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アンネ

現役看護師

アンネ

( 看護師 保健師 )

スタッフナースの転職注意点! 役職に就きたくない看護師へ

アンネ
現役看護師 アンネ

スタッフナースとは、勤務区分に役職の肩書きを持たない看護師のことです。

スタッフナースで居続けることは、患者ケアに集中でき、臨床のエキスパートとして定年後も臨床勤務を継続できる等様々なメリットがあります。

そこでこのページでは、役職に就きたくない看護師がスタッフナースで居続けるための転職先の選び方や注意点についてご紹介していきます。

1.スタッフナースとして働き続けられる転職先とは

廊下を歩く女性医師

スタッフナースとして居続けるための転職先を選ぶポイントとしては、

  1. 看護師の総数
  2. 年齢分布
  3. 勤続年数分布

の3つを必ず確認しておくことが挙げられます。

経験の浅い部署を転職先として選択することもひとつですが、上記の条件が満たされないと希望部署に就職できたとしても数年後には役職を依頼される可能性が高くなります。

 

(1)看護師の総数が多い職場

母数が多くなるほど役職を依頼される確率も少なくなるといえるでしょう。小さな施設より大きな施設、看護師の数が多いほど自分も多数の中のひとりとしてまぎれられます。

そのため、看護師の総数が多い施設が有力な候補となります。

 

(2)自分と同年代や年配の看護師が多い職場

自分の同年代や年配の看護師がある程度いる場合、スタッフナースとして働き続けられる可能性が高いと言えるでしょう。

同年代や年配の看護師の数が多ければ、そのぶん限られた役職数に対し能力の高い看護師がいる可能性も高まるため、役職につかないかと声がかかる可能性も低くなります。
 

(3)勤続年数が長い看護師が多い職場

ここで参考にするのは平均勤続年数ではなく、勤続年数分布です。平均勤続年数はあくまで平均なので、数人がとても長く、他は短くても平均が高めにでる可能性もあるからです。

そのため、平均ではなく分布をみる必要があります。

全体の勤続年数分布を確認し、勤続年数が長い看護師が多いかどうかだけでもある程度参考になります。長い看護師が多い場合、そのぶん役職を依頼される可能性は低くなるでしょう。

 

【補足】役職についている看護師の経歴にも着目しよう

役職についている看護師の経歴がもし参照できればそこにも着目してみてください。

施設における看護師のトップ、副トップの経歴情報はたいてい手に入ると思うので、もしその他の役職についている看護師の経歴がわからなくても、それらの情報だけでも役立つでしょう。

 

現役職に至るまでの基準を確認する

現役職に至るまでに施設がどういった基準で人選をしているか、の参考になります。

  • 長期に同施設で勤務した看護師が選考されているか
  • 能力や資格で選考されているか

の2つに大別されると思うので、自分の経歴の長さや年齢を加味しながら、自分があてはまらない選考の仕方をしている施設を選択するのがよいでしょう。

 

2.ベテランが転職後にスタッフナースで居続ける方法

面接で説明する女性

一般的に、ベテラン看護師がスタッフナースで居続けるのは、そう簡単なことではありません。

どうしてもスタッフナースでいたい場合は、以下の行動をとることをおすすめします。

 

(1) 面接時にいろいろな部署を経験したいと伝える

業務を覚え、一通り仕事をこなせるようになると転職者でも役職を任されやすい傾向があります。

就職後に異動希望を頻繁に出しても不自然にならないように、異動希望を提出していろいろな部署を経験させてもらえるかどうかを面接時にあらかじめ確認し、自分の希望をやんわり伝えておくとよいでしょう。
 

(2)  上司へ患者ケアに集中したい旨を伝える

自分の希望が、役職について管理を行うことではなく、臨床のスペシャリストとして患者ケアに集中することであることを面接時や人事考課等、上司と直接話す際にアピールすることもひとつです。

そのためには、臨床看護が得意で、日々の業務の中で患者ケアに真剣に向き合っている姿勢を見せると説得力が増すでしょう。

 

臨床に必要な人材であることをアピールする

臨床に必要な人材であることを上司にわかってもらえれば管理職の仕事より臨床に専念できるスタッフナースでい続けられる可能性が高くなると思います。

 

(3) 異動希望を早めに提出する

もし自分以外に役職につくスタッフが他にいないという状況になりそうなら、異動希望を早めに上司に伝え、提出するとよいでしょう。

異動できれば最低でも1~2年は役職を依頼される期間が延びるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

自分と同年代や経験年数の長い看護師のいる部署を選択するとさらに期間が延びる可能性が高くなるはずです。

 

(4)看護師の人数が多い部署を選択する

病院であれば外来等、看護師の数に対し役職につく看護師の数が少ない部署があります。

自分にも声がかかる可能性が低くなりますので、そういった部署を勤務先として選択するのもよいでしょう。

 

3.注意!スタッフナースとして働き続けるデメリット

怒っている看護師

ここまで、スタッフナースとして働き続けるためのポイントについてご紹介していきましたが、最後にスタッフナースとして働き続けるデメリットも解説していきます。

こういったデメリットも踏まえ、本当に自分は「スタッフナースとして働き続ける」という選択に悔いはないのか、確認してみてください。

 

職場に変化を起こすのが難しい

経験年数が長くなると、そのぶん日々の業務で気づくことも多くなると思います。役職についている看護師の発言力と比較すると、役職をもたない看護師の発言力は弱くなります。

自分がいろいろと気づくことがあっても、正しいと考えている方向に変化を起こしにくくなるぶん、歯がゆい思いをするかもしれません。
 

次の転職時に年齢基準を満たせない可能性がある

スタッフナースの新規募集に対して年齢制限をかけている施設があります。

役職対象の募集は制限が比較的甘いですが、役職経験がない場合はそういった施設には応募できず、選択肢が減ることになります。

 

 同期の出世を横で見守ることになる

経験年数が長いほど役職につく人の数も増える傾向にあるので、ある程度の経験年数になると就職初期の頃からの同期の多くが出世している(役職を持っている)という状況に遭遇するかもしれません。
 

一般的な価値観に流されない強さが必要

一般的に出世は賞賛の対象ですので、そういった一般的な価値観に流されて他人と自分を比較するのではなく、自分の選択を信じて後悔しない心の強さが必要になります。
 

自分より経験の浅い看護師の下で働くかもしれない

長年スタッフナースでいると、自分より若く経験の浅い看護師の下での勤務を経験することがあります。

これがデメリットになるかどうかは人によると思いますが、自分の考えと違ってもそこを上司の指示として葛藤やストレスを抱えずにすんなり受け入れられるかどうかは一つのポイントになってくると思います。

 

注意点!

ポイント

もちろん相手と議論して納得してから行動に移すことも大切な方法ですが、役職の持つ力は大きいのでそうならないこともあると思います。このプロセスを自分の中で消化できない場合はスタッフナースとしてい続けるのは難しいかもしれません。

 

まとめ

スタッフナースで居続けるためにはある程度転職先の状況を調べ、候補をしぼる必要があります。手を尽くしても役職を依頼されることがあるかもしれません。

そのときは役職つかない意向であることを伝えようにしましょう。


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がん専門病院で勤務後、がん・緩和ケア分野リーダーシップコース修士課程を海外で修了。その後、年300件以上の在宅看取り件数のある在宅緩和ケアクリニックで勤務。施設訪問も経験あり。現在は臨床研究をメインに活動中。少子高齢化に伴う経済状況の悪化、医療崩壊を懸念中。
看護師になった後も、どう仕事をしていくか選択肢は幅広くあります。道の作り方は自分次第だと思っています。嫌なことも、迷うこともたくさんあると思うので、皆さんに少しでも役立つような情報を発信できればと思います。

保有資格 ・正看護師 ・保健師
職務経験 ・がん専門病院(病棟・外来) ・在宅緩和ケア ・検診 ・保健指導
診療科経験 ・化学療法科 ・消化器外科 ・血液腫瘍科 ・緩和ケア ・プライマリケア

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師の勤務形態別転職

(公開日:)(編集日::2018年03月19日)

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