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現役看護師

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( 看護師 )

介護老人保健施設あるある!看護師編

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介護老人保健施設 あるある

病院の看護師あるあるはよく見かけますが、介護老人保健施設で働く看護師にだって介護老人保健施設の看護師にしか通じないあるあるがあります。高齢者しかいない施設で、看護師よりも福祉職が圧倒的に多い空間だからこそ、病院とはまた違う色々なあるあるが存在します。

今回はそんな介護老人保健施設の看護師にまつわる、あるあるを5選紹介します。今後、介護老人保健施設に転職を考えている看護師は病院と比較しつつぜひ参考にしてみてください。

介護老人保健施設の詳細は「介護老人保健施設に看護師転職しよう!特徴や看護業務について」をご覧ください。

 

1.介護老人保健施設の看護師あるある5選~利用者編~

介護施設 利用者

まずは、利用者とのやり取りの中でのあるあるです。病院と違い、ほぼ全員が高齢者(特定疾病による要介護認定を受けていることでごくまれに若い利用者もいますが…。)である環境ではまた病院とは一味違う以下のようなあるあるが存在します。

  • 利用者がやたらと「帰りたい」と口にする
  • 不定愁訴が多い
  • 利用者から頻繁にお菓子をプレゼントされる
  • 1人亡くなるとみんな「次は自分だ」と言い出す
  • 難聴者が多いため、だんだん看護師の声が大きくなる

病院と比較してご覧ください。

 

1日に1度以上はやり取りする「故郷に帰る」

病院ですと、高齢者でまれに「お家へ帰る」という帰宅願望を訴えられる方がいますが、介護老人保健施設の場合、高齢者が訴えられる「帰る」は家ではなく生まれ育った故郷である場合がほとんどとなります。

「そこ、どこ!?」なんて思うような地名をいきなり口に出す人もかなり多く、職員たちは言い出すたびに地図アプリを開いて地名を確認し、本当に存在しているかどうかを確認します。

本当に存在していれば「ああ本当に帰りたいんだなあ」としみじみし、存在していなければ「また認知が進んだなあ」という利用者の状態の指標にもなります

 

介護士より看護師に訴えてくる傾向がある

介護老人保健施設のエレベーターや階段は大体ロックがかかっているため、利用者たちは自分では開けられないと分かっています。ですので、特に行動は起こさずに帰りたいとただ言って終了となります。

介護士は忙しいので、言っても「帰れない!」の一点張りで話が終了してしまうため、割とゆったりと過ごしていて「何故帰りたいの?」など話を聞いてくれる看護師に訴えてくる傾向にあります。

 

1時間ごとに痛いところが変わる

病院でも高齢者の不定愁訴は多いかと思いますが、少し話をすれば白衣を着た看護師が大丈夫と言っているから大丈夫と分かってくれますし、担当医が巡回の時に話をつけてくれることだってできます。

介護老人保健施設の医師は巡回に来たとしても週1回程度となり、しかも1人や2人で大勢の利用者を診ていることから不定愁訴で対応してくれる医師はかなり少なめです。なので、1度始まると不定愁訴はしばらくおさまりません

みんなが大丈夫だと言い続けてしまうと次は違うところが痛いと言い出し、延々と不定愁訴に付き合い続けるなんていうこともあります。しかしそれが不定愁訴ではなく本当に痛くて後々重症になってから「あの時…」なんていう場合もあるので判断が難しいところです。

 

介護老人保健施設では看護師の言葉に効力がない

介護老人保健施設は基本的に看護師も白衣ではなく、色のついている衣服やポロシャツなど看護師には見えない格好をしているためなかなか看護師と認識してもらいづらいです。そのため、きちんと根拠をもって説明しても効果なしである場合が多いです。

 

なぜかみんなお菓子を隠し持っており、スタッフへ内緒でくれる

介護老人保健施設は病院よりも禁食の決まりがゆるく、制限もあまりありません。ですが疾患によって糖分や塩分を控えめにしている利用者にはそれなりに制限があり、家族にもなるべくそういうものは持ってこないようにと指導が入っているのです。

しかし、そういった利用者に限って何故だか飴・おせんべい・饅頭などを引き出しに隠し持っているのです。

 

善意しかないプレゼントに悩む看護師が多い

そして、それを何か介助をしてくれた看護師へプレゼントしてくれます。感謝の気持ちを表してくれるのは嬉しいのですが、なぜそのお菓子を持っているのか、いつから持っているのか、食べたら原疾患が悪化してしまうからどうやって没収するかなど看護師は悩まされるものです。

病院であれば、病気が悪化するし元気になって退院したらまた食べられるからの一言で没収できますが介護老人保健施設となるといつ退所するかもわからず原疾患とは一生もののお付き合いをしてもらわなければいけないことから没収に躊躇してしまう看護師も多いです。

 

1人が亡くなると「次は私だ」の言い合いが起こる

介護老人保健施設では病院と違い頻繁に検査も行っていませんし、心電図モニターなどもつけていません。ですので、体の中で今何が起きているのかということは分かりません。そのため、昨日までぴんぴんしていた人が翌朝亡くなっていたということはよくあることです。

昨日まで一緒に話していた仲間が突然いなくなるため、利用者たちの精神的な負担は大きく、1人が亡くなると「次は私の番だ」と看護師に訴える人が多くなります。

 

ポイント!

ポイント

病院よりも臨終の場に立ち会うことも増えるため介護老人保健施設で働くとエンゼルケアの腕は上達しますし前日から「この人おかしい」と気づく能力が身につきます。

 

難聴者が多いため次第に看護師の声量は大きくなる

病院ですと難聴の高齢者は少なく、多くの人が普通の声で話していて会話が成立するのではないでしょうか。

しかし、介護老人保健施設ですと難聴の高齢者がかなり多いため、普通の声で会話が成立する人の方が少ないです。常に大きな声で会話しているため普段の声のボリュームがアップします。

そのためたまに耳の良い利用者が入ってくるとその声の大きさにうるさがられることもあります。

 

2.介護老人保健施設の看護師あるある5選~スタッフ編~

介護施設 スタッフ

次にスタッフ同士のあるあるです。

  • 年配の看護師が多く若い看護師が少ない
  • 職場恋愛は期待できない
  • 同期がいることはほとんどない
  • 体力仕事を介護士に任せがちになる
  • 既婚者が多い

病院と違い、看護師よりも介護職者の方が圧倒的に多い環境だからこそ生まれてくるあるあるです。

 

若い看護師はかなり可愛がられる

介護老人保健施設で働く看護師は、病院の業務に体力的についていけなくなったベテランの看護師や、家庭と仕事を両立したいママさん看護師が多いです。そのため若い世代の看護師は少なく、他のスタッフからかなり可愛がられます。

病院にはむしろ若い世代の方が多く、自分の方が新しく入ってきた看護師より経験年数が浅くても上の立場に立たなければならないこともあり、いい意味でも悪い意味でも比較されて成長していきます。

ですが、介護老人保健施設ではスタッフの入れ替わりもそんなに激しくはないため自分がずっと1番下にいられて、誰とも比較されることなく可愛がられて育てられる傾向にあります。

 

若い看護師は介護士とうまくやっていける場合が多い

介護士と看護師は仲が悪いということは介護系の分野ではよくある話ですが、若い看護師には介護士達も優しく接してくれるため、若い看護師が1人いるだけで介護士と看護師のいざこざが減る可能性もあり、両職種のスタッフから重宝される存在ともなります。

 

職場内恋愛は介護士同士だけ

病院ですと院内恋愛の中心は看護師、ということが多かったですが、介護施設での職場内恋愛の対象は介護士のみです。看護師やリハビリのスタッフはゆったりとした環境で家庭と両立して仕事をしたいと考えて転職する人が多いため、既婚者が多くなるからです。

職業の差や資格による給与の差などから考えて恐らく看護師は恋愛対象にも見られていないかもしれません。実際に施設内で看護師と介護士のカップルはほとんど見かけませんでした。

そのため、独身で介護施設へ転職すると出会いの場が一気に減ってしまうかもしれません。

 

同期は確実にいない

前述したように介護老人保健施設はベテラン世代の看護師が多いため、若い世代の看護師はかなり少なめです。そのため、病院時代のように同期となりうる人はほぼいないと思っていいでしょう。

また、介護士もやや高めの年齢のスタッフの方が割合的に多いため、同期という存在に巡り合うということは確実に難しいでしょう。

自分自身はたまたま入職したタイミングも年齢も経験年数も一緒のいわゆる同期といえる存在に出会えたものの、他の施設で働く看護師に事情を聞くとそんなことはほとんどないということでした。

 

排せつ介助と移乗の介助は必ず介護士を呼ぶ

看護師は基本的に医療的な仕事をするため、日常生活介助などは介護士に任せている人が多いのではないでしょうか。しかし、その中でも特に介護士にお願いしちゃうのが排せつ介助と移乗です。

病院時代は自分でトイレに連れて行ったり、おむつを替えたり、ベッドと車いす間を楽に移乗したりしていましたが、介護士という強い味方がいるためついつい力仕事だけは介護士頼みになってしまいます

介護士の方が慣れていて技術的にも上手だからと割り切って力仕事の際に介護士を呼ぶ人かなり多いです。なので、トイレの前で「介護士さーん」と叫んでいる看護師が多いのは病院とはまた違う看護師あるあるでしょう。

 

独身は話についていけない

前述したように、介護老人保健施設で働く看護師はほとんどが既婚です。また、介護士も既婚者の方が多いため病院に比べて既婚者の割合が圧倒的に多くなります。

病院の時代には休日どこに出かけるとか、好きなアーティストの話題なんかで昼休みは盛り上がれたでしょうが、介護老人保健施設で昼休みに盛り上がる話題と言えば今日の夕食の献立とか、夫の愚痴とか子どもの進学についてとかそういう話ばかりです。

なので、独身看護師は話についていけないことが多く、昼休みになると病院時代が恋しくなることもあるでしょう。

 

3.介護老人保健施設の看護師あるある5選~勤務編~

介護施設 勤務

最後にご紹介するのが勤務形態によるあるあるです。

  • 夜勤はひまなので睡魔に襲われる
  • 眼科や皮膚科の知識がある看護師は重宝される
  • 定時前に退勤の準備ができる
  • 好きなテレビ番組を見ることができる

勤務形態は、病院と同じで「日勤と夜勤のある勤務ですが、その内容にもこのようにたくさんのあるあるがあります。

 

夜勤は病院以上に睡魔との闘い

病院の夜勤は自分がメインで動かなければならないため忙しすぎて眠気も覚めますが、介護老人保健施設での夜勤業務のメインは介護士です。看護師は何をするかというと与薬や体調が悪い人の医療的介入のみです。

そのため、予約の時間が終わった後や、医療的に介入する人がいなければやることがありません。また、病院と違って療養の場であるため大体の人が夜間は良眠しています。そのため、ナースコールもならないとなれば睡魔との闘いが必至となります。

病院以上に身体的にも精神的にも楽である分、睡魔との闘いは頑張らないといけません。

 

目薬と軟膏を塗りがメイン業務

介護老人保健施設で働く看護師が行う医療行為と言えば軟膏塗と目薬です。これがメインの業務と言っても過言ではありません。そして利用者から求められている業務もこの業務だったりします。中には軟膏つけて目薬つけていたら午前中が終わっていたなんていうことも。

メイン業務がこの2種類であることから、眼科や皮膚科の知識があるスタッフは重宝される傾向にあります。

 

日勤終了5分前から帰宅の準備

急変や突発的な体調不良者が出なければ毎日業務はほとんど変わらない介護老人保健施設で働く看護師。そのため、のんびりと仕事をしていてもやるべきことは日勤終了の5分前には終了してしまいます。なので、日勤終了5分前から帰宅の準備をして待っている人多いです。

そして日勤終了時間と共にロッカーへダッシュし、終了から5分後にはすでに施設を出られるという状況になります。日勤終了前から帰宅に向けて準備ができるのは病院では考えられない、介護老人保健施設ならではです。

勤務終了5分前の転倒はため息の嵐

終了5分前から前述したように帰宅の準備を始めているにもかかわらず、勤務終了5分前に転棟の報告を受けるとため息の嵐です。確実に定時で帰れる環境にあって、せっかく何事もなく1日が終われてすぐにでも帰ろうとしている時ですから看護師の心のショックは大きいです。

それも、少し転んでしりもちをついた、かすり傷を負ったならばまだ良いのですが頭を打ったり大きなけがをしていた場合は看護師が処置をしたり病院へ搬送しなければなりません。

せっかく早く帰れる予定だったものが数時間の残業となってしまうのです。そのため、終了5分前には何事も起こらぬよう願っている看護師も多いです。

 

見たいテレビ番組はさり気なく利用者の部屋で見る

介護老人保健施設に入所する利用者は基本的に1日をデイルームで過ごす人が多いため、デイルームの大きなテレビは常についていてテレビ番組や高齢者が好きそうな時代劇や歌謡のDVDが放映されています。

しかし、ずっとその場にいるとだんだん飽きてしまい、昼のワイドショーなど他の番組が見たくなるものです。介護老人保健施設の入所者は世代の層が広いため、デイルームで放映している番組が必ずしも全利用者の好みに一致するとは限りません。

利用者の中には看護師と年齢が近い人もおり、見たい番組など価値観が近い場合もあります。そうすると、利用者の部屋で一緒にこっそりテレビを見せてもらいに行っている看護師も案外多いです。

病院でも気になるワイドショーやドラマなど罪悪感を持ちつつもさりげなく患者の部屋にちらっと見に行っている看護師もいましたが、介護老人保健施設では堂々とこれも仕事だと割り切って見に行く人は意外に多いです。

 

まとめ

介護施設 まとめ

いかがでしょうか。同じ看護師という職業なのにあるあるの内容は結構違いがあるものです。

介護老人保健施設に転職したいけどどんな感じなのか見当もつかないという方、このあるあるを見ると介護老人保健施設の看護師の日常を垣間見ることができるかと思います。


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この記事を書いた人

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


カテゴリー:看護師あるある

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この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年04月28日)

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