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ブランク看護師の勉強方法!復職前に私が学んだこと

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ブランク看護師の勉強方法!復職前に私が学んだこと

結婚や育児、介護などにより、ブランクがある看護師が復職する場合には、どのような勉強を事前にしておくべきでしょうか。

ブランクがある看護師の多くは、復職にあたって様々な不安がありますが、事前に復職先で必要な知識や技術について勉強することで不安も払拭できるでしょう。

今回は、多くの看護師が復職先として挙げる「病院」「クリニック・外来」「訪問看護ステーション」「老人福祉施設」の4つを対象に、それぞれの勉強しておきたい内容やお勧めの書籍・サービス情報について紹介していきます。

1.病院(病棟)へ復職する場合の勉強

病院へ復職する際に雑誌を読む看護師

病院の中でも、急性期病院と慢性期病院では、それぞれ勉強しておきたいポイントが異なります。

それでは、それぞれの勉強しておくべきポイントについて見ていきましょう。

 

急性期病院へ復職する場合

ブランク明けで急性期病院へ復職する看護師の場合、お勧めの勉強方法は「看護雑誌の購読」です。

現場の医療は新しくなっているため、急性期病院へ復職する際でもまずは分野に関わらず、看護全体を取り扱っている看護雑誌を定期購読して、現在推進されている医療や処置方法などを学ぶことをお勧めします。

 

看護雑誌「ナース専科」を定期購読する

ナース専科

「ナース専科」

数ある看護雑誌の中でも、特にブランク明けのナースにお勧めであるのが「ナース専科」で、この雑誌は定期購読すると毎月自宅へ雑誌が送られてくる他、追加料金なく電子書籍として読むことができます。

そのため、育児中等で自分に使える時間が限られている事が多いブランクのある看護師でも、電子書籍であれば隙間時間にスマホなどを使って気軽に読むことが可能です。

 

療養型病院へ復職する場合

ブランク明けの看護師が療養型病院へ復職する場合は、「吸引」「点滴」「採血」等、看護師として基本的な看護技術を再度おさらいすることをお勧めします。

なぜなら、どんな療養型病院であっても基本的な看護技術は必須条件となり、これらの処置がスムーズにできることで、受け入れる側としても非常に心強いものとなるためです。

 

看護師復職支援セミナーを受講する

基本的な看護技術を再度確認するためにお勧めであるものとして、各都道府県のナースセンターが主催している「看護師復職支援セミナー」を受講することがあります。

看護師復職支援セミナーは、

  • 復職で不安を抱きやすい医療処置について実際の器具を使っての研修
  • 過去と現在で変わった医療処置などについての講習

等を受けることもできるため、療養型病院へ転職を検討している看護師は、ぜひ1度近くの復職支援セミナーを調べてみることをお勧めします。

 

2.クリニック・病院外来へ復職する場合の勉強

専門書を読むクリニック・病院外来へ復職するブランク看護師

ブランク明けの看護師がクリニック・病院外来へ復職する場合には、採用される人数および職員数が少ないため、以下のような内容の勉強をしておくことをお勧めします。

 

クリニック・外来に応じた専門書の読み込み

クリニック・外来へ復職する場合は、病棟とは違い復職を決める時点で、関わる診療科がわかります。

そのため、診療科について専門書を1冊決めて勤務初日までに少なくとも1回は目を通しておくことで、必要な処置や知識について、最低限は把握することをお勧めします。

 

「病気がみえる」シリーズの専門書がお勧め

病気がみえる

「病気がみえる」

クリニック・外来へ復職する看護師に特にお勧めの専門書は、メディックメディア社「病気がみえる」シリーズです。

「病気がみえる」シリーズは、各領域の疾患について医師レベルの専門性を持ちつつ、コメディカルでも分かりやすいように多くのイラストとともに解説しているため、看護師も読みやすい専門書となっています。

 

看護技術を事前に確認

クリニックや外来は、看護師が点滴や採血などに失敗してしまうと、患者に「看護師が下手だから他に行こう」と思われるリスクがある他、所属している看護師の人数が少ないため、ブランクがあるからと先輩看護師が詳しく看護技術を指導してくれない場合もあります。

そのため、看護技術を事前にしっかり確認しておくことが、クリニック・外来へブランク明けで復職する上でのポイントとなります。

 

お勧めの書籍は「看護技術がみえる vol.2 臨床看護技術」

看護技術がみえる

「看護技術がみえる2」

クリニックや外来へ復職する看護師が、看護技術を事前に確認する際には、メディックメディア社「看護技術がみえる vol.2 臨床看護技術」がお勧めの書籍です。

この書籍は、臨床現場における看護技術について、多くの写真やイラストを使って他の書籍に比べてより根拠を詳しく解説されているため、ブランクがある看護師でもスムーズに手順を理解することができるでしょう。

 

お勧めのサイトは「看護roo!」内に掲載の「動画deわかる!看護技術とは」

クリニック・外来へ復職する看護師には、書籍以外にも看護師向けサイト「看護roo!」内に掲載されている「動画deわかる!看護技術とは」もお勧めです。

実際に動画で看護技術を解説しているため、手順や器具についてよりスムーズに理解することができます。

 

3.訪問看護ステーションへ復職する場合の勉強

訪問看護e-ラーニングを活用するブランク看護師

高齢化が進む中、国が医療機関中心だった療養生活を今後、在宅へ切り替えていく方針を示しているため、日本看護協会も訪問看護師を増やすために、様々な制度を導入しています。

ここでは、訪問看護ステーションへ復職する場合に、ぜひ活用してほしい研修サービスをご紹介します。

 

「訪問看護 e-ラーニング」を活用して知識を学ぶ

「訪問看護 e-ラーニング」は、日本訪問看護協会が提供しているサービスで、自宅のパソコンで訪問看護の知識を学ぶことができるため、「訪問看護ステーションへ復職を検討している・復職する」等の看護師にお勧めです。

詳しくは、訪問看護未経験者と新人訪問看護師におすすめの勉強方法をご覧ください。

各都道府県看護協会が協賛している「訪問看護 e-ラーニング」は公的なもので、訪問看護師として知っておきたい知識や技術について、自宅にいながら空いた時間に勉強することができます。

 

補足説明!

ポイント

「訪問看護 e-ラーニング」を全課程修了すると、修了書をもらうことができるため、復職先を探す際に有利となる可能性もあります。

 

4.老人福祉施設へ復職する場合の勉強

インスリン注射等看護師として最低限の知識を確認する

病院や医療機関に比べると求められる医療処置が少ない老人福祉施設は、ブランク明けの職場としてよく挙げられます。

ブランク明けの看護師が老人福祉施設へ復職するにあたり、必要な知識とは何か、以下で確認していきましょう。

 

看護師として最低限の知識を確認する

老人福祉施設において、求められる医療処置自体は確かに少ないですが「看護師としての知識や経験がほとんどなくても問題なく働ける職場」ではありません。

老人福祉施設では、医療処置として「インスリン注射」「痰の吸引」等が求められ、使用する薬品の作用・副作用に関する知識も必須となるため、事前に最低限の知識をしっかり確認することが必要です。

 

お勧めの書籍は「「これ」だけは知っておきたい高齢者ケアにおける命を守る知識と技術【超基礎編】」

これだけは知っておきたい高齢者ケアにおける命を守る知識と技術

「「これ」だけは知っておきたい高齢者ケアにおける命を守る知識と技術【超基礎編】」

老人福祉施設への復職する際にお勧めの書籍は、メディカルパブリッシャー社の「「これ」だけは知っておきたい高齢者ケアにおける命を守る知識と技術【超基礎編】」です。

超基礎編の書籍であるため、ここに掲載されていることは最低限覚えておかなければ、介護福祉施設で看護師として復職することは難しいと言えるほど、基礎的な情報はこれ1冊でほぼ網羅することができます。

 

老人に特化した「フィジカルアセスメント」を知っておく

老人福祉施設では、持病があったとしても症状は落ち着いている方がほとんどですが、自身の体調の変化に気づきにくく、症状が現れた頃には既に症状が重篤な状態であることも珍しくはありません。

そのため、老人福祉施設へ復職するにあたっては、老人に特化したフィジカルアセスメントについて勉強しておくことをお勧めします。

 

お勧めの書籍は「実践! 高齢者のフィジカルアセスメント」

実践高齢者のフィジカルアセスメント

「実践! 高齢者のフィジカルアセスメント」

老人福祉施設へ復職を考えるブランク明けの看護師にお勧めの書籍は、メディカ出版の「実践! 高齢者のフィジカルアセスメント」です。

「実践! 高齢者のフィジカルアセスメント」では、フィジカルアセスメントの中でも高齢者に特化した、日常ケア中で使いたいフィジカルアセスメント方法が多数掲載されています。

ブランクによって「どの部分を重点的に観察すればいいのか」と不安に感じている看護師には、特にお勧めの書籍です。

 

まとめ

ブランクのある看護師が勉強しておくことについて復職先別に紹介してきましたが、いかがでしたか?

今回、紹介した勉強法を活用することで、ブランク明けの看護師の復職による不安が少しでも軽減できたら、幸いです。



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この記事を書いた人

看護師だった祖母の影響で、気が付いたら看護師を志していました。

看護短大にて看護師資格を取得後、大学病院に1年、2か所の総合病院に7年勤務し、看護師として経験を積んだ他、派遣看護師としてツアーナース、介護施設、訪問入浴、イベントナースなど、様々な仕事を経験しています。

専門は糖尿病で、糖尿病療養指導士の資格も所持しています。

看護師の仕事は大好きですが、今は家庭の事情にて、現場での仕事ではなく、看護師ライターとして活動しています。

勤務した診療科や転職時の経験、派遣看護師として行った仕事など、自分の経験を元に、現場で働く看護師さんへより具体的で、役に立つ情報をお届けします!


カテゴリー:看護師の復職

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この記事を書いた人:mako
(公開日:)(編集日::2017年12月08日)

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