著作者

きょん猫

現役看護師

きょん猫

( 看護師 )

テーマパークで働く看護師求人の探し方とは?

きょん猫
現役看護師 きょん猫
テーマパークで働く看護師求人の探し方

現在、看護師の働く場所は実に多岐にわたり、あまり表からは見えないところですが、テーマパークの救護室で働く看護師という道もあります。看護師の中には「一度はテーマパークで働いてみたい!」と考える人は少なくありません。

テーマパークという華やかな世界で、看護師はどのような役割を担っているのでしょうか。

ここでは、私がテーマパーク看護師として働いた経験をもとに、テーマパークの看護師求人の探し方や仕事内容、テーマパークで働くメリット・デメリットについてご紹介します。

1.テーマパーク看護師の仕事内容

テーマパーク看護師の救急セット

テーマパーク救護室の看護師の仕事内容について具体的にご説明します。

 

(1)病人・けが人の一時的な看護を行う

テーマパーク内で体調不良やケガをした来園者が救護室に訪れます。

病院やクリニックと違うことは、元気でテーマパークに遊びに来た人が、なんらかの理由で体調を崩したりケガをしたりして、救護室に訪れます。

そのため、その来園者の一時的な看護や処置が看護師の主な仕事です。

具体的な仕事内容は、

  • 体調不良の来園者にベッド提供して休息してもらう
  • 氷枕・水分の補給
  • 薬剤の提供

などが挙げられます。

ケガをした来園者(テーマパーク内で転ぶ等)には、その場で処置できる程度のものならば、水で洗ってテープやガーゼで保護します。

 

医師不在の救護室は看護師が独自に薬剤を提供できない

医師不在の救護室の場合は一般市販薬のみが置かれています。

そこで看護師は独自に薬剤を提供することはできないため、体調不良の来園者の症状を聞いて薬の紹介をし、来園者自身に薬を選んでもらうことになります。

ケガの処置も、医師不在の場合は薬剤が使えません。

 

補足説明!

ポイント

持病が悪化した来園者や、さらに大きな処置が必要な場合は、近隣のクリニックや病院を案内します。

 

救護室を訪れる来園者はどんな症状やどんな時期が多い?

救護室を訪れる来園者で年間を通して多いのは、アトラクションに乗車して体調不良になった来園者です。ほとんどが、ベッドで1時間程度休養してもらい、必要に応じて水分の提供や氷枕の貸し出しをします。

開園直後や閉園前には、転んでケガをする来園者が多いです。夏休み・冬休み・春休みの時期も転んでケガをした子供が多く訪れます。

 

(2)テーマパーク内の来園者の元へ救護に向かう

体調不良を訴え自分自身で救護室へ来ることができない来園者がいる場合は、各部署から救護室へ救護要請がきます。救急キットを持参して、その場所まで救護に向かうことも看護師の仕事のひとつです。

離れた場所や移動が困難だと思われる来園者の場合は車で向かい、その場合運転者と看護師の2人セットで動くことが多いです。

 

救護室に来園者を案内するか、その場で処置が済む場合もある

動けない来園者が近くの場合や繁忙期は、看護師1人で車いすを使って移動することもあります。多くは救護室に案内し、ベッドで休息してもらい、必要な薬のお渡しや処置を行います。

もしくは、救護に向かった場所で水分補給や簡単な処置を行い、そこで来園者が回復し、救護が終わるということもあります。

 

(3)救急車へ重篤な症状の来園者の引継ぎを行う

持病の急激な悪化や、重篤な病状になってしまった来園者には救急車を要請することもテーマパークの看護師の仕事として必要です。

その際、救急車到着までの看護と記録を行います。救急車が到着したら、救急隊員に来園者の状態を引き継ぎます。

 

(4)テーマパークならではの「並んで手を振り続ける」仕事

テーマパークが開園しマスコットキャラクターがダンスで来園者たちをお出迎えするとき、看護師もその後ろに並んで手を振り続けることも仕事のひとつです。

 

補足説明!

ポイント

どのアトラクションや場所で来園者が体調不良になったのか等のデータをパソコンでまとめるという仕事もあります。

 

2.テーマパーク看護師に必要なこと

看護師が働くテーマパーク

テーマパーク救護室で働く看護師は、特別な技術を使う場面には遭遇しませんが、意外と広い知識や対応力が求められます。以下で詳しくご紹介します。

 

(1)臨床経験は基本的に必要

テーマパークの看護師求人に応募する際に、どのテーマパークも基本的に臨床経験があることが望まれています。

経験年数はテーマパークによって規定が違いますので確認しましょう。(3年から5年程度が基本です。)

 

(2)基本的な薬や治療の知識

来園者の症状を聞いて薬の提供や処置をしなくてはならないため、基本的な薬や治療の知識はテーマパークの看護師にとって必須です。来園者が薬選びで迷ったときもアドバイスができるように、同じ効果をうたっている薬剤でも、どこが違うのかなど説明できなければなりません。

転んでケガをして訪問する来園者も多いため、ケガの処置は素早くできるようにしておきたいものです。

 

補足説明!

ポイント

原因不明の気分不良来園者も多いため、基本的な血圧、体温、脈などのバイタル測定はもちろんのこと、聴診器も使える方がベターでしょう。

 

(3)来園者とのコミュニケーションスキル

テーマパーク救護室は1日にたくさんの来園者が訪れる場所であるため、看護師にコミュニケーションスキルは必要です。

また、テーマパークは本来、元気な来園者や家族連れが特別な日として来園しています。そんなときに起こる体調不良は、その来園者にとって不意打ちの事故のような感覚を持っていることが少なくありません。

 

(4)テーマパークが好きであるという気持ち

テーマパークの救護室は、来園者が楽しく過ごすためのサポートをする場所です。

体調不良の来園者が回復してテーマパークに戻るときに、笑顔で「いってらっしゃい」と言える感覚を持てることが必要です。

それには、看護師にそのテーマパークが好きであるという気持ちが必要でしょう。

 

3.テーマパーク看護師のメリット

テーマパークでアトラクションに乗る女性看護師

病院やクリニックなどの医療の現場とはひと味違うテーマパーク救護室で、看護師として働くメリットをご紹介します。

 

(1)エンターテイメントの世界を楽しめる

テーマパーク救護室の看護師として働いていると、新しいアトラクションや企画が始まるときは、事前の申し込みで先行体験ができることがメリットのひとつでしょう。

テーマパーク内のショップの割引があることもあります。テーマパークの中のことを知っておくことも仕事をやる上で必要となるため、繁忙期以外はテーマパークの入園が無料というところも多いです。

 

ポイント!

ポイント

救護室は、中にもテーマパークのアトラクションの音楽や歓声が聞こえてきて明るい雰囲気です。看護師もそのテーマパークが好きな人が集まっているため自然と和やかです。

 

(2)様々な看護師が所属しているためシフトは融通がきく

事前に申請することで、テーマパーク看護師のシフトはかなり自由がきくことがメリットに挙げられます。

テーマパークの繁忙期にすぐ働くことのできる看護師をキープしておくために、正社員として定期的にシフトに入る看護師以外にも、パート勤務で働く看護師、月に2~3回のみ働く看護師など、たくさんの働き方をもつ看護師が所属しています。

そのため、事前に申し出れば休みはほぼ確実にもらえるのです。

 

補足説明!

ポイント

月に2~3回のみ働く看護師は、他の施設(病院やクリニックなど)で働きながら、テーマパークの要請があったときに働くというスタイルをとっています。

 

定期的にシフトに入っていれば働きたいという希望も通りやすい

たくさん働きたいという場合も、それを上司に申し出ることで叶うことが多いです。

月に2~3回必要な時に呼ばれるという条件で勤務している看護師より、定期的にシフトに入っている看護師の希望は優先される傾向にあるのです。

リーダーとメールや専用ネットでやり取りができ、気軽にシフトの要請ができるところもあるため、シフトに関して悩むことは少ないといえるでしょう。

 

(3)勤務時間がはっきり決まっており滅多に残業がない

あらかじめ開園時間、閉園時間が決まっていることから救護室の勤務時間もはっきりと決まっているため、残業がないこともテーマパークで働く看護師のメリットでしょう。

滅多にありませんが、例外的に、閉園時間直前に体調異変を起こした来園者がいた場合には残業となることがあります。この場合も、重症だと救急車への引継ぎ、軽症なら必要な薬のお渡しや処置になります。

そのため、残業がだらだらと何時間もかかることはなく、長くても30分というところです。

 

4.テーマパーク看護師のデメリット

悩むテーマパーク女性看護師

テーマパーク看護師ならではのデメリットもあります。以下でご紹介します。

 

(1)体調不良となった来園者からのクレーム処理がある

体調不良になりテーマパークを楽しめなかった来園者が、

  • 「チケット代を返却して欲しい」
  • 「治療費を支払って欲しい」

などのクレームを救護室で訴えることがあります。

最終的なクレーム処理は専任スタッフに引き継ぎますが、最初に来園者からの訴えを聞くことが多いのは看護師であり、テーマパークで働くデメリットと言えます。

 

医師不在の場合、医療技術を行えない

医師不在のテーマパーク救護室だと、当然ですが看護師は医療行為を行えません。これは看護師にとってデメリットでしょう。

採血や注射などを行わないため、やらなくなると腕が鈍ってしまうと心配になります。

 

5.テーマパーク看護師求人の探し方

テーマパーク求人をパソコンで探す女性看護師

テーマパークでは、大々的に看護師募集をうたっていることが多くないため、なかなか求人を目にすることがありません。

ここでは、そんなテーマパーク看護師の求人の探し方についてご説明します。

 

(1)テーマパークのホームページの求人情報をチェックする

ほとんどのテーマパークが、独自にホームページを展開しています。

スタッフ募集もそのホームページに書かれていることが多くあるため、気になるテーマパークのホームページをチェックしてみましょう。

 

救護室看護師の求人は分かりやすく募集されていない

エンターテイメント系のスタッフ募集は大々的に行われますが、救護室看護師はあまり分かりやすく募集されていないため注意が必要です。

テーマパークは、夢・ファンタジー・魔法・冒険などの日常を忘れさせてくれる空間であり、救護室などの現実的な場所はあまり表面に見えるようにされていないためです。

このようなことから、救護室看護師の募集そのものも、スタッフ募集のページの中にひっそりと書かれていることがほとんどなのです。

気になるテーマパークがあったら、ホームページをこまかくチェックして看護師求人を探しましょう。

 

(2)テーマパークで働いている看護師や知人に紹介してもらう

上記のように、テーマパーク看護師の求人は閉鎖的なため、すでにそこで働く看護師からの紹介というかたちでの入職も多くみられます。

また、同時期に入職した場合には、救護室以外の部署(他のアトラクションやショップなど)で働くスタッフとも横のつながりができます。

そのため、看護師の知り合いがいなくてもテーマパークで働く知人がいたら、看護師の求人の有無や紹介が可能か聞いてみるのもひとつの手段です。

 

(3)複数の看護師転職サイトに登録する

テーマパーク救護室看護師の求人はあまり大々的に行われないため、複数の看護師転職サイトに登録するというのもひとつの手です。

もし募集が出されていない場合でも、看護師転職サイトに仲介してもらえばテーマパークに問い合わせてもらえることもあります。

 

まとめ

テーマパーク救護室では、そのテーマパークが好きな看護師が集まっていたため、共通の話題で盛り上がれて楽しかった思い出があります。

そのおかげで、先輩や上司ともすぐに打ち解けることができました。新しいアトラクションに先行体験できたのも嬉しかったです。

夏休み期間や大幅な連休の期間、イベントが多い月などの繁忙期には、短期バイト等募集していることが多いです。

好きなテーマパークがあったら、まずは短期でやってみることもおすすめします。


看護師求人サイト口コミ

1位  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【お祝い金最大12万円】
 →看護のお仕事口コミへ
2位   ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
 →マイナビ看護師の口コミへ
3位   ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
 →ナース人材バンク口コミへ
4位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
 →ナースフル口コミへ
5位   ‣MCナースネット
 【全国対応】【派遣・単発】
 →MCナースネット口コミへ

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

この記事を書いた人

大阪出身。社会人を経て看護師となり東京、大阪で働いていました。その後、島根県で猫と田舎暮らしをしながら看護師として働いていました。病気をきっかけに看護師を休業し、看護ライターを始めました。
いろいろな場所、診療科、労働形態で働いた経験を活かして、仕事について考えている方々のお役に立てる記事を書いていこうと思っています。趣味は絵を描くこと、猫と遊ぶこと、カラオケで歌うこと。


カテゴリー:看護師の仕事内容・業務

→ このブログへメッセージを書く


→ 看護師ブログ一覧へ → 看護師ライター一覧へ


この記事を書いた人:きょん猫
(公開日:)(編集日::2017年08月02日)

運営:「看護師転職ジョブ」当掲載の記事・写真等の無断複製・転載を禁じます。

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。