外科病棟で働く看護師が必要なスキル・メリット・デメリット

患者と話す女性看護師

外科病棟と聞くと、「手術を受ける患者を受け持つのは大変そう」・「急変対応など業務量が多くて忙しそう」と敬遠してしまう看護師も少なくないでしょう。確かに、大変だなと思うことは多いです。しかし、外科病棟は魅力的な面も多くあります

近年、外科病棟は循環器外科・整形外科・形成外科・脳神経外科・頭頚部外科・美容外科など、その専門性により細かく分類されるようになりましたが、今回は、一般外科(消化器や呼吸器など)の病棟で働く看護師について説明します。

【特集】看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

看護師の3人に1人は転職に不満足で<p>失敗!?成功するために! 転職を検討している看護師の方必見です。転職を成功するためには何が必要でしょうか。「転職が失敗した」「転職後にすぐに退職してしまった」「転職が不満足に終わった」などの回答をいただいた看護師に、失敗のポイントとは?

看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.外科病棟で働く看護師が必要なスキル

ハサミをつかむ看護師

外科病棟では、治療の中心が手術であるということが1番の特徴です。手術をするのは手術室なので、病棟においては術前・術後の看護」が看護師に求められる大きな役割です。

問題なく手術を終えた場合でも、術後は全身状態が安定しないことや予期せぬ急変、合併症が起こり得る可能性もあります。そのため、術前・術後の看護におけるポイントをしっかりと把握し、臨機応変に対応できるスキルが欠かせません。

患部だけでなく、全身状態をしっかりとみることが大切です。

 

時間内に素早く正確に業務を行うスキル

外科病棟では、決められた時間に手術室へ患者を送り出し、手術が終了し帰室するまでの間に手術後の部屋の準備をし、その他にも手術以外の患者の対応や手術室への患者のお迎え、正確な看護記録の記入など、限られた時間内に行わなければならないことが数多くあります。

その限られた時間の中で、患者がこれから臨む手術に対して少しでも安心して臨めるように、術前準備や説明を分かりやすく話をすることも大切です。

患者とコミュニケーションをとりつつ、効率よく業務を行うというスキルが必要となります。

 

2.外科病棟で働く看護師のメリット

笑顔の女性看護師

外科病棟で働く看護師のメリットは以下の3つがあります。

  • スキルアップできる
  • やりがいを多く感じることができる
  • 多くの症例をみることができる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

スキルアップできる

外科病棟で働く看護師は、内科病棟では経験することができない「術前・術後の看護」における必要な処置や知識を身に付けることができます。

必要な知識は手術方法によって多岐にわたり、勉強したことを実際に実践できる機会が多くあるため、スキルアップにつながります。

また、先で述べたように限られた時間内で行う業務が多いため、手早く効率よく仕事をこなす能力が身につきます。

 

ポイント!

ポイント

しっかりと勉強しなければいけないことは多いですが、勉強と実践を繰り返すことで自信をもって働くことができるようになります。

 

患者が回復する姿を実感できる

外科病棟で看護師として働くと、術前から術後、退院までと患者の一連の流れを見ることができるため、治療の経過が分かりやすく、やりがいを多く感じることができます。

数値ではなく、日に日に回復を遂げる実感を得られる患者が多いため、笑顔で患者を送り出すことが多く、病棟全体が明るい雰囲気で漂っているように感じられます。

 

多くの症例をみることが出来る

外科病棟は、慢性疾患患者が多い病棟よりも在院日数が短いことがほとんどのため、患者の入れ替わりが激しい分、多くの症例をみることができます。

同じ病名でも、手術方法や患者背景により治療法が違うため何通りもの退院までの経過を経験することができます。

 

ポイント!

ポイント

働く施設によっては最先端の手術や処置を目の当たりにすることができます。

 

3.外科病棟で働く看護師のデメリット

悩む女性看護師

外科病棟で働く看護師のデメリットには以下の3つが挙げられます。

  • 患者とのコミュニケーションが十分に取れない
  • 勉強すべきことが多い
  • 残業が多い

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

1人の患者と深く関わることができない

外科病棟で看護師として働くと、入院してから2~3日で退院する患者もいるなど患者の在院日数が短いため、1人1人の患者にじっくりと時間をかけて関わることが難しいです。

また、外科病棟で働く看護師は1日の限られた時間内で行う業務が多いため、患者と十分なコミュニケーションをとれる時間があまりありません。

 

ポイント!

ポイント

患者と十分なコミュニケーションをとるために、看護師は忙しくても話しかけにくい雰囲気を出さず、患者を理解しようとする姿勢を持つことが大切です。

 

勉強すべきことが多い

近年は、医療の進化が著しく新しい手術や処置が行われることが増えてきています。

そのたびに、新しい術式やそれに伴う必要な観察項目、処置などをしっかりと勉強する必要があります。

 

残業が多い

外科病棟で働く看護師は、1日の業務内容がとても多い上に、患者の急変や急に依頼される検査や処置も少なくないため、時間内に業務を終わらないことが多いです。

業務時間が終わってから看護記録の記入を開始することも珍しくありません。

 

4.外科病棟に向いている看護師

腕を組む看護師

外科病棟に「向いている」「向いていない」という話がありますが、本人のやる気さえあればどんな看護師にも務まるでしょう。

その中でも特に向いている看護師について説明します。

 

素早く、落ち着いた対応ができる看護師

外科病棟で働く看護師は手早く複数の業務をこなす必要があるため、とにかくゆっくりしている時間がありません。

また、患者の急変も多いため常に急ぐということと隣り合わせの環境ですが、決して慌ててはいけません。どんな状況でも、素早くかつ落ち着いて対応できる看護師は外科病棟に向いていると言えます。

 

ポイント!

ポイント

落ち着きつつも急いで対応できるスキルは、経験と勉強でしっかり身につきます。

 

仕事と勉強の時間を区別できる看護師

外科病棟の看護師は、業務が忙しいため仕事の時間と自分の勉強時間をしっかり区別することが大切です。

仕事の時間は、効率よくきちんと業務をこなしスキルアップのための勉強時間も確保することが必要です。自分の時間の中で、勉強の時間もしっかり確保できる看護師が特に外科に向いているでしょう。

 

5.まとめ

外科病棟での1日の時間は、業務量が多いためとても短く感じることが多いです。しかし、その中でも達成感は数えきれないほど多く得ることができます

外科病棟では、外科ならではの経験を積むことができ看護師として働くための自信につながり、そして新しい分野へ転職する際も大きな強みになります

外科病棟に興味があり、やる気のある看護師は是非一度チャレンジしてみて下さい。

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

運営会社 ・記事等に関する問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。