肝胆膵内科に転職を考える看護師のメリット・デメリット

肝胆膵内科は、内科の中でも肝臓・胆道・膵臓の器官を専門として診るところになります。内科全般と同様に患者さんひとりひとりと向き合って看護できるというところにやりがいがある一方で、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど自覚症状が現れにくい器官になりますのでちょっとした変化を感じ取る高い観察力が必要なケアの難しい科でもあります。

1.肝胆膵内科で働く看護師に必要なスキル

肝胆膵内科に必要なスキル

肝胆膵内科とは、内科の中でも特に胆膵領域を専門とする診療科です。そこで働く看護師に必要なスキルとしては、基本的な内科全般の知識はもちろん、胆膵領域に関する知識が豊富であることが求められます

とはいえ、よほどの即戦力採用でない限り、採用の段階で専門知識までは求められませんから、入職後に徐々に覚えていく看護師が大半です。

 

肝胆膵内科で働く際に役立つスキル

肝胆膵内科においては、腹部超音波(エコー)検査、腹部CT・MRI検査、内視鏡検査などを行うことが多いため、こうした検査についてのスキルや知識があると、役に立つ場面が多くなるでしょう。

検査の手順を把握して、患者さんが安心して検査を受けられるように説明するのはもちろん、検査結果についてもある程度わかるようになると、医師のサポートもスムーズにできます。

 

がん看護に関する知識

肝胆膵内科には、肝臓がん・胆管がん・膵臓がんなどのがん患者が大勢入院しているため、ここで働く看護師は、ターミナル期のケアも含めがん看護に関する知識が必要です。

 

肝胆膵内科で差が出るスキル

胆膵領域の疾患は内科的なものですので、患者さんの痛みや、病状が進行していても、外から見てわかるわけではありません。

看護師は、そういった目に見えない疾患を持つ患者さんの顔色や痛みの様子、食事の進み具合などから総合的に判断して、異変があれば報告するなど、細かい注意力が必要になります。

この点は、内科全般に言えることですが、外科とは違う、内科ならではの難しい点であり、内科看護師のやりがいにもつながる部分だといえるでしょう。

 

2.肝胆膵内科への看護師転職のメリット

肝胆膵内科で働くメリット

肝胆膵内科に看護師が転職するメリットとしては、まずエコーやMRI、CTなど、専門的な検査などについての知識が身につくということがあります。

こうした検査は、胆膵系以外でも頻繁に行われるため、身につけておけば、別の科に移ってからも役に立つケースが少なくありません。

また、現在は医療機械の進歩も目覚ましく、検査についても新しい技術がどんどん導入されているため、そういった新しい技術に触れるチャンスも期待できるでしょう。

 

ひとりひとりとしっかり向き合える

肝胆膵内科は内科の一種になりますので、急性期の外科などに比べると、患者さんひとりひとりとしっかり向き合った看護ができることが多いのもメリットです。

決して忙しくないというわけではありませんし、残業があるところも多いのですが、内科の場合は、しっかり患者さんとコミュニケーションを取っていないと、適切なケアができません。

体の内部の、目に見えない部分の疾患になりますから、常に患者さんの様子を観察する必要があり、実際に、看護師が気づいたちょっとした異変から病変が発覚したというケースもあります

看護師にとっても簡単なことではありませんが、やりがいとなるのも確かです。

 

ポイント!

ポイント

ちょっとしたことから病変を察知する観察眼は、どの診療科に移っても間違いなく役に立つでしょう。

 

3.肝胆膵内科への看護師転職のデメリット

肝胆膵内科で働くデメリット

肝胆膵内科に看護師が転職するデメリットとしては、そのケアの難しさが挙げられます。

肝胆膵内科に限らず、内科の看護師に求められるのは、患者さんの顔色や様子のちょっとした変化から、病状の異変を感じ取る観察眼や知識ですが、膵臓や肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、自覚症状の現れにくい部分です。

そのため、日々接する看護師でもその病変を感じ取るのは難しく、より注意深く看護することが求められるでしょう。やりがいのある部分ですし、看護師としてはぜひ身につけたい技術でもありますが、簡単でないのも確かです。

 

外科よりも残業が多い場合もある

内科は一般的に、外科よりも残業が少なそうなイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。外科よりも内科の残業が多い病院も少なくありません。

外科は処置が多く、常にバタバタしていることもあって、人数の配分がうまくいっていない病院などもあり、そうなると本当に内科看護師の負担は大きくなってしまいます。

 

元気になっていく姿(変化)を感じにくい

外科と違って治療した箇所が目に見えて回復していくわけではないので、自分のケアによって患者さんが元気になっていく姿を見ることがモチベーションにつながっているという看護師には、つらい職場になるかもしれません。

 

4.肝胆膵内科への看護師求人を探す注意点

肝胆膵内科で求人を探す際の注意点

肝胆膵内科の看護師求人を探す注意点としては、あまり範囲を絞りすぎた転職活動をしないということが言えます。そもそも「肝胆膵内科」という、独立した診療科を持っている病院は決して多くはありません。

独立した内科専門の病院で、消化器科や肛門科などと併せて肝胆膵内科を標榜しているところはあるでしょう。また、大きな総合病院で専門の診療科が細かく分かれている場合にも、肝胆膵内科があるところがあります。

ただし、独立した内科病院の場合には、胆膵領域のみではなく、他の器官の内科的な疾患を広く扱うことになりますし、総合病院の場合には、肝胆膵内科以外の診療科に配属される可能性もあります。

つまり、確実に胆膵領域を専門とする職場で働くことは難しいのです。

 

看護師求人サイトを利用する

できるだけ希望に近い職場に転職するためには、看護師求人サイトを利用するという方法があります。

看護師求人サイトは、看護師の転職をサポートするためのサイトで、登録しなくても求人の一覧を閲覧することができますが、登録すれば会員向けの非公開求人も併せて閲覧できるほか、看護師転職のプロである担当のコンサルタントが、希望に合った転職ができるようにサポートしてくれます。

 

ポイント!

ポイント

肝胆膵内科で働きたいという希望を伝え、条件に合った求人が出たら連絡してもらうことも可能なのです。

 

まとめ

肝胆膵内科では「がん」の他にも、急性肝炎、肝硬変、脂肪肝、アルコール性肝障害、胆のう炎、胆管炎、急性膵炎など幅広い疾患に携わるため、ここで経験を積めば看護師として大きくスキルアップできるでしょう。

また、肝胆膵内科はどこも基本的に忙しく、勉強も大変ではありますが、必ずやりがいは得られるはずです。肝胆膵内科は基本的にどこの総合病院にもあるため、実際に転職する際は、それぞれの病院を比較した上で決めるようにすると良いでしょう。

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この記事は「看護師転職ジョブStaff」さんの執筆でに公開しています。 最終更新日:2017年05月18日(運営元:看護師転職ジョブ

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