと、失業保険が一定の日数(総給付日数の3分の1以上かつ45日以上)残っていること、再就職先で1年以上勤務することが確実である、ハローワークや厚生労働大臣の認可を受けた転職紹介の事業者の斡旋で再就職したといった条件を満たすことが必要です。

つまり失業保険をもらえるだけもらったうえで再就職手当を受け取るといったことはできないわけです。

 

看護師の再就職手当の相場について

そして支給額は失業保険と深く関わっています。再就職した時点で残っていた失業保険の日額の残り日数分に0.5を掛けた金額が支給額となります。ですからこの制度は簡単に言えば失業保険の給付期間が終わる前に早く再就職に成功した時のご褒美のようなものともいえるでしょう。

 

17.看護師の寒冷地手当について

看護師の寒冷地手当について看護師の手当は就業環境や勤務状態によって受け取れるものと受け取れないものがありますが、もうひとつ、勤務しているエリアによって受け取れる手当もあります。それが寒冷地手当です。その名の通り寒いエリアで勤務する看護師に対して支給される手当です。

 

寒冷地での生活にかかる費用に対して支払われる

寒冷地で生活していると日常生活の中でさまざまな経費がかかります。暖房器具や光熱費はもちろん、防寒具なども欠かせません。さらに雪が降った時などは自動車でなければ通勤できない環境も珍しくありません。しかも自動車を使用する際にはチェーンが必須です。

こうした環境によって生じる負担を和らげるため、こうした手当が用意されているのです。都市部では滅多に支給されませんが、北海道で看護師が働いている施設のおよそ8割がこの制度を導入しているなど、寒冷地、豪雪地帯ではそれほど珍しくない制度です。

 

寒冷手当の受給条件について

なお一年中支給されるわけではなく、とくに寒さが厳しく、雪が降り始める11月から翌年3月までの5ヵ月間が支給対象となります。

労働基準法などで義務付けられているわけではないため、支給されるかどうか、どの程度の金額になるかどうかは施設によって異なります。そもそも「寒冷地」の明確な定義が難しいだけにこの点は仕方がないところです。

 

看護師の寒冷手当の相場について

金額に関してはどれだけ寒さが厳しい環境下かも重要なポイントとなり、環境によって1等~4等まで段階が設けられています。もっとも寒さが厳しいエリアでは月に1万円程度支給されるところもありますが、平均では5,000円前後くらいが相場です。

 

18.看護師の期末手当について

看護師の期末手当について看護師の給与は月給の形で支払われます。正社員の場合はボーナスもつきますが、基本的には毎月基本給にさまざまな手当を加えたうえで計算され、収入が決定されるのです。それに対して期末手当は特定の時期に給料とは別途に収入に上乗せされる形で支給される制度となっています。

特定の時期にもらえる収入というとボーナスと何が違うのかとなりますが、ボーナスの場合は正社員全員が受け取ることができる制度なのに対し、こちらの期末手当は支給に一定の条件を課している場合や、金額の設定に独自の決まりを設けているケースが多いのが特徴です。

 

期末手当の受給条件について

ボーナスは「給料○○か月分」とかなりはっきりした形で金額が設定されていることがほとんどですが、期末手当の場合には同じ職場で働く看護師の間でも個人差が生じるのです。

この条件に関しては各施設が独自に設けており、支給日までに1ヶ月以上在籍していなければならない、1ヶ月の勤務日が一定の日数をクリアしていなければならないなどといった条件がよく見られます。

 

看護師の期末手当の相場について

具体的な金額については各施設の決まりや業績ごとの評価によって決まるため一概には言えませんが、公務員待遇の看護師の場合は夏の期末手当が基礎給与の1.2倍、冬は1.4倍を掛けた金額となります。民間の場合もこの算出方法がひとつの目安となるでしょう。

やや特殊な手当ですが、かなりの金額になるので見逃せないほか、ボーナス同様退職するタイミングを見計らう手段としても重要な意味を持っています。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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